鳥

ミニマリストへの道

なぜ私はあんなに物を買ってしまったのか~ミニマリストへの道(3)

どうして筆子がミニマリストになったのか、なぜ、突然バンバンものを断捨離しまくったのか書いています。

27歳の夏、5つのきっかけで、物をたくさん断捨離しました。
そもそもなぜ、私はこんなにたくさんの物を買ってしまったのでしょうか?

発作的な断捨離の先の話に行く前に、きょうはこの点について考えてみます。



筆子がつまらない物をたくさん買い集めてしまった理由とは?

心の中に何か満たされないものがあり、それを買い物することや、物を手に入れること、そばに置くことで埋めようとしていたのです。

20代後半のとき、筆子は不幸だったのです。好きな趣味があり、習い事もやり、実家住まいの独身で、家賃や生活費の心配もいらず、反抗的な子供もおらず、今よりずっと恵まれていた(?)ので、自分ではそこまで不幸だとは思っていなかったのですが。

しかし、心の中には、さまざまな不満が渦巻いていました。

たとえばこんな不満をかかえていました。

  1. 給料が安い
  2. デッドエンドジョブ
  3. デブである
  4. 恋人がいない

1つずつ詳しくご説明します。

給料が安い

筆子の入った会社は、ほかの会社にくらべて給与が安かったのです。友だちの年収を聞くたびにため息がでました。しかし、筆子は実家にいたのだから、その気になれば貯金はできたはずです。

デッドエンドジョブ

デッドエンドジョブとは、英語で書くと dead-end job 「行き止まり仕事」という意味です。つまり、どこまで行っても、行き止まりにぶちあたる仕事です。

仕事は嫌いではなかったのですが、この先、何年やっても同じ仕事の繰り返しで先の展望がありませんでした。

デブである

筆子は幼稚園のときはすごく細かったのですが、小学校3年ぐらいからぶくぶく太り始めました。

1度、脂肪細胞ができると、あとは、しぼんだりふくらんだりするだけで、決してなくならないと、と聞きますが(未確認ですけど)、筆子の場合、その後、ほぼふくらんだまま、現在に至ります。

実は25歳のとき、やせたくて、1度、無理なダイエットをしましたが、恐ろしいまでにリバウンドしました。これについてはまた後日書きます。

恋人がいない

彼氏がいなかったのですが、それで特に不自由はありませんでした。ただ、まわりがいろいろ言うじゃないですか?特に母親が。それが、けっこうストレスでした。





先が見えない苦しさを買物で発散

4つの不満の中でも、先の展望が感じられないのが、1番大きかったです。このときはまだ20代で、今から考えるとピチピチとして、体力もあり余り、ひどい虫歯にもなっていなかったし、まだまだ何でもできる年頃なのですが。

今の筆子は、考え方をがらっと変えたので、不満でおなかの中が真っ黒ということはありません。しかしこの頃は、たとえふだんは平常心で暮していても、何かちょっとしたきっかけで、おなかの中にある黒いものがドロドロ出てきそうなくらい、不満たらたらでした。

私はそのような満たされない気持ちを埋めるために服を買い、ピアスを買い、靴を買い、フェリシモで毎月雑貨を買っていたのです。

現状の生活に対する不満を解消するために買っていたのですから、軽い買い物依存症みたいなもの。

しかし、筆子は「物」が好きでしたから、ここが買い物依存症の人とは違います。買ったものすべてを使い切ることはないにしろ、きれいに整理したいという気持ちはいつも持っていました。

あまりに買いすぎて、何を買ったか忘れるということはよくありましたが。

さらに、借金をしてまで買うことはなく、安い給料のおかげで、重度の汚部屋にならなかったのは幸いでした。

お金を使うといえば、一時期わりと値段の安い、規模の小さなエステティックサロンに通っていたこともあります。

施術料はさほど高くありませんが、施術に使う化粧品(マッサージクリームやら何やら)が高かったので、けっこうな無駄遣いでした。

ここは小さなマンションの一室でやっていました。エステにお客さんとして出向くと、大事にされるので、そういうことで心を満たしていたのでしょうね。

買い物をすることで、自分のパワーを感じていたわけです。そして、汚部屋になり、ある時頂点に達して、断捨離という流れ。

このときは、自分の心のメカニズムまで考える余裕はなかったので、いったんガーッと捨てたものの、その後、お決まりの断捨離リバンドが起きました。

この続きはこちら⇒大量に断捨離したのにリバウンドした理由とは~ミニマリストへの道(4)

***************************************************

最近の筆子は、さほど空虚な気持ちにはさいなまれていません。いろいろ考え方を変えたのですが、特に、自分のことばかり考えるのをやめたら、おなかの中の黒いものが徐々に減っていきました。

脂肪は減らないのですが。

生きている限り、自分の思い通りになることなんて、決してありません。ミニマリストとなった今は、そういう「思い通りにならないこと」を楽しむ心の余裕がでてきましたよ。





お金節約もがんばるミニマリストの計画~まずは節約マインドを前のページ

SNSの使い方、ミニマリスト流次のページパソコン

ピックアップ記事

  1. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。
  2. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  3. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  4. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  5. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…

関連記事

  1. お香

    ミニマリストへの道

    お香の収集癖を断捨離するまで~ミニマリストへの道(36)

    以前たくさん集めていたお香をほぼ断捨離するまでのお話をします。…

  2. 読書

    ミニマリストへの道

    三日坊主だった私が、継続できる人になった理由:ミニマリストへの道(105)

    私がやたらとたくさん持っていた物の中に、本や書類があります。積…

  3. ランニング

    ミニマリストへの道

    50歳の私が運動習慣を身につけたきっかけとは?~ミニマリストへの道(31)

    アメリカのフライレディネットのメールを取り、熱心に片付けをしていた50…

  4. 皿

    ミニマリストへの道

    整理収納のための入れ物を増やす恐怖:ミニマリストへの道(83)

    不用品を大量に寄付したあとも、まだまだ余計な物があったので、せっせと捨…

  5. ノート

    ミニマリストへの道

    筆子流、紙ゴミを増やさない極意:ミニマリストへの道(70)

    前回、紙ゴミを10キロ以上捨てた話を書きましたが、私が捨てた紙はこれだ…

  6. 雑貨を断捨離

    ミニマリストへの道

    「いつか使うかも」の「いつか」は来なかった:ミニマリストへの道(66)

    2年前(2014年)の今頃、大量の雑貨を捨てました。その体験からつくづ…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,813人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 服のチェックをしている人
  2. 車のハンドルを握る手
  3. 田舎を歩く女性
  4. 考え事をしている女性
  5. 新学年
  6. 段ボール箱
  7. 車を運転しているところ
  8. ピンクの花
  9. ストレスがある人

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 白壁にグリーンのプラント
  2. アクセサリー
  3. 頭痛
  4. 花丸スタンプ
  5. ルーム
  6. 眠っている新生児
  7. 本を読む人
  8. 贈り物
  9. パスタを食べている女の子
  10. 自己憐憫している女性

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP