なぜかものが増えていく。消費が止まらない家にある5つの落とし穴

ミニマルな日常

ページに広告が含まれることがあります。

ものを買いすぎてしまうのは、暮らしの仕組みに原因があることも多いです。

今回は、知らないうちに消費を増やしてしまう、生活の中にある5つの落とし穴を紹介します。

節約を心がけているのに、気づくとものが増えている。買わない挑戦をしているのに、なぜかお金が出ていく。

こんな経験がある人は、自分を責める前に、まず環境を見直してみてください。

がんばっているのにうまくいかないとき、問題はたいてい、暮らし方にあります。

消費が拡大してしまう理由と、それぞれの対策をセットで書きますね。

1.収納スペースがたっぷりある

ものが増える大きな原因の1つは、しまえる場所があることです。

空きスペースがあると、人はそこを埋めたくなります。これはごく自然な心理で、意志の力だけでは克服しにくいです。

収納が広い家に住んでいると、ものを買ってもすぐにしまえてしまうので、増えている実感がありません。

押し入れに入れる、クローゼットに掛ける、パントリーに並べる。それで目の前はすっきりするから、問題が起きていることに気づかないのです。

たとえば冷蔵庫がわかりやすい例です。

大きな冷蔵庫を持っていると、安売りのときについまとめ買いをしてしまいます。入るスペースがあるから、買ってもいいような気がします。

そのため、奥にしまった食材は忘れてしまい、気づいたときには賞味期限切れで、結局、捨てることになります。

カナダで友達の家にいったとき、大きなパントリーがあってびっくりしたことがあります。

米、小麦粉、調味料、お菓子が3年分ぐらいありそうでした。

対策:安易に収納を増やさない

収納家具や収納グッズを買い足す前に、まず持っているものの量を見直しましょう。

収納を減らすほうが、買い物を減らすより楽だと思います。

クローゼット、食器棚、パントリー。はじめはどこか1か所でいいので、中身を全部出して、いま使っているもの・当面使いそうなものだけ戻してみてください。

空いたスペースは、そのまま空けておきましょう。そのほうが必要なものを取り出しやすくなります。

収納が足りないは思い込み。家の広さではなく持ち物の量を見直す

2.スマホやテレビから忍び寄る広告の刺激

ものを買うとき、自分の中から必要性が生じることもありますが、無駄遣いの多くは外からの刺激によって起きます。

テレビのCM、SNSのタイムラインに流れてくる広告、YouTubeの動画の合間に入るスポンサーの映像。こうした情報に日常的にさらされていると、もともと欲しくなかったものまで欲しくなります。

特にSNSの広告は、閲覧履歴や検索履歴をもとに、あなたが興味を持ちそうな商品をピンポイントで見せます。

一度何かを検索すると、同じジャンルの広告がしつこく表示されるのを経験したことがある人は多いでしょう。

私はSNSをほとんど見ない生活をしていますが、それでもネットで何かを調べると、関連する広告が次々に出てきます。

最近、自分のブログを見ると、車やクレジットカードの広告が多いので、あんまりマッチングしていないと思いますが、SNSだと、もっと自分の興味のあるものが出てくるはずです。

広告はプロが作っています。彼らは見る人の購買意欲を刺激するのが仕事ですから、抵抗するのは難しいです。

あまり広告を見なくてすむ生活にしてみましょう。

対策:SNSは控えめに

まず、SNSの閲覧時間を減らすことから始めてください。全部やめる必要はありません。見る時間帯を決めるだけで効果があります。

それから、不要なメルマガやカタログを停止しましょう。タイトルを見るだけで、買いもの心をくすぐられます。

スマホの通知もオフにできるものはオフにしてください。通販アプリのセール通知、ショップからのおすすめ通知など、すべて購買行動を促します。

テレビのCMが気になるなら、録画して見る、あるいはCMの間は席を立つのも、広告に触れる量が減ります。

刺激が減れば、欲しいと感じる回数も自然に減りますよ。

知らないうちにお金がたまる行動案(その5)~SNSの使い方を見直す。

3.ものが入りやすく、出にくい一方通行の家

ものがどこから家に入って、どうやって出ていくのか考えてみてください。

入口は広く開いているのに、出口がふさがっている。そんな家に住んでいたら、ものは増える一方です。

入ってくるのは、自分で買ったものだけではありません。

もらいもの、試供品、郵便物、子どもや孫が持ち込むもの、実家から送られてくる荷物。こうしたものが少しずつ入ってきて、ものが多い家になります。

一方、いらないものがスムーズに出ていっていますか?

ゴミの分別が面倒、粗大ゴミの手続きが億劫、リサイクルの方法がわからない、寄付先を探すのが手間。

出すためのハードルがたくさんあると、「とりあえず置いておこう」となりがちです。

カナダに来たばかりの頃、英語の勉強のために新聞を取っていたので、DMやチラシが毎日届いて、気づくと部屋の片隅で山のようになっていました。

カナダの新聞には、大量のフライヤー(折り込みチラシ)が挟まっています。チラシを届けるための媒体でもあるので、ボリュームがあります。

欲張りな私は、街に出たら、フリーマガジンまでもらってきていました。

紙ものがどんどんたまっていったので、部屋のはしに専用の置き場を作りました。紙類はそこに入れ、週に1回、箱の中身を全部さばくと決めたのです。

ほとんど取っておく必要のないものだったので、毎週強制的に入れ替えていたら、不要な紙が家の中にたまらなくなりました。

対策:入口と出口両方に気を配る

入口を絞り、出口を広げましょう。

入口を絞るためには、たとえば、試供品やおまけをその場で断る、もらいものは丁重に辞退する、実家からの荷物は事前に相談してもらう。こんな行動をするのが効果的です。

出口を作るには、手放す仕組みを作ってください。

私は、家のどこかに、寄付センターやエコセンター(収集してもらえないゴミを持っていく場所)に持っていくものの置き場を必ず作ります。

今の家は、キッチンのキャビネットの上はもういらないかもしれないものを置くスペース、クローゼットのバッグの1つは寄付センターに持っていくもの専用、洗濯機横の小さなすき間はエコセンターに持っていくものの待機場所、というように決めています。

このような出口を意識した場所を作っておくと、外に出すことに意識が向きます。出口さえ作っておけば家の中のものが、スムーズに循環し始めます。

私の好きな不用品の手放し方~共通の趣味をもつ人に売る。

4.他人の買い物ペースに巻き込まれる

自分では気をつけているつもりなのに消費が減らないとき、周囲の人の影響を受けていることがあります。

同居の家族がよく買い物をする人だと、家にどんどんものが入ってきます。自分が買わなくても、ものは増え続けるわけです。

家族だけではありません。友人と一緒に出かけると、相手が買い物をしているのを見て、自分もつい何か買ってしまうことって多いですよね。

親世代から受け継いだ価値観の影響もあります。「安いうちに買っておきなさい」「もったいないから捨てないで」。こうした言葉が染みついていると、そんなふうに行動してしまいます。

私の夫はものを捨てなかったし、日用品をよく買う人だったので、以前一緒に暮らしていたとき、家の一部はものだらけでした。

相手の行動を変えようとしてもうまくいかないので、自分のスペースだけはしっかり管理すると決め、共有スペースについてはルールを作りました。

他人の買い物パターンを変えることはできません。ですが、自分の基準をしっかり持つことはできます。

対策:理想の買い方を確認する

まず、自分の買い物の基準を書き出してみてください。

何を買うか、何を買わないか、自分のルールを書きます。

たとえば、衝動的に買わない、ストックは1つまで、3日考えてから買う、など。自分が大事にしたいポリシーやルールを書きましょう。

頭の中に置いておくだけだと、忘れたり、周囲の雰囲気に流されたりしがちです。紙に書き出しておけば、記憶の負担が減り、本当に買うべきかどうかの判断に集中できます。

書き出せば、思考に注力できるので、「ああ、これは買うべきではない」としっかり判断できます。

もうひとつおすすめなのは、自分の財布からどこにどれだけお金を出すかは自分が決めると意識することです。

友人がセールで大量に買っていても、親にまとめ買いを勧められても、自分が必要だと思わなければ買う必要はありません。

当たり前のことですが、つい周囲に合わせてしまう人は、この当たり前を改めて確認しておくと、ぶれにくくなります。

感情に振り回されないために:冷静さを取り戻す7つの待つルール

5.お金と時間を奪うサブスクの放置

毎月、自動的に引き落とされるサブスクリプションを利用しすぎていると、消費が拡大します。

動画配信サービス、音楽配信サービス、雑誌の定期購読、サプリメントの定期便、クラウドストレージの有料プラン。

契約した時点では必要だと思っていても、いつの間にか使わなくなっている。だけど解約するのが面倒で、そのまま放置している。

こういうケースはけっこう多いのではないでしょうか。

サブスクや定期購入の怖いところは、お金だけでなく、意識や時間も静かに消えていくことです。

あまり使わない動画配信サービスであっても、たまに開いて「元を取らなきゃ」と作品を探したり、メニューやコンテンツを眺める時間が発生します。

定期購入している化粧品や洗剤がたまっていくと、「払っているのに使えていない」「また今月もほとんど使わなかった」という小さな罪悪感が積み重なり、自己肯定感が少しずつ下がります。

お金が減り、ものが増え、それを管理する時間まで取られる。3つの負担が同時に発生するのがサブスクの問題です。

私も以前、ほとんど見ないサブスクを1年間契約していたことが何度かあります。当時はお得な年間契約をするのが好きだったからです。

対策:サブスクの実態を把握する

いま契約しているサブスクや定期購入をすべて確認してください。

銀行口座やクレジットカードの明細を見れば、毎月の固定支出がわかります。一覧にして、それぞれに対して「先月、実際に使ったか?」と考えましょう。

答えがノーなら、解約の候補です。

いきなり全部やめなくてもいいので、1つだけやめて様子を見ましょう。

止めやすいのは、なくても生活が回るサブスクです。たとえば、ほとんど使っていない動画配信サービスや、コスメの定期ボックス、おやつの頒布会などは、生活必需品ではないので、止めても一大事にはなりません。

1つ解約してみると、意外と困らないことに気づきます。そうすると、次に検討するものも見つけやすくなるでしょう。

半年に一度、契約一覧を見直す時間を作ると、不要な出費を減らせます。

サブスク貧乏から抜け出す具体的な方法~手順と考え方。


消費が減らない5つの原因と、それぞれの対策を紹介しました。

どの落とし穴も、自分では気づきにくいし、気づいてもがんばるだけではなかなか変えられません。

仕組みや環境を変えることを意識してください。

次のアクションとしておすすめなのは、以下の3つです。

・収納の中を1つだけチェックする
・SNSの通知を1つオフにする
・サブスクを1つ解約する

小さな変更が、消費の流れを変えるきっかけになります。

お知らせ:エッセオンライン

エッセオンラインに新しい記事がアップされました。今回はカナダの4月の様子について書いています。

興味のある方は、ぜひお読みください。

⇒60代ひとり暮らし、がんばりすぎず「自分のペースで生きる」コツ。“新年度だから”と気負いすぎなくていい | ESSEonline(エッセ オンライン)

カナタの新学期は4月ではないので、わりといつもの普通の月です。

関連記事

カナダ在住の60代。ミニマリストです。

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,743人の購読者に加わりましょう
カテゴリー
アーカイブ
TOP
CLOSE