シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

あとで必要になったときに買うお金がもったいなくて捨てられない、という質問の回答。



私は病気で失業中だから貧乏です。将来必要になったときに買うお金がもったいなくてモノを捨てられません、だから断捨離できません。どう考えればいいでしょうか、という質問をいただきました。この記事で回答します。

差し出し人はNさんです。

この先必要になったときにお金を使いたくない

件名:もうひとつの『もったいない』という気持ちをどうすれば良いでしょう?

こんばんは!
筆子さん、どうかヒントを頂けますか?

今まで、断捨離に始まり、ドミニック ローホーさん(大ファンです)や他の大勢のミニマリストさんたちのご著書などから様々な知恵を頂いて、どんどんモノを減らし快適な人生を目指してきました。

が、ずっと答えが得られない疑問があります。

それは、『もったいない』という考えについてです。

『捨てるのが』もったいないと思う心情の対処法についてならば、色々と皆さん語られているのですが、私や年金暮らしの母のような理由からによるもったいないという感覚、つまり、『この先で必要になったときに、またわざわざお金を遣うこと』が、もったいない→だから捨てるのにちゅうちょすることがあるというものについては、語られているのを見つけられません。

お金が普通にあるなら、必要になればまた買えば良いさ、きっと大丈夫、とも思えるでしょうが、私はいま病気で失業していて、なかなかそんな余裕のある考え方になれません。

今捨ててしまうことで、先にまたお金を使わざるを得ない状況になるかもしれないと思ってしまうことに対し、どう考えれば良いか何かアドバイスをいただければと思います。

理解しづらい文で申し訳ありません

Nさん、メールありがとうございます。

いつかいるかもしれないと思っているから捨てられないだけ

「もうひとつのもったいない」ですか。なぜそんなややこしいことを考えるのでしょうか。

そういう考え方をしていたら、無数の「もったいない」が生じます。なぜなら、私たちにはこの先何が起こるか、予測できないからです。

具体的に何を捨てられないのかわかりませんが、捨てたほうがいいかもしれないと思うモノ、それぞれがあとで必要になるのか、ならないのか、無数のシナリオが生じますよね?

Nさんの問題は、「いつかいるかもしれないから捨てられない問題」と同じです。「もしかしたらこの先必要になるかも」と思っているからこそ、「あとで買う必要が生じる」と考えているのですから。

「いつか使うかもしれない」と言って捨てない人はたくさんいます。どの片づけ本を読んでも、そんな時、どうしたら捨てられるのか説明しているはずです。お手持ちの本を読み直してください。

私もこんな記事を書いています⇒「いつか使うかもしれない」という呪縛から逃れ、断捨離できるようになる考え方

上の記事に書いているように、「あとで使うときが来るかもしれないから」というのは捨てられない人の常套句です。

人が、「これ、いつかいるかもしれない」と思うとき、それは客観的な事実に基づいた、論理的な予測ではありません。単に捨てたくないから、捨てなくていい言い訳を考え出しているのです。

もし、本当に、この先必要だとわかっているのなら、そもそも捨てようとは思いません。

これでNさんの質問に回答できたと思います。

ついでにこの記事では、「いつか必要になって買うことがあるかもしれない、だけどそのとき使うお金がもったいない、と思うモノ」を捨てられる考え方を紹介します。

1.「いつか買う必要になるかも」の「いつか」は来ない

「いつか買わなければならなくなる」の「いつか」はたいてい来ません。これは多くの人がいっていることです

私は必要なものまで「捨てろ」と書いていません。今の生活で使っていなかったら捨てたほうがいい、と書いています。

私の経験から言えることですが、今の生活で使っていないものは、十中八九この先も使いません。よって買う必要もないのです。

もちろん使う時があるかもしれませんが、きょうのガラクタがいきなり5年後に有用になるのはレアなケースです。この点に関してはご自身で検証してほしいので、5番にやり方を書きます。

そもそも「いつか使うかも」なんて考えていたら何一つ捨てられません。捨てられないと、「いつか使うかもしれないモノ」で、収納スペースがいっぱいになり、本当に使うときが来た時、さっと取り出すことができません。

ガラクタをためこみ、持ち物を把握していない状態で暮らすなら、使えるモノをたくさん持っていても、あまり意味がないのです。


2.先のことを心配するより今を生きたほうが幸せである

先の心配するより、今の生活に意識を向けることをおすすめします。

ガラクタとは今の生活に必要のないものですが、2つの種類があります。

・過去の遺物
・将来使うかもしれないモノ

Nさんのおっしゃっている、「1つめのもったいないモノ」は過去の遺物ですよね?これまでずっと使わなかったから、もう捨てられる、というモノたちです。

しかし、将来使うかもしれないモノも、今の生活に必要ないモノです。

将来使うかも、と取り越し苦労をすることは、今この時を生きていないことになります。人は今の時間を生きたほうが、心楽しく暮らせます。

その理由⇒幸せになる秘訣は目の前のことに集中すること(TED)

今を生きる方法⇒マインドフルネスで実現する。今この瞬間を生きて幸せになる4つの方法。

先のことを心配して、今の時間を楽しまないのは、それこそもったいないことなのです。

3.コントロールできないことをコントロールしようとしてはいけない

自分のコントロールできることだけに意識を向けてください。そうしないと消耗する一方です。

人間には、将来を予知する力はありません。これまでの経過から、だいたいこんなことが起こるかもしれないという予測を立てることはできます。しかし、外的状況まではわからないので、はずれることのほうが多いでしょう。

この先、何かを使うか使わないか、なんてのを当てることは土台無理な相談です。

将来必要になってお金を使うかもしれない、と思うことは、自分がコントロールできないことをコントロールしようするようなもの。

自分がコントロールできるのは、現在の自分の思考と行動だけです。

この先起こることをコントロールしようとして悩むのは時間とエネルギーの無駄遣いです。

4.足りないものにフォーカスする思考を捨てる

貧乏な人

「この先、必要になるかも」とか「私は貧乏だから、そのとき使うお金がもったいない」と考えるのは、足りないものにフォーカスしている証拠です。その思考を変えてください。

今の自分には足りないものがたくさんあるから、それを埋めるためにモノがたくさん必要だ。今の自分にはお金がないから、この先必要になったときに経済的に痛手だ、と考えているのですよね?

これ、貧乏人の思考です。

詳しくは⇒こんな考え方が貧乏を引き寄せる。お金がたまらない恐怖のマインドとは?

「お金が普通にあるなら、必要になればまた買えば良いさ、きっと大丈夫、とも思えるでしょうが」と書かれていますが、「お金が普通にある」ってどういう状態ですか?

具体的にいくらあれば普通なのでしょう?

病気で失業しているのは今ですよね。その病気は不治の病で、失業は一生続くのですか?

足りないものにフォーカスしすぎると、病気が治って復職し、生活がラクになる状況を想像できなくなります。自分でそうした状況を想像できないと、なかなかそういう状況になりません。

足りないものに意識を向けることは、ずっと足りない生活を送ることを選んでいるようなものなのです。

もし貧乏から抜け出したいなら、考え方を変えたほうがいいです。

5.客観的な未来予測をしたうえで決定する

「この先必要になったときに買わなければいけないモノ」とは、客観的な未来予測をした上で決定されたのでしょうか?

何となくそう思うだけなら、単に先のことがわからないから捨てるのが怖い、という恐怖心のせいで、捨てない言い訳を考えているだけです。

あとで書い直すときお金を使うのがもったいないと思うモノたちを捨てたら起きる最悪の事態を考えてください。

Nさんの言う「もう一つのもったいないモノ」をすべて紙にリストアップして、それぞれについて、

・いつ必要になるのか(客観的な事実に基づいた予想。20◯◯年の◯月頃と具体的に書いてください)

・買い直すとすればいくらかかるのか(現在の相場に基づいた予想。◯◯円)

・買わないときに起こる最悪の状況

この3つを書きます。

尚、たとえそれを買うお金がなくても、物によっては借りることができます。ほかのもので代用することもできます。使わないですませる、という選択もあります。

足りないものにフォーカスしていると、創意工夫することができません。「私にはあれが足りない、だから買わなくちゃ」という思考になるからです。

カレン・キングストンは、先の心配をして物を捨てないのは、自分の未来を信じていないことだ、と書いています。

こちらで説明しています⇒どうしていつもぐしゃぐしゃなのか?あなたの家が片付かない最大の理由はこれ 「「いつか使うかも」に打ち勝って物を捨てる方法」の箇所をお読みください。

私は、それが必要になって困る未来を自分で選んでいる、と考えています。

いつ来るかわからない未来のために使っていないモノを持ち続けると、コストがかかります⇒買い物の支払いは代金だけじゃない。余計な物が生み出す5つの損害。

こうしたコストについても書き出すといいでしょう。

以上の要素をすべて客観的に検討したあと、こんなものは捨てずに持っておけばいいでしょう。

・未来のある1点で、それが必要になる可能性がひじょうに高い

・その日までそれを持ち続けるコストよりも、利益のほうが多い

・その未来のある日、必要になったそれを自分は買うしかない

・その時、自分はそれを買うお金を持っていない可能性が高い

・お金がないから「もったいない」という気持ちに「その時」さいなまれる

繰り返しますが、先のことはわからないので、この5つを正確に予測することは不可能です。結局、自分の主観が決めることです。

人の未来予測は当てになりません⇒人は変わり続ける。未来の自分に対する心理:ダン・ギルバート(TED)

来年の今日自分が生きているかどうかもわからないのです。

「そのうち使うかもしれないからと取っておくモノ」全部について、こんなことをごちゃごちゃ考えるのは時間がもったいないと思います。ですが、Nさんのように、今捨てるとあとでお金が必要になる、と半ば自動的に考えてしまう人は、その根拠を明らかにする練習をしたほうがいいです。

必要になるかもしれませんが、必要にならない可能性もあるからです。

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「私はいま病気で失業していて、なかなかそんな余裕のある考え方になれません」と書かれていますね。どんな考え方をするかは、自分で決めています。

Nさんは病気で失業しているかもしれませんが、私のブログを読んだりメールを打ったりはできます。お母さんも健在です。すでにたくさんのものを持っているのではないですか?


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