シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

強すぎる承認欲求(人にほめられたい気持ち)を手放す方法。



人にほめられたい気持ち(自己承認欲求)が強すぎて、どうも他人軸で物を買ってしまっているようだ、「人にほめられたい!」という気持ちを手放すにはどうしたらいいだろうか、というご質問をいただきました。

この記事で回答します。

まずメールをシェアします。まいさんからいただきました。

承認欲求が強すぎて手を焼いています

件名:ちょっと誉めて欲しい気持ちへの対処

筆子さま、おはようございます。
埼玉県のまいです。

ブレインダンプを続けて、少しずつですが自分の行動の元に承認欲求という困った感情があることに気付き、手を焼いています。

気に入った新しい物を手に入れたとき、誰かに「素敵」「似合う」「すごい」など言われるのをちょっと期待してしまいます。自分が本当に気に入ったものしか買わなくて、自分が満足していてもです。

断捨離をしながら、「これは○○って言われたかったんだな」と、気に入ってなくて手放すものは他人軸で買っていたことに気付きました。

服や雑貨を買うのも、仕事や育児でつい無理をしてしまうのも認めてもらいたい気持ちがありそうです。小さい頃、良い成績を修めても家事を頑張っても家族にスルーされてきたからかな、と思います。

(親に認めて欲しくて親にとって「都合のいい子」になっていたから物を押し付けられていたのだと思います)

過去は変えられないし、親に認めてもらうことは諦めているつもりです。

ただ、ここ数日大掃除をしてピカピカだ!!と幸せを感じた後、夫に気付いてもらえないとしょんぼりしてしまったり、頑張ったねと言ってもらえるのを期待してしまったり…。

もっと自己肯定を高めれば自分で自分の承認欲求を満たすことができるようになりのでしょうか?

ブログを読んでいると筆子さまは他人に誉めてもらいたい!とは思わない境地に達しているような気がするのですが、どうすればそうなれるのでしょうか?

まいさん、メールありがとうございます。

まいさんからは、以前、親族に物を押し付けられる、という相談メールをいただき、こちらの一番最初で回答しています⇒物を押し付けるくせに、人の物を勝手に捨てようとする親族との付き合い方。

メールに出てきたブレインダンプはこちらで説明⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

誰でも承認欲求はある

ゴスロリファッションの女の子。

承認欲求は誰でもあると思います。私にもあります。

承認欲求のない人は、ブログなんて書いていないでしょう。私、本まで出しています。

「筆子さん、本、読みました、参考になりました」と言われればうれしいですし、「ゴミのようなブログを書いて調子にのって本まで出すなよ。社会の迷惑だろう」と言われれば、少しは落ち込みます。

ただ、他人への承認欲求はそこまで強くないかもしれません。

自分で自分をほめることができる人は、他人からしっかりほめられなくても大丈夫のようです。

承認欲求が強すぎる原因は、もっとも承認してもらいたい人から承認してもらっていないからではないでしょうか?

まず承認欲求について考えてみましょう。

マズローの承認欲求とは?

承認欲求と聞くとアブラハム・マズロー(1908-1970)のピラミッド型のモデルを思い浮かべる人が多いと思います。

マズローはアメリカの心理学者です。彼は1943年に、A Theory of Human Motivation(モチベーション理論)という論文で欲求段階説を発表しました。

人を動かすものは5つの欲求であり、ベーシックなものが満たされてから次の欲求に移っていく、という理論です。

欲求には5段階あり、

1.生理的欲求(水、食べ物、睡眠など)
2.安全の欲求(屋根のある家で眠りたい、とか)
3.社会的欲求(仲間になりたい、とか)
4.承認欲求(ほめられたい、認められたい)
5.自己実現欲求(こんなことをを成し遂げたい)

と進んでいきます。

1番の欲求が充足されないと、2に行かない、という考え方です。

マズローの欲求段階説について1分47秒で端的に表した動画がありますので紹介します。英語ですがイラストでわかります。


※YouTubeで見る方はこちらから⇒Maslow’s Hierarchy of Needs

この欲求段階説が実際「そうだね」と受け入れられたのは、1960年代のアメリカにおいてです。

今も、ビジネスシーンでは、このモデルが提示され、それぞれの欲求にニーズがあるのだから、それを満たすビジネスを考案しましょう、とよく言われます。

企業でも、このモデルを元に、従業員の基本的欲求を満たす職場環境にして、そのうえで、ほめて士気を高めるやり方を取り入れたりします。

教育の現場でも使われているかもしれません。

今日もこのモデルが人気があるのは、シンプルで一般人にわかりやすいし、わりと説得力もあるからでしょう。確かにそうだよね、と思えます。

しかし、実際のところ、人生はこんなにシンプルには進みません。このモデルは、まるでゲームで攻略していくステージのようです。

1から3番までは、はっきりとしています。外側にあるもの(水や食べ物)を持てば充足します。仲間に入ることだって、その団体に入れば充足します。

しかし、4番以降はそんなに単純ではありません。

承認欲求は自分が「認められている」と思えば充足しますが、「認められてない」と思えば充足しません。

本人の感じ方次第です。

逆にいうと、自分次第でどうとでもなります。ある意味、1番から3番までより「ニーズを満たす」という意味では簡単かもしれません。

次にこのニーズを満たす方法を考えてみましょう。

誰に承認されると満足するのか?

自分が「どうでもいい」と思っている人にほめてもらっても、本人のニーズは満たされません。

以下の人たちにほめられると人は満足すると思います。

・親
・自分自身
・自分が大切に思っている人(兄弟姉妹、恋人、夫、親友、強い影響を受けている人、メンター、尊敬している上司など)

特に鍵になるのは親と自分自身です。

その中でも自分自身による自分の承認が一番重要ではないでしょうか。

結局、人は、自分が見たいようにこの世界を見ているからです。

まいさんは、「自分が満足している時でも、他人に素敵と言われたい」と書かれていますが、もしかしたら、大元のところで、自分でも満足していないのかもしれません。


子どもはすごく承認欲求が強いです。小さな子どもは自分で描いた絵、作った物、作文、テスト、何でもかんでも親に見せます。

ほめてほしいからです。

このとき「しっかりほめられた」と子どもが満足し、そのまま成長すれば、そこそこ4番が満たされた大人になり、5番の自己実現に向かいます(マズローによれば)。

ところが、まいさんみたいに、子どものとき親にスルーされた、と感じていたり、実際に、全くほめられなかったり、無視されたり、無関心な親の承認を得るために、必死に自分を殺して「良い子」を演じていたら、承認欲求が満たされないまま大人になってしまいます。

親に認められない(と感じている)と、自分でも自分のことを「えらいじゃん、私」とほめにくくなります。

だから、外側からの承認を強く求めてしまいます。

自分ではなく他人を喜ばせるために、よけいな物を買ってしまうこともあるでしょう。

自分にとって一番重要な人(親と自分)から承認を得られていないから、「ほめてほしい」という気持ちが強いのです。

友人、知人など外側から承認があった時「お世辞言ってるんじゃないの?」とか「まだまだ、こんなんじゃだめ」と自分にダメ出しをしてしまうこと、ないですか?

自分で自分をほめることが肝心です。

子どものとき親に無視された人はどうしたらいいのか?

ロリータファッションの女の子。

子どものとき、しっかり子どもらしくふるまえなかった人は、どうしたら強い承認欲求を手放せるのでしょうか?

2つのことができると思います。

1.過去の再定義

親にほめられたと感じていない人は、親子関係を修復するとよいと思います。

しかし、今さら子どもに戻るわけにもいきません。

そこで、私は心理学者でもセラピストでもないのですが、個人的な意見として、過去にあったことを自分で再定義するのがいいのではないかと考えています。

過去にあったことを再定義する話はこちら⇒60歳以降は可能性に満ちている「人生の第3幕」ジェーン・フォンダ(TED)

この点については、以前のまいさんの相談メールにも同じ回答をしました。

2.自己肯定感をあげる

一方で、自分で自分をほめてあげられるように、セルフエスティームをあげる努力をしてください。

結局自分が、「私ってけっこういける」「私は自分が好きだよ」と思えれば、承認欲求が満たされます。別にご主人に「大掃除して部屋がきれいになったね」と言われなくても、自分で満足できるのです。

セルフエスティームのあげ方は以前紹介しています⇒セルフエスティームを高めて自信を取り戻す10の方法

過去記事では自己肯定感をあげる方法を10個紹介しました。すなわち

1.姿勢をよくする
2.深呼吸する
3.運動する
4.自分を責めるのをやめる
5.自分のいいところを3つ考える
6.他人と自分を比較しない
7.完璧主義をやめる
8.自分の好きなことをやる
9.新しいことをやってみる
10.他人に親切する

以上です。この10個のどれでもいいのでやってみてください。

以前の記事で紹介した10個にプラスして、今回はさらに4つ、自己肯定感をあげるのに効果がありそうなことを紹介します。

1)感謝する

セルフエスティームの低い人は、感謝するのが苦手だと思います。ほんとうは良いことがあったのに、見過ごしてしまうのです。

そこで、時々無理にでも、よかったことを思い出し感謝してみてください。

感謝するメリット⇒幸せになる最強の方法、感謝する気持ちがうむ7つの効果。

2)現時点でのベストを尽くす

人(自分)にほめられるために、完璧にやろう、とすると疲れるだけです。なぜなら、いつも、「もっといい何か」「もっといい状態」が目の前に出現するからです。

完璧を目指さず、今の時点でのベストを尽くすようにしてみては?

ベストを尽くすとは、手抜きをしない、ということです。自分で「自分はベストを尽くした」と納得できれば、もう誰もそれ以上のことを要求できないでしょう。

3)自分の気持ちをさぐる

まいさんは、すでにブレインダンプをされているそうですが、引き続き、自分の気持ちを知るために時間をとってください。

自分はどこから来て、今どこにいて、これからどこへ行きたいのか。

昔、すごく楽しかったこと、つらかったこと。

今、目標にしたいと思っていること。

将来のビジョン。

このようなことを考えているうちに、自分はこの世にたった1人しかいない、ひじょうにユニークな存在であると気づくでしょう。

4) 日々の暮らしに小さな幸せを見つける

毎日、できるだけ明るい気持ちで過ごしてください。今の自分が幸せなら、過去を肯定的に受け止めることができます。

なぜなら、今の幸せな自分は、過去に起きたすべてのことがあったからこそ、ここにいるのですから。

セルフエスティームをあげようとするとき、自分にやさしくするのもよいと思います⇒セルフコンパッション(自分にやさしくする)の実践で人生を変える(TED)

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マズローの欲求5段階説は、20世紀にアメリカで生まれたので、アメリカらしいモデルです。

アメリカなら、よっぽど貧乏な家に生まれないかぎり、水や食べ物を得るのは難しくありません。

しかし、世界には、きょう飲む水を得るのに苦労する人もいます。そういう人は、とことん不幸せなのか、この世に生まれなかったほうがよかったのか、というとそうではないでしょう。

人は環境に大きな影響を受けますが、心は環境を超越しうる、と思います。自分自身で意識するか、しないかの違いではないでしょうか。

まいさんは、「これからどんなことがあっても、いつも前向きに生きよう」と決めてください。

お母さんは冷たかったかもしれませんが、まいさんにかけがえのない命を授けてくれた人です。

今のまいさんにとって必要な人だったことに変わりはありません。


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