お風呂でリラックス

ミニマルな日常

お風呂場や洗面所に余計なものをためこまない4つの秘訣。

日本人はお風呂が大好き。そのせいか、バスルームにはいろいろなものがたまりがちです。

きょうは、お風呂場洗面所にガラクタをためこまないコツを4つ紹介します。



お風呂場は特に物を減らすべきである

家の中のどこにガラクタがあっても、うっとうしいものです。が、特に、お風呂場と寝室はスッキリさせておくべきです。

両方とも、一日の疲れをいやし、休息する場所だからです。

お風呂場に余計なものがごちゃごちゃ置いてあると、リラックスできません。寝室に物が多いと安眠できません。

バスルームと寝室の機能はかなり限られているし、休息するための場所なので、物をあれこれ持ち込むべきではないのです。

それなのに、寝室はともかく、お風呂場や洗面所は、限りなくガラクタが増殖しやすい場所です。スペースが小さいだけに、1つの1つのガラクタの与えるダメージも大きいですね。

しかもお風呂場にあるガラクタはカラフルなものが多いです。シャンプーやリンス、みんな色の濃い派手なボトルに入っていませんか?

こういう商品は店頭で目立たなければいけないので、濃い目の色になっています。

これが嫌で、100均や無印良品でディスペンサーを買ってきて中身を移し替えている人もたくさんいるほど。

何も意識していないと、さまざまな色があふれ、ごちゃごちゃのガラクタの巣窟になってしまうのがお風呂場なのです。

なぜお風呂場に物がたまってしまうのか?

バスルームをごちゃごちゃにさせてしまう代表的なものはトイレタリー商品です。パースナルケア商品、ボディケア商品、ビューティケア商品とも呼ばれます。

たとえば、シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプー、ソープ、入浴剤。この手の物、お風呂場にたまりがちですね。

こういうものが増えてしまう理由は4つあります。

1.サンプルをもらってしまう。
2.使いきっていないのに、新しいのを買ってしまう。
3.ストックをためこみすぎる。
4.多種多様な商品を使いすぎている。

この4つの行動をやめれば、そこまで物はたまりません。1つ1つ対策を見ていきましょう。

トイレタリー商品の断捨離の仕方はこちら⇒洗面所にある小さなボトルを今すぐ捨てる(プチ断捨離その5)

サンプルをもらわない方法

サンプルをもらわないことは、意外と簡単です。「無料サンプルはお得だ」という考え方を捨てるだけでいいのです。

サンプルは販促商品です。企業はボランティアでサンプルを配布しているのではありません。「本製品を購入してもらう」という意図と目的を持って、サンプルを配っています。

サンプルをもらうということは、本製品を購入する道に大きな一歩を踏み出すということなのです。

小さなサンプルの影に、大きな本製品に対する出費がひそんでいます。

これからはサンプルを見たら、必ずその背後にあるものまで、イメージしてください。

「お金を出して本製品を買ってもいい」と思っている時以外は、サンプルは断ったほうが賢明です。

サンプルは小さいけれど、意外と使いでがあります。たとえばパウチに入ったシャンプー。1回分以上入っています。

実家のお風呂場には、半分使って、先を折り曲げてあるパウチの袋がいくつもありました。母はシャンプーだけでなく、化粧品のサンプルも使いかけていたのです。「もったいない」と思って物が捨てられない人ほど、こういうサンプルをもらうべきではありません。





すぐに新しいトイレタリー商品を買わない方法

「一度買った商品は最後まで使い切る」という強い決意を持ってください。すぐに飽きてしまう人は、最初からあまり大きなボトルは買わないほうがいいでしょう。

新しいものに目移りすることを防ぐためには、必要なものを必要なときだけ買う習慣をつけることが効果的です。

ふだんから、自分の生活に必要なものと単に欲しいものの区別を明確にするクセをつけてください。

必要なものと、欲しいものを区別する考え方はこちら⇒ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること

シャンプーなど、途中まで使って飽きてしまい、どうしても使い切れそうにないものは、掃除に使うという手もあります。

ストックをためこみすぎない方法

シャンプー、洗剤、トイレットペーパーをためこみすぎる人は、「安いときに買っておこう」という気持ちがあるようです。

「どうせ使うんだし」とどんどん買って、軽く3年ぶんぐらいためこむ人がいます。

このようにためこんでしまったら、いくら買ったときに少し安かったとしても、トータルで見ると損をしています。

その理由はこちらに詳しく書きました⇒多すぎるストックをただちに断捨離すべき理由。過剰在庫は資産ではない

今、日用雑貨の供給はとても安定しています。何もすべてのものを自宅にためこむ必要はないのです。それも3年分も。

自分が必要なものはコンビニやドラッグストア、スーパーが預かってくれている、という発想を持てば、もうそんなにためこまないでしょう。

ストック品は足りなくなったときに、買い足すだけで充分間に合います。

多種多様な商品を使わない方法

現在、何種類もの洗浄剤を使って、髪、顔、体を洗っているのなら、洗浄剤の種類を減らせないか、検討してください。

よくよく考えれば、頭皮も顔も体もひとつながりの同じ皮膚。場所ごとに違う洗浄剤を使う必要などあるのでしょうか?

使い分けてほしいと思っているのはメーカー側だけで、皮膚側のほうは、「別にみんな同じでいいです」と思っているのでは?

今は、全身を洗うのに使えるシャンプーも市販されています。そういう製品を使ってみたり、全身を固形石けん1個で洗うという方法もあります。

また、私のように、洗浄剤は特に何も使わない、という手もあります。

湯シャンのすすめ⇒湯シャンのやり方や効果を書いた記事のまとめ

私、もう何年も湯シャンにタモリ式入浴法(石けんを使わない)をしていますが、別に、からだがにおってきたり、肌ががさがさになったりといった問題は起きていません。

むしろ、冬場の乾燥がおさまり、肌のコンディションがよくなったぐらいです。興味のある方は、洗浄剤を全く使わない、という方法も検討してください。

また、家族でそれぞれ違う製品を使っているなら、可能な範囲で、同じものを使えば、お風呂場のトイレタリー商品の数を減らすことができます。

タオルがたくさんあって、洗面所まわりがごちゃついているときは、タオルの断捨離も検討してください。

バスタオルを断捨離したり、一回り小さいサイズのタオルを使ったり、コットンのタオルではなく、リネンのタオルを使うなど、タオルのかさを減らす方法はいろいろあります。

バスタオルの断捨離のススメ⇒バスタオルを使わないシンプルライフ~バスタオルがないとこんな問題は一挙に解決
~~~~~~
告白いたしますと、我が家のバスルームは全然シンプルではありません。

夫と娘の派手なシャンプーやコンディショナーのボトルが、浴槽のコーナーにぼんぼんとのっています。

我が家のバスルームはこういう物をのせる棚がないので、浴槽のへりが置き場になっています。

しかも、夫も娘も自分が使うものにこだわりがあるため、共用していません。ましてや湯シャンをするなんて夢にも思っていないでしょう。

ですが、私自身も、昔は「シャンプーを使うのは当たり前」と信じて疑わなかったのです。

しかし、今は、シャンプーなしで、しごく快適です。

バスルームのごちゃつき解消に行き詰まりを感じたら、積極的に新しいやり方にチャレンジするのもおすすめです。





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