ページに広告が含まれることがあります。
冷蔵庫を買い替えると決めてネットで機種を調べ始めたのに、商品とレビューを行き来して1時間、まだ決まらない。
こんなふうに、買うことは決まっているのに、どれにするかなかなか決まらないことがあります。
迷う原因はいくつかありますが、対策は1つです。
見るところを、先に絞っておくこと。
大事な条件だけ見比べれば、迷う時間はぐっと減ります。
迷う原因は4つある
数年に一度の冷蔵庫の買い替えでも、ネットでセーターを1枚買うときでも、同じように迷います。
情報が多すぎて、頭が処理しきれない
最近は商品の数も機能の数も多く、それぞれの商品にたくさんのレビューがついています。
商品が5個あって、見る点が8つあれば、確かめることは40個にもなります。
値段、容量、色、レビューの数、送料、納期、保証、メーカー。
人が一度に頭の中で判断できることは、そんなに多くありません。
最初のほうに見たものを忘れて、また見に戻ります。
行ったり来たりしているうちに疲れて、今日はやめておこう、となります。
あとで「もっといいのがあった」と思いたくない
どれかに決めた瞬間から、選ばなかったほうが気になり始めます。
こっちのほうが安かった気がする、あっちのほうが評判がよかった気がする。
そう思うのがいやだから、無意識に、決めるのを先延ばしにします。
決めなければ、しばらくはどれもまだ手の中にあるような気がするからです。
こうして動けなくなることには、FOBO(Fear of Better Options)という名前もついています。
もっといい選択肢があるかもしれない、という恐れのことです。
詳しくはこちらのTEDの記事に書きました。
⇒「もっといい選択肢があるかも」が暮らしを止める~迷いを手放す方法(TED)
完璧な一品があるはずだと期待する
2つのうちどちらかを選んでいるなら、両方見終わったところで、どちらにも欠点があると納得できます。
たくさん並んでいると、そうはいきません。
見た商品には欠点が見えますが、まだ見ていない商品には欠点が見えません。
だから、見ていないもののどれかは自分の希望をすべて叶えてくれるだろう、と思ってしまいます。
その1つを探し当てるまで、比べるのをやめられません。
似たような機能と値段のせいで、違いがわからない
絞り込んで残った商品は、どれも機能が似ていて、値段もほとんど変わりません。
差がないから決め手がなく、決め手を探してレビューをさらに読み込みます。
本当はどれを買っても大差ないのに、比べ続けてしまいます。
なお、買うかどうか決めかねているなら、話は別です。
この問題はこちらの記事で扱っています。
完璧なものは、探しても見つからない
すべての条件を満たす商品は、まずありません。
冷蔵庫で考えてみましょう。
省エネ性能、容量、幅、静かさ、値段。
省エネでいちばんの機種は、たいてい値段が高いです。
容量が大きい機種は幅も広くて、キッチンの置き場所に入らないことがあります。
静かな機種は上位機種に多く、やはり値段が上がります。
セーターも同じです。
暖かくて、軽くて、家で洗えて、安い。
この4つを全部そろえた1枚は、まずありません。
暖かくて軽い素材ほど、クリーニングが必要だったり、値段が高かったりします。
探す時間を延ばすより、探す条件を絞りましょう。
⇒買っても満たされないのはなぜ?完璧を求めるクセを手放すヒント
見比べるのは価格・機能・使いやすさの3つ
見つからないものを探し続けるより、重要なポイントだけ押さえている商品を探すほうが現実的です。
自分にとって大事な条件を絞っておきましょう。
商品によって細かい条件は変わりますが、どれも価格・機能・使いやすさのどれかに入ります。
この3つに分けて考えれば十分です。
予算に合うか
予算は、あらかじめ決めておきます。
商品を見てから決めると、上限がじわじわ上がります。
3万円までと思っていたのに、3万5千円の機種を見て、5千円の差でこの機能がつくなら、と思うことがあります。
先に3万円と線を引いておけば、3万5千円の商品のページは開かずにすみます。
冷蔵庫なら、何万円まで。
セーターなら、何千円まで。
紙かスマホのメモに金額を書いてから、調べ始めます。
自分の用途に必要な機能があるか
機能は、多いほうがいいわけではありません。
その商品を、いつ、どこで、何のために使うか。
先に考えて、必要な機能を書き出しておきます。
一人暮らしで、まとめ買いをしない人の冷蔵庫なら、容量はそれほどいりません。
それより、置き場所に入る幅をまず確かめます。
セーターなら、たとえば、家で洗えること。
クリーニングに出さなければならないものは、最初から見ません。
素材や保証期間も、必要ならここに書き足します。
ここに書かなかった機能は、あるとうれしい程度のものなので、比べるときには使いません。
製氷機能つき、Wi-Fiでつながる、抗菌加工。
自分で使う予定がないなら、こうした機能にお金を払う必要はありません。
毎日ストレスなく使えるか
毎日の動作と手入れに負担がないことも重要です。
ただし、買う前に見るのは、スペックで確かめられることだけです。
冷蔵庫なら、扉の開く向きが置き場所に合っているか、棚が外して洗えるか。
セーターなら、重さや素材。
素材がわかれば、乾きやすさや毛玉のできやすさも見当がつきます。
こういうことは、商品ページの数字や写真でわかります。
使い心地そのものは、使ってみないとわかりません。
レビューにある、肌ざわりがいい、音が気にならない、という感想は、書いた人の暮らしでの話です。
同じ音でも、寝室の隣に置く人と、リビングに置く人では、気になり方が違います。
だから、レビューの使い心地の部分を参考にしすぎないほうがいいです。
読めば読むほど、情報が多すぎて処理できない状態に戻ります。
3つそろったら、探すのをやめる
3つの基準で見て、どれも合格だと思えるなら、自分の暮らしに合った商品です。
ちょうどいいな、と思うものが見つかったら、もう別の商品を探しません。
まだ見ていないページに、もっと安いものや、もっと機能の多いものがあるとしても、予算内で、必要な機能と使いやすさがそろっているなら、探し直す理由にはなりません。
改めて探し始めると、また決まらなくなります。
****
どれを買うか決まらないのは、比べるところが多すぎるうえに、どこかに完璧な一品があると期待してしまうからです。
価格・機能・使いやすさで譲れないポイントを先に決めておけば、あとは当てはまるものを選ぶだけです。
買ったあとに、もっと便利そうな商品に出会うこともあります。
それでも、すでにちょうどいいものを買っているので、買わなかったものと見比べなくていいです。
買ったものを大事に使っていきましょう。














































