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家計を引き締めようと節約を始めたはずが、ひと月後には何もやっていない。
こんなことを何度か繰り返して、自分は節約に向いていないかも、と思っているかもしれません。
でも、続かなかったのは、そのやり方があなたに合っていないからです。
今回は、自分に合う節約の選び方を紹介します。
しんどい節約を無理に続けなくても大丈夫です。
手間をかけた分だけ、お金が浮くわけではない
作業をすればするほど、お金が浮くように思いがちです。
ですが、かけた手間と浮く金額は、そんなに比例しません。
こまごまとした作業が多いのに、1回に浮く額はたいしたことがない方法があります。
カナダに来たばかりのころ、私は、広告についているクーポンを切り取って店に持っていくことにしました。
新聞に入ってくる広告から、使えそうなクーポンを探して、はさみで切ります。
切ったら財布に入れて、期限が切れる前に使わなければなりません。
店では、対象になっている商品と容量が合っているか確かめて、会計のときにレジで出します。
ここまでやって浮くのは1ドル(100円ほど)です。
数回やってやめました。
そのあとは、クーポンのついた広告が入っていても、見ないで捨てました。
今なら紙ではなくアプリでしょうが、やることは変わらないと思います。
アプリを開いてクーポンを選び、期限を頭に入れ、対象の商品を調べ、会計のときに画面を出す。
道具が新しくなっただけで、考えることは変わらず多く、浮く金額も大きくありません。
買う回数が減れば、安く買う工夫はいらない
世の中に出ている節約法の大半は、安く買うための方法です。
クーポン、ポイント、セール、価格の比較、まとめ買い。
どれも、買うことが前提になっています。
買うことが前提だと、調べる、比べる、管理する、こんな作業が必ずついてきます。
買う回数そのものが減れば、この作業をしなくてすみます。
1,000円のものを10回買うとして、1回に100円ずつ安く買う工夫をしても、出ていくのは9,000円です。
10回のうち2回を買わずにすませれば、8,000円ですみます。
私は、必要なものを必要なときに買っていれば、それでじゅうぶん節約になると思っています。
安く買う技術を身につけなくても、買う回数が少なければ、お金は出ていきません。
しかも、ものを1つ買うと、買い物はそこで終わりません。
それをしまうための収納用品、手入れの道具、専用の洗剤、電池や替えのパーツ。
掃除機を1台買えば、そのあとずっと、替えのフィルターや紙パックを買い続けることになります。
最初の1つを買わなければ、あとから続く出費も起きません。
手間・判断・置き場所が増える節約は続かない
合わないやり方は、始める前に見分けられます。
これをやると、手間・判断・置き場所のどれかが増えないか考えてください。
3つのうち1つでも自分の苦手にあたるなら、その方法は続きません。
得意な人がやれば続くので、方法そのものが悪いわけではありません。
手間が増える:店のはしご、カードの追加、フリマ出品
特売品を求めて店をはしごするのは、私にはできません。
チラシを見るのが好きではないからです。
どこで何が安いか調べようとするところで気が重くなるので、店を回るまでたどりつきません。
ポイントの還元をねらってカードや決済の手段を増やすのも、やっていません。
私はAmazonをよく利用しています。
専用のカードを使えば割引になりますよ、と毎回画面に出てきます。
得なのはわかっていますが、カードを増やしたくないので使いません。
不用品の処分も寄付の一択です。
フリマアプリで売れば、多少のお金にはなります。
でも、写真を撮り、説明文を書き、値段を決め、コメントに答え、梱包して、発送して、受け取りの確認をする。
こんな作業が苦手です。
仕事でない限り、私はやりません。
判断が増える:単価や値段を調べ続ける
内容量あたりの単価を計算する。
ネットと実店舗の値段を比べる。
セールの時期を調べて、送料を足して、いちばん安いところで買う。
このやり方を徹底すれば、確かにお金は浮きます。
ただ、私は調べるのがしんどいです。
ネットで何か買うときも、レビューは最初の3つしか読みません。
余裕があるときに、評価の低いものをあと3つ読む程度です。
これで限界がくるのですから、買うたびに値段を調べ続けるのは無理です。
一度なら調べられます。
毎回となると、私の手に負えません。
置き場所が増える:まとめ買いと手作り
大量にまとめ買いをして備えるのも、私はやりません。
娘はコストコで日用品や食料をどっさり買っています。
ただ、買った量だけ置き場所と在庫の管理が増えるので、私はこうした買い方をしません。
洗剤や化粧品、パン、調味料の手作りにも、手を出しません。
手作りは、時間がかかるうえに、材料と道具が増えます。
重曹やクエン酸の袋、容器、型やボウルが台所に並びます。
かかるお金が小さくなっても、家の中のものが増えるのがちょっと嫌なんです。
いい方法だと思っても、自分の苦手にあたるところがあるなら、手を出さないほうがいいです。
続いているなら、金額が小さくても正解
3つのふるいにかけて残ったものが、その人に合う方法です。
私は、クレジットカードや銀行口座に並んでいる数字を見るのは、あまり楽しくありません。
でも、私の友人には、こういう数字を見るのが大好きだという人がいます。
同じ方法でも、続く人と続かない人がいるわけです。
浮く金額の大きさよりも、続くかどうかで選んでください。
私に残っているのは、ミニマルライフそのものです。
ものを増やさない暮らしをしていると、買う回数が少ないので、それだけでお金が出ていきません。
お金の管理もしますが、やっていることは単純です。
Excelに記帳していますが、週に1度届く食材は、合計の金額をぼんと入れて、Foodと書くだけです。
野菜がいくら、肉がいくらと項目に分けて書き込むのは、私には絶対に続きません。
昔、家計簿にレシートを貼っていたことがあります。
全部きれいに貼れた月もありましたが、そこで終わりました。
あとで見返すことも、合計を出すこともないまま、ノートが分厚くなっただけです。
今のやり方なら、毎月それなりに記録が残り、あとから振り返るのに役立っています。
ほかに、買ったものを書きとめることも、続いています。
日付、品物の名前、金額、そしてメモを一言書きます。
もう1冊、買いたいものを書く習慣もあります。
買いたいものが出てきたら、そこに書いて30日待ちます。
待っているあいだに、別にいらないな、と気づくものがけっこうあります。
書いたことすら忘れていて、見返して思い出すものもあります。
こうしたやり方で浮くお金は、そんなに大きくないでしょう。
それでも、やっていて楽しいので、今後も続けます。
⇒家計簿が苦手な人のためのシンプル管理~細かい記録はいらない
⇒30日間待つノートを使って、買い物の仕方を見直しています。
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節約法は、試す前に選べます。
これをやってみようと思ったら、手間・判断・置き場所のどれが増えるか、先に考えてください。
自分の苦手な作業が増えるなら、始めなくていいです。
ふるいにかけて1つも残らなくても、困りません。
安く買う工夫をしなくても、買わずにすませた分は、そのままお金として残るからです。














































