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まとめ買いが節約にならない4つの理由。むしろガラクタを増やす危険な買い方。

ちまたでは、まとめ買いはお得だ、と言われます。はたして本当にそうでしょうか?

実は人が言うほどまとめ買いに節約効果はありません。その理由をお伝えします。



まとめ買いとは?

まとめ買いとは、同じものを一度にたくさん買って単価を押さえる買い物の仕方です。

たとえば、コカコーラの缶を自販機で買うと1本120円。ところが、楽天市場などで、24本入りを2ケース(つまり48本)買うと3024円。1本あたり65円になります。この価格は自販機の54%なので、ずいぶん得する計算です。

コカコーラを月に12本飲んでいるなら(週に3本)、年間にして、7920円のお得になります。

まあ、そんなにコンスタントにコーラを飲んでいたら、あとで医療費が高くつくので、全くお得ではありませんが。

ですが、一応計算上はまとめ買いのほうが、出ていくお金が少なそうに見えます。だから節約術としてまとめ買いをしている人が多いようです。

また、カナダの店でよくあるのですが、2つ買うと、1つは無料、あるいは半額になるセールもまとめ買いです。

宅配野菜を利用したり、生協で買っているのも、まとめ買いと呼べなくもありません。まとめて食材が届くのですから。

私は、そもそも買い物をあまりしませんが、食品でもめったにまとめ買いをしません。それにはこんな理由があります。

1.買った瞬間に出ていくお金は単品買いより多い

確かに、コーラを自販機で120円で買うのは高いです。私ならもう少し歩いて、コンビニに行って100円で買うでしょう。

まとめ買いなら、コンビニに行く必要もないです。

ネット通販でコーラをまとめて買うと、お金も時間も買い物の手間もガソリン代(車で買い物に行く人の場合)も省けます。

とても賢い買い物じゃないか。家計が助かる。

節約好きの主婦はこう言うかもしれません。

ですが、コーラを飲むために出した120円と3024円を比べると、どう考えても3024円のほうが多いです。25倍です。

このように、まとめて買うと、買ったとき出て行くお金は、必ず単品を買うより多いのです。

この点に注目する人が少ないように思います。

お金がたくさん出ていけば、貯金するほうにまわす分は少なくなります。

あたりまえすぎるシンプルな事実ですが、クレジットカードで買い物をしていると、現金が出ていく感覚が希薄なので、余分にお金を出していることに気づくことができません。

2.まとめ買いすると消費が拡大する

飲食物のまとめ買いが危険なのは、家に数がたくさんあるとどんどん消費してしまうことです。

コーラ、ビール、ジュース、ミネラルウォーター。こんなものを冷蔵庫にたくさん冷やしておくと、暑い日は絶対飲み過ぎます。

65円で買っても3本飲んだら195円です。

もし1本しかなかったら、1本飲んで終わりです。120円です。あとは水道の水を飲むでしょう。

たっぷりあると、消費も増えます。

スーパーの棚に食品があまり残っていないと、「しけてるわね」なんて思って、買う気が失せると思います。

スーパーでは食品ロスが多いのですが、景気よく、たっぷりと食品を並べて置かないと、お客さんの買い方が鈍くなってしまうからです。

そこで、その日売り切ることができる以上に、潤沢に食品を並べています。

関連⇒食品ロス(捨ててしまう食べ物)を減らすためにできること(TED)

家庭でもこれは同じで、お菓子なんて実に危険です。目の前にある、あるいは、あそこにしまってある、とわかっているとどんどん食べてしまいます。

黒豆せんべいが一袋しかなかったら、なくなればそこで止まるでしょう。ところが、大袋で買って、たっぷりあると、よほど自制心の強い人でない限り食べ過ぎます。

まとめ買いしたのに、飲み過ぎ、食べ過ぎて、支払う総額は増えるのです。

関連記事⇒もっと賢くダイエット。キッチンを断捨離して食べ過ぎを防ぐ5つの方法。

宅配の野菜だって同じです。余分な分を使い切るために、いつもより作ったり食べる量が増えるかもしれません。

消費のスピートがアップするのは嗜好品だけではありません。今は、シャンプーや化粧品などの日用品も、必需品ではなく、嗜好品感覚で購入し、使っている人が多いので、同じよう使いすぎてしまいます。





3.いらない物にお金を払っている

まとめ買いとは、2つ買うと1つ安くなるプロモーションの拡大版です。必要なのは1つだけなのに、2つも買うのは、支払ったお金の50%は、いらない物に費やされるということ。

ふだん使っているボディシャンプーのラージサイズのボトルを買うことを考えてみてください。今、必要なのは、3ヶ月分ぐらいなのに、「大きなボトルで買うと安い」からと、ふだん買う6倍の量のシャンプーを買ってしまったらどうなるか?

たくさんあるので使いすぎるか、2年たっても使い切れずにうんざりするかのどちらかではないでしょうか?

途中で飽きて、店で目についた新商品を買ってしまうかもしれません。すると家には使いかけのボディシャンプーの大きなボトルが残ります。

単価を抑えるために、大きなボトルを買っても、別のシャンプーを買えば、当然のことながらよけいな出費が増えています。

まとめ買い商品には、「超お得」「ありえない値段」といった売り文句が添えられています。このような文字を見ると、人は、冷静な判断ができなくなり、むこう1年分ぐらい持ちそうな、ティッシュやジュース、歯磨き粉、歯ブラシを買ってしまうのです。

このようなショッピングをすることは、1年間にわたって、その商品を消費しなければならない義務を自分に強いることです。

1年のあいだにいろいろなことが起きるでしょう。嗜好や生活習慣が変わることも多いと思います。

しかし、まとめ買いした商品があるがゆえに、新しい環境に柔軟に対応することができません。

多くのストックがガラクタ化してしまうのは、まとめ買いしたあと、生活が微妙に変わってしまうからではないでしょうか?

そもそも、自分がふだん使っているシャンプーがどれぐらいもつのか、正確に把握している人は、そんなに多くありません。

なぜなら、ほとんどの人は、こうした日用品のストックを持ちすぎているので、「あ、もうすぐなくなる、買ってこなければ」と思う機会がないのです。

なくなれば、無造作に次のボトルを開けるだけですから。

4.スペースをとられる

今、必要な分だけでなく、余計なものを買うとスペースを取られます。

まとめ買いが好きな人は、冷蔵庫も大型のものを持ちたいと願うでしょう。冷蔵庫は物を冷やして保存期間をのばすための機械ですが、これを物を収納する物、つまりストーレージ代わりに使っている人もいます。

電気代のかかるストーレージです。

日本でも最近は、冷蔵庫を2台持ちする人がいます。

1台は食品用、2台めは飲み物用です。

キッチンに1台置き、もう1台は2階に置きたいと思う人がいるようです。

私に言わせれば、キッチンの冷蔵庫に行くのが面倒であるほど、大きな家に住んでいるのなら、家そのものが、無駄に物を増やしてしまう危険な物件です。

まとめ買いを頻繁にしていると、まとめて買ったものを置く場所が必要になるため、「我が家は狭い」「もっと収納スペースのある家に引っ越したい」と考えるようになるものです。

収納スペースが必要だと思うのは、3番で書いたように、今必要なもの以上を家に持ち込むからなのです。

すぐそばに、スーパーやコンビニがあるのに、自分の家を食料品店みたいにしたいと願うのは、あまり健全な考え方ではありません。

ストックを持ちすぎるとコストがかかります⇒多すぎるストックをただちに断捨離すべき理由。過剰在庫は資産ではない

まとめて買って、ジュース代やシャンプー代を節約したと思うかもしれませんが、生活費をトータルで考えると、出費が増えてしまいます。

しかも、あとで余剰ストックを断捨離しなければならない手間やストレスまでかかえてしまいます。
~~~~~~
支出を減らすために有効なのは、特定のものをまとめ買いすることではなく、今買っているものを少し値段の安いものに切り替えるか、買う量を減らすことです。

たくさん買うのではなく、減らすのです。

大家族ならまとめ買いが有用な場合もあるかもしれません。しかし、昨今は、1人暮らしの人までがまとめ買いをしようとします。

それもこれも、「まとめ買いイコール節約」という思い込みが蔓延しているから。

もしまとめ買いが消費者にとってそんなに得ならば、利潤を出さなければならない小売店がまとめ買い商品を乱発するはずはありません。





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