ポケモンGO

ミニマルな日常

人がポケモンGOにはまる7つの理由。やっぱり夢中になっていますか?

日本でも流行っているポケモンGO(ポケモンゴー)。なぜ多くの人がこのゲームに夢中になっているのか、アメリカのメディアの声を参考に、ミニマリストの視点からその理由や心理を7つにまとめました。

私は全くゲームをしない人間ですが、人が物を集める心理には興味があります。



ポケモンGOとは?

ポケモンはスマホ(やiPod touch)でするビデオゲームです。Wikipediaの説明によると、

Pokémon Go (stylized Pokémon GO) is a location-based, augmented reality game for mobile devices developed by Niantic for iOS and Android operating systems.

だいたいの訳:ポケモンGOはナイアンティック社が開発した、モバイル用の、位置情報を利用した拡張現実ゲームで、iOSとアンドロイドのオペレーティングシステムを使ってプレイするもの。

つまり、スマホの位置情報を利用してバーチャルリアリティを楽しむゲームです。具体的には、ポケモンやポケモンの卵を集めてまわります。

こちらはポケモンGOのプロモーションビデオです。3分5秒。

2016年7月6日に、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでリリースされ、いきなり人気が出たので、サーバーのクラッシュなど不具合が相次ぎました。そこで、ほかの国での配信は徐々に始まりました。

カナダでは7月17日に開始。日本では22日に始まったばかりですが、早くも大きな話題になっています。

アメリカですごく流行っているので、その分、ほかの国の人の期待値も高まったのでしょうね。

ポケモンGOの遊び方:どこよりも大雑把な説明

このゲームの目的はポケモンを集めること。具体的なゲームのやり方を娘に聞きました。

娘によると、アプリをダウンロードして、画面をチェックすると、近所にポケモンがいることがわかるので、その場所に行きます。またふつうに歩いていてもランダムにポケモンが出現します。

ポケモンが現れると、スマホがぶるぶると震えるから、スワイプして捕獲します。この行動をscouting と呼びます。

またポークストップ(poke stop)というのがあり、その場所では、アイテムをゲットできます。まあ、実際はもっといろいろ複雑な手順があると思います。

捕獲したポケモンは、スマホで表示されます。コレクションできるのです。

ポケモンGoの画面

娘が集めたポケモンたち。

私はポケモンと言えば、ピカチューしか知らないので、「ピカチュー見せて」と言ったら、「マム、何言ってんの。ピカチューなんてレアもの、そんなに簡単に取れるわけないじゃん。私、一度だけちらっと姿見ただけなんだから」と言われました。

とにかくこのようにたくさんいるポケモンを集めて楽しむゲームです。ポケモンは卵でも捕獲できるので、卵から育成する楽しみもあります。卵から孵化させるためには、一定の距離を歩かなければなりません。

ポケモンGOをする人たちは、ポケモンGOトレーナーと呼ばれています。ゲームをしていくうちにトレーナーレベルが上がっていきます。

すべてのポケモンを集めた男

アメリカでは、すでにすべてのポケモンを集めた人が出現しました。

この人は、ニック・ジョンソンという男性。ニューヨークに住み、現在、あるソフト開発のスタートアップの責任者をされています。

仕事が忙しいため、昼間はゲームをせず、仕事を終えた夕方6時~6時半ごろからスカウティングに出かけ、長いときで、8時間ぐらい歩いていたこともあるとか。

ポケモン集めをしていて、「もうだめだ、疲れた」と体力の限界を感じたら、家に戻り、ベッドにバタッと倒れこむ毎日。

ゲームが出て2週間、夜のマンハッタンやブルックリンを、毎日平均12キロ歩いていたそうです。

2週間、1日8時間歩きまわれば、コンプリート可能なゲームなのかもしれません。ただなかなか捕獲できなかった1匹をゲットするために、ウーべー(Uber スマホアプリで呼ぶタクシー)を使って、ちょっと遠方まで行く必要もあったとか。

Uberのドライバーの中には、超過料金をとって、ポークストップまで乗せていくサービスをしている人もいます。

ジョンソンさんの話は、この記事を参照しました⇒Man who played Pokemon Go has a complete Pokedex – Business Insider

こんなふうに、大人が、かなり真剣にポケモン探しをしているのが、このゲームの大きな特徴の1つです。

ではポケモンGOの人気の秘密に行きます。





1.ノスタルジーがある

ポケモンは、そもそも1996年に任天堂がゲームボーイ用ソフトとして発売したもの。このゲームは大変人気があり、その後アニメ化、キャラクター商品化、カードゲーム化され大きな社会現象になりました。

街のあちこちにポケモンが侵入したわけです。ロールプレイングゲームにもなっています。

ポケモンは、日本だけでなく、海外でも人気です。ゲームにうとい私ですら、ピカチューを知っていますので、まあ、誰でも知っていると言えるキャラクターです。

1990年代後半から2000年の始めにかけて子供だった人にとっては、ポケモンGOは、自分が子供とのき集めたポケモンたちを、また集めるというひじょうにノスタルジックな楽しみがあるのです。

ポケモンに対する思い出がポジティブだった人ほど、ポケモンGOに、はまると言えましょう。

2.スマホで簡単にプレイできる

ポケモンGOは特定のゲーム機やソフトを買わなくても、多くの人が毎日持ち歩いてるスマホでプレイできます。

つまり、とてもアクセスしやすいゲームです。アプリは無料なので、思い立ったときに、ほかのアプリをダウンロードするのと同様、数十秒でゲームを開始できます。

無料でもかなり楽しめるみたいです(娘談)。

スマホさえ持っていれば、ゲームの世界とは無縁の私のような人間も、やりたかったらすぐにやれるのです。やりませんが。

3.集めるのが楽しい

人は物を集める習性があります。

コレクターの心理⇒収集癖に悩むあなたへ。物を集める理由を知ってコレクションを断捨離する方法

ポケモンGOは、小さな怪獣を集めるゲーム。集めて分類したりする楽しみもあるようです。

ポケモンの世界になじみのある人は、それぞれの怪獣に親しみもあるので、そういうのが自分のスマホの中にいるとうれしいのかもしれません。

前述したように、育てる楽しみもあります。

4.集めたポケモンを人に見せて自慢できる

多くの人は物を使って自分を表そうとします。ブランドのバッグや靴を勝って、「私は、仕事のできる大人の女」だと自己主張します。

無印良品を部屋に置いて、「シンプルライフを楽しんでいる今風の人です」と世間にメッセージを送ります。

関連⇒止まらない買い物を止める方法。ディドロ効果のワナを知れ。

本人はそんなに強く意識していないでしょうが、物を選んで買うときに、「人にこんなふうに思ってもらいたい自分を作りたい」という気持ちがあります。

簡単に言うと、ステータスシンボルとして物を買い集めるのです。

では、ポケモンがステータスシンボルになるのか、というと疑問ですが、たくさん集めて、友だちに見せて自慢することはできます。

「もうこんなに集めたんだよ」とちょっとうれしい気持ちになるのです。

人より早くゲームを攻略するのも、自尊心をくすぐるでしょうね。

ポケモンGOの画面

この魚は画面の中でゆらゆらゆれていました。

5.知らない人と楽しめる

スマホのゲームは1人でもくもくとするものが多いのですが、最近はSNSがあるので、ほかの人と情報交換ができます。

ポケモンGOの場合、さらに一歩進んで、誰でも知っているポケモンという、共通の世界をベースに、捕獲したポケモンをお互いに見せ合い、自慢しあったり、情報交換するのが楽しいようです。

ポケモンを捕獲したら、ツイートしたり、インスタグラムや、ブログで他の人に簡単に見せることができます。

知らない人同士だけでなく、家族で楽しんでいる人たちもいます。

6.外に行く健康的なゲームなのでゲームをする言い訳ができる

テレビゲームはインドアでやるのが普通でしたが、ポケモンGOでは外の、実際にある場所に怪獣を捕獲しに行きます。

公共施設や歴史的建造物だけでなく、ポケモンは街のそこら中に出現します。

もちろん、建物や外の世界はリアルでも、実際にそこにポケモンはいません。ポケモンたちは、あくまで、デジタルな世界の中でいるのですが、拡張現実と言われるぐらいなので、不思議なリアリティがあります。

結局、現実は人間の脳が作り出しているのですから、そこにポケモンがいると思えば、その存在はすごくリアルなのです。

前頭葉が疑似体験を作る⇒私たちが幸せを感じる理由~制限がある方が幸せ?ダン・ギルバート(TED)

ジョンソンさんがたくさん歩いたように、プレーヤーは歩きまわる必要があります。歩きまわるゲームなので「ゲームばかりしてちゃだめよ、外に遊びに行きなさい」とお母さんに怒られても、ポケモンGOはプレイを続行できます。

大人でも、忙しいのにゲームにうつつを抜かす格好の言い訳ができます。つまり、「私は健康にいいことをしている」という言い訳です。

7.宝探しの楽しみ

ポケモンを探す楽しみは宝探しをする楽しみです。宝探しはスリルとサスペンスに満ちあふれているので、ポケモンを集めても一文にならないのに、夢中になる人が多いのです。

実際、ポケモンを探していて、リアルのサスペンスを感じることもあります。強盗にあったり、崖から落ちたり、車にひかれそうになったりなど。

娘は、片手で運転しながら、片手でポケモンスカウティングをやっている人を見たことがあるそうです。ポケモンを集めるには、外でずっとアプリを起動していないといけません。

アメリカでは、子供たちにポケモンGOをやらせるべきかどうか、という論争があります。ポケモンを探して、子供が1人でどんどん遠くに行ってしまったら危ないですからね。

ふつう、スマホでやるゲームは1回数分で終わるらしいのですが、ポケモンは、そのゲームの性質上、みんなもっと長くプレイします。

アメリカのポケモンGOトレーナーがプレイする1日の平均時間は43分で、ツイターに使う時間より長いそうです。

あるポケモンを探しに行って、捕獲しても、ちょっと待っていると、また別のポケモンが現れるので、きりがありません。

ある意味、体力勝負のゲームです。
~~~~~
ほかにも、実際にポケモンをプレイしている人なら、「こんなところがすごく楽しい」という点が多々あると思います。ゲームとして、いろいろな仕掛けがしてあるはずです。

プレイしない人間の目からすると、ゲームを使えば、ナイアンティックとそのスポンサーは人を思い通りの場所に誘導できるのだなあ、とちょっと恐ろしい気がします。

スマホの使いすぎは控えよう、という気持ちを新たにしました。





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