シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

確実に汚部屋から抜け出す方法。小さな行動目標を立ててクリアしていく。



悩んでばかりいず、汚部屋片付けるという行動に移るために、目標を立てて、それをクリアする手順をお伝えします。

片付けなければ部屋はきれいにならない

汚部屋に悩んでいる人から、よくメールをいただきます。

メールにはこんな共通点があります。

●頭が混乱しているふうに思われる。

●ひじょうに感情的になっている

●苦しみ、悲しみ、絶望感がにじみでている

あまりに頭が混乱しているから、行動に移れないのではないでしょうか?

まず、冷静になってほしいと思います。

悩んでいても、部屋はきれいならないので、片付けるしかありません。

一番最初にすることは、「自分は汚部屋に住んでいる」という現実を静かに受け入れることだと思います。

その後、「スッキリきれいな部屋」という最終目的地に到達するための、行動目標を立てて、1つずつクリアしてはどうでしょうか?

プロに片付けてもらってもいいですが、それは対症療法にすぎません。必ずまた汚部屋に逆戻りします。

自力での解決をめざしてください。

以下に目標をたて、行動に移す手順をステップ・バイ・ステップで書いていきます。

ステップ1:現在の状況を調べて問題点を見つける

ノートとペンを持って、家の中、あるいは片付けたい部屋の中を歩いてみて、現在の状況を調べてください。

解決したい問題点を見つけたら、ノートに書き出してください。

たとえば、

●リビングルームのテーブルの上が物置になっている。

●寝室のベッドの上に、服が山をなしている

●クローゼットの中に服がびっしりあって手が入らない

●デスクの上に、ミシンと裁縫の道具がいっぱいで、デスクとして使えない

●キッチンのシンクに汚れたお皿が2週間分ぐらい放置されている

こんなふうに具体的に、問題点をリストアップしていきます。

「見るのも嫌な部屋があって、とにかくしんどい」というメールをいただきました。こういう人ほど、自分の部屋をしっかり見て、問題点を見つけるべきです。

別に汚部屋を見たって、命をなくすわけではありません。

現在の状況を知らないと、問題を解決することができません。

汚部屋について、ただ悩んでいるだけの人は、具体的な問題点がわかっていないのだと思います。

問題点を洗い出す重要性についてはこちらに書いています⇒不用品を捨てられない原因を探す5つのヒント。悩むのではなく、課題を解決する。

汚部屋の状況をノートに書き出してみると、解決すべき問題は有限であることがわかるでしょう。それぞれの問題は、「汚部屋の構成分子」と呼べます。

行動を起こし、汚部屋の構成分子をなくしていけば、部屋はいつか片付くのです。

人によっては、「すごい汚部屋に住んでると思ったけど、書き出してみたら、そうでもない。あそことあそこを片付けるだけでいい」と思うかもしれません。

家中、汚部屋の場合は、小規模なターゲットエリアを決めて、まずはそこだけやってみてください。


ステップ2:自分が得たい状況(目的)を明らかにする

現実に向き合ったあとは、それぞれの問題を自分がどうしたいのか考えてください。

これまで、汚部屋に悩んで途方にくれていた人の頭の中には、こんな思考があったと思います。

●現実⇒汚部屋
●夢と理想⇒スッキリきれいな部屋

この2つ、すごく漠然としています。だから、どこから手をつけていいのかわからないのです。

ステップ1では、現実を細分化しました。ステップ2では、夢と理想を細分化して、具体的にします。

具体的な例をあげます。

キッチンのカウンターにあまりにも物がのっていて、料理ができない⇒スッキリとしたカウンター。

居間の床におもちゃ、洗濯物、雑誌、その他のものが散らかっているので、人を呼べなくて困っている⇒物が散乱していない床。

洗面所にムダにたくさんコスメやシャンプーのボトルが集積⇒ボトルがない、スッキリとした洗面所。

汚部屋の構成分子を1つ1つ、解消して、「きれいな状態」を積み重ねていけば、夢と理想である「スッキリきれいな部屋」になります。

ステップ3:行動目標を考える

次に、自分が得たい状況に到達するために、何をすべきか考えてください。これは行動目標です。

キッチンのカウンターの片付けなら、15分ぐらいかけて、ゴミを捨てたり、出しっぱなしの調味料を棚にしまったりすれば、それなりにきれいになると思います。

だから、ノートに

●目的:キッチンのカウンターの上をきれいにする

●そのためにやるべきこと
– 腐ったおかず、カビだらけのパンなど、明らかなゴミを捨てる
– 調味料を棚にしまう(賞味期限切れのものは捨てる)
– 汚れたお皿はシンクに移動
– 新聞紙や雑誌はリサイクルゴミに出す

こんなふうに書いてください。

もちろん、こんなことをいちいち書かなくてもさくさく片付けられるならそのまま片付けに突入すればいいのです。

しかし、「あれ?次、何すればいいの?」と手が止まってしまったら、必ずノートにやるべきことをリストアップしてください。

「やるべきこと」を決めるコツは、「今の自分の力で充分実現可能なことにすること」です。

ふだんなら、仕事のあと、ガラクタに囲まれつつ、ぼーっとソファーに横になってテレビを見ている人が、やおらむくっと起き上がって、すぐにできることにしてください。

タイマーをセットして、15分間だけ、床に落ちているものを拾おう、とか。

「やるべきこと」があまりに漠然としすぎていたり、あまりに難しいことだと、実際の行動に出ることができません。

汚部屋人生に疲れた人。

こんな人でも必ず片付けられる

ステップ4:タイムリミットを決める

目標の横に、いつまでにそれをクリアするか日付を書いておいてください。

タイムリミットを決めないと、先延ばしをして、行動に移せません。

先延ばしについて⇒今すぐやる人になる6つの方法。先延ばしグセを手放して今度こそ汚部屋を脱出

キッチンのカウンターの片付けは今週末、来週末はクローゼットの片付け、平日は、朝15分、ゴミを捨てよう、というように、ざっとスケジュールを決めてください。

自発的に日付を設定してもいいし、ゴミの日に合わせて何かを捨てたりするのもいいです。

ゴミの日のように、自分以外の人が決めたタイムリミットは拘束力があるので積極的に利用してください。

生協で食品を買っている人は、配達日までには、キッチンにある生鮮食料品をすべて食べきる、といった締め切りをもうけることができます。

比較的質のいいガラクタがたくさんある人は、フリマに参加することを決めてしまえば、いやでも家の外にものを出さざるを得なくなります。

ステップ5:実際に片付ける

行動目標ができ、スケジュールもだいたい立てたら、あとは行動するだけ。実現可能な行動目標を立ててあったら、行動することは別に難しくありません。

もちろん捨てているときにいろいろな障害にぶつかることもあります。

何を捨てていいのかわからない、片付け方がわからない、など。

汚部屋の場合は、ほぼすべてガラクタなので安心してぼんぼん捨ててください。ずっとガラクタの山の中にあったのですから。

物を捨てる基準については、当ブログにたくさん書いているので、片付けに疲れたときに、気分転換に読んでみてください。

洋服の減らし方はこちら⇒洋服を減らしたいならこれを読め:ファッション関連記事のまとめ

キッチンにあるものの減らし方はこちら⇒キッチンがテーマの記事のまとめ。台所の片付けや食器の断捨離方法など。

ステップ6:微調整する

捨てながらも、行動目標は微調整してください。あまりに大それた行動目標をたてていたら、もっとやさしいものにしてください。

今回のプロジェクトは、汚部屋解消ですから、できるだけ簡単な行動目標を設定し、それをどんどん達成していくことで、よい習慣を身につけたほうがいいと思います。

時々、どのぐらい進んだか、自分で調べてみて、計画を微調整することも必要です。

予定どおりに進めることができていたら、自分に自分でごほうびをあげてください。ちょっとおいしいものを食べにいくとか、フットマッサージに行くとか。

小さな行動目標をクリアするたびに、お祝いをすることをおすすめします。

成功する秘訣は紙に書き出すこと

「行動に移せない」という悩みがある人は、だまされたと思って、やるべきことを紙に書いてください。

ノートがゴミに埋もれて見つからなかったら、チラシの裏などでかまいません。めんどさくてもぐっとこらえて書いてください。

1週間で8割捨てる技術」とうい本を執筆したとき、「片付けを始まる前に、理想の状況をノートに書く」と原稿に書いていました。

そうしたら、「たかが片付けにノートを用意するのも面倒ですから」と編集者に言われて、この部分はカットされました。

しかし、書くことは目標達成にとても有効なのです。

書くことで、思考の整理ができるから、タスクの細分化も簡単にできます。

紙の上に書かずに、「部屋がきれいになったらいいなあ~」とぼーっと思うのは、単に願望を抱いているだけです。

しかし、いったん、紙の上に、「ベッドの上にのっている服を全部古着屋に出す」と書けば、それはクリアすべき目標になるのです。

何年も願望を抱いていたけれど、結局、今も汚部屋ではないのですか?

頭の中の願望は何も生み出しませんが、紙に書きだした目標は一步前進する強力なツールになります。

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汚部屋に悩んでいる人は、「きれいな部屋になったらいいなあ」と願っています。

現実から理想に行くプロセスが、すぽっと思考から抜けているので「じゃあ、自分は何をどうしたらいいんだろう?」となってしまって動くことができないのです。

そして、今日も明日も汚部屋だから、「ああ、部屋の片付けもできないなんて、私はなんてだめな人間なんだろう」とセルフイメージがさがってしまいます。

事実は、部屋の片付けができないわけではないのです。

きれいな部屋にするために、今やるべきことがわかっていないだけなのです。

スイカを食べる時、みんな小さくカットします。そのままでは、大きすぎて食べられませんから。

これと同じです。汚部屋じゃない部屋に到達するために、やるべき小さなタスクをたくさん見つけてください。

そのタスクを、コツコツとクリアしていけば、必ず汚部屋から抜け出すことができます。


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