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片づけようと思っているのに、なかなか始められない。
始めたものの、途中でなんとなく止まっている。
そんなときは、捨てるか捨てないかで悩むのをいったんやめて、不用品の行き先を調べてください。
どこで引き取ってもらえるのか、いくらかかるのか、どれくらい手間がかかるのか。
こうしたことを知っておいたほうが、その後の捨て活がスムーズに進みます。
寄付にも粗大ごみにも、お金と手間がかかる
こんな体験はないですか?
断捨離しようと決めて、家じゅうから使っていないものを集める。
まだ着られる服や雑貨は、ごみにするより寄付したいと思い、ネットで寄付先を探す。
ところが、送るのに数千円かかるとわかって、止まってしまう。
家具を粗大ごみに出そうとしたら、1点ごとに数百円の手数料がかかる。
ジモティー(地域の人どうしで不用品を譲り合う掲示板サイト)に出してみたけれど、取りに来てくれる人がなかなか見つからない。
結局、集めたものは部屋の隅に積まれたまま。
寄付も、無料とは限りません。
たとえば、古着deワクチン(古着を送ると、途上国の子どもにワクチンが届く仕組みの寄付サービス)では、専用の回収キットを買って服を送ります。
キットは紙袋の形で届き、小さいサイズ(minimini)で2,750円、通常サイズ(Standard)で3,300円です(税込、2026年9月時点)。
これを知って、寄付をやめたくなる人もいるでしょう。
誰でもお金は出したくないですから。
先に調べておけば、キット代を用意したり、無料で引き取ってくれるところを探したりできます。
心の準備もできます。
だから、捨てるものを選ぶ前に、行き先を調べておきましょう。
行き先がわかると、手放す気になる
行き先を調べるのは、どれを捨ててどれを残すか決めなくていい作業なので、すぐに始められます。
スマホで住んでいる自治体のサイトを開くだけでもいいし、買い物のついでに、店の入り口に回収箱がないか見てくるだけでもいいです。
行き先がわかると、手放す決断そのものもしやすくなります。
たとえば、よく服を買う店で古着を回収しているとわかれば、着ていない服を整理する気になります。
袋にまとめておき、次の買い物のときに持っていこうと段取りを考えられます。
捨てたいものすべての捨て方を一度に調べる必要はありません。
家に多いもの、前から気になっているもの、特に手放したいものから調べてください。
服があふれていれば服、本棚がぎゅうぎゅうなら本。
文房具、小型家電、子どもの服やおもちゃのように、種類で分けると調べやすいです。
行き先は、ものの種類ごとに2〜3か所見ておく
手放したいなと思うものが浮かんだら、その行き先の候補を2〜3か所当たります。
1か所しか考えていないと、そこがだめだったとき、また止まってしまいます。
自治体のごみ・粗大ごみ・リサイクルセンター
分別表と料金、それから出し方を確かめます。
粗大ごみなら、予約がいるのか、決まった日に出すのか、自分で持ち込むのか。
自治体のサイトのほか、ごみ分別のアプリで品目名を入れると、出し方がわかる地域もあります。
店頭回収
衣類なら、ユニクロのように店頭で回収しているお店があります。
ただし、回収しているのはユニクロやGUなど、同じグループのブランドで売られた商品だけです。
対象を確かめておきましょう。
ショッピングセンターや、店がいくつも入ったビルの入り口に、まだ使える文房具を集める回収箱が置かれていることもあるそうです。
寄付先の団体
受け付けている品目と条件、送料や利用料を確かめます。
同じ服でも、状態やサイズによっては受け付けてもらえないことがあります。
先ほどの古着deワクチンのようにキット代がかかるところもあれば、送料だけ自分で払うところもあります。
梱包のしかたや、受け付けていない品目の一覧にも目を通しておきましょう。
フリマアプリ・リサイクルショップ
不用品は売ることもできます。ただ、実際に売れるかどうかは先に調べておきましょう。
アプリで同じ品物を検索し、売り切れ(売却済み)で絞り込むと、実際に売れた値段がわかります。
そのうえで、手間を考えてみます。
フリマアプリなら写真を撮って出品し、売れたら梱包して発送します。
リサイクルショップなら、店まで運ぶ手間がかかりますし、値段がつかないこともあります。
譲れる人
子ども服やおもちゃなら、お下がりを譲れる知り合いがいるか、お下がりを回し合うグループがあるか。
ただし、相手が欲しいと言ってくれた場合だけにしましょう。
私の不用品の行き先
私の場合、不用品の行き先はほとんど寄付です。
服と本は、家の近くにある高校の駐車場のはしに置かれたドネーションビン(寄付の回収箱)に入れています。
衣類用と本用の2つが並んでいて、どちらもただ投げ込むだけです。
量が多いときは、ドネーションセンター(寄付の受付所)に持ち込みます。
使い終わった電池は、IKEAの売り場にある回収箱へ。
こわれたものは、エコセンター(ごみやリサイクル品を持ち込める施設)に持っていきます。
ものによってはお金を取られますが、なんでも無料で引き取ってくれる日もあります。
無料の日は、アプリで確認できます。
リチウム電池が入っているこわれた家電は、娘に持っていってもらいます。
娘は以前スリフトショップ(寄付された品を売るリサイクルショップ)の店長をしていて、その店に電子機器のリサイクル業者も入っていると知っているのです。
服と本は、ふだんはビン、量が多いときはドネーションセンター。
このように種類ごとに行き先が決まっているので、いらないと思ったら迷わず持ち出せます。
⇒リサイクルショップに出せない不用品、どう手放す?~7つの処分アイデア
⇒不用品を寄付して気づいたこと~もっと早く捨てておけばよかったかも。
もの・行き先・費用・段取りを1行ずつメモする
調べた行き先は、スマホのメモなどに1行ずつ書いておきます。
書くのは、もの、行き先、費用、実際の段取りです。
たとえば、こんな具合です。
・ユニクロで買ったフリース/ユニクロの店頭回収/無料/買い物のついでに持っていく
・本棚/粗大ごみ/自分の自治体の料金/電話で予約して、指定の日に出す
・子どもの絵本/フリマアプリ/販売手数料と送料(売上から引かれる)、梱包材代/写真を撮って出品する
粗大ごみの料金は自治体によって違うので、自分の住む地域の金額を調べて書き入れてください。
候補が2つあるものは、両方書きます。
絵本なら、フリマアプリの行のほかに、下の子がいる知り合いに譲る、と書き添えます。
お金がかかるからと後回しにしたくなるものも、書いておきます。
金額がわかれば、いつ出すか決められます。
電話する、袋に詰める、とやることがはっきりしていれば、あとは手を動かすだけです。
出しやすいものから先に手放す
メモができたら、いちばん出しやすいものから処分します。
次の買い物で持っていけるもの、次の収集日に出せるものが先です。
持ち出すものを決めたら、必要な準備をその場で済ませましょう。
粗大ごみなら予約を入れ、店頭回収に出す服は袋に詰めて玄関に置きます。
フリマアプリに出すものは、写真を撮る日を決めます。
予約した日や持っていく日は、カレンダーに書いておいてください。
ここまで済ませれば、あとはその日に出すだけです。
行き先が決まらないものは、そのあと考えればOKです。
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ものの捨て方や持ち込む先を調べてみると、意外に難しいと感じるかもしれません。
社会全体でものが余っているので、欲しがる人もそんなに多くありません。
この現実に気づけば、ものの買い方や付き合い方も変わっていきます。