シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

強い心を持つ3つの方法。考え方の悪習慣を手放せばメンタルを強くできる(TED)



「自分はストレスに弱い」「すぐに心が折れる」と悩んでいる人の参考になるTEDの動画を紹介します。

セラピストのエイミー・モーリン(Amy Morin)さんの The Secret of Becoming Mentally Strong(精神的に強くなる秘密)です。

エイミーさんは20代のとき、大切な人を次々と失くし、すごく悲しい思いをしました。そしてもっと強くなりたい、と願いその方法を模索。

彼女が行き着いたのは、自分のパワーを失ってしまう考え方の癖を手放すことでした。

動画は15分。設定で日本語の字幕を出せます。動画のあとに抄訳を書きます。

※YouTubeで見る方はこちらから⇒https://youtu.be/TFbv757kup4
※TEDについてはこちらで説明しています⇒TEDの記事のまとめ(1)ミニマリスト的生き方の参考に

他人をうらやましがることは損なこと(導入)

私、何もかもが完璧で、幸せいっぱいの人生を生きているFacebookの友だちがいます。

素晴らしい家に、やりがいのある仕事、週末には家族でいろいろな所に旅行。その写真がみんなとっても素敵。

彼女は本当に人生を楽しんでいます。Facebook用に盛っているわけではありません。心底、素晴らしい人生を送っているのです。

こんな友だちがいる人、いますか?

こういう人のこと、いけ好かないと思う人はいますか?

みんなそう思いますよね。当然です。でも、人のことを妬むと、私たちはその代償を払わなければなりません。

今日私がお話したいのは、このような、自分にダメージを与えてしまう悪い習慣についてです。

人を妬むとうつになる

Facebookを見ながら、5秒ぐらい、相手のことを妬んだところで、どうということはない、と思うかもしれません。

ですが、専門家によると、Facebookの友だちを妬むことは、うつ症状につながるのです。

職場の上司のことで愚痴を言ったこと、ありますか?友だちを見て、「なんで、あの人ばかり運がいいの?」と思ったことは?

こんなふうに考えることは、些細なことに思えるかもしれません。もしかしたら、その時だけは、いい気持ちになるかもしれません。

でも人を妬むと、自分のメンタルが少しずつ弱くなってしまうのです。

メンタルが弱くなる3つの悪習慣

自分自身の心を弱くしてしまう、害になる習慣が3つあります。

1)自分自身に対する不健全な考え方:自分を憐れむこと

私たちは自分のことを「かわいそうな人」と思ってしまいがちです。

何か悪いことが起きたとき、悲しむのは当然のこと。ですが、自己憐憫は悲しむのとは違います。

自分を憐れむと、不幸が大きくなってしまいます。

「どうして私ばかり、こんなことが起きるの?私は何も悪くないのに」と考えると、身動きが取れなくなります。

問題に意識を向けすぎてしまい、解決策を思いつかないし、よりよい方向に変えようとできないのです。

2)他人に対する不健全な考え方:他人の言いなりになること

私たちは、他人が自分をコントロールしていると感じ、自分のパワーを放棄します。

ですが、自由の国に住んでいる大人なのですから、自分が「やらなければならないこと」なんてそんなにいくつもありません。

「残業しなければならない」と言うとき、あなたは自分の力を投げ出しています。残業しないと困ったことになるかもしれませんが、それとて、自分の選択なのです。

「義理母ってほんと、頭に来るわ」と言うとき、パワーを放棄しています。お義母さんに対して、どんなふうに反応するかは自分次第なのです。

3)世界に対する不健全な考え方:世界は自分のためにあると思うこと

私たちは、この世界が自分に対して恩義があると考えています。

「一生懸命がんばれば、成功するはず」と考えがちです。ですが、棚ぼたみたいに、成功が落ちてくると期待しているとがっかりするだけです。

愚痴を言うおばさん。

愚痴を言っても何の解決にもならない。

こうした考え方を手放すのは難しいです。長年、そう考えてきたのですから。

けれども、そのままにしておかないほうがいいのです。なぜなら、人生のどこかで、心を強くして対処しなければならないことに、ぶつかるからです。

順調なはずの人生が突然変わってしまった

23歳のとき私の人生は絶好調でした。大学院を卒業し、セラピストになり、結婚をして、家も買いました。このまま何もかもうまくいく、と信じて疑いませんでした。

ところが、姉からの1本の電話で、人生がガラリと変わりました。母が脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)で倒れ、24時間経たないうちに亡くなったのです。

母は51歳で、それまでは全くの健康体でした。

私は母ととても仲が良かったので、これは本当にショックでした。セラピストとして、苦しい時期を乗り越える方法を知っていても、実際にそれをやることは、全くの別物なのです。

立ち直るまで長い時間がかかりました。

3年後、母の命日に、友だちにバスケットボールの試合に誘われました。偶然にも試合が行われる場所は、母が亡くなる前日に、私が母と最後に会った場所です。

行きたくなかったけれど、夫と話しあい、母を偲ぶのにいい機会だと、結局出かけました。

行ってみたら楽しくて、帰りの車で、「あの場所に戻り、母の笑顔を思い出せるようになったなんて本当によかった」と夫と話しました。

母を亡くした3年後にまた大切な人を失う

帰宅後、しばらくして、夫が「気分が悪い」と言いました。数分後、彼は倒れ、救急車で病院へ。

病院で長々と待たされたあと、彼の死を知らされました。心臓発作だったのです。夫はまだ26歳。それまで心臓に問題があったことなど一度もなかったのに。

母を失くした3年後に突然夫を失くしました。

この時期を「私の人生でいちばんつらかった時期」と言ったぐらいでは、とても足りません。私は心底打ちのめされていました。

こんなつらい時期を乗り越えるためには、よい習慣を持っているだけではだめだと気づきました。ほんの1つか2つ悪い習慣があるだけで、全く前に進めなくなってしまうのです。

立ち直るために、私は力の限りがんばりました。良い習慣を身につけるだけでなく、小さな悪習慣も捨てることにしたのです。たとえどんなに些細な習慣に思えても。

今はつらくても、いつか必ず人生はよくなるという希望を捨てませんでした。そして、実際によくなったのです。

数年後新しいパートナーと出会い再婚。古い家を売り、新しい場所に新しい家を買い、新しい仕事につきました。

ところが、新生活がスタートするやいなや、夫の父が末期がんにかかっていることがわかりました。


精神的に強くなるために私がやったこと

「どうしていつもこうなの?なぜ私は愛する人を次々と失ってしまうの?不公平だわ」こう思いました。

でも、この考え方がよくないとわかっていました。

私は義理父の死にさいして、もっと気を強く持たなければならないのです。

そこで、「メンタルの強い人々がしないこと」をリストアップしました。過去の私が、人生の時々でやってしまっていたことです。そしてそのリストを何度も何度も読みました。

数週間後、夫の父が亡くなりました。

こうした体験からわかったことは、自分の心を強くするためには、思考の悪習慣を手放さなけれはならない、ということです。

体を鍛えたかったら、ジムに行って、ウエイトトレーニングをするでしょう。でも、もし本当に強くなりたかったら、ジャンクフードを食べる習慣をやめなければなりません。

心を強くすることも同じなのです。

メンタルを強くしたかったら、「感謝をする」といった良い習慣を身につけなければなりません。同時に、他人の成功を妬むという悪い習慣も捨てるべきなのです。

思考の悪い癖を改める方法

では、どうしたら、そういう考え方の悪習慣を手放せるでしょうか?

悪い習慣を良いものに置き換えることから始まります。

1)自分自身を憐れまない方法

自分自身を憐れむのは、自分の気持ちが不快で持て余してしまうからです。

悲しい、傷ついている、怒っている、恐れている、こういう感情はみんな不快なものです。不快な気持ちから逃げるために、自分自身をあわれに思うのです。

自分をかわいそうに思えば、その時は気が紛れるものの、痛みが長引きます。

不快な感情を乗り越える唯一の方法は、それと向き合うこと。ひとしきり悲しんでから、次に行けばいいのです。不快な感情と向き合えば、それを処理できる自信が生まれます。

2)他人に主導権があると思わない方法

他人に主導権をゆだねてしまうのは、他人と自分を比べてしまうからです。

人は自分より優れているか劣っている、と考えてしまうのです。私たちは、他人は自分の感情をコントロールできるし、自分は他人の行動をコントロールできると考えています。他人のせいで、自分が前に進めないと感じます。

ですが、現実は、すべて自分の選択なのです。自分は自分、他人は自分ではない、と受け入れるべきです。

自分を比べることができる唯一の対象は、きのうの自分です。

3)この世界に期待しない方法

世界に対して、誤った認識を持つのは、心の底で「この世界は公平にできている」と思っているから。

よいことをたくさんしたら、それに応じて、よいことがたくさん起きると考えたいのです。

しかし、人生は公平ではありません。これを受け入れるべきです。そう考えると、もっと自由になれます。

いいことをしても報われないかもしれませんが、どんなにひどい目にあっても、それが一生続くわけではないのです。

自分の世界は自分で作れる

自分の世界は自分が作るものです。もちろん、人生を変えるためには、変えられると信じなければなりません。

以前、糖尿病を患っている男性のセラピーをしたことがあります。

彼はとても悪い心の習慣を持っており、それが肉体的な健康を害していたので、医者がセラピーを勧めたのです。

彼のお母さんは若くして、糖尿病で亡くなっていたので、彼は自分もそうなると思い込んでいました。そして、血糖値をどうにかする努力をまったくしていなかったのです。

血糖値が高すぎて、物がよく見えなくなり、免許証を返却せねばなりませんでした。

血糖値をコントロールするためにすべきことは皆、知っていましたが、やっても無駄だと思っていました。

しかし、小さなことから変えることに同意してくれました。

まず1日2リットル飲んでいたペプシコーラをダイエットペプシに変えました。するとすぐに血糖値が下がったので、彼はそれを続けました。

コーラを変えたらうまくいったので、今度は、毎晩食べていたアイスクリームをもう少し糖分の少ないものに変えました。

ある時、彼は、スリフトショップ(中古品の店)で、エクササイズバイクを見つけて購入。毎晩テレビを見ながら、こぐことにしました。

そうしたら、体重が減っただけでなく、前よりテレビがはっきり見えるようになったのです。

突然、彼は目が悪いのが一生続くわけではない、と考えるようになりました。そこで彼は新しいゴールを設定しました。

免許を取り戻すことです。その日から彼は俄然がんばるようになったのです。

なぜなら、彼は、自分で自分の世界を変えられると信じるようになったから。自分にはできる、小さな悪癖を変えて、少しずつ進もうと考えられるようになったのです。

最後に、皆さんに、考えてほしいことがあります。

どんな考え方の癖があなたを押さえつけているのか?どんな間違った考え方のせいで、メンタルが弱くなっているのか?

世界を変えるために、今、この場でできることは何なのか?

いやいや掃除する人。

いやいや掃除してもエネルギーが漏れるだけ。

習慣に関するほかのTEDのプレゼン

悪い習慣を断ち切る簡単な方法(TED)マインドフルネストレーニングのすすめ。

習慣のループを知れば、どんな習慣も変えることができる(TED)

メンタルが強い人はやらない13の習慣

エイミーさんは別に有名人ではなく、ふつうの人でしたが、自分がリストアップした、精神的にタフな人がやらない13の習慣をブログに掲載したら、Forbesに取り上げられました。

それがいろいろなサイトで話題になり、本を出版し、さらにTEDで講演をすることになったそうです。それだけ、メンタルを強くしたいと思っている人が多いのでしょうね。

13の習慣はこちらに書いてあります⇒13 Things Mentally Strong People Don’t Do | Amy Morin, LCSW

英語なので、訳しておきます。they(彼ら)とは、メンタルの強い人のことです。

1. They Don’t Waste Time Feeling Sorry for Themselves
自分をあわれむことで、時間を無駄にしない。

2. They Don’t Give Away Their Power
自分のパワーを放棄しない。

3. They Don’t Shy Away from Change
変化を恐れない。

4. They Don’t Waste Energy on Things They Can’t Control
自分でコントロールできないことに、エネルギーを無駄遣いしない。

5. They Don’t Worry About Pleasing Everyone
全員を喜ばそうと苦心しない(八方美人にならない)。

6. They Don’t Fear Taking Calculated Risks
リスクを取ることを恐れない

7. They Don’t Dwell on the Past
過ぎたことをいつまでもうじうじと考えない。

8. They Don’t Make the Same Mistakes Over and Over
同じミスを何度も繰り返さない。

9. They Don’t Resent Other People’s Success
他人の成功を妬まない。

10. They Don’t Give Up After the First Failure
1回の失敗であきらめない。

11. They Don’t Fear Alone Time
1人の時間を恐れない。

12. They Don’t Feel the World Owes Them Anything
世界に貸しがあると思わない。

13. They Don’t Expect Immediate Results
すぐに結果が出ると思わない。

もっと詳しいことを知りた人は、翻訳本がでていますので、読んでください。タイトルは「メンタルが強い人がやめた13の習慣」です。

このタイトルはあまりうまくないと思いますが。そういう悪習慣が最初からないか、手放したから、メンタルが強くなった、ということですから。

キンドル版もあります。画像クリックでamazonに飛びます。

手放すことで強くなれる

エイミーさんの考え方で私が好きなのは、よくない習慣を捨てることで、強くなれるとするところ。また小さな悪習慣を少しずつ良い習慣に置き換えるのもいい方法だと思います。

結局、私たちは余計な物を持ちすぎているし、余計なことを考えすぎているのです。

何かがうまくいっていないときは、できるだけシンプルな道を選ぶとうまくいくのではないでしょうか?断捨離、ダイエット、汚部屋の片付け、貯金をすること、買い過ぎを改めることなど、すべてのことに言えます。

付け加えるのではなく、削ぎ落とすのです。

私も、人の悪口や不満を言わないよう心がけるようになってから、エネルギーもれが減ったと感じています。

ネットでは人の悪口を言い合うコミュニティがたくさんありますが、あれ、本当にもったいないことです。

全く建設的ではありません。

イラっと来ることや、不満に思うこと、他人が妬ましいと感じることは人間の自然な反応です。だからと言って、その感情に振り回されるのは、自分の人生を他人にゆだねてしまう行為なのです。

私もむかっと来ることはたくさんあります。ですが、いつまでもそれに引きずられないように意識しています。

日々の習慣は、自分が何を考えるか、どんな行動をすることに時間を使うか、で変わってきます。

愚痴を言ったり、妬むことに使う時間を最小限にすると、もっと前向きになり、ストレスも減るはずです。


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