シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

『必要なのは10分間の瞑想だけ』~物より心が大切です(TED)


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人生の質をあげるのに、参考になりそうなTEDの動画を紹介しています。

今回はアンディ・プディコーム(Andy Puddicombe)の、All it takes is 10 mindful minutes(10分間だけ意識的になればいい)という動画です。日本語のタイトルは、『必要なのは10分間の瞑想だけ』。

TEDの説明はこちら

When is the last time you did absolutely nothing for 10 whole minutes? Not texting, talking or even thinking? Mindfulness expert Andy Puddicombe describes the transformative power of doing just that: Refreshing your mind for 10 minutes a day, simply by being mindful and experiencing the present moment. (No need for incense or sitting in uncomfortable positions.)

最後に、全く何もせず10分間を過ごしたのはいつですか?テキストのやりとりもせず、話しもせず、考えすらしない時間です。

マインドフルネス(mindfulness 意識的になること)の専門家、アンディ・プディコームは1日10分間、意識的に、「今」という時間を体験するすばらしい力を説明します。(お香もいらないし、きゅうくつな姿勢で座る必要もありません)。

mindful とその名詞形の mindfulness は個人的に訳しにくい英語の1つです。しかし、ひじょうによく出てくる単語です。文脈によっていろいろな訳が考えられますが、要するに、「心を持って、気持ちを持って、注意して、意識しながら」ということです。

人は何かを見たり聞いたり読んだりしても、意識していないと、意外と何も感じ取ることができません。

先日、心の断捨離の記事を書き、心をスッキリさせる方法をいくつか紹介しました。瞑想もあげたのですが、私自身は、瞑想しようとするとすぐに寝てしまいます。

アンディに、現代人にあった、ごくシンプルな瞑想の仕方を教えてもらいましょう。

動画は9分ちょっとです。日本語字幕が出る設定にしていますので、字幕なしや英語の字幕がよい方は、プレイヤーで設定を変えてください。

動画のあとに、抄訳を書きます。

トランスクリプトはこちら⇒Andy Puddicombe: All it takes is 10 mindful minutes | TED Talk | TED.com

TEDについてはこちらで説明しています⇒もう自己啓発本を読む必要なし~成功するため8つの秘密とは?(TED)

何もしない時間、最近ありましたか?

私たちはとても忙しい日々を送っています。

10分間、何もしなかったことって最近ありますか?メールもテキストもインターネットも、テレビやおしゃべりも、食事も、読書もしない時間です。

今あったこと、これからあることなども考えず、本当に何もしない時間です。

きっとずいぶん前のことだと思います。

でもこれっておかしいですよね?

「心」はとても大切なものなのに、誰もケアしない

私たちはよく心(mind)の話をします。

心は人生を送るのになくてはならない財産(resource)です。心があるから幸せになったり、満足したり、平静心を保ったりできるし、他人にやさしくしたり、思いやりを持って接することができます。

集中したり、創造したり、自発的に何かをやったり、ベストを尽くすのも心があるからこそ。

なのに、人は、心のケアをするために時間を取らないんですよね。車や洋服や髪の毛のために時間をかけることはあっても。

でも、心のケアをしないとどうなるかおわかりだと思います。ストレスをかかえます。心の中は洗濯機のようにぐるぐるまわり、混乱します。どうしたらいいのかわからなくなるんですね。

悲しいことに、現代は、横から邪魔が入って気が散りがちです。自分自身の世界でしっかり生きることができません。

すごく大事なことを見逃してしまうのです。しかもおかしなことに、みんな「それが人生なんだ、だからそういうふうにやって行かなければ」と思ってしまっています。

でも違いますよ。


「瞑想」は実は「予防」なのだ

11歳のとき、初めて瞑想のクラスに行きました。「瞑想」と聞いて人が思い浮かべることは全部ありましたね。床に足を組んで座り、お香やハーブティがあって、みんなベジタリアンで、みたいなね。

母がそのクラスに行ったんで、私も興味を持ち、一緒に行きました。

このときは、「瞑想は心のアスピリンみたいなものだ」と思ってました。ストレスを感じるから瞑想をするのだ、と。瞑想は「予防」だと気づいたのは20歳のときです。

20歳のとき、いろいろあって、人生がひっくり返り、考えこんでしまったんです。ネガティブな感情でいっぱいになり、どうしていいかわからなくなりました。

1つの考えを打ち消しても、次の考えが浮かんできて。すごく大変な時期でした。

ストレスに対処する方法は人さまざまだと思います。仕事に打ち込むことで、ストレスを感じないようにする人がいます。友だちや家族にサポートを求める人も。

人によっては、とことん落ち込み、薬の力を借ります。

私はストレスに対処するために、僧侶になりました。大学をやめて、ヒマラヤに行き、僧侶になったのです。そして、瞑想について学び始めましたた。

その時何を学んでいたのかよく聞かれます。そうですね。明らかに、いろいろなことが変わりました。

禁欲主義の僧侶ですから、いろんなことが変わります。でもそんなことよりもっと大事なことがあるんです。瞑想を学んで、今という時間をもっと理解し、ありがたく思うようになりましたよ。

自分を見失ったり、気が散ったり、ネガティブな感情に押しつぶされることがなくなりました。代わりに、今という時間を意識して、生きることができるようになったのです。

「今という時間」はずいぶんないがしろにされていると思います。「今」を生きてるのは当たり前のようでいて、実のところその「今」という時間をしっかり生きていないのです。とても大事な時間なのですが。

瞑想

1日10分の瞑想で人生を変える

ハーバード大学の研究によれば、私たちは、47%の時間は物思いにふけっている
(minds are lost in thought)そうです。同時に、こんなふうにいろいろなことを考えているせいで、幸せを感じないのではないか、という話です。

人の一生は短いのに、その時間の半分ぐらい、いろいろなことを考えこみ、不幸せになっているのです。

悲しいことですね。こうしたことを防ぐ方法があるのに。心をもっと健全に、意識的にして、気が散らない方法があるんですよ。

この方法は前向きで、実用的、誰にでもできて、科学的に証明されたテクニックです。

さらに素晴らしいことに、1日10分あればこれができるのです。それだけで人生が変わります。

でもやり方を知らないといけません。練習が必要です。どうしたらもっと意識的になれるのか、その枠組を学ぶ必要があります。

本質的には瞑想と同じです。「今」という時間に、もっと慣れ親しむことです。

ですが、効果を得るには、正しいやり方を学ばねばなりません。そのためにこれ(オレンジ色の3つのボール)を使います。

瞑想は実は心の動きを客観的に見ること

たいていの人は、瞑想は、考えを止めること、感情を押し殺し、心をコントロールすることだと思っています。でも、全然違うのです。

[ボールを1つ前に出して]一歩下がって、感情が行ったり来たりするのを、ただ、見ることなんです。それがいいとか悪いとかは考えず、リラックスして、しかも集中して見るのです。

たとえば、今[3つのボールをジャグリング始めて]、このボールに集中しすぎると、私はリラックスして、みなさんにお話することはできません。

同時に、あまりにリラックスしてみなさんに話をしていると、ボールに集中できず、落としてしまいます。

人生や、瞑想に集中しすぎることがあるんです。[ボールに集中してジャグリングする]だから人生がこんなふうに、ギクシャクして、生きづらくなります。肩に力が入り、ストレスを感じているときは。

別のときは、力を抜きすぎて、[だらだらとジャグリングをしながら]こんなふうになったりします。瞑想の場合は眠ってしまいます。

そこで、集中とリラックスのバランスを取り、自然に考えが行ったり来たりするようにします。

ふつう、意識的になろうとすると、気が散ってしまいます。

このボールが「心配」という考えだとしましょう。[ジャグリングを始める]何もかもうまく行っているのに、「心配」という考えを見つけると、「おや、心配していたことに気づいてなかった。もう一度考えてみよう。ああ、やっぱり心配だ。すごく心配だ。心配ごとだらけだ」。

こんなふうに自分では気づかないうちに、「心配していること」を心配してしまうのです。

馬鹿げてるのですが、日常生活で毎日これをやっているのです。

歯が1本ぐらぐらしてるとします。ぐらぐらするのがわかっているし、痛みもあります。20秒とか30秒ごとに、[口をもごもごさせながら]あうあう、あうあう、痛いな、なんてやりますよね。

こうやって話を強化してしまうんです。自分自身に同じことを言い続けるわけです。

出来事は変えられないが体験は変えられる

心がこんなふうに動いていることを知れば、その筋やパターンを手放すことができます。

座って、感情がこんなふうに動くのを見れば、いろんな違うパターンを見ると思います。[ボールをぐるぐる早くジャグリングを始める]気持ちがこんなふうに動いているのがわかるでしょう。

座って何もしていないとき、感情がこんなふうにめまぐるしく動いても心配しないでください。

[ボールをだらだらとジャグリングを始める]もしかしたら、考えがこんなふうに動いているのを発見するかもしれません。すごく退屈で、ほとんど自動的に動いているのを。朝起きて、仕事に行って、食べて、寝て、起きて、働いて、とか。

1つの考えばかりが、ぐるぐるしているかもしれません。なんでもいいのです。瞑想は一歩さがって、物事を別の視点からみるチャンスなんです。

物事はいつも見た目どおりとは限りません。

私たちは、人生で起きることを変えることはできません。でも、それをどうやって体験するかは、変えることができるのです。

それが瞑想の持つ力であり、意識的になることのパワーです。

お香をたいたり、床に座る必要もなし。1日10分時間を取って、一歩下がって、今という時間に慣れ親しみます。そうすれば、集中し、静かな心になり、頭がスッキリのです。

・・・・・抄訳ここまで・・・・・・・

心のケアをしない私たち

ミニマリストの視点からこの動画を見て興味深いことがいくつかありました。

私たちは車や洋服のことについていろいろ時間やエネルギーを費やすのに、自分の心のケアをしないという点。

本当にそうですね。

人によっては、自分の生活や人生について、正面から考えることをしたくないので、物や仕事にかまけるのかもしれません。

そうすれば、うまく心を失うことができますから。

そして、忙しさの中で、目の前のことを処理しながら、広告を見て、自動的に買い物をして、ガラクタをためて一生を終えるのです。

忙しさの秘密⇒なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法

アンディが言うように、心は私たちが生きる時に最も大切なものです。

命があっても心がなければ、生きている、とは言えません。「心ここにあらず」の状態では自分の人生を生きていることにならないのですね。

心の動きを俯瞰する瞑想術

この動画を見るまで、瞑想は、考えをなくし、無になるものだと思っていました。

こちらの記事にもそう書いています⇒もやもや、ざわざわを解消する7つの方法。心の断捨離も忘れない

そうではなく、自分の感情を一歩さがって静かに見ればいいのですね。これなら私もやれそうです。

私は毎日、プチデジタルデトックスのために何もしない時間をとっています。

デジタルデトックス⇒スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす

ただ外を見てぼんやりしているのですが、アンディの言う「集中とリラックスのバランス」をとる瞑想術を試してみます。

スティーブン・R.コヴィー博士の『7つの習慣』を読んでから、起きたことに対する、自分の反応を選択することを心がけています。

アンディの提唱するシンプルな瞑想を毎日やれば、この力を強化できると感じました。

あなたも、毎日忙しいと思いますが、心のケアを忘れないでくださいね。


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