手紙

断捨離テクニック

手紙の整理・収納はマイルールを決めて増やさない

私の手紙の整理収納方法をお伝えします。といっても、ほとんど捨ててしまうので、断捨離の方法、捨て方、と言ったほうが近いです。

eメールやテキスト、Lineなどで連絡を取り合うことが多い現代。捨てたいけど捨てられない手紙の束を持っている人は少ないかもしれません。

手紙をやりとりする習慣がなければ、手紙はたまらないものです。ですが、筆子は小さなときから手紙好きでした。



手紙は捨てても大丈夫

名前が「筆子」というぐらいですから、書くことが好きだったのです。

昔は「文通」というものがあり、「ペンパル」と呼ばれる人もいました。筆子が初めて文通をしたのは小学校3年生のときです。

名古屋の街中から、郊外に引っ越したので、前の学校で親しくしていた友だち数人と文通していました。

楽しかったですよ。

そのうち、どちらからともなく、文通が終わってしまったあとは、雑誌の「ペンパル募集」らんに名前をのせている人に手紙を送って文通していました。

当時愛読していたツル・コミック社の出していた「月刊SNOOPY」の募集らんです。あまりよく覚えていませんが、昔は所番地まで、雑誌にのっていたのでしょうね。

さらに、遠くに引っ越した友だちとも文通し、ラジオでペンパル募集と言っていた人にも手紙を送って文通開始。

FM愛知の「イブニング・スペシャル」という番組で、DJの柴田チコさんと電話で話すコーナーに出ていた人です。このときも、彼女は自分の住所を番組内で開示したと思われます。

この人とはけっこう長く文通していました。

そんなこんなで、実家には子供のときからもらった手紙が山のようにありました。父のスーツがはいっていた大きな箱に、2,3個はあったでしょうか。

この大量の手紙をどうしたかというと、10年ぐらい前に、すべて一気に捨てました。母に焼いてもらったのです。ずっと箱に入れたままで読み返さないので。

当時、母は紙を燃やす専用のドラム缶を庭に置いていたので、そこで燃やしてもらいました。現在は、このように庭で物を燃やしてはいけないそうで、ドラム缶は姿を消しています。

このとき筆子は思いました。手紙は書いたときと、読んだときに使命を終えている、と。
自分の書いた手紙もすぐに捨ててもらってまったくかまいません。(誰もとっている人はいないと思いますが)。

現在は、このようにためこむことはなく、以下の方法で、さくさく捨てています。

手紙の整理のしかた~筆子流

手紙は大きくわけて、ダイレクトメール(DM)に代表される「特に重要でない手紙」と、大事な私信、そして将来必要になりそうな手紙の3種類あります。それぞれについて、処理方法を書きますね。

1.特に重要でない手紙

    ステップ1:即捨てる

郵便受けに入っていたら、DMだとわかれば、開封せず、すぐに捨てます。つまり家の中に入れません。

その手紙を握って、郵便受けからゴミ箱置き場にまで小走りに進み、袋にじかに捨てます。紙はリサイクルできるので、リサイクル用のゴミを入れる青いほうの袋です。

ゴミの分別について⇒モノはいつかゴミになるからゴミ処理問題に無関心は禁物

外から見ただけでは中がわからない場合は、封を切って中身を確認。筆子の銀行は、新しいクレジットカードを、銀行の名前しか書いてない何の変哲もない白い封筒で送ってきます。これまであやうくそのまま捨てそうになったことが2度ほどありました。

日本の会社は大事なものが入っているときは、ちゃんと封筒に内容を記載しているでしょうから、こんな心配はいりませんね。





    ステップ2:配信を止める

何度も送ってくるところは、DMが来ないように手配をします。

私はよくホーム・ページのお問い合わせから「DMの配信を停止して下さい」とメールしています。フリーダイヤルが書いてある会社には直接電話することもあります。

一手間かかりますが、こうすればDMは止まります。

2.私信

手紙を持って家に入り、封をあけて中を読みます。この段階で「もう用はすんだな」と思ったら、封筒ごと捨てます。

「返事を書こう」と決めたら、封筒は捨て、中身だけコントロールジャーナルに入れておきます。このフォルダーは手紙やお知らせなど、しばらくのあいだとっておかなければいけないものを入れる専用のものです。

★コントロールジャーナルについてはこちらに詳しく書いています⇒主婦の家事手帳(コントロールジャーナル)の作り方。情報の一元化で家事を効率化

返信先住所が必要なら、住所のところだけひきちぎって、本体と一緒にフォルダーに入れます。これからつきあいが続きそうな人なら、アドレス帳に住所を書いて、封筒は捨てます。

封筒を捨てることは、ずいぶん前に雑誌か本で読み、とてもいいアイデアだと思ったので、すぐに取り入れ、以来ずっとやっています。

封筒を捨てるだけでだいぶカサが減りますから。封筒に入れたままだと、次に中を確認するとき封筒から取り出すというアクションが発生してしまいますしね。

同様の理由で、食品の外装、外箱などもどんどん捨てるほうです。けれども、以前シリアルの箱を捨てていたら、夫にとがめられたので、今は自分でしか使わないもののみ、捨てています。

手紙の返事はできるだけ早めに書き、終わったらもらった手紙は捨てます。絵はがきなど、きれいなものはしばらく机の前に飾ることもあります。

以前はきれいな絵葉書は飾らなくても、とっておくことがありましたが、結局しばらくしたら捨てるので、今は、すぐに捨てています。

要するに「特に重要でない手紙」も「私信」もわりと早く捨てるわけです。

3.将来必要になりそうな手紙

このカテゴリーに入るのは銀行から来る手紙や、何かの手続きに必要な手紙、控えなどです。

これも、やはり2で書いたコントロールジャーナルに入れて、できるだけ早く手続きなりなんなりし、その手紙を持っている理由をなくします。

お知らせなど、覚えておくべきことが書いてある手紙は内容を手帳に転記したり、iPhoneで写真にとって、手紙本体は捨てます。

参考⇒書類を捨てるために必要なたった1つのこととは?~情報デブはもう卒業

取っておくべきは「捨てたくない手紙」として次の処理をします。

捨てたくない手紙はどうするか?

以上のように、ほとんどの手紙を捨てていますが、母から来た手紙はまだ少し持っています。離れて暮しているので、この19年のあいだにもらった手紙が数ヶ月前までずいぶんたまっていました。しかも母の趣味は絵手紙ときています。

母が携帯電話を持つまでは、ファックスでやりとりしていたので、大量のファックスもありました。しかしファックスは感熱紙ですから、いつのまにやら中身が消えていたので、すべてがさっと捨てました。

パレートの法則ではありませんが、2割ぐらい残してあとは捨て。
日常のちょっとしたことが書いてあるだけだし、全部とっておくことはないです。

仮に手紙や母にまつわるすべてのものを捨てたとしても、私が母のことを忘れることなんてありえません。

友人からもらった手紙も少し持っています。こうした手紙は、確定申告などに必要でとっておかなければならない紙類と一緒に小さな箱に入れています。

箱の写真は上でリンクした「情報デブはもう卒業」の記事の1番下を見てください。この箱には昔娘からもらった「母の日のカード」や日記なども入っています。

この箱はすぐに手の届くところに置いておき、季節が変わるたびに見直し、いらなくなったものは順次捨てています。

捨てて後悔した手紙はなかった

大量の手紙を捨てたあとで、「ああ、あの手紙とっておけばよかったな」というのは1通もありませんでした。捨ててしまえば、忘れてしまいます。

というか、ずっと箱にいれっぱなしで、母が出してきたときは「あ、こんなのまだあったんだ」と思っただけですから、私にとってはとっくにいらないものになっていたのです。

逆に言うと、どうしても忘れたくない用件が書いてある手紙や忘れたくない人からの手紙はとっておいたほうがいいのかもしれません。

ただ、それもそんなにたくさんはいらないでしょう。

ある人の思い出に手紙や品物をとっておきたい場合、何か1つ小さなものがあればいいような気がします。

こう考えると保管する手紙がぐーんと減ります。

形式より本質を大事にする

『ガラクタ捨てれば自分が見える』の著者のカレン・キングストンは、第2章の Paper Clutter (紙ゴミ)のところで、手紙の扱いにふれています。

この本についてはこちらに詳しく書いています⇒『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)

カレンは、「手紙をもらったら、返事をその手紙のびんせんの下か、横の余白に書いてすぐに返信せよ」、と言うのです。こうすれば、紙もたまらないし、自分でタイプしたり、秘書などにタイプさせる時間も費用も節約できるからと。

これは仕事上の手紙だと思いますが、そんなことできるのでしょうか?無礼なやつだと思われないですかね。でも、もしかしたらこれは日本人の考え方かもしれません。

以前、カナダで知り合った人に、引っ越しのお知らせを専用のグリーティングカードに書いて送ったら、その返事をそのカードの半分に(つまりカードを切って)書いてきた人がいました。往復はがきの要領です。

そのときはちょっとびっくりしましたが、考えてみれば、紙の節約になるし、気のおけない間柄ならやってもかまわないでしょうね。

グリーティングカードは余白がいっぱいあるので、そのまま捨てるのがもったいないといえばもったいないです。

かなり大胆な方法ですが、形式より本質を大事にしていると言えるので、ミニマリストとなった今は、好ましいやり方だと思っています。





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