シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

集中できないのはぐしゃぐしゃの部屋にいるから。ガラクタは脳にも悪影響を与えている



ガラクタに与える影響を調べる研究が、近年いろいろな大学やリサーチ団体で行われています。

想像つくと思いますが、ガラクタは脳にとってあまりよくない影響を与えています。2つのリサーチ結果を詳しくお伝えします。

もし、現在、仕事や家事に集中できない、なかなか考えがまとまらない、なんだか体調がすぐれない、疲れやすいと悩んでいるのなら、断捨離をすることを強くおすすめします。

ガラクタがあると、集中力がそがれ、うまく考えられない

ストレスいっぱい
2011年に、プリンストン大学の神経科学を研究しているチームが、「周囲にガラクタがあると、人は集中できない」という研究結果を発表しました。

ちゃんと整理整頓された環境と、ごちゃごちゃの環境で、被験者の脳がどのように反応するか、また実際にタスクをどう処理するかモニターしたそうです。

その結果、部屋の中がぐしゃぐしゃだと、気が散って集中できないことがわかりました。自分はあるタスクに集中しようとしているのに、部屋にあるガラクタが「私を見て」とメッセージを送ってくるのです。

しかも、気が散るだけでなく、脳が情報を処理するプロセスも制限されます。

すっきりきれいな部屋にいれば、集中できて、考えもさっとまとまるのに、ガラクタがあるだけでそれができなくなるのです。

ふつうならできることができず、私たちはストレスを感じてしまいます。

☆ガラクタが感情に与える悪影響はこちら⇒気をつけて。ガラクタが感情に与える悪影響を見過ごしてはいけない

☆ストレスが人を病気にするメカニズムはこちら⇒ストレスのせいで頭痛がしたり太ってしまう理由とは?

ガラクタは手のかかる小さな子どものようなもの?

金子由紀子さんは、著書「「引き算する暮らし」で、モノを子犬だと思って家に招き入れましょう、と書いていました。

モノは本物の子犬ほどではないにせよ、1度家に入れたら、世話をしなければならない対象だからです。

そして、その世話を怠ると、モノは部屋に散らかり、私たちの精神によくない影響を与えてしまいます。

プリンストン大学の研究結果を知ったとき、部屋に散らかったモノは子犬というより、2歳~5歳ぐらいの小さなこどものようなものかもしれない、と思いました。

子犬はうるさいですが、人間の言葉をしゃべりません。子どもは言葉をしゃべるから、私たちの脳に強烈なメッセージを送ってきます。「ママなんて大っ嫌い」とか。

昔、おもちゃ売り場のフロアに寝て、「買って、買って、買って」と半泣きになって手足をバタバタさせている子どもを見ませんでしたか?

最近の子どもは何でも買ってもらえるので、あまり見ない光景かもしれませんが。

ガラクタは家の中で、これをやっているのではないでしょうか。



私たちが何か仕事をしようとしたり、リラックスしようとしているその横で、そばに乱雑に積み重ねられたモノたちは、「買って、買って、買って」と声なき声をあげているのです。

声が聞こえないから、みんな「なんとなく調子が悪いけど、気のせいかもしれない」なんて思ってしまうのです。

会社での仕事、在宅でやっている仕事、学校の宿題や課題に、人一倍時間がかかっているのは、机まわりが汚いからかもしれませんよ。

少し断捨離してみてはどうでしょうか?

集中力を高める方法を探したり、トレーニングするよりも、部屋をきれいにしたほうがずっと効果的です。

机の上の片付け方はこちら⇒今さら人に聞けない机の上の正しい片付け方:「きれい」のキープは難しくない

机まわりの断捨離方法はこちら⇒机まわりの断捨離と整理の仕方、私の工夫(写真つき)

ガラクタはストレスホルモンを増加させる

すでに記事にしましたが、UCLAの研究チームが、ロスアンゼルスの32の家族の家に入って生活ぶりを調査したことがあります。

そのとき、家の中にあるたくさんのモノを目にすると、主婦のコルチゾールのレベルが上昇することを発見しました。

こちらに詳しく書いています⇒「引き算する暮らし」の2つのメリットとは?金子由紀子に学ぶ

コルチゾールは副腎皮質で作られるホルモンの1つ。ストレスがかかったり低血糖のときに分泌されます。

ストレスを感じると、このホルモンが出て、交感神経が刺激され、血圧が上昇し、心拍数もあがります。テンションがあがるというわけです。

楽しくてテンションがあがるのではなく、外敵に会ったから、緊張状態になるのです。

ストレスホルモンは、外敵と戦うか、その場から逃げる体勢を整えるホルモンなので、「闘争か逃走(Fight or Flight)ホルモン」とも呼ばれます。

コルチゾールが分泌されると、抗炎症作用が起きます。炎症は傷ついた細胞をからだが修復しようとする活動。外敵にあって危機的状態なので、一時的に修復活動をお休みにし、その分のエネルギーを外敵と戦う準備に回すのです。

そのため、この時、もし怪我をしていたり、風邪をひいていたら、回復が遅くなります。

さらにコルチゾールは免疫作用も抑制します。つまり免疫力が弱くなります。

これも、抗炎症作用と同じで、ストレスを与えるものと戦うか、逃げるほうにエネルギーを使いたいから、免疫のほうにパワーを回すのを一時的に控えるのです。

いつもストレスばかり感じていると、病気になりやすいと言われるのは、コルチゾールが免疫力を弱めるから、と考えられています。

病気にならないまでも、健康は損なわれ、老化はすすみ、お肌はぼろぼろになるでしょう。
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ガラクタによってどの程度コルチゾールが上昇するのかわかりませんが、汚部屋に住んでいると、健康によくないのは、もう疑いの余地はありません。

単に、床の上で重なった衣類や、本の下でゴキブリやダニが発生するだけでなく、無駄にコルチゾールの値が上昇し、脳や心臓に負担をかけてしまうのです。

そこに不用品の山があるだけで、ストレスを感じ、クリエイティブな思考ができなくなります。

ホルモン一般について知りたい方はこちらをどうぞ⇒知っているようで知らない、ホルモンとは何?わかりやすく解説しました

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部屋の中がぐしゃぐしゃだと、リラックスできないとか、ガラクタの山が視覚的ノイズになるというのは、気のせいでも、都市伝説でもなんでもなかったのです。

ガラクタは確実に私たちの脳や精神をむしばみます。

物理的なガラクタだけでなく、パソコンのデスクトップの上がアイコンだらけだったり、メール、ツイター、フェイスブックで新しい何かがあるたびに、iPhoneが「ちろりん」となったりするのも同じことです。

そのたびに、気が散りますよね?

本当はもっとすばらしい、クリエイティブな仕事ができるのに、物理的なガラクタや、デジタルなガラクタ、多すぎる情報のせいで、せっかくの能力が発揮できない人が大勢います。

仕事や家事をしっかりしたいなら、あらゆるガラクタを排除すべきです。それが健康でストレスの少ない暮しをする1番の秘訣です。


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