シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

いしだあゆみさんに学ぶ、60歳からの断捨離とミニマルライフ



私が、シンプルライフをめざして、熱心に断捨離していたとき、よい刺激を与えてくれた、女優のいしだあゆみさんのライフスタイルをお伝えします。

いしだあゆみさんは1948年3月26日生まれ。もうすぐお誕生日です。今年、68歳。最近は、激ヤセや奇行、認知症なのではないか、という言葉といっしょに、お名前を聞くことが多いですね。

いしだあゆみさんのプロフィール

いしださんは4人姉妹の次女。

いしださんのお母さんは、石田久子さんという方。

戦後の復興期に、銀行員をやめてパン職人になったご主人を支えつつ、商売を広げながら、4人の娘を育てた、素晴らしいお母さんである、ということで、その生涯が、NHKのドラマ、『てるてる家族』(2003年)で描かれました。

お姉さんは、元フィギュアスケーターの石田治子さん。1968年のグルノーブルオリンピックに日本代表として出場した方です。下の妹は、一般人。末の妹は、作詞家のなかにし礼さんと結婚した、元歌手の石田ゆりさん。

『てるてる家族』の原作を書いたのはなかにし礼さんです。

あゆみさん自身もフィギアスケートをやっていて、中学生のとき、アイスショーでスケートをしているところをスカウトされたそうです。

16歳のときにデビューして、歌手として活躍、30代始めぐらいから、女優に転身しました。16歳のときから、ずっと芸能界にいる、芸人中の芸人と言えるでしょうか。

60歳直前に断捨離を決行

いしださんは、60歳になる直前に一軒家から東京の1LDKのマンションに引っ越しました。

それに合わせ、物を大幅に断捨離。5年前、2011年5月20日放送の『徹子の部屋』に出演し、断捨離や自分の暮らしぶりを披露しました。

私は、たまたまこの番組の動画を動画共有サイトで見ました。

この番組でのいしださんは、やせてはいるものの、相変わらずきれいな着物姿でした。

番組で語られていた内容は、そのたおやかな姿からは想像できないかなり極端なシンプルライフ。今もこんな生活を続けているのかどうかは知りませんが、当時の彼女はまぎれもなくミニマリストでした。

ややエキセントリックではあるものの、60歳になって、シンプルライフに行き着き、今は快適な一人暮らしを送っている、という話には、とても共感できたし、参考になりました。

いしだあゆみさん=奇行、ではなく、自分らしさを大切にするシンプルライフを送っている人、という言葉とともに、みなさんにイメージしてもらいたいです。

今回は、『徹子の部屋』で話していた内容に加えて、私が調べたことを合わせて、お伝えしますね。

2階建ての一軒家から1LDKのマンションに引っ越し

いしださんは、もともと鎌倉の七里ヶ浜というところにあった一軒家にお住まいでした。59歳のとき、東京のマンションに引っ越しをしました。

引っ越した理由はいろいろあると思います。番組では還暦を前にして、もっとシンプルライフにしたかったから、とのことでした。

以前、記事に書いたように、人は、50歳をすぎたら、ライフスタイルを変えざるを得なくなると思います。

50歳になったら断捨離したい4つのガラクタとは?捨てて新しい未来を切り開こう

多くの人は、シンプルライフに向かうでしょう。

なぜシンプルライフなのか?

年をとって、体力がなくなり、もういろいろな物事の面倒をみられなくなるからです。

人生の残り時間も少なくなり、よけいなことにかかずりあっているよりは、自分のしたいことに集中したいと思うのもこの年頃です。


それまではずっと無理をしていた

いしださんは、50代半ばごろから、鎌倉から東京に仕事に行くのがつらくなったとのこと。

以前、いしださんは、愛車のバンデン・プラ・プリンセスというイギリス車を自分で運転して東京に通っていたそうです。1960年代産の車です。

この車、1992年のトレンディドラマで中山美穂さん扮するヒロインが乗っていた、おしゃれでかわいい車だそうです。また同じ時期に放映された『刑事貴族』というドラマでも、水谷豊さんが運転していました。

ちなみに、トレンディドラマというのは、都会に暮らす若者(たいてい美男美女)のトレンディでおしゃれな恋愛や生態を描いた、リアリティに欠けるドラマのことです。

バンデン・プラのメーカー、とっくに倒産しています。この英国車は、見かけはよくても、運転しづらいし上にトラブルが多く、すごく維持費がかかるはずです。

「人と違う車」なので、いかにも芸能人が選びそうな車ですね。

バブル期を体験して、ほかの人と差をつけたい、というメンタリティがある人は、こういう車を選ぶかもしれません。

実用的か、といったら、全然そんなことはないのですから。

往復4時間くらいかけてバンデン・プラを運転し(渋滞があるため)東京に通っていたいしださんは、車ともども疲れを感じていました。「自分は無理をしている」と悟ったようです。

大は無駄をかねる

いしださんは、2階建ての家に14年住んでいました。たぶん一人暮らしだったと思います。34歳ぐらいから4年ほど、ショーケンと暮していましたが、その後は独身ですから。

収納場所がたくさんあったので、物をたくさん買って、しまいこんでいたそうです。まあ、経済力もありましたからね。

断捨離をしてみたら、「大は無駄をかねる」と痛感されたそうです。

断捨離した人や、ミニマリストは、収納する場所があると、物が増える、と口を揃えて言います。私もそう思います。

吉本由美さんも同じようなことを本に書かれていました⇒吉本由美の「一人暮し」術が、シンプルライフの参考書として威力を発揮した

物を増やしたくなかったら、収納場所がないほうがいいのです。

カフェオレ

いしださんの朝食はこんな感じ?

物の数はミニマム

いしださんの所持品の数はとても少ないです。お皿は1枚、コーヒーカップは1個だけ所持。飲み物はすべてそのカップで飲みます。グラス、コップ、湯のみはありません。

電子レンジはありますが、ポットや炊飯器はありません。

自分の衣類やバッグは引っ越しのときにすべて処分。

例外として、2010年(番組をとった前の年)に亡くなったお母さんの遺品である、衣類とバッグは持っているそうです。

また、仕事上、必要になりそうな古い服で、衣装さんが用意できそうにない戦時中の木綿のブラウスやシミーズなども取ってあるそうです。

きっと前の家には、こういう古い衣裳に加えて新しい服もいっぱいあったのでしょうね。

食器棚を持っているものの、食器をろくに持っていないので、草履をしまってあるそうです。

いしださんは、昔から、自分の作品(レコード、出演したドラマのビデオなど)はとっておかないそうで、そういうものは何もありません。

超早寝早起き

いしださんは、夜7時に寝て、夜中の2時に起床。

起きたらすぐに、掃除、洗濯などの家事を、運動を兼ねてします。運動ですから、窓ふきなどはできるだけ大きな動作を心がけます。

拭き掃除やお風呂の掃除もこの時間帯。

起きてすぐに掃除をするのは、なんかもったいない気がしますが、きっと体力的に一番充実している時間なのでしょうね。

掃除が終わったら、カフェオレとお菓子という軽い朝食をとり、血糖値をあげます。個人的には、この朝食はどうかと思うのですが、朝からチョコレートを食べる人はけっこういるようです。

その後、日課の1時間の散歩に出ます。

近所の公園では午前3時半から1時間ほど放水があるので、その時間に当たらないスケジュールで散歩します。

散歩の時間帯はよくわかりませんでしたが、早朝であることは間違いありません。映画のロケ先でも午前2時半に散歩をしていたとか。

季節によっては、寒いし、危ないですよね。

実は私も以前、毎朝午前5時ぐらいにジョギングに出ていたことがあります。真っ暗で、月がきれいなのはうれしかったのですが、すごく寒かったです。

朝早いのもびっくりなのですが、もっとすごいのは、夜、電気を使わないこと。電気はつけずに、テレビと冷蔵庫の灯りで用をすませてしまうそうです。

夜、何をするかにもよりますが、目の健康にはよくないですね。ただ、7時に寝てしまうので、夜、灯りが必要な時間帯は少ないでしょう。

一人暮らしだからできることだと思いました。家族がいたら、こんな不思議なスケジュールを守ることはなかなか難しいです。

この頃、いしださんはたくさん取材を受けていたようで、同じ内容の話をべつの番組や、雑誌でも話していました。

番組が放映された2011年の5月に、いしださんが出演した『エクレール・お菓子放浪記』という映画が封切られました。映画のプロモーションを兼ね、精力的に取材を受けていたのだと思います。

2011年と言えば、東日本大震災のあった年です。この映画のロケ先のほとんどが宮城県だったそうで、番組ではその話も出ていました。

最近のいしださんは何をしているのか?

所属事務所のいざわオフィスのサイトを見ると、いしださんの最後の仕事が2015年の1月なので、もしかしたら本当に体調が悪いのかもしれません。68歳なら、まだ十分女優業をやれる年齢です。

2012年に、『愛、アムール』(Amour)というフランス映画が公開されました。この映画の主人公は老夫婦。年老いた夫が、一人で、病気で半身麻痺し、認知症の症状も出てきた妻を介護する話です。

奥さんの役をやった人は、エマニュエル・リヴァというフランスの女優。映画に出演していたときは84歳か85歳。この映画での名演が認められて85歳のときセザール賞を受賞しています。

リヴァさんのインタビューを聞きましたが、いたってふつうにお元気でした。

リヴァさんに比べると、いしだあゆみさんはまだまだ若いですから、また元気に活躍してほしいですね。
* * * *
私が、本放送、動画を含めて、『徹子の部屋』を見たのはこの回が最後です。黒柳徹子さんもお元気でした。まだ『徹子の部屋』、放映が続いていますが。

若い人は、自分が年をとるなんて想像していないから、芸能人が年をとっていくと、劣化だの何だのと、好き放題にけなします。若いころの功績などは、まるで無視していますね。

みんな順番に年をとるのに、もう少し、やさしい言葉をかけることはできないのか、と思います。

病気のせいで奇行が生まれているなら、それはしょうがないです。好きで病気になる人などいないのですから。

今の若い人が年をとる頃は、周り中、高齢者だらけの世の中です。ますますシンプルな生き方が求められると思います。


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