シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

意外と知られていない、シンプルライフが人を幸せにする3つの理由。


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先日、ある方とスカイプでお話をしていて、「結局、物が少ないと何がそんなにいいんですか?」と聞かれました。

簡単に言うと、「持たない暮らし」をすると、「持ちすぎる暮らし」より幸せを享受できます。

その理由を3つお伝えしますね。

幸せに物は関係ないことがわかる

シンプルに生きると、人の幸せに物は関係ないと納得できます。

知識として、「幸せと物は関係ない」と知ってはいても、まったく逆の価値観からふだんの行動をしている人はたくさんいます。

ミニマリストの部屋の写真を見ると、多くの人は、「スッキリしてていいね」「あんなふうに何もない部屋だと掃除がしやすそうだわ」と思うでしょう。

しかし、大半の人は、「でも、あそこまで物は減らさなくてもいいかな。物は持っていたい。お気に入りのものに囲まれて楽しく暮らしたい」とも思うでしょう。

物がたっぷりある生活に慣れていると、「物がないと楽しくない」「幸せな人生には便利な物が必要だ」という発想になってしまうのです。

しかし、本当にそうでしょうか?

先進国である日本に住む多くの人は、物はしっかり持っています。しかし、毎日がそんなに楽しいわけでもないでしょう。職場でストレスをかかえている人は、ものすごくたくさんいます。

楽しくないから、「まだ、物が足りないんだろう」「いや、私は、自分にぴったり合った物を持っていないんだ」。そう思って、さらに、物を増やします。

そして、ますます幸せから遠ざかるのです。

なぜなら、幸せになるために物は必要ないからです。むしろ、ありすぎる物は人を不幸にします。

人の幸せは精神のほうにありますから。

すごく当たり前のことですが、物がたくさんある暮らしに慣れていると、こんなことすら忘れてしまうのです。

「持たない暮らし」にするために、意識的に物を減らしてみると、物ではなく、心にフォーカスした暮らしを送ることができます。

すると、「あれ、もしかしたら物はないほうが楽しいのかも?」と実感としてわかってきます。

ささいなことに思うかもしれませんが、これまでの価値観を否定することですから、今後の生活に大きな威力を発揮します。

もうしゃかりきになって物を買わなくていい、ということがわかると、買い物にまつわるすべてのことに費やしていた自分のリソースが、いきなり浮きます。


より心の平安が得られる

持ち物をミニマルにすると、外的状況に表面的に反応し、流されるだけの人生から、もっと自分を大切にした、穏やかな生活にシフトできます。

というのも、メディアにひっぱられることが少なくなるからです。

現代は、大量消費社会。大量に作り、大量に消費し、大量に廃棄する世の中です。

必要以上にメディアの影響を受けていると、どうしても、メインストリームである、大量消費主義、拝金主義の価値観のもとに生きてしまいます。

経済が成り立たないと、食べるものがなくなるので、作ったり、消費したりすることは大事です。世の中、豊かになってありがたいこともたくさんあります。

ですが、今、必要以上に便利なのです。

ネットで買ったものが翌日届く必要なんてないじゃないですか。さらに言えば、何でも店に揃っている必要もないと思います。

特に必要でもない、気晴らしや見栄のために注文した商品が届くのを、3日待ったところで、生活が崩壊するわけではありません。

大量消費社会の価値観に流されてすごく不幸になってしまった人がすでにたくさんいます。

職場のストレスのせいでうつ病になり、汚部屋のせいで、精神が病む人は、こういう社会の犠牲者ではないでしょうか?

基本的に、大手のメディアは「今のあなたにはこういうものが足りません。これを買えば、こんな素晴らしい世界を手に入れることができますよ」というメッセージを送ってきます。

言われるままに買ってしまうから、物が増え、もっと買うためにお金を得ようとするから、忙しく働くことになります。

小さいときから、「これが正しいんだよ」と言われれば、まじめな人や、純真な人は、「そうなんだ」と思ってしまいます。たくさんお金を得て、たくさん物を買う生活習慣が身についてしまうのです。

すると、ほかの発想ができず、別の生き方があることに気づけません。

気づかないまま物を買い続け、お金を得るために働きつづけ、ストレスがマックスになり病気になってしまうのです。

紅色の花

「持たない暮らしをしよう」と決めると、この負の連鎖に、少し、切れ目を入れることができます。

物を減らすためには、どうしてもメディアの影響を抑えることになるからです。

私の経験では、買い物をやめるもっとも効果的な方法は、テレビを捨てて広告を見ないことです。

私がテレビをあまり見なくなったのは20代の半ばごろ。ここ20年は完全に見なくなりました。

街の看板や、インターネットは見ているので、広告は目にしますが、テレビコマーシャルの威力に比べたら微々たるものです。テレビCMはほとんど洗脳ですから。

こういうことは、テレビを捨てないとわからないかもしれません。

人は、毎日、見たり、聞いたり、読んでいるものに知らず知らずのうちに影響を受けます。大量消費をあおるテレビの影響を回避すると、そこまでメディアに踊らされる生活をしなくなります。

多少は踊りますが、ヒップホップダンスから、18世紀のフランスの宮廷で踊るワルツぐらいにトーンダウンします。

踊るのに忙しくなくなるので、より心の平安が得られるのです。

☆こんなメリットもあります⇒徹底的に断捨離することで得られた5つのメリットとは?

自由や希望が生まれる

物を捨てると自由が増えます。

この場合の自由とは、「他人の自由を侵害しないで、自分がしたいことを、したい時にできること」です。

今、多くの人がたくさんの自由を手にしているようで、実態は違います。

もし本当に自由だったら、ここまでストレスが問題にはならないでしょう。

では、何が、人の自由を奪っているのでしょうか。社会は豊かになったのだから、より自由な人が増えるべきなのに。

思うに、皆、自分以外のものに依存しすぎているから自由ではないのです。

みんなあまりに他のものに頼りきって生活しているので、「自分にはパワーがある」ということを忘れているのではないでしょうか?

現代は、人々が緊密につながっている社会です。

世帯主の給料で暮らしている主婦は、世帯主に頼っているし、その世帯主は給料をもらうために会社に頼っています。会社は得意先に頼っています。

その得意先は海外のサプライヤーに頼っています。

遠くの国の経済が破綻すると、自分の家の食卓がいきなり貧しくなる、ということが起こり得ます。

大昔の人は、自分で魚や木の実を取って食べていたから、頼りにしていたのは、自然の恵みと自分の力だけ。

しかし、今の人は、社会のありとあらゆる物に頼っています。確かにみんなでがんばるほうが、1人で成し遂げられることより、大きなことができます。

みんなで頼り合っているから、高度な文明社会になった、とも言えます。

ですが、他のものに依存しすぎていると、だんだん自分の力が失われていきます。

いまや、漁師か釣りが趣味の人でない限り、自分で魚を獲る人なんていません。プロの漁師や、釣り師にしても、道具はお店で買ってくるわけです。

何かに強く依存しながら生きることは、自由を奪われることなのです。

先の例で言うと、ご主人の給料に頼っている奥さんは、ご主人にモラハラされても離婚できないし、ご主人は、給料が必要だから、会社でストレスいっぱいでも、やめることができません。つまり不自由です。

自分の基本的な望みが果たせないほど、他のものに頼ることは、不自由なことなのです。

小麦畑

シンプルライフに移行すると、誰でもできるだけ物に頼らない生活になるので、その分少し自由になれます。

しかも、物に頼らないことで、眠っていた自分の力を発揮する場が増えます。創意工夫する力とか、道具に頼らない生活技術など、物がありすぎたときには、全く持てなかった能力が開発されるのです。

物のない暮らしは、自分の肉体と精神を活かす生活です。

自由はこうして得られます⇒なぜミニマリストは自由なのか?物を減らすと精神的に楽になる理由

自分の力を発揮するために、もっと自分を大事にしようと考えます。私は、わりと健康に気をつけていますが、こんなことを考えるようになったのも、シンプルライフにしてからです。

持たなくていい物を捨て、食べなくていい物を手放してきたのです。

何かをしたいと思ったとき、すぐにお金や物に頼ってしまうのは、本来自分が持っていた力を発揮するチャンスが少ないからだと思います。

持たない暮らしを始めてみると、さまざまな局面で、自分の力を使わざるを得なくなり、それが自立心を生み、結果的により自由になります。

「自分もまんざらじゃない」という気持ち、つまり自信が生まれると、今より希望が生まれます。

他者に依存しているだけだと、自分でどうにかできることなんて、ほとんどないので、希望もありません。

しかし、自分の力を信じることができるようになると、先のことにもっと希望が持てます。

新しい可能性が見えてくるのです。
=====
持たない暮らしを始めたからと言って、いきなり人生がバラ色になったりはしません。

けれども、物に支配されない暮らし、マスコミに踊らされない生活は、自由、希望、心の平安という、目には見えない良い物を、たくさんもたらしてくれます。それはどれも、かけがえのないものばかりです。


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