ノーと言う女性

ミニマルな日常

断るのってむずかしい、失敗を振り返って、断る練習中です。

断ることが苦手なので、練習をしている、という内容のお便りを紹介します。

プヨンさんからいただきました。小見出しは私が入れました。



断り方の記事を読んで実践中です

件名:断ること

筆子さん、いつも楽しくブログ拝見しています。

筆子さんの文は本当にスッキリとしていて、読んでいると私をフラットな気持ちに戻してくれます。

今日は私の苦手な「断ること」に関する体験を書こうと思います。

断り方の記事をいくつか読んで実践しています。

初めて「必要ないです」と堂々と断れた時はとても清々しい気持ちでした! まだまだ失敗の連続ですが、やってきていないことは下手だし、苦手なことは練習するのみと書かれていた言葉に励まされながら、めげずに続けています。

そんな中、先日断りたかったことが断れず心に残り落ち込みました。(物ではなく、人からの誘い) 

そこで、過去の断ることに関しての記事を読み返してみると、忘れていたことや実践できていなかったことがあるあるある!

物も人も同じ様なものかなと思い、「失敗の後の分析」を参考に、自分なりにノートに書き出しました。

—どんな状況だったのか・どうしてそうしたのか・その後何が起きたのか・(自分はどうしたか←これは今回省きました)・どう感じたか—

この分析ってすごく使えると感じたので、今後も断るのを失敗した時には分析しようと思いました!

全て書き出して、それを眺めながら考察してみました。

合っているのか自信はないのですが、それより何より対策が見えてきたので、同じ様な悩みがある方はぜひトライしてみて欲しいと感じました。対策が見えると、練習や実践したくなるのも不思議です。





断れなかった相手について

簡単な出来事の説明(ノートに書き出した分析とは違います)

これまでのAさんとの状況、私の思い

・会うたびに、私がAさんの子どもの面倒を見る時間が増えている。と感じている。

・彼女は1人で育児が大変そうなので、できることはしてあげたいと思っていたが、最近は会うとすごく疲れるので、今回はこちらのできる範囲の条件を出して会うことにしてみた。

・これまでも付き合い方を改善したいと思うことがあり、試行錯誤している最中。

・縁を切るのは最終手段で、自分のためにもできることはやってみようと思っている。

今回起きたこと

以下、今回の出来事

Aさん:サロンに行きたいので、子ども2人(未就学児)を預かってほしい。施術は1時間程度とのこと。(事情があり今は託児もあずけられず、家族・親族にもあずけられない)

私:当初、Aさんの気持ちに賛同できず、イエスの返事はせず代替案を提案し、やんわり断る。

その後、条件を出してOKした。(子ども同伴OKのサロンで現地集合・現地解散、施術中はサロン内キッズスペースに私が同伴すると言うのであれば良い。) こちらの空いている日を1日だけ伝えた。

私の予定していたこと

・施術時間含め2~3時間で帰るつもりだった(←コレを伝えていなかった)

当日

・サロン施術時間 2時間かかった (キッズスペースはなかった)

・サロン後、カフェに誘われて行った。

・夕飯も食べようと誘われた。

・断りきれなかった。←失敗:子どもにも誘われたこと、家でご飯作るのがしんどいと言われたことで、断るのに罪悪感を感じてしまった。

・夕飯後、1杯だけお酒飲みに行こう誘われたが断った。

・夫は1人で食事を済ませた

・家での団らんの時間が減った

今回断ることができたこと

・送迎(2回頼まれた)

・カフェでのケーキ(甘い物を控えているため。いつもはケーキとドリンクのセットを頼む相手だと私もセットを頼み、ドリンクのみの相手だとケーキが食べたくてもドリンクのみ等、メニューを合わせる傾向があった)

・お酒を飲みに行くこと

自己分析したこと

私の考察

「まだ断ることに慣れていない」「相手を気遣う加減がつかめていない(自分のリソースのキャパや使い方が見えていない)」「子どもに好かれたい気持ち」「多様な価値観を受け入れようとし過ぎたorそうしなければいけないという思い込みがある」「断れたこともあった」

反省点

「準備不足(断る練習をしていなかった・断る文言を用意していなかった)」「帰る時間を伝えていなかった」

対策

「こちらの帰る時間を予め告げる」「帰る時間にスマホのアラームをセットする」「必要以上に私が他人の子のお世話をしない、途中で子守りに疲れたら疲れたと言う」

断る文言

「楽しかった、ありがとう。(理由)+もう帰るね」

あたたかい気持ちが残っているうちにしっかりと断る。罪悪感を持たない。

理由

「家で家族と夕食を食べたい」「予定がある」「夕飯を作らないといけない(←これは言ったけど効果なかった。理由を告げた後にしっかりと帰ると言う。何度誘われても言う。)」

文言はもっとあるかもですが、断り慣れていないから思い浮かばないのかも?

気づきと今後したいこと

そして、いつも断る理由は相手が納得する理由でないといけないと思っていたけど、理由より断ることが大事だと痛感しました。

察してもらえる理由を言えば、断ることから逃げれるという思いがあったんじゃないかなと。相手に期待しないで、自分で断るほうを選ぶ!ですね。

断る文言は書くとすごく簡単なことなのに…言えないのだなと気付きました。

また、時々毒舌だと言われることがあるのですが、きっといつも気持ちを外に出していないため、唐突に外に出す時にストレートでぶしつけな物言いになるのではとも感じました。

人に気持ちを伝える、と言うことをしていなかった分、下手なんだと思います。

最後に「断らないと相手を恨むようになる」と言うのはその通りだなと今回実感しました。

断らないことで起きたことに対して、なぜか私は少し相手を恨む気持ちを持ってしまいましたから。次そうならないためにも練習・実践・分析します。

いつも学びや気付きを与えてくれる筆子さんに感謝しています。ありがとうございます!

プヨンさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

ブログの記事を参考にして状況を分析してみたのですね。すばらしいです。

いろいろ書き出すって効果あるでしょう?

これからも続けてくださいね。

分析や考察が合っているかどうかは、あまり問題でなく、起きたことを振り返るところに意義があります。

そうしないと、次もまた同じミスをおかしますから。

いやだからいや、でいいと思う

メールを拝見して思ったことですが、断ることができた点にも目を向けているのはいいですね。

それと、食事を断るときは、ごくシンプルに、「きょうは気が乗らないから、またにしよう。さようなら」と言えばいいと思います。

Aさんは、ママ友ですか? 今回、サロンにはプヨンさんも、ご自身のお子様を連れて行ったのでしょうか?

それとも、単身で子守だけに行ったのでしょうか?

サロンにキッズスペースがなく、子守時間、1時間の予定が2時間になったのはまあ仕方ないとしても、そのあとカフェに行ったり、夕食を食べたりというのは、予定外の行動なので、断ってもとがめられることなど何一つありません。

もちろん、行きたかったら行ってもかまいませんが。

「きょうは、あなたの施術中にお子さんを見るつもりで出てきたから、帰ります。お茶や食事はまた別の機会にしましょう」と言えばいいだけなのです。

なぜ、これを言えなかったかのか、そこを考えてください。

Aさんと仲良しで強い信頼関係で結ばれていたら、「きょうは都合悪いから、また今度ね」と言ったところで、なんら問題ありません。

逆にAさんとはそこまで親しくないのなら、「断ると仲がこわれるかもしれない」という心配は無用ですよね。

断る文言を考えておくのも効果的ですが、プヨンさんには、自己主張をする練習をおすすめします。

欲しくないときは「いりません」と言え。もっと自己主張する3つの方法。

自己主張といってもそんなすごいことをするわけではなく、思ったことを素直に口にするだけです。

メールにもありましたが、説得力のある理由を探して、頭を悩ますのではなく、「いやだからいやだ」と言って断ればいいのです。

カフェに行ったり、夕食を共にしたりというのは、仕事でも何でもありません。契約があるからやらねばならないことでもありません。もともと決まっていた約束事でもありません。

いやだからいや、で十分です。

「いやです」というのがいやなら、「あ、きょうは早く帰りたいから、帰ります」と言ってください。

というわけで、プヨンさん、これからも過去記事を参考にしながら、分析や練習を繰り返してくださいね。

どうぞお元気で。

断ることに関する過去記事

断る勇気を持とう。上手にNo(ノー)と言う方法

ほしくないプレゼントの上手な断り方。これ以上余計な物を家に入れないために。

義理母の手作りのプレゼントを受け取りたくないけど、断って悲しませたくない。どうしたらいいの?

どうしたらはっきり断ることができるか?(質問の回答)

ありがた迷惑への対処法:はっきり断るだけです。

大事なものにイエスというために、ノーと言いなさい(TED)

******

断れる人になるため努力している読者のお便りを紹介しました。

人間はどこまでも成長できます。

何か身につけたいスキルがあったら、「私って、だめだ~」とあきらめず、振り返りと練習を積み重ねてください。

少しずつうまくなっていきますから。

それでは、あなたも、何か言いたいことなどありましたら、お気軽にメールください。





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