不満がちな女性

30日間チャレンジ

1ヶ月文句を言わない挑戦中:1月の30日間チャレンジ

先月の30日間チャレンジの結果と今月の目標をお伝えします。

私は毎月、1つか2つ、新しく身につける習慣か、手放す習慣を目標に設定して、それを達成しようとがんばっています。



12月のチャレンジの達成具合は?

12月は「よく噛んで食べる」という目標をたてました。この目標、自分ではすごくいい目標だと思ったのですが、実際は、途中から忘れてしまい、早食いのクセはあまり治りませんでした。

読者の方から、「前歯で噛むことを意識するとゆっくり食べることができる」と教えていただいたのですが、現在インプラント前で、右上の奥の2本目から歯が3本ないため、前歯を駆使するのが難しかったのも、あまりしっかり噛めなかった理由の1つです。

よく噛むことは健康にいいので、今月の裏チャレンジとして、継続するつもりです。

今年は、先日紹介した動画で話があった「おなかがすいたら食べ、おなかがいっぱいになったら食べ終わる」というごくシンプルな、しかしとても難しそうな目標にもチャレンジしているので、この食事法と合わせて、しっかり噛むことを心がけていこうと思っています。

☆よく噛むと健康にいい話はこちら⇒お金のかからない究極のダイエット。ゆっくりよく噛んで食べる:12月の30日間チャレンジ

☆ダイエットを手放す話はこちら⇒結果的に太っている。なぜダイエットは成功しないのか?(TED)

☆30日間チャレンジについてはこちらをどうぞ⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)

2016年1月のチャレンジ:文句を言わない

今月は文句を言わない1ヶ月間を過ごすことにしました。すでに私は、「ぐちをこぼさない」とか「人の悪口はなるべく言わない」というのは心がけているのですが、軽い文句はけっこう言うほうです。

今なら、「寒すぎる」とか。「夫がいっこうに物を片付けない」、「娘の部屋が汚部屋である」などなど。

こうした文句を今月は封印することにしました。なぜならば文句を言わないほうが幸せな気分になれるからです。私の場合、考えて文句を言っているというより、即座に反応して自然に文句が口から出てきます。クセになっているのです。

この習慣を手放すことにしました。

人を動かす

私、デール・カーネギーの「人を動かす(How to win friends & influence people)」という本が好きで、お正月になると読んでいます。

この本は1936年にアメリカで初版が出ました。1981年に改訂版が出て、今もずっと売れているいわゆる自己啓発本の古典です。75年以上ベストセラーなのです。

仕事で成功したい人、希望の仕事につきたい人、お得意さんとうまくやりたい人、営業成績を上げたい人、部下をうまく使いたい人が読むと有益だと思いますが、本の中にも書いてあるように、ふつうの主婦が読んでもさまざまな発見があります。

私はべつにビジネスに成功したいから読んでいるのではなく、他人とできるだけストレスなくうまく暮していくヒントを得るために読んでいます。私にとって1番うまく暮していきたい他人は夫や娘ですが。

この本は、多くの偉人や有名人のエピソードが出てきて、自己啓発書というより、人生訓といった感じ。出てくるエピソードがおもしろいし、デール・カーネギーの文章が、ひじょうにきびきびとわかりやすいのも好きなところです。





他人の考えは自分の想像外

この本が75年以上売れているのは、普遍的な真実が書いてあるからだと思います。つまり人にとって、他人はほんとうに理解しがたいものである、という真実です。

1番最初の章のタイトルが、「はちみつが欲しかったら、はちの巣を蹴っ飛ばしてはいけない(If you want to gather honey, don’t kidk over the beehive)」です。

冒頭、殺人犯の話がでてきます。車に乗っているとき、警官に呼び止められただけなのに、いきなりこの警官を殺してしまった男の話です。

彼は、自分は悪いことはしていない、自己防衛しただけだ、と本当に思っていたらしいのです。

その他のアル・カポネなど世間的には犯罪を犯している人たちが、皆、「自分は悪くない」と言っているエピソードが出てきます。

どう考えても、悪いことをしているのに。

カーネギーは、人を責めても、絶対「悪かった」とは言わないし、そもそもそんなふうに思っちゃいないんですよ、と書いているのです。

だから人とうまくやるためにはその人の立場にとことん立つしかないんですよ、と。

いくら夫に「キッチンは共同スペースなんだから、いい加減に自分の荷物片付けてよ」と言っても無駄なのだ、ということがよくわかる本です。

私はロジックの通ったお願いをしているつもりでしたが、夫にとっては、何をぎゃあぎゃあ言っているのか理解できないのでしょう。

彼には彼のロジックがあり、自分がキッチンにガラクタを入れた箱を置いておくことは別に悪くないと思っているのです。

第1章のポイントは、「人を批判するな、責めるな、文句を言うな」です。他人は自分とは違う、何を考えているのか謎すぎる、だから自分のものさしで測ってはいけない、ということです。

自分のものさしで測り、断罪して、責めても他人は動かないのです。

文句を言うことの不毛さ

どのみち文句を言ってもなんの益もありません。

それに、文句を言うと、全体的に自分の考えがネガティブな方向に向かいます。外がマイナス17度というのは、単に気温が低いというニュートラルな現象なのに、文句を言うとそれが自分にとって、不幸なできごとになってしまいます。しかも文句を言ったところで、外の気温は変わりません。

天気に文句を言っても、嵐が起きて報復されるわけではありませんが、人間に言うときは要注意です。夫や娘に文句を言うと反発しか返ってきません。これはデール・カーネギーの本に詳しく書いてあります。文句を言うとかえって事態は悪くなりストレスが増えます。

そんなわけで、年の始めはできるだけ心楽しい日々を過ごしたいので、文句をいっさい言わない1ヶ月にしました。

文句を言わない方法はあるのか?

文句を言わないために、こんな方法をとっています。

カーネギーの本を何度も読む。

「人を動かす」を毎日読んで、他人は理解できないことを頭に刻みこんでいます。ジョギングしているときはオーディオブックを聞き、お風呂に入っているときは紙本を読み、頭にしみこませています。

この世に関する原則を確認

人生やこの世に関する原則とは、「不公平である」「完璧ではない」「思い通りに行かない」ということです。

あたりまえのことなのですが、ふだん忘れがちなので、「人生は思い通りに行かないもの。それが普通だ」と付せんに書いて、モーニングページに貼っています。

代替策を探す

文句を言いそうになったら、その事態を改善できないか、代替策を探すようにしています。今のところ代替策として取っているのは、自分の考え方を変えることぐらいです。

どのぐらい文句を言っているかの振り返り

半ば自動的に文句を言っているのですから、自分が文句を言いそうになったときのことを振り返るようにしています。

モーニングページを書く時、きのう自分が言った文句を振り返り、その不毛さについて書き記しています。また、文句ではなく、単なる事実の観察とか、率直な気持ちを表現する文に言い換えています。

たとえば、「もう、毎日寒くてやんなっちゃう」というのは文句で、「きょうも、マイナス17度で大変寒く、過ごしにくく、心楽しいとは言えないが、冬とはそういうものである」と言うのは事実の客観的な観察と、自分の率直な気持ちです。

「忙しい」というのをやめる

私、よく娘に「予定は早く言ってよ、私やることたくさんあって忙しいんだから」と言っていました。

ここで言う予定とは、娘と一緒に出かける予定とか、娘の夕食用の弁当を作る日とか、朝早く起こす日などです。

でも「忙しい」と言うと、よけい「忙しい気分」「タスクにコントロールされている気分」になり気持ちが重くなることがわかりました。

そこで「予定は早く言ってよ、忘れないように手帳に書いておくから」と言い換えています。

* * * * *
1週間ぐらいこれらをやってみたところ、特にポジティブなできごとは起きていませんが、自分の気持ちが、より健全なほうに傾いているような気がします。

自分で自分の時間や仕事を管理している感があります。

実は今朝、娘を起こし忘れて(娘のアラームが鳴らなかった)、起きるべき時間より50分後に起こしたので、娘が鬼のように怒ってバイトに出て行きました。しっかり化粧をする時間がなかったからです。

娘がドアをバタンと閉めて行ったとき、夫が笑いながら、「はははは、あいつはあんたにそっくりだね」と言いました。私は以前はかんしゃくを起こすこともありましたが、砂糖をやめたらそのようなことはほとんどなくなったし、あそこまで怒ることもないのに。

よく切れて怒るのはむしろ夫のほうなのに(これ、文句でしょうか?)。

しかし、この挑発にのらず、もくもくと仕事を続けました。「文句を言わない」というチャレンジをしていなかったら、言い返していたところです。「あの娘のかんしゃくが、あなたゆずりなのは火を見るより明らかだ」と。

しかしここで言い返すと、言い争いになって、土曜の朝から疲れるだけなので、言い返さなくてよかったと思います。

文句を言わないチャレンジ、何とか1ヶ月がんばってみます。





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