ミニマルな日常

仕事も結婚も住む国も決められない~進路に迷う読者への返信

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これから進む道がわからず、とても悩んでいる読者の相談にアドバイスします。

海外で働く29歳の女性、MNさんからのメールです。

自分が何を大切にしたいのかがわからず、モヤモヤしたまま動けなくなっている、こんなとき、筆子ならどうするか?という質問でした。

長いお便りだったので、私の言葉でまとめつつ、抜粋を入れて紹介しますね。

その後、私の返信を書きます。

モヤモヤした状態から動き出したい

MNさんが住んでいるのは中国です。

恋人との関係がうまくいかなくなり、その影響が仕事にも出て、自分を見失っています。

多分、色んなことがうまくいってないのは、自分が結局何を大切にしたいのかが分かっておらず、

いつも仕事の評価や周りの人間関係に左右されてしまうので、もう一度自分が何を大切にして、これからどうしていきたいのかを今考えています。

ただ、モヤモヤしている状況で一向に見えてきません。

MNさんは、うまくいっていないこと、迷っていることを、3つに整理していました。

仕事で成長を実感できず、転職に踏み切れない

中国に来た当初は、任される仕事の幅が広く、新しいことにも挑戦できて、やりがいを感じていました。

ところが今は、業務が減り、いつもやっている仕事にはほぼ慣れて、成長している手応えがありません。

もう少し大きな会社への転職も考えていますが、2つの事情で踏み切れずにいます。

1.恋人との関係で疲れている。

2.これからどの国で働きたいのか、中国に残るのか、別の国へ行くのか、日本に帰るのかが、定まっていない。

結婚への焦りと、日本に戻るべきかという迷い

MNさんには、家庭を築きたいという気持ちがあります。これは、誰かに押しつけられたものではなく、自身が大事にしている価値観です。

ただ、30代のなるべく早いうちに結婚するべきだ、という周りからのプレッシャーを感じて、焦りが出てきています。

結婚を考えると、海外は日本ほど相手を見つけやすい環境ではないので、一度日本に戻ったほうがいいのか、とも思います。

一方で、海外で暮らすこと自体も大事にしたいので、結局は海外でパートナーと暮らしたい。

そう考えると、日本に戻るのが本当に近道なのか、決めきれません。

シンガポールに惹かれるが、動機がはっきりしない

幼いころを中国で過ごしたMNさんにとって、中国は半分故郷のような場所で、今の生活にも不自由はありません。

実は、MNさんには、以前から、シンガポールに行きたいという気持ちがあります。

さまざまな国籍の人が暮らす多文化の環境に、惹かれるからです。

ただ、それを理由に移るのは、漠然とした自分探しのようで抵抗があります。

新しい国で、一から生活を立て直す精神的なハードルもあり、思考のループから抜け出せずにいます。

MNさん、はじめまして。お便りありがとうございます。

いつもブログを読んでくださってありがとうございます。

私ならどうするか。

まず休息をとって、体力と気力の回復に努めます。

大きな決断は元気なときにする

ストレスが多い状態では、人は冷静な判断ができません。

今、気持ちが消耗しているという自覚があるなら、ある程度、いつもの状態に戻すことから始めます。

国をまたいで転職する、日本に帰るか決める、シンガポールに行くか決める、結婚に結論を出す。

どれも、なかなか大きな決断です。

疲れているときに無理やり決めると、不安から逃げるための選択になりやすいです。

これから夏になりますし、ひとまず、しっかり休むのはどうでしょう?

それと正解を出そうと思い詰めないほうがいいと思います。

何かを始めるまえに正解を出すことは不可能です。

いろいろやってみて、今、いいと思える道を歩みながら、必要に応じて軌道修正していくのが人生です。

私自身、日本を出て、カナダで結婚し子どもをもうけましたが、綿密な人生計画があったわけではありません。

どちらかというと、流れでそうなりました。

特に結婚は、相手があることなので、自分の思い通りにはなりません。

来るものは拒まず、去るものは追わず、ぐらいのスタンスがおすすめです。

もちろん、30代のうちに結婚したいという強い希望があるなら、1つのプロジェクトとして、ゴール達成に向けた計画を立てて進む方法もあります。

ただ、結婚はご縁ですから、力んだところでうまくいかず、かえってストレスが増えます。

大事なことを1つだけ見つける

MNさんは、仕事で成長したい、海外で暮らしたい、家庭を築きたいから日本にも行きたい、多文化の環境に身を置きたい。

こんなふうに、たくさんの望みがあります。

これ、全部、一度に叶えるのは無理とは言いませんが、難しいです。

いくつかは、相反する望みです。

たとえば、シンガポールに住むなら、同時に日本や中国で暮らすことはできません。

誰しもやりたいことや欲しいことはいろいろあります。

しかし、その全部を同時に手にするのは現実的ではありません。

シンプルライフを好む私に言わせれば、本当に欲しいものを1つだけ手に入れれば、もしくはそれを手に入れる道を行けば、あとは取りこぼしたとしても、大きな不満は残りません。

今、一番大事にしたいことを考えてみてください。

これがわからないのだと言いたいかもしれませんが、気持ちを書き出していると、次第に本音が見えてきます。

おすすめはモーニングページです。

モーニングページは毎朝3ページ、頭にあることをノートに書き出すワークです。

⇒モーニングページを書き始めるコツ

もしくはブレインダンプでもOKです。

⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

目の前のことを片づけていく

大事なことがわからなくてますますモヤモヤするなら、小さな問題をクリアしましょう。

モーニングページを書きながら、今、一番自分を消耗させていることや、自分の足を引っぱっていることを1つずつ片づけてください。

たとえば、

・恋人との関係で、何に傷ついているのか見極める。そして、それを解決する方法を考える。

・仕事を楽しむために今すぐできることを見つける。

・気力を取り戻すために、生活の仕方を変えてみる。

ジョギングやヨガをすると、体力がついて前向きになります。

ヨガはストレス解消にもよさそうです。夜寝るのが遅いなら、早寝早起きの生活に変える方法もあります。

こんな工夫をして、負担を1つずつ減らしましょう。

大きな決断は、それからで間に合います。

生活改善が進むころには、頭の中も整理されているはずです。

シンガポールのことも、肩の力を抜いて考えてください。

住んでみたい気持ちがあるなら、まずは旅行してみるのがいいでしょう。

そこに住む立派な理由を見つけて自分に許可を出す必要はありません。

好きという気持ちに、理屈は不要です。

旅行は気分転換になるし、行ってみると、そこに何を求めていたのかがわかることもあります。

最後に、今のMNさんの参考になりそうな過去記事を6本リンクします。お時間のあるときに読んでください。

⇒転職するか、海外に行くか、地元に戻るか?~次に取るべき道がわからない時の決め方

⇒この先どうしたらいいのかわからないと悩んだらこれを読んでください。

⇒人生で解決すべき問題の優先順位のつけ方。何から始めたらいいのかわからない人へ。

⇒やりたいことを絞り込む方法~優先順位をつけられない人へ。

⇒やりたいことを見つける7つの方法~やりたいことがわからない人へ。

⇒自分の価値観に沿った暮らしをするには?:心を満たす方法(その2)

****

MNさんはまだ29歳。これから何でもできるし、どこにだって行けると67歳の私は思います。

動けないのは、進む道がないからではなく、選べる道がいくつもあるから。

それは、とても恵まれたことですよね。

これからどんな人生になるのか、わくわくしながら進んでください。

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