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子どもが独立して家族の人数が減っても、毎日のトイレ掃除や掃除機がけだけは、昔のまま続いていることがあります。
トイレは毎日、掃除機は週1回。そう決めたのは、たぶん何年も前です。
暮らしが変われば、家の汚れ方も変わります。
もう、以前と同じだけ手をかけなくてもいいかもしれません。
今の家に合わせて、決め直しましょう。
暮らしは小さくなったのに、掃除だけ昔のまま
60代前後になると、子どもが独立したり、住まいを変えたりして、暮らしがひとまわり小さくなる人が多いと思います。
変わったのは家族の人数だけではありません。
在宅の時間が増えた。
来客が減った。
シンプルライフを心がけて、ものが減った。
こうした変化は、そのまま家の汚れ方に出ます。
けれど、家事のやり方だけは昔と同じ、というケースがあります。
毎日のように床を拭いていたのは、まだ家族の人数が多く、汚れがたまりやすい家だったころの習慣です。
なぜ毎日なのか、理由を聞かれても答えられないと思います。
なんとなく始めたことが、なんとなくそのまま続いています。
ものは何度も見直すのに、家事の段取りは点検の対象になりません。
服や食器なら、多すぎることが目に見えるので、手をつける気になります。
一方、毎日やるか週1回かは、頭の中にあるだけです。
多すぎても、誰も教えてくれません。意識したことすらないかもしれません。
掃除を減らすのは手を抜くことになるのでは、と思う人もいます。
ですが、掃除はもともと、汚れに応じてするものです。
あまり汚れないなら、そんなに手をかけなくてもいいのです。
減らせる場所は、3つで見分ける
では、今の家では、どのくらいの間隔でやればいいのか。
以下の3つを考えてみてください。
まず、そこは本当に汚れているか。
いつもの手順を始める前に、いったん止まって見てください。
近くでのぞきこむより、少し離れて、斜めから見ることをおすすめします。
光の当たり方が変わって、ほこりや水あかが浮き上がります。
洗面台やコンロなら、ペーパータオルで一度なでてみてください。
何もつかなければ、汚れていません。
汚れをためると落とすのが大変になるのは確かです。
ですが、見たところなんともないなら、その日は飛ばしてかまいません。
次に、そこを誰が、どのくらいの時間使っているか。
家族が減れば汚れる量も減ります。
ただ、人数が少なくても、家にいる時間が長ければその分は汚れます。
同じトイレでも、5分で出ていく人と、1時間こもる人とでは汚れ方が違うでしょう。
来客が多い家、ペットのいる家も事情が違います。
人数だけで決めず、今そこを誰がどう使っているか考えてください。
もう1つ、そこは衛生に関わるのか、見た目が変わるだけなのか。
トイレや台所のように、口や肌に触れるものを扱う場所は、間隔をあけすぎないほうがいいです。
一方、玄関のたたきや窓、照明のかさは、しばらく放っておいても変わるのは見た目だけです。
迷ったら、そこが汚れたままだと体に影響があるかどうかで区別します。
シーツやタオルは肌に触れますが、カーテンは触れません。
優先する順番がはっきりすると、どこを減らせるか見当がつきます。
同じ家に住み続けていても、使う人も使い方も変わっているはずです。
私の場合は住まいごと変わったので、毎日やることが大きく減りました。
トイレは毎日から週1回に落とした
一人暮らしになって今の家に移ってから、トイレを磨くのは週1回にしました。
以前は古いトイレを家族で使っていたので、毎日こすらないと落ちない汚れがつきました。
今使うのは自分だけです。
しかも新しい家なので、汚れが残っておらず、この状態を保つだけで済みます。
ふだんは、気になったときにトイレットペーパーでさっと拭いておき、週1回だけ専用の磨き粉を使ってこすっています。
床は掃除機から週1回のモップに変えた
前の家は床がカーペットだったので、掃除機をこまめにかけていました。
今の家はフローリングです。
週1回、ドライシートでほこりを取り、そのあとウエットシートで拭くだけになりました。
人数は関係なく、床材が違うだけで、必要な手間も道具も変わりました。
汚れたらその都度拭くので、週1回で足りる
週1回でも家が汚くならないのは、汚れに気づいたその場で拭いているからです。
キッチンで水はねに気づいたらすぐ拭き、お風呂を使ったあとはクロスで軽く水気を切ります。
コンロも、はねた油に気づいたときに30秒ほどこすっておきます。
これだけで、汚れはこびりつきません。
そのうえで、土曜日に床・お風呂・トイレをまとめて片づけます。
土曜日は、1週間ためた汚れを落とす日ではありません。
残っているのは、ふだんは手が回らない便器やバスタブの中、ほこりがたまりやすい部屋のすみだけです。
だから、そんなに時間はかかりません。
引っ越した当初は、この家をきれいなまま保たなければと力が入っていて、毎回すみずみまでやっていました。
ところが、そうすると腰が重くなります。
ちょっと忙しいと、床のモップがけを翌週に回していました。
70点でいいと決めてから、毎週きちんと動くようになりました。
すぐ拭ける状態にしておくことも効きます。
デスクやカウンター、床など、平面にはものを置きません。
何も載っていない面は、さっとひとなでするだけなので1分もかかりません。
拭くものも手近に置いておきます。
私は古着でウエスを作って、キッチンのキャビネットの中と、バスルームのシンクの下に入れています。
湿気が多くてカビが出やすい家、アレルギーのある人やペットがいる家では、私と同じようにはいかないと思います。
その場合も、気になる場所に手をかけて、それ以外を軽くすれば、全体の負担は下げられます。
⇒掃除が楽になる!シンプルライフが叶える汚れをためない暮らし方
見直す家事を1つだけ選んで試す
では、実際に掃除を減らしてみましょう。
まず、毎日・毎週やっている家事を紙に書き出してください。
トイレ、床の拭き掃除、シーツの交換、窓拭き、玄関の掃き掃除。
思いつくものを、やっている間隔と一緒に書いていきます。
書けたら、なぜ毎日なのか、なぜ週1回なのか、1つずつ考えてみてください。
特に理由が出てこないものが、見直しの候補です。
そこから1つだけ選びます。
すべてを一気に変えようとすると考えることが増えるので、1つだけです。
迷ったら、自分しか見ない場所から始めてください。
寝室の床やクローゼットの中なら、加減を間違えても困る人がいません。
玄関やリビングのように人目に触れる場所は、慣れてから手をつけます。
毎日やっているなら1日おきに、週1回なら2週間に1回にします。
そのまま2週間から1ヶ月続けてください。
明らかに汚れる、においが気になる、次にやるのがしんどい、来客の前に慌てることになる。
こんなサインが出たら、前のやり方に戻します。
何も起きなければ、それが今の家に合ったやり方です。
1つずつ小さく試せば、失敗してもやり直しがききます。
⇒やってもやっても終わらない家事。それ、終わらせなくても大丈夫です。
お知らせ:エッセオンラインの更新
エッセオンラインに新しい記事がアップされたのでお知らせします。
今回は私の洗濯の仕方について紹介しました。
⇒洗濯物はたたまない、アイロンをかけない。60代ひとり暮らし「洗濯でやめてよかったこと」4つ | ESSEonline(エッセ オンライン)
読んでみてください。
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家事は、やろうと思えばいくらでも増えます。
けれど、やる分を決めたのは自分なので、自分で変えることができます。
まず、なんとなく続けている家事を1つ選んで、間隔をあけてみてください。
それで困らなければ、浮いた時間を、あなたがやりたいことに使えますよ。














































