シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

痛い経験から学んだ子どもの物の捨て方のコツ(写真つき):ミニマリストへの道(86)


今から2年半前、2014年の秋のこと、筆子家は引越しを敢行しました。

この時、服、本、書類、雑貨とたくさんの物を捨てました。自分の物だけでなく、ずっと溜め込んでいた娘の写真や、本人の作品も捨てました。

娘の物と言えど人の物。子どもの物を捨てるときは、お互いに心に余裕のあるときに、一緒にやるのがいいです。うまく行くとは限りませんが、コミュニケーションの機会だと捉えると、多少は楽しくなります。

こんなことがわかったのも、無理やり捨てさせようとして苦い体験をしたからです。

その体験をお話します。

勝手に捨ててもよさそうなものは自分でしっかり捨てていたが

ふだんから明らかにいらない娘の物は、どんどん捨てていました。娘が中途半端に使ったノートは、白紙のページを残しすべて断捨離。残ったページは自分でせっせと使い切っていました(この方法は今も使っています)。

小学校で毎年娘が使っていたアジェンダ(スケジュール帳)も、娘の了解を得たあと、筆跡のほんの一部を写真に撮ってから7年分すべて捨てました。

写真撮影したのは「子ども時代の筆跡を残しておくと、あとで楽しいかな」と思ったから。

写真を撮っていたときは、「おお、だんだん字がうまくなっている」と娘の成長に目を細めて、1人喜んでいましたが、今、その写真を見ることはまったくありません。

一度だけブログの記事で写真を使いましたが⇒ミニマルライフは1日にしてならず:棚の整理と紙の断捨離に奮闘~ミニマリストへの道(28)

そんなふうに自分なりに捨てていたものの、図画工作の作品や、社会科の発表のために作った大きな掲示物は手付かずで残っていました。

我が家が引っ越したその年の夏休み、私は実家に6週間ほど里帰りしていました。

私は日本に5年に1度ぐらいしか帰らないので、帰るときはそれなりに滞在時間をとり、日本でやるべき用事をすべて済ませることにしています。

残り時間は実家の片付けにあてています⇒「実録・親の家を片付ける」のまとめ

当初、9月末に引っ越す予定でした。

そこで、実家に帰る前、大車輪で働き、自分の物の大半を荷造りしたのは、このシリーズの以前の記事に書いたとおりです。

娘の物もある程度捨てて、残りは、夏休みの終わりに相談しながら捨てれば大丈夫だろうと思っていました。

捨てたはずがかえって物が増えていった

夏休みの間は、わりと片付けや荷造りに協力的だった娘も、9月になって学校が始まると、態度が豹変。

片付けを頼んでおいた荷物の固まりは完全に放置。

それどころか、紙を含めた新たなゴミが、日毎に増えていきました。紙ゴミが学校や家庭で日々生産されていったのです。

夏休み前に、きれいにしたはずの汚部屋の床にも、1つまた1つと服が脱ぎ捨てられていきました。

娘の汚部屋の話⇒汚部屋を片付けられないのはADHD(注意欠陥他動性障害)のせいだと言う娘

娘が散らかしたのは服だけではありません。服はなんとか本人の部屋にとどまっていましたが、リビングルームのテーブルにも物がいっぱいのっていました。

このテーブルは一応コーヒーテーブルの役目を果たしていました。コーヒーテーブルとは居間のソファの前に置かれる、ローテーブルです。

コーヒーテーブルといっても、娘が小さかったとき、夫の兄が作った子ども用の木製のテーブルです。あまりに物がいっぱいで、もはやコーヒーテーブルとして機能していませんでした。

日本に帰る前に私がきっちりきれいにしていったはずなのに。

テーブルの上の片付け方⇒今さら人に聞けない机の上の正しい片付け方:「きれい」のキープは難しくない

しかし、娘は片付け方を知らないので、私が名古屋に行っているあいだに、収拾がつかなくなってしまったようです。

ソファの前にあったテーブルは、知らないうちに部屋のすみっこに押しやられ、娘の物置場となっていました。

ある朝、夫がテーブルの上やその下に散らかっている娘の紙類を、手当たり次第に引越し用の箱に詰めているのを目撃。

「え、何をしているの?」

これは見ていられません。ゴミを引越し先に持っていってどうするのか?

今すぐ捨てなければ。

使命感に燃えた私は夫がいない間に、この箱の中身をひっかきまわし、整理しようとしました。

本当は自分の荷物の片付けをしたかったのですが我慢です。娘がこの世にゴミをまき散らす大元の責任は私にあるのですから。

当時娘は未成年。創造主である親がケリをつけなければなりません。


いる?いらない?作戦

箱から紙やら何やらどさっと引っ張りだし、別の箱に突っ込みました。

1つひとつ娘に見せて、「これはいる?いらない?」と聞きながら、残すものと捨てるものを選別する作戦に出ることにしたのです。

娘はキッチンのテーブルに向かっていました。娘は机を持っていなかったので書きものは台所でやっていました。

そのテーブルの横に、紙類の固まりをもっていき、「ねえ、これいる?いらない?」と聞きました。

当時娘は高校生。テーブルの上に教科書をひろげていたので、宿題をしていたようでした。

娘は非協力的でした。短い間隔で娘のiPhoneがブ・ブーとなりました。メッセージが入ったお知らせ(ノーティフィケーション)です。

iPhoneがなるたび、娘はメッセージをチェック。

メッセージのやりとりをしている間は、話かけられたくないようで、私の質問は無視です。

「iPhoneをチェックしながら宿題なんてやれるわけないじゃない。プッシュ機能なんておせっかいな代物、オフにすればいいのに。バカだよこの子は」苦々しい思いにかられる私。

しかし、よくよく考えると、私も、「これはいる?いらない?」と質問して、娘が宿題をするのを邪魔していたのです。

それはわかっていましたが、どうしても今日決着をつけたいと思っていた私は、娘の都合は無視して、「いる?いらない?」と聞いていました。

当然のことながら、だんだん娘は不機嫌になっていき、「いる・いらない」を続けるのが難しくなってきました。

結局、この日は、段ボール箱二箱分の中身の進退を確認するのみにとどまりました。

まだたくさんあったのですが、それはあとで本人に片付けてもらおうと思いました。

その「あとで」がいつかはわからなかったのですが。

結局、引越しギリギリになって、娘に応援を求められ、私が片付けるはめになりました。

この苦い体験から学んだこと。

それは、

1.片付けるしかないギリギリになって片付けにとりかかるのはストレスである。

2.娘の物は娘の機嫌がよく、本人に片付ける気があるとき、一緒にやるに限る

この2点です。

具体的にはこんな捨て方がよいと思います⇒春休みがチャンス。子どもの作品を処分する方法。保存するものはこうして選ぶ

この日捨てたもの

この日はこんな物を捨てました。

捨てた娘のノート

娘が中学生のときのノートなど。

ムッとしながら写真をとったせいか、微妙に手ブレしています。

捨てた子どもの本

娘の本7冊

右にあるドゥードルブックは印刷されてある絵に自分で模様をつけたり、中身を描いたり色をぬったりします。一時期流行していました。

娘にせがまれて買いましたが、両方とも使い切っていませんでした。

捨てた雑貨。

雑貨も捨てた。

昔、娘は消しゴムを集めていて、その名残です。

この日、寄付箱を1つ作りました。

寄付するもの。

左の布切れは母にもらったTシャツ。

寄付箱

寄付箱。

☆このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)

毎日捨てて、毎日物が減っていたが心は暗かった

断捨離をするとスッキリする、うきうきする、毎日が楽しい、と言われますが、それはあくまで心の余裕のある人の話です。

引越し前の私は、いつまでたっても片付かない大量の物にうんざりしていたし、なかなか引越し先が決まらないストレスもあり、とても、「るんるん」という気分ではありませんでした。

むしろ、「ずっとシンプルライフを目指していたのに何でこんなに物がある?」という情けない思いを抱いていました。

やはり、物は日頃から、コンスタントに捨て、増えないシステムを作ることが大切です。

まあ、それが学べただけでも、引越し前のドタバタ断捨離をしてよかったと言えますが。


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