部屋の掃除ができないなら、掃除機を出さずに床のものを拾う日を作る

ミニマルな日常

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掃除しなきゃと思っても、なかなか腰が上がらないことがありますよね。

よくある原因は、掃除機をかける前に、床のものをどかすところから始めなければならないことです。

掃除をがんばろうと気合を入れる前に、床に置いてあるものを拾ってください。

掃除機をかける前に、ひと仕事ついてくる

やる気が出ないときは、掃除で実際に何をしているのか、思い出してみてください。

掃除機をかける、モップで拭く。

こうした作業はそんなに大変ではありません。

手足を動かしているうちに終わります。

どこから始めてどこで終わるか、特に考えなくても体が勝手に進めてくれますよね。

大変なのはその前です。

掃除機を出してきたら、床に置いたバッグを持ち上げて椅子の上へ。

脱いだままの服を拾って、とりあえずベッドの上へ。

床を這っている充電ケーブルを拾い上げて、机の上へ。

ものを1つ持つたびに、これはどこに置こう、と考えなければなりません。

このあたりで、たいてい疲れます。

疲れなくても、手に取った雑誌をぱらぱら読み始めて、手が止まります。

どこかに一気に押し込むのも問題の解決にはなりません。掃除する場所がもう1つ増えるだけです。

どかしたものは、終わるとほぼ全部床に戻ります。

椅子の上のバッグも、ベッドの上の服も、結局また床に下ろされて、次の掃除のときに同じことをくり返すんです。

自分は掃除が苦手だ、嫌いだと思っているけれど、本当は、どかすのが面倒なだけかもしれません。

だから、床をきれいにしてしまえばいいんです。

⇒掃除と断捨離は別もの:混同するといつまでもラクにならない

拾う日と、掃除機をかける日を分ける

床のものを拾う日は、掃除機もモップも出しません。

床からものを取り去ることがゴールです。

床にものがいちばん多い部屋でやる

家じゅうの床をいっぺんにきれいにしようとすると、途中で疲れて、結局どの部屋も中途半端になります。

ものがいちばん多い部屋に絞って、夕食のあとの15分、のように時間を区切って取り組みましょう。

ほかの部屋は、また別の日にやります。

置き場所があるものは、そこへ戻す

端から順番にものを拾います。置き場所が決まっているなら、そこへ戻してください。

服はクローゼットへ。

汚れているものは洗濯かごへ。

バッグは、元気なときに戻しているフックや棚へ。

ヨガマットは丸めて、定位置に立てかけます。

椅子やベッド、テーブルの上に移すのは、拾ったことになりません。

床から少し高いところへ上げただけなので、すぐにまた床に下りてきます。

戻すべき場所まで、持っていきましょう。

置き場所がない雑多なものは、箱に入れる

拾っているとき、どこにしまえばいいのかわからないものが出てきます。

充電ケーブル、とっておいた紙袋、化粧品の試供品、何に使うのかよくわからない小物。

1つずつ置き場所を考えていると、時間がかかります。

どうしたらいいのか迷うものは、全部まとめて箱に放り込みましょう。

箱は、家にあるかごや、使っていないダンボールで十分です。

このために新しく買う必要はありません。

箱は仕分けずに、床以外の場所へ

中身が気になっても、その日のうちに仕分けません。

いま手に入れたいのは、床が見える状態です。

箱ごと、クローゼットの中、押し入れのすき間、棚の下の段など、床以外の場所に置いておきます。

どうしても置き場所がないときだけ、床の端に置いてください。

新しい床置きを作ることになるので、あくまで最後の手段です。

床が見えるか、15分たったらおしまい

床にものがなくなったら、その日の作業は終わりです。

まだものが残っていても、15分がたったら、そこで切り上げます。

そのとき、次はどこから拾うかだけ決めておきましょう。

今日は入り口からベッドの横までできたから、次は机の下から、といった具合です。

あちこちつまんで拾うと、時間を使ったわりに、どこも変わっていないように見えます。

端から進めれば、片づいた床がひとまとまりで残るので、やった分が目で見てわかります。

空いたところに、まだ拾っていないものを寄せるのはやめておきましょう。

せっかくだから掃除機もかけよう、と思うかもしれませんが、かけなくても大丈夫です。

拾う日と掃除機の日をいっしょにすると、次の部屋に取りかかるときに、掃除機までかけなきゃ、と思ってまた腰が重くなります。

何もない床を見ると、部屋が広くなったように感じますよ。

⇒床置きしない人になるには?~スッキリした部屋を作るために(1)

⇒花粉の季節は断捨離どき!掃除がラクになる7つの見直しポイント

箱の中身は、あとから少しずつ行き先を決める

時間のあるときに箱を出してきて、中身を1つずつ手に取り、行き先を決めていきます。

行き先は2つです。

  • 使っていないもの:手放す
  • 使うもの:引き出しや棚の空いたところに入れる。そこが新しい置き場所になる

何ヶ月も床に置きっぱなしだった紙袋、もう読まないパンフレット、ただとっておいただけの空き箱。

長いあいだ床に置いたまま一度も使わなかったものは、今の暮らしでは出番がないものです。

処分するか、寄付やリサイクルに出しましょう。

使うものを残したいのに、引き出しにも棚にも空きがないこともあります。

そんなときは、しまいたい場所の中身を見てください。

充電ケーブルを入れたい引き出しが、もう持っていない機械のケーブルや、古い取扱説明書でふさがっていることがあります。

収納の中に入っているというだけで、この先も残す理由にはなりません。

使っていないものを出して、今使うもののための場所を空けましょう。

ただし、引き出しや棚の中身を全部出すと、せっかく空いた床がまた埋まります。

ケーブルを入れる分だけ、のように、必要な場所に絞って見直してください。

残すもので、置き場所が決めにくい細かいものは、1か所にまとめておくと迷いません。

私は、外出するときに持っていくものや、懐中電灯、文房具など、あちこちで使う日用品を、ワゴン1台にまとめています。

一度にすべて片づけなくていいです。

今日は5つだけ、のように少しずつ進めましょう。

ただ、箱をクローゼットにしまったまま忘れてしまうことはよくあります。

次の部屋に取りかかる前に、前の箱を空にする、と決めておくといいでしょう。

なお、掃除機は、箱が空になるのを待たずにかけてください。

箱の中のケーブルの行き先が決まっていなくても、床のほこりは取れますよね。

掃除機をかける日に箱を開けると、また小物の仕分けが始まってしまうので、その日は閉じたままにしておきます。

部屋の一部しか拾えていないときも、拾い終わったところには掃除機をかけられます。

家じゅうの床が片づいてから、と考えなくていいです。

⇒家事が増える収納、減る収納

また床に出てくるものは、置き場所が合っていない

一度行き先を決めても、また床に出てくるものがあります。

そういうものは、その置き場所に、何か戻しにくい事情がありそうです。

使う場所から遠くて、わざわざ戻しに行くのが面倒。

置き場所がいっぱいで、入れるたびにほかのものを押しのけなければならない。

扉を開けて、引き出しを開けて、ふたを開けて、としまうまでの手間が多い。

使う場所のそばに置き場所を移す、手前のものを減らして入れやすくする、ふたのない入れ物に変える。こんな工夫をして、戻しやすい状態にしましょう。

置き場所を見直すたびに、床に出てくるものがだんだん減っていきます。

⇒床の上が物だらけになる10の理由。対策すればきれいに保てる。

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部屋の掃除ができないのは、性格のせいとは言えません。

床のものが片づいていれば、掃除は深く考えなくてもすむ作業になります。

落ちているものの行き先が決まるたびに、部屋は手入れのしやすい場所に変わっていきます。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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