シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

いらないプレゼントを差し出されたときの正しい対応とは?



物を増やさないライフスタイルを愛好している人は、人から贈り物をもらうと迷惑だと感じてしまうときがあります。こんなときどうしたらいいのでしょうか?

読者の相談メールに答える形で、私の見解を述べます。

とうさんからのご質問です。お父さんではなく、「とう」というハンドルネームの方です。

人からのプレゼントを喜べないことに自己嫌悪を感じる

初めまして。いつもブログで勉強させていただいております。

1年ほど前から毎朝、筆子さんのブログを拝見してから出勤するのが日課になっています。ミニマリストにはほど遠いですが、部屋がすっきりし始めてきました。

いつも見ているだけでしたが、筆子さんにお話したらどのようなことを仰るだろう、と思うことがあったため、メールさせていただきました。

私は30代実家暮らしのOLです。

春に結婚することになり、ここ数カ月はとくに張り切って断捨離を進めていました。

そこに思いがけず母から嫁入り道具に持っていってほしいと2本組の包丁を2セット(1セットは名入り)プレゼントされたのですが、そのとき咄嗟に思ってしまったのが「えっ…包丁ならもう買ったのに。せっかく断捨離してるのに、物が増えてしまう!」でした。

しかも「包丁ならもう買っちゃった…先に言ってよ」だの「名入りのほうだけもらうよ」だのとひどいことを言ってしまったのです。

母がひどく落ち込んでしまったのを見て冷静になり、「とんでもないことを言ってしまった」と気づき、また娘の人生の門出になにかしてやりたいと思ったであろう母の気持ちにようやく気付き、泣いて謝り、受け取りました。

親からの嫁入り道具のプレゼントも喜べないなんて、私はどうかしてしまったのだろうか?断捨離なんてするべきじゃなかったのか?と、悶々としています…。

もともとできもしないのに完璧主義のきらいがあり、新居では私もミニマムな暮らしをするんだ!と強く思いすぎてしまったせいで、物が増えることに対して強い拒否反応が出てしまったのかもしれません。(筆子さんの「完璧主義を克服する7つの具体的な方法」をよく読んでいます。これ、まるきり私です…)

もちろん断捨離が悪いのではなく、私の人間性か考え方かのどちらかに間違いがあるのだろうとは思います。

断捨離のせいで自分が冷たい人間になったなどとは思わないのですが、それからというもの、ものを捨てる気力が湧かなくなってしまいました…。

もう引っ越しは目前なのに。

筆子さんは、人からのプレゼントを喜べなかったりすることはありますか?

私は、とっさにプレゼントを喜べなかった自分に自己嫌悪でいっぱいです。

今はほんとうに母の気持ちが嬉しいですし、大切に使おうと思っているのですが。それでも1セットでよかったな…とも思ってしまいます。

友人にも、もらうだけもらってしまっておけばいいのに、と言われました。

いらないものをしまっておく、というのも個人的には嫌で…親が死んだらさらに捨てられなくなりそうだし、といろんなことを考えてしまいます。

とうさん、メールありがとうございます。ご結婚おめでとうございます。

結局、お母さんから包丁を2セットもらったのですよね?

受け取ってお礼を言ったから問題ないのでは?お母さんの気持ちにも感謝しているし、いい娘さんだなあと思います。

プレゼントをもらったときの対応方法は2つしかありません。

1.受け取る
2.受け取らない

ドラマや映画では、くれた相手の目の前で捨てるなんてのもありますが、どう考えてもマナー違反。実生活でやる人はいないでしょう。

受け取ってお礼を言ったのですから、それで充分ではないでしょうか?

近藤麻理恵さんの本にも、プレゼントは相手が受け取ったところで役目が終わっている、と書かれています。私もそう考えています。

お母さんは、とうさんの幸せを願って包丁セットを贈り、とうさんはそれを喜んで受け取った。それで充分です。


最初に包丁を差し出されたとき、喜べなかったから自己嫌悪を感じているそうですが、いらない物をもらってうれしい人はいないので、それはそれでいいんじゃないですか?

相手は母親なのだから、自分の正直な気持ちを出せるいい親子関係だと思います。これが義理のお母さん相手だと、本音を言えないから、顔をひきつらせながら押し頂き、あとで夫に愚痴るなんてことになります。

もちろん最初から「ありがとう」と言って受け取ることができたらお母さんは傷つかなかったかもしれないし、とうさんも自己嫌悪を感じることもなかったでしょう。

ですが、現実はそうじゃなかったのです。今できることは起きたことから何かを学ぶことぐらいです。

私は人からもらったプレゼントを喜べなかったことなんていくらでもあります。他人は自分ではないので、事前に具体的にリクエストをしたのでないかぎり、自分が本当にほしいものが差し出されることはありません。

ただ、私のために時間とお金をかけてプレゼントを贈ってくれた気持ちは受け取るようにしています。

以下にいらないプレゼントをもらったときの対応について、私の基本ルールを書いておきます。自分なりにルールをもうけておくと、たまには例外も出てくるにせよ、物をもらうたびに悶々とすることはありません。

1.基本的に受け取る

ふつうのプレゼント(動機がよこしまではないもの)は受け取っています。

相手の「贈り物をする楽しみ」を奪いたくないというか、尊重したいからです。プレゼントは結局、贈るほうが、そうしたいから贈るものです。

相手のニーズを満たすものなのです。

人はいろいろな動機でプレゼントをします。よくあるのが愛情、友情、感謝を示すため。仲直りのため。これからよろしくお願いします、という挨拶代わり。

相手に気に入られたいから、自分に便宜をはかってほしいからという自己的な動機もあります。

単に、プレゼントして相手を喜ばせたい、自分のお気に入りを相手にも使ってほしい、たくさんありすぎて余っているから、そんな理由もあります。

慣習にのっとって何となく贈っている場合もあります。

人間は社会に受け入れてほしいと思っているので、プレゼントをする習慣はなくならないでしょう。

無害なプレゼントなら受け取っています。

2.受け取るときは「ありがとう」と言う

プレゼントをもらう時は、気に入らなくてもふつうに「ありがとう」と言って感謝の気持ちを表しています。

べつに嘘を言っているのではなく、自分のことを覚えていてくれたり、考えてくれたりした、その気持ちがうれしいからお礼を述べます。

私は馬鹿正直で、子どものときは(べつにミニマリストではありませんでしたが)、いらない物をもらうと、「何でこんなもんくれるんだ、いらないよ」と露骨に顔に出ていました。

その結果、数々のトラブルを引き起こしたので体験から学習し、今では、「ありがとう」と言えるようになりました。

前も書きましたが、父親からパンダのぬいぐるみをもらったとき、素直に「ありがとう」と言えなかったことは、今も「申し訳なかった」と考えています。

パンダのぬいぐるみの話(写真つき)⇒運のいい人、運の悪い人の違いって?

3.物(贈り物の中身)にフォーカスしすぎない

プレゼント

贈り物にあるのは贈り手のニーズ。

プレゼントは気持ちを表すためのものですから、中身はあまり気にしないことにしています。

贈り物は相手が選ぶもの。自分がほしいものが入っていたらもうけもの、ぐらいに考えておくと、箱を開けてがっかりすることもありません。

私の夫は、自分がトイレタリー商品を買うのが好きなので、クリスマスにザ・ボディショップのギフトセットを何回かくれました。

ここの商品、匂いがきついです。私は無香料のものしか使わないし、ここ数年は石けん、シャンプー、化粧品、すべて断捨離しましたから、「頼むから、くれるな」とお願いしてみました。

すると翌年はスターバックスのギフトカードをくれました。私はコーヒーを飲みません。「コーヒー飲まないから、スターバックスのギフトカードはくれるな」とお願いしました。

そうしたら、翌年は、あるショッピングモールのギフトカードをくれました。

ですがこのモール、ブティックがたくさん入っているファッション系のショッピングモールで、私は全然行きません。そもそも、ショッピングモールに行くなんて年に1回ぐらい。それも娘の買い物につきあって行くだけです。

昔、「現金をくれるか、さもなくば、何もいらないです」と夫に要望を述べたことがあります。

それでもギフトカードをくれるのはありがたいことだと思い(たまに、職場で本人がもらったものを回してくれる)、ありがたく受け取り、すべて娘にあげています。

4.ミニマリストであることは伝えておく

贈り物はありがたく受け取ってはいますが、物を増やさないライフスタイルをしていることは周囲の人に知らせています。つまり、「プレゼントはいりません」と知らせておくのです。

これはやっておくべきです。

そうすれば、余計な贈り物は減ります。たいていみんな、物をくれるのをやめるか、何がほしいか事前に聞くようになります。

まあ、中には、「あんたは勝手にミニマリストをやっているんだから」といらない物を押し付ける人がいるかもしれませんが。

特定のプレゼントを希望しており、リクエストできる状況にあるなら、相手に知らせておいたほうがいいです。

特に家族など、これからも何度も会う人には、正直な気持ちを伝えておいたほうがいいです。そうしないと、今後もいらない物をどんどんもらってしまうことになります。

この点についてはこちらの記事をどうぞ⇒いらないプレゼントがある。捨てるべきか、捨てざるべきか?

いらない物は最初からもらわないほうがいいので、状況が許せば、差し出されたときに受け取るのを辞退することもあります。

5.受け取った贈り物の処分には罪悪感を持たない

贈り物は受けとったときに役目が終わっています。

気に入らなければ、処分しますが、そのことに対して、罪悪感は持たないようにしています。

プレゼントを受け取ったからといって、それを使わなければならない義務は発生しません。物の贈答はべつに何かを契約することではありませんから。

もちろん自分の生活に有用なら使います。

いらない贈り物の処分の仕方は

●店に返品する(クリスマスのギフトなら返品用のレシートと一緒にくれる人が多い)
●寄付する
●別の人にプレゼント
●物々交換
●売る

こんな方法があります。

私は娘にあげるか、寄付しています。

罪悪感は不用な話⇒罪悪感を感じる必要なし、人からもらった贈り物を捨てる3つのコツ

一番まずいのが、そのまま棚に入れて死蔵することです。外に出せば、本当に使ってくれる人の手に渡る可能性が生まれます。

ですが、誰も使わないまま家に置きっぱなしだと、ガラクタになります。

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以上はあくまでも、私の基本ルールです。

相手のあることなので、臨機応変に対応すべきでしょう。贈り物に対する考え方や期待は人さまざまです。

たとえば結婚記念日にご主人から腕時計をもらったけど、重すぎて使えない。そんなときはご主人に言って、一緒に店に行き選び直す、なんてこともできます。

私はいらない物をもらったらわりとすぐ処分します。人によっては、「すぐに捨てると相手に悪いような気がするから」「もしかしたら必要になるかもしれないから」と、しばらくの間とっておくかもしれません。

その場合は、3ヶ月とか半年、というように期限をもうけたほうがいいです。

そうしないと、いらない引き出物や誕生日プレゼント、香典返しでいっぱいの段ボール箱ができてしまいます。いらない物の処分は、できるだけ早くしたほうがいいのです。

何でもためるとあとが大変です。


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