シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

捨てすぎないススメ。楽しくない断捨離はやめて、自然体で片付ける。


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物を捨てることがストレスになっていたら無理をしすぎているのかもしれません。ちょっと捨てる手を止めて、この記事を読み、間違った方向に進んでいないか、チェックしてください。

楽しくないならやめればいい

ミニマリストの生活が話題になり、多くの人が、もっと物を捨てたいと願っているようです。

とてもいいことだと思いますが、あまりに「片付けなきゃ」「何もない部屋にしなきゃ」と思い詰めないほうがいいです。

断捨離しているけど、全然楽しくありません。むしろストレスです。何かやり方がおかしいのでしょうか?」「ミニマリスト目指してますけど、楽しくありません。筆子さんは何が楽しみなんですか」こんな質問メールをもらうことがあります。

私に言わせれば、やってて楽しくないことはやめればいいのですが、なぜか、みんな、しゃかりきになって物を捨てようとします。

もちろん、何かを達成するためには、時には苦しいことや、やりたくないこともやらなければならないでしょう。

そもそも片付けが好きな人なんて、いないと思います。そんな時間があったら、別のことをやりたいですよね?

だから、ときには「面倒だな」「大変だな」「つらいな」と感じることはあります。私だって毎朝、ニコニコしながら、床を拭いているわけではありません。

しかし、1つの捨てプロジェクトが終わったあとは、「やったわ、スッキリした」「やればできるんだ、私」と達成感を感じ、どちらかというとポジティブな気分になるはずです。

視覚的なノイズが減って、思考もクリアになり、やりたいことに集中できるようになります。

物を減らしているのに、いつもどんよりと重苦しい気分でいるのなら、何かが間違っています。

そこまで悩んですることでもないので、もう少しのんびりかまえてみては?

「楽しくない断捨離」の落とし穴にはまらないために、考え違いをしていないか以下のポイントをチェックしてみましょう。

1.捨てる目的は、自分の暮らしの質をあげること

物を捨てるのは、今より暮らしの質をあげるためだ、ということを忘れないでください。

人が断捨離を始めたり、ミニマリストをめざす理由はさまざまですが、究極の目的は、「今より充実した生活をしたい」「もっと幸せになりたい」ということになるでしょう。

わざわざ、不幸せになるために、物を捨て始める人はいません。

みんな、今よりもう少し便利な暮らし、楽な暮らし、楽しい生活を目指して始めます。

まあ、最初は「片付けても、片付けても、物があふれる。もうこれ以上耐えられない」、こんな理由から捨て始めることもあるでしょう。実際私もそうでした。

それとて、現状をよくしたいから片付け始めるのです。

時々立ち止まって自分が最終的な目標に向かっているのか考えてください。

捨てることが、人生の目的ではありません。


2.人の理想の生活を目指さず、自分の理想を目指す

最終的な目標は、あくまで自分の目標にしてください。「他人の理想の生活を生きない」ということです。

「そんなの当たり前」と思うかもしれませんが、自分のしたい生活ではなく、他人がしている生活が目標になる人は意外とたくさんいます。

シンプルライフを紹介するとき、日本のメディアは、何もない部屋の写真を見せようとします。そのほうが視覚的なインパクトがあるからです。

そこにあるのは、ほんの少しの上等の物やこだわりの逸品。とても美しい部屋、生活感のない部屋です。

ですが、これ、他人の生活です。しかもメディアで紹介される生活は、多かれ少なかれ演出が入っています。ある意図を持って紹介されるのです。

こういう生活を目指そうとすると、無理が生じます。

「よし私もミニマリストになろう」と思う多くの人は、自分の目標をしっかり決めないで、テレビで見た、縁もゆかりもない他人の部屋を目標にしてしまうのです。

もちろん、最初はミニマルライフがどんな暮らしなのか検討がつかないから、テレビや雑誌で見たものを真似るところから入るのはごく自然なことです。憧れをもつのもいいことです。

ですが、いったん物を捨て始めたり、大事なものを選ぶ生活を始めたら、自分の目標や、自分はこうしたい、という自らの考えを、もっと強く意識したほうがいいのです。

自分は自分なのですから。

「なんか、楽しくない」と悩んでいるなら、知らないうちに、他人の夢を生きようとしているのかもしれません。

自分が手にしたい生活にフォーカスしてください。

人の夢を生きるほど人生は長くないと、スティーブ・ジョブズも言っています⇒スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式のスピーチからミニマリストが学んだこと

3.収納を過大評価せず、不用品は捨てる

シンプルライフは、たくさんある物をきれいに整頓して、しまい込む暮らしではありません。

片付けに疲れている人は、過度の収納を試みている恐れがあります。

こんなことやっていませんか?

●細々としたアクセサリーやスクラップブッキングの道具を、色やサイズがピッタリあったケースにしまおうとする。

●乾物をおそろいのメイソンジャー(ふたつきの透明のガラス瓶)に入れて、フタにラベルをつけようとする。

●洋服をきれいにたたんで、色がグラデーションを描くようにタンスの引き出しにしまおうとする。

このような収納は、人がやっているのを見るのを楽しむだけにとどめたほうがいいのではないでしょうか?

美しく、かわいい収納をやっている人は、この手の収納を考えるのが好きで、そういうことに時間、体力、お金というリソースを投下するのを辞さない人なんだと思います。

ふつうの人が真似したら、その時はきれいになっても、ずっと美しい収納をキープすることは難しいです。

よけいな物を捨てれば、こんな収納をする必要はなくなります。

収納のやりすぎは物理的な物に限りません。デジタルデータも一緒です。

今、クラウドにたくさんの写真を入れることができるようになりました。

毎日のように、写真をパソコンの中で探し回っているのなら、週末をつぶして、Google photoに写真を5000枚アップロードし、1つひとつにタグをつける作業をすることで、後々、大幅に時間を節約できるかもしれません。

けれども、めったに見ない写真なら、残す写真を厳選して、ほかをザクッと削除したほうが理にかなっています。

見栄えのいい収納をキープするためには、いったん収納したあとも、時間と手間をかけて、やり続けなければなりません。

レシピや写真の整理も同様です。収納や整理は一回では終わらないのです。

レシピの整理に疲れた私は料理本はすべて捨てました⇒料理本を断捨離(全捨て)した。いくらレシピがあっても料理上手にはなれない

今後の人生で収納や整理にかける時間を、ほかのことに使いたい人は、もっと現実的な収納で手を打つべきです。

物を美しく収納するのが好きで、それが毎日の楽しみになっているのなら、そうすればいいでしょう。そういう人は、片付けにストレスを感じません。

きれいなキッチンやリビングルームの収納写真をインスタグラムに投稿するのが生きがいなら、収納にエネルギーを注ぎ込んでもいいと思います。それがその人らしい、時間の使い方なのですから。

ですが、収納しても、すぐに元通りになってしまう人は、物を捨てるほうが、その後の人生がずっと楽になります。

リビングルーム

物がたくさんある部屋を好む人もいる。

4.社会的なプレッシャーを感じるのはほどほどにする

近藤麻理恵さんの本が海外でもベストセラーになり、今、「持たない暮らし」が流行っています。

今は、捨てるのが流行っているから、みんなそうしているから、という理由で物を捨てていると、楽しくないかもしれません。

自分では周囲の影響を受けて捨てているわけではない、と思っているかもしれませんが、私たちは、ふだん見聞きしていることにずいぶん影響を受けます。

知らず知らずのうちに、宣伝などにのせられて、無理に、シンプルにしようとしている可能性は大いにあります。

確かに物を捨てると誰でも快適になりますが、コアなミニマリストのように徹底的に減らさなくても、充分暮らしやすいものです。

捨てすぎると、今度は逆に不便になります。

「遊びに来た友達がドン引きするような、何もない部屋にしたい」と見かけだけにこだわって捨てていると、あとで後悔します。

少ない物で大丈夫な人と、ある程度物がないと落ち着かない人がいるのではないでしょうか?

それは、洋服の好みと同じです。私は圧倒的に無地が好きですが、私の母は、柄物が好きで、無地は味気ないと言います。

また、小さい子どもがいる家で、ミニマリストの部屋を作ろうとするのは現実的ではないでしょう。

さらに、私の夫のようなタメコミアンと暮らしている人は、あるところで妥協しなければなりません。

単に流行っているから、ミニマリストはかっこいいから、とあまり深く考えず、身近にいる人の声を無視して、ざくざく捨てるのはおすすめできません。

衝動的に捨てないほうがいいです⇒いくらミニマリストになりたくても衝動捨てはするべからず

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自分の暮らしは日々変化していきます。捨てることも時と場合によるでしょう。何を捨てて、何を残すか、ちょうどいいバランスをさぐりながら、自然体で捨てていくと、疲れないと思います。


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こんにちは。昭和34年生まれの50代主婦、筆子(ふでこ)です。持たない暮しを心がけているミニマリストです。好きなものは、小豆とナッツ。さらにくわしい自己紹介はこちらからどうぞ⇒はじめまして。筆子です

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