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ミニマルな日常

春のお祝いシーズン、贈り物に振り回されない5つのコツ

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4月は入学、就職、引っ越し、異動と、お祝いごとが続く時期です。

お祝いごとには贈り物がつきものですが、そのせいでかえってストレスが増えることがあります。

おめでたいことなので気持ちよく祝いたいものの、贈る側にとっては出費がかさんだり、何を選べばいいか迷ったりして、けっこう疲れますよね。

この記事では、贈り物という消費行動に振り回されないための考え方を5つ紹介します。

1. その贈り物、本当に必要ですか?

お祝いの場面で、まず見直したいのは、本当に贈り物が必要かどうかです。

「何か贈らないと失礼だ」と、反射的に思ってしまう人は少なくありません。

でも、実際には贈り物がなくても問題ない場面はたくさんあります。

たとえば、それほど親しくない同僚の異動、友人の友人の出産、年に一度会うかどうかの親戚の子どもの入学。こうした場面では、「おめでとう」の一言やメッセージで十分なことが多いです。

本当に贈り物が必要なのか、慣習に流されているのか考えてみましょう。

どんな関係なのか、相手の状況、自分の暮らしに照らして判断してください。

私はカナダに住んでいますが、こちらでは日本ほど贈り物が盛んではありません。

たとえば、クリスマスパーティに招かれても、贈り物を持っていく必要はなく、カードを持参すれば十分です(それすら持って来ない人もいる)。

最初はそれで大丈夫なのかと心配でしたが、何も問題ありませんでした。

贈らなくても関係は損なわれないと一度経験すれば、次からは贈り物シーズンをラクに過ごせます。

2. 先に予算を決めて見栄を防ぐ

贈り物を買うと決めたら、品物より先に予算を決めましょう。

ものから探し始めると、うっかり高いものを買いがちです。

デパートの売り場やネットショップには、素敵なものがいくらでも並んでいます。あれもいいな、これも喜ばれそう、と見ているうちに、思ったより出費してしまいます。

高いものを贈ったからといって、気持ちがより伝わるわけではありません。

見栄を張って身の丈に合わない買い物をしても、自分が苦しくなるだけです。

贈り物の種類ごとに、ざっくりした予算を決めておくのもおすすめです。入学祝いならこのくらい、引っ越し祝いならこのくらい、と自分の中で相場を持っておくと、毎回ゼロから考えなくて済みます。

娘が子どもの頃、友達の誕生日パーティに呼ばれることがありました。

そのとき、「プレゼントが1つだけでは寂しいかな」と思って、2つ、3つ持たせたことがあります。

今思えば、1つで十分だったのに、なんとなく不安で余計な出費をしていました。

先に金額を決めていれば、その範囲で1つ選んで終わりにできたと思います。

義理チョコ・友チョコに疲れたあなたへ。贈り物のしがらみを手放す5つのステップ

3. 体験や消えものを選ぶ

贈り物というと、つい品物を思い浮かべますが、ものを贈ることだけがプレゼントではありません。

食事に誘う、映画やコンサートのチケットを渡す、旅行の費用を少し負担する。こうした体験型のギフトなら、相手の家にものを増やしません。

食べたらなくなるもの、いわゆる消えものも、体験を贈ることに似ていると思います。お菓子やコーヒー、ちょっとした食品なら、受け取るほうも気を使いません。

私の娘は、親に遠慮するのか、「何かほしいものある?」と聞いて言われたものを贈っても、すぐには使わずしまっておくタイプです。

最終的に使ってくれるものもありますが、まだしまったままのものもあります。「使わないなら、ちょうだい」と言ってもくれません。

ずっとしまってあるのがもったいないので、最近は、Uber Eatsで食事をオーダーして一緒に食べたり、スタバや娘がふだん使っているグローサリーストアのギフトカードを渡すようにしています。

ものをあげていた頃より、気がラクになりました。

娘はすぐに使えるし、私はあれこれ気をもまなくて済みます。形は残りませんが、一緒に食事をした時間はしっかり記憶に残ります。

ものにお金を使わず体験に使おう:ショーン・ボナー(TED)

4. お返しの連鎖をゆるめる

贈り物が増える原因のひとつに、お返しの連鎖があります。

日本では何かを受け取ったらお返しをするという文化が根強いです。内祝い、半返し、お歳暮にお中元。もらったから返す、返してくれたからまた贈る。この繰り返しが、いつまでも続きます。

そのたびに品物を選び、予算を考え、発送の手配をする。お祝いの気持ちよりも、事務作業に意識を向けることのほうが多いのではないでしょうか?

どこかで自分から連鎖をゆるめることが必要です。

といっても、返礼の習慣そのものをやめる必要はありません。

完全にやめるのではなく、簡素にする方向で調整するのはどうでしょうか。高いものを返す代わりに、お礼の手紙や短いメッセージを書いて送る。次回に持ち越さない。それだけで、やりとりの負担が軽減します。

義務的にものを贈り合うより、そのほうが自然で、関係が長く続きます。

私はミニマリストなので、贈り物は基本的に断っています。だからお返しをする場面もほとんどありません。

ただ、何かの事情で「あげたいな」と思ったときは、お返しを気にせず、ふっと渡します。相手にもお返しはいらないと伝えます。

このほうが自由でいいと感じます。

贈り物のやりとりで疲れるのは、ものを往復させることにエネルギーを使うからです。いい関係を保つことが目的なら、ものの往復は最小限でいいと思います。

「一生もの」より「思い」を贈る:贈り物のプレッシャーを手放す

5. 贈り物選びに時間をかけすぎない

贈り物にまつわるストレスは、お金だけでなく、時間とエネルギーの消耗からも生まれます。

何を贈るか決められず、何軒も店を回る。ネットで延々と検索して、レビューを読み比べる。候補を絞っても、「やっぱりこっちのほうがいいかな」と迷い直す。

こうした作業は、想像以上に体力を使います。

そのうえ、迷えば迷うほど、結局高価なものや余計なものを買いがちです。たくさんの候補を見比べているうちに、脳が疲れて、高いから間違いないという短絡的な判断をしてしまうからです。

贈り物選びは、短時間で終わらせるほうがうまくいきます。

たとえば、30分以内に決める、候補は3つまでに絞る、迷ったら消えもの(食品やギフトカードなど)にする。こうしたルールをあらかじめ決めておくと、毎回悩まなくて済みます。

相手の好みがわからないなら、無理にものを選ぶ必要はありません。「何かほしいものある?」と聞くのは、失礼なことではないです。むしろ、不用品になりそうなものを贈るより、よほど親切です。

贈り物にかける時間を減らせば、その分、自分の暮らしに使える時間が増えます。

■贈り物に関する過去記事もお読みください■

プレゼントを手放すときの罪悪感を減らす7つの方法

豪華なプレゼントはいらない~人を特別な気分にさせる秘訣(TED)

贈り物を手放す勇気を持て:本質を理解すれば罪悪感もないし、断捨離も簡単になる。

おわりに:この機会に贈り物習慣を見直す

春のお祝いシーズンは、何を贈るかより、どんな気持ちと基準で贈るかを見直すよい機会です。

あげなきゃいけない、ちゃんと返さなきゃいけない、安いものだとだめだ。そう思い込むと、贈り物がどんどん重くなります。

贈り物は、本来、うれしい気持ちを伝えるためのもの。それなのに、義務感や見栄で自分が疲れてしまったら、本末転倒です。

贈らなくていい場面では贈らない。贈るなら予算と時間を先に決める。ものにこだわらず、体験や言葉で伝える方法もある。

こうしたことを意識するだけで、春のお祝いごとをもっと身軽にこなせます。

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