シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

そんなに捨てなくても大丈夫。ミニマリストにならなくても部屋はスッキリする



ミニマリストになることが、必ずしも幸せにつながらない、というお話をします。

よく読者の方からメールをいただきます。「私は筆子さんのようなミニマリストにはなれないのですが(すみません)」と書いている人がわりといらっしゃいます。

いえいえ。

別にミニマリストになんかなる必要はありません。

いらない物を捨てると自分らしい生き方を見つけやすくなるので、おすすめしているだけです。

私だって、まだ、本を60冊ほど持っています。

捨てれば何もかもうまくいくわけではない

ミニマリストという生き方が注目されてから、自分もそうなりたい、と願っている人がたくさんいるようです。

しかし、ミニマルライフを送ることが必ずしも幸せか、というとそうでもないでしょう。人によっては多少は物があったほうが、快適だと思います。

幸せになりたいなら「とにかく物をガンガン捨ててミニマリストになればいいんだ」と考えるのは間違いです。捨てれば、即幸せになるか、生きやすくなるか、というとそういうわけではありません。

ミニマリストになる究極の目的は暮らしの質をあげること。捨てることが目的ではありません。

ガンガン捨てるよりも、考えながら捨てるほうがいいです。

捨てるときも、買い物するときも、自分の価値観に照らし合わせて、「ちょっと考えてみる」という行動をするとうまく行くのではないでしょうか?

無理に所持品を捨てようとすると反動が来ます。
何もない部屋

物が少ないメリットは確かにある

転勤が多い人、引っ越しの多い人、1つところにとどまらず、いろいろなところを転々としたい人。こういう人たちは、物はなるべく持たないほうが、人生が楽になるでしょう。

物を減らせば減らすほど移動は楽です。

掃除が嫌いな人や、アレルギーのある人にもミニマリスト暮らしは恩恵があります。物が少なければ、それだけほこりを集めるものもないのですから。

節約したい人にもミニマルライフはおすすめです。物が少なければ小さな部屋を借りればすむし、家を買うにしても小さな家ですみます。

そもそも物をあまり買わないのですから、お金の使いどころが1つ減ります。物持ちの人と同じ金額を使うとしても、質を追求することができます。

ドミニック・ローホーさんなどが提案する、自分が本当にほしいもの、上質なものを少しだけ持つ暮らしが実現するでしょう。

ドミニック・ローホーさんの本について⇒片付け本というより哲学の本?ドミニック・ローホーの「シンプルに生きる」の感想

しかし、物は人生を豊かにしてくれる

ほとんど家具を持たず、本も持たず、雑貨も持たず文字通り何もない部屋に暮らしている人は確かにいます。

こういう人はたいていホテルや家具付きのアパートや家に住んでいます。自分では大きなものは所有しないのです。

所持品は、ノートパソコンに、スマホ、ヘッドフォン、それに最低限の衣料品、バックパック、うすい財布ぐらい。食器は部屋についているものを使用。このミニマリスト自身の所持品の数は100未満かもしれません。すべてトランク1つにおさまるでしょう。

しかし、多くの人は、こんな暮らしをしたくはないと思います。多少は物を持ちたいのではないでしょうか?



物は人生を豊かにしてくれるパワーを持っています。

たとえば、私は、物としては何の役にも立たないぬいぐるみを大事にしています。値段は11ドルぐらいでした。このぬいぐるみは、身長が23センチ、幅13センチ、厚みが6~7センチ。もしかしたら、枕やボールにはなるかもしれません。

基本的にぬいぐるみの機能しかはたさず、マルチな働きはしません。しかし、私はこのぬいぐるみを見ていると元気になるし、感情的に多いに恩恵を受けています。

小さなぬいぐるみ1つにこんな力があるのです。もっと実用的な物は計り知れないほど生活を豊かにしてくれるのではないでしょうか?

音楽好きな人にステレオ、映画好きな人に大きなモニター、おしゃれが好きな人に大きな鏡。どれもずいぶんと人生を楽しくしてくれるはずです。

ミニマルライフを送ることは、物を目の敵(かたき)にすることではありません。自分と物とちょうどいい関係を保っていくことだと思います。

部屋をスッキリさせることとミニマリストになることは違う

べつにミニマリストにならなくても、スッキリした部屋になるし、探しものばかりする生活から解放されます。

どうしたらそうなるのか?

自分の所持品の置き場所(定位置)を決めて、必要な時にすぐに見つかるようにしておけばいいのです。使いたい時にストレスなくアクセスでき、ちゃんと使うことができれば、問題ありません。

定位置を決めるといっても、1つ1つのものに厳密に置き場所を決める必要もありません。ざっくりでいいのです。

たとえば、手持ちの本はすべて本箱に並べる。洋服はすべてクローゼットにかけて、見えるようにしておく。大事な書類は専用の引き出しかファイルにまとめる。鍵やメガネなどの細かいものは、玄関の上に置いたトレイの上に置いておく。

こんなふうにラフに置き場所を決めるだけで充分です。

私は細かいものは、みんなプラスチックの小ぶりの引き出しに入れています。引き出しは全部で5つあり、それぞれ入れるものをだいたい決めています。

間違えて、別の引き出しに入れたとしても、最大5回、引き出しを引き出せばいいので、問題ありません。おおざっぱに細かいものの定位置は引き出し、と決めているだけです。

ただ、人間は習慣の動物なので、入れ場所はおのずと決まってきます。

もちろん、物が少ないほうが、物の定位置を決めるのは簡単です。片付けたり、掃除することも楽になります。収納する物が少ないほうが、必要な物も見つけやすいでしょう。

クローゼットやたんすにぎっしり服を詰め込まず、適度にスペースを残したほうが、服の出し入れは楽になります。

文房具や書類も少ないほうが、机の上は散らかりません。すると、日々の仕事の準備や片付けも楽になります。ちなみに、パソコンに向かって仕事をしているなら、机ぐらいはあったほうがいいと思います。

持ちすぎているよりは、ちょっと足りないぐらいのほうが、快適な暮らしをしやすいのは事実。けれども、ミニマリストにならなくても、部屋は充分すっきりと片付きます。

持ちすぎず、減らしすぎず、その中間がいいのでは?

理想的なのは、その人にとって、本当に必要なものが揃っている部屋や暮らしだと思います。

私のように、ベッドじゃなくて、床に寝るほうが快適な人もいます。が、ふかふかのベッドの上に、きれいなシーツを敷いて、枕やクッションも置いたほうが、くつろげる人もいるでしょう。

カーテンが布だといやだという人もいるでしょう。
我が家のカーテン(?)の写真はこちら⇒ミニマリストになりたい人の落とし穴とは?

小さなキッチンでいつも同じ様なものを作るのが好きな人(私です)もいますが、もっと大きなキッチンで、いろいろな料理を作りたいという人もいるでしょう。

健康を考えて、新鮮な食材を使って自炊しているからと言って、何も菜食主義者になる必要もありません。

みんながみんな、会社をやめて、ノートパソコンを持って、あちこち旅をしながら、フリーランスやノマドになって働く必要もありません。

ノマドって楽しそうに見えますが、人知れず苦労があると思います。ノマドワーカーというと聞こえはいいですが、住所不定と同じようなものです。

せっかくミニマリストという生き方を知って、興味を持ったのなら、物を捨てることだけにフォーカスするのはもったいないです。

「自分らしい暮らしに必要なものって何なのだろう?」「自分がやりたいことって何なのだろう?」と考えながら、できるだけ物といい関係を保ちつつ暮らすのがベストではないでしょうか?

そんなに捨てなくてもいいんです。


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こんにちは。昭和34年生まれの50代主婦、筆子(ふでこ)です。持たない暮しを心がけているミニマリストです。好きなものは、小豆とナッツ。さらにくわしい自己紹介はこちらからどうぞ⇒はじめまして。筆子です

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