女友達

ミニマルな日常

60歳から友達はできない? 無理して作ろうとしなくても大丈夫

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7月に、片づけの悩みが書かれたマロンさんのお便りを紹介しましたが、その続きが届きました。

⇒決めることが多すぎて動けない。ダンボールの山から抜け出す順番

多岐にわたる内容でしたが、友達について書かれていたことが気になったので、今回は友達付き合いについて考えてみましょう。

今更もう友達できないよね

やる事は片づけだとわかっていても、ダンボールを見ると、私の事のように感じ、友人は私を不要品のように断捨離していったんだなぁと思ってしまい、落ち込みます。

私は人見知りがあり、知り合いから友人関係になるまでが大変でしたから(私から誘い、友人が喜んでくれるようなシチュエーションを考えたり、来てくれたらお礼のラインしたり)来年60才になるのに、今更もう友達できないよね、1人に慣れなきゃ、と自分に言い聞かせたりします。

マロンさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

人見知りだと、確かに友達を作るのにちょっと苦労しますよね。

そこで、マロンさんはずいぶん努力してきたのだと思います。

ただ、私が一番言いたいのは、60歳になるからもう友達ができないと思い込む必要は全然ないということです。

平均寿命まで生きるとしたら、まだ30年近くありますよね。

その間に友達ができる可能性は十分あるし、もちろんできない可能性もあります。さらに、友達に関する考え方が変わることもあり得るんです。

明日のことなんて誰にもわからないので、「一人に慣れなきゃ」と自分に言い聞かせる必要はありません。

その上で、友達づくりのコツみたいなものをいくつか書きますね。

誘って、気を遣って、お礼を送る。それは営業活動です

マロンさんが、友達のことでうまくいかないのは性格のせいではないです。

これまでのやり方に無理があったのではないでしょうか?

マロンさんがしてきたのは、こういうことですよね。

自分から誘う。

相手が喜びそうな場所や時間を考える。

来てくれたらお礼のラインを送る。

自分と過ごす時間を、商品のように売り込んでいるようなものです。

営業は疲れるので、そのうち誘うのが億劫になり、連絡の間隔があいて、そのまま関係が薄くなったりしていませんか。

このとき、自分は人付き合いが下手なんだ、人見知りだから続かないんだ、と考えてしまうかもしれません。

でも、燃料が尽きただけです。

気を遣いながら関係をつないでいたら、誰でもいつかは続かなくなります。

⇒友達付き合いが続かない。こんな自分に満足していていいのかな?

礼儀は尽くす。機嫌はとらない

もし、人の機嫌をとることがクセになっているなら、そこはやめて大丈夫です。

ただ、それは無礼にするという意味ではありません。

私も人見知りですが、人に親切にしたり、礼儀正しくしたり、相手の立場を想像したりということはしています。

たとえば、こんなことです。

約束した時間を守る。

連絡が来たら返事をする。

日にちを決めるとき、相手の都合も考える。

借りたものは返す。

こうした、人として最低限の礼儀を尽くしていれば、それ以上のことはしなくていいんです。

礼儀は、友達に限らず、誰に対しても同じようにするものです。

機嫌をとることは、この人に嫌われないように、と相手ごとに自分の行動を過度に調整することです。

友達が喜びそうな場をもうけるのは、誕生日など特別なときだけにしておきましょう。

返信のラインも、送りたくなければ送らなくていいですよ。

⇒人付き合いの我慢を手放す。角を立てずに自分の意見を伝えるヒント

無理をしなくても残るのが本当の友達

これからは、流れにまかせるのはどうでしょうか。

力を入れて集めた人は、力を入れ続けないと残りません。

つまり、これから先もずっと、誘い続け、場所を考え続け、お礼を送り続けることになります。

こんな仕事を何十年も自分に課すのは、しんどいですよね。

そこで、小さいところから力を抜いてみましょう。

たとえば、次に誰かと会ったあと、無理にお礼のラインを送らない。

相手から何か言われることは、まずありません。

誘うときも、思いついたときに短く声をかけるだけにして、相手が喜びそうな場所を考えるのはやめてみる。

こうして力を抜いても連絡が続く人が、マロンさんの友達です。

反対に、力を抜いたとたんに切れてしまうなら、それは続けるほうがしんどい関係だったということです。

新しく友達を作るより、学生時代の友人に連絡してみる

わざわざ新しい人と知り合うより、昔の友人を発掘してみてはどうでしょうか。

知らない人に話しかけ、会う約束をして、少しずつ距離を縮めるというプロセスを踏まなくてすむので、ラクかもしれません。

このとき、同窓会などの集まりに無理をして顔を出すといった努力は不要です。

私が今、日本で連絡を取り合っている友人は10人ほどで、ほとんどが学校や職場で出会った人です。

知り合った時期はばらばらで、ネットで知り合った人もいます。

私は30年前にカナダに来ていますし、もともと付き合いはよくありません。

同窓会も、高校のものに20代のはじめに1回行ったきりです。

ぽつんと席に座っていただけで、まったく楽しくありませんでした。

そんな人間でも、里帰りのたびに連絡し、都合が合えば会う友人がいます。

マロンさんは日本にいるのですから、会おうと思えば会えますよね。私よりずっと条件はいいです。

今はFacebookがあるので、連絡先がわからなくなった人でも探せます。

SNSをやっていない相手なら、共通の友人に聞いてみたり、古い年賀状を引っぱり出したりする手もあります。

もし、連絡が取れそうな人がいるなら、残暑見舞いでも、元気ですかの一言でもいいので、送ってみてください。

学生時代に親しい友人ができやすかったのは、そこに利害関係がなかったからだと思います。

大人になってからの付き合いでも、この人と親しくなったら何かいいことがあるか、という計算をはずすと、気軽に付き合えます。

連絡を取れるような人がいないときは、趣味のサークルやSNSなど、同じことに興味を持つ人が集まる場所に行くのがおすすめです。

⇒友達が欲しいけどできない。だって傷つきたくないから←質問の回答。

立ち話だけの相手も、友達のうち

友達の定義は人によって違います。友達と知り合いの違いもあいまいです。

何でも話せる人を見つけるのは時間がかかりますし、先ほども書いたように、自分が無理をしていたら関係が続きません。

それに、他人に何もかも話す必要はないと思います。

いきなり濃い友達を作ろうとせず、軽めのお付き合いをする人を見つけてみてください。

私には、散歩でいつも顔を合わせて、5分ほど立ち話をする人がいます。

一緒にどこかへ出かけたことはありませんし、家に呼んだこともありません。

その人が住んでいる場所は知っていますけどね。

それでも、朝会えば、その日の散歩が少し楽しくなります。

そういう、特定の場所に行った先で話す知り合いを作っておくといいですよ。

一人の時間が楽しい人は、友達付き合いもうまくいく

ここで一度、自分はどんな友達が欲しいのか考えてみてください。

なぜ友達がいてほしいのか。

一緒にランチをして、たわいもない話をしたいのか。

困ったときに相談できる相手が欲しいのか。

それとも、一人でいるのが心細いのか。

求めているものによって、声をかける相手は変わります。

なかには、友達がいなくてもどうにかなるものが混ざっているかもしれません。

マロンさんは「一人に慣れなきゃ」と書いていますが、一人でいることって、そんなに悪いものではありません。

一人の時間を楽しむことも心がけてみてください。

マロンさんにも、やっていて楽しいことがあると思います。趣味のようなものです。

そうしたことに時間を使いましょう。

なければ、一人で楽しめることを探してみるといいですよ。

たとえば、私はこうして記事を書いているのが好きです。

ネタを考えている時間や、構成をどうするか、どんな書き方をするかAIと相談している時間も楽しいです。

一人だと何でもマイペースでできるし、よけいなことを言われずにすむのもいいところです。

一人の時間が充実すると、友達にあれこれ満たしてもらわなくてもすむので、無理をしない関係が生まれやすくなります。

人付き合い・関連記事もどうぞ

⇒なんとなく続いている友人関係。モヤモヤするときの整理の仕方

⇒「いい人」になるのはやめて、今よりいい人になる方法(TED)

⇒新しい自分になるより、本来の自分に戻る|無理しない生き方のすすめ

****
友達は、努力して獲得するものではないと思います。

さらに、もう友達ができないなんて、誰にも断定できません。

先のことを決め込んでわざわざ落ち込むのはやめましょう。

お便りによると、今は家の建て替えと引っ越しでばたばたしているようなので、しばらくは新しい暮らしが落ち着くのを待ってください。

それでは、マロンさん、暑い日が続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。

感想や質問などありましたら、お気軽にメールください。こちらからどうぞ⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル

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