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モーニングページを書き始めて、10年以上になります。
この記事では、長く続けてわかった、モーニングページのリアルな効果や、続けやすくするための私なりの工夫をお伝えします。
先日、別件で相談をくださった読者に返信したところ、その方から「自分でも気づかないうちに、冷静に対応できるようになっていた。もしかするとモーニングページを書き続けている効果かもしれない」という感想をいただきました。
本人も驚いていたようですが、私はそういうものだと思います。モーニングページの効果は、知らないうちに自分の中にたまっていきます。
最初は1ヶ月半で挫折した
私がモーニングページを知ったのは2012年です。
当時読んでいたメールマガジンで、ジュリア・キャメロンの『The Artist’s Way』が紹介されていて、興味を持ちました。
さっそく本を読んで、毎朝ノートに3ページ書くことを始めたのですが、続いたのはたったの1ヶ月半。
振り返ると、続かなかったのは、書く時間がまちまちだったせいです。
早朝に書くのではなく、朝の家事が一段落してから書いていたので、日によってタイミングがバラバラでした。習慣として定着しなかったんですね。
そのまま3年ほど、まったく書いていませんでした。
再開したのは2015年の8月です。
このときは、ブログの30日間チャレンジとして取り組むと宣言しました。ずっと続ける、と意気込むのではなく、まず30日だけやってみようと決めたのがよかったのだと思います。
30日たって、もう少し続けてみようと思い、それがずっと続いています。
最初に挫折したとき、モーニングページは自分に向いていないと決めつけなくてよかったと思っています。
30日間チャレンジでモーニングページを始めた話はこちら⇒何かに挑戦したいなら30日間チャレンジがオススメ
大したことは書いていない(私のリアルな中身)
読者から「何を書いたらいいかわからない」という声をよくいただきます。
モーニングページは何を書いてもいいことになっています。
私は、頭に浮かんだことをそのまま書いています。
たとえば今朝の私のモーニングページには、4時半に目が覚めたこと、なかなか暖かくならないという天気の話、ゴミ出しのときに家主もリサイクル用の青い袋を出していたこと、最近AIをうまく使いこなせていない気がしてちょっと焦っていること、そんな話が書いてあります。
いつもたいした内容ではありません。
始めた頃は、少し意識して内容を工夫していた時期もありました。その日の感謝を3つ書いてみたりとか。でも今はそういうことはしていません。頭の中にあるものを、ただ外に出すだけです。
内容にこだわらないから、続いているのかもしれません。
最近は、朝起きて身支度をして、スクワットを15分やってから書いています。
紙からiPadに変えた
モーニングページといえば手書きのノートというイメージがあると思います。私もずっと紙に書いていました。
長い間、コンポジションブックという日本で言えば大学ノートに書いていました。娘の使いかけのノートや、その辺にある裏紙に書くこともありました。
2023年頃から、勉強のノートなどもiPadで書くようにして、なるべくペーパーレスにしようと試みていました。その流れで、2024年の半ばからモーニングページもiPadに切り替えました。
最初はApple Pencilでうまく書けなくて、もどかしい時期もありましたが、そのうち慣れました。今はむしろデジタルのほうが書きやすいぐらいです。
使っているノートアプリは、Noteful か MyScript Notes(旧Nebo)です。
iPadに変えてよかったのは、まずその辺が散らからないこと。頻繁に紙やペンを買わなくていいこと。いつも同じアプリを開いて同じペンで書くだけだから、迷うこともありません。
ちなみに、書いた内容は残しません。ページがいっぱいになったらクリアして、また新しく書きます。
紙のノートのときも、書き終わったらすぐ捨てていました。モーニングページは頭の中を掃除する作業なので、ゴミを捨てるのと同じです。
手書きであることには変わりないので、頭の整理という点ではデジタルでも十分できます。
結局、モーニングページのポイントは手書きにあると思います。タイピングではなく、手を動かして文字を書くことが重要だと思います。
ペーパーレスを意識する~ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その6)
時間がないときのやり方
10年も続けていると、書く時間がとれないときもあります。
本の原稿を書いていた時期は、早朝の時間を執筆に充てていたので、モーニングページまで手が回りませんでした。
そういうときは、3ページ書くことにこだわらず、10分だけ書くようにしていました。短くても、書かないよりはましです。
今は20分を目安にしています。コンポジションブックに3ページ書いていた頃、だいたい20分から30分かかっていたので、20分に決めました。タイマーをかけて、鳴ったらそこで終わりにします。
ちなみにタイマーは残り時間がよくわかるビジュアルタイマーを使っています。

ビジュアルタイマーは日本のAmazonにも売っています。
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すごく忙しい日や、早朝から出かける日(娘の家の掃除の手伝い)、長時間飛行機に乗って里帰りし、疲れて1日中寝ているような日は、朝ではなく夜に書くこともあります。
モーニングページは朝書くものですが、昼や夜でも気持ちの整理はできます。
ストレスがたまっているときは、朝書いたうえに、夜も書くことがあります。書けば落ち着くのでよく眠れます。
モーニングページを書き始めるコツ~朝、そんなもの書いてる時間がないというあなたへ。
10年続けて起きた変化
モーニングページの効果について、劇的な体験談を期待している人がいるかもしれません。
正直に言うと、私は大々的な効果は感じておらず、地味な変化があったと思っています。
文章を書くハードルが下がった
毎朝、文章を書いているので、書くことへの抵抗感はなくなりました。ブログの記事を執筆するときも、白紙の画面の前で固まることはありません。
書くスピードも上がったと思います。
ただ、これは毎日ブログを更新しているせいもあるでしょうから、モーニングページだけの効果かどうかはわかりません。少なくとも毎朝手を動かしていることが、書く筋力を鍛えていると感じます。
気持ちの回復が早くなった
落ち込むことや、嫌なことがあっても、割と早く立ち直れるようになりました。
書くことで気持ちの整理ができるからだと思います。頭の中でぐるぐる考えていることを、文字にして外に出すと、それだけで客観的になれます。
冒頭で紹介した読者も、ご自身の変化に驚いていました。本人は特に何かを意識していたわけではなく、ただ書き続けていただけです。でも、いつの間にか物事に冷静に対処できるようになっていたのです。
モーニングページの効果は、そういう形で出てくることが多いと思います。ある日突然変わるのではなく、じわじわと変わっていく感じです。
自分の考え方のクセが見えてきた
何かに悩んでいるときは、同じ話題や言葉が繰り返し出てくるので、自分の考え方のパターンや、求めているものがわかるときがあります。
私の場合、完璧主義的な思考がよく出てきます。
たとえば少し前まで、AIをうまく使いこなせない、といったことをよく書いていました。ちゃんと使いこなしたいという気持ちが、完璧主義の現れだと思います。
やるべきことが見えて、行動しやすくなった
何か問題を抱えていたり、やらなければならないことがあるとき、モーニングページの中で自然とタスクを分解するようになりました。
たとえば、引っ越しを控えているときなら、今週中にあれをして、これをして、と書いています。手を動かしながら、漠然とした課題を小さなステップに分けるので、行動のハードルが下がりました。
毎日これをしているせいか、やりたいことや課題をプロジェクトとしてとらえて、細分化して進める考え方ができるようになりました。
ブログのネタが出やすくなった
私がモーニングページを書くのは頭の中を掃除するためですが、書いているとよくブログのネタを思いつきます。
だらだらと書いて、最後に、「これ、ブログのネタになるよね」という言葉が出てくるときがしばしばあります。
最近は「これ、AIにやってもらえないかな」と書いていることも多いです。
つまり、モーニングページは、アイデアの種を拾う場所にもなっているわけです。
10年後も書いていると思う
多くの人がコーヒーを淹れることから1日を始めるように、私はiPadを開いて頭の中にあることを書き出すことから始めます。
すると、すっきりした状態で仕事に入れます。部屋の掃除と同じで、朝やっておくと1日を気持ちよくスタートできるのです。
10年前に始めたときは、こんなに長く続けるとは思っていませんでした。でも、やめる理由もないし、メリットのほうが多いので、この先も、たぶんずっと書き続けるでしょう。
モーニングページを始めたいけど、朝、時間がないしね、と思っているなら、3ページにこだわらなくてもいいと思います。
明日の朝、10分でも20分でもいいから、書いてみてはどうでしょう? 使いかけのノートでも、その辺の裏紙でも、タブレットを使ってもいいです。
何を書けばいいのかわからないときは、「何を書いたらいいの?」と書けばいいし、書くことがないなら「何も書くことがない」という言葉で3ページ埋めてもいいんです。
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