うまくいかないときは、増やすよりやめてみる

ミニマム思考

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日常生活でうまくいかないことがあるとき、人は新しいやり方やツールを増やそうとします。

でも、これは逆効果になることが多いです。この記事では、増やすのではなく、減らす、やめてみることをおすすめします。

生活や仕事がうまくいかないときって、誰にでもありますよね。

やりたいことがあるのに時間がない、人間関係がうまくいかない、売上が落ちている、なんとなく毎日がしんどい。

そんなとき、新しい何かを足したくなりますが、逆に減らしてみてください。

この記事では、今すぐ減らせそうなものを5つ提案します。

1.全部をちゃんとやろうとしない

しんどいのは、やることが多すぎて、心身に負担がかかっているせいかもしれません。

まじめな人ほど、いろいろなことを「ちゃんとやろう」と自分を追い込んでしまいます。

すべてをきっちりするのをいったんやめてみましょう。

仕事、家事、趣味、人付き合い。

どれも大事ですが、毎日自分がやっていることの中に、やらなくてもいいことや負荷がかかりすぎていることがあると思います。

そうしたタスクを手放してください。

すべて大事なタスクなら、100%やろうとせず、7割ぐらいのところでよしとしましょう。

タスクを減らす方法

具体的にはこんな工夫ができます。

・家事は最低限にする(今日は食器を洗うだけ、床だけ掃除する)

・趣味は短く切る(10分でもOK。たとえば、何かを作る趣味なら、大作を作ろうとせず、小物に切り替える)

・人に任せられることは頼む、外注する

タスクを減らせば、心身に余裕が戻ってきます。

それは怠けることではなく、長く続けるために調整することです。

無理をして倒れてしまったら、結局、全部止まります。

短期的な視点ではなく、長期的な視点に立って、このままの状態で回るかどうか考えてみてください。

すごく長期的な計画をたてる3つの方法(TED)

2.すべてに反応しない

落ち着かない日が続いているなら、いろいろなことに反応しすぎているせいかもしれません。

反応する量を減らしてみましょう。

通知、メール、ニュース、人の言葉。

これらにいちいち反応していると、意識を持っていかれて、集中も途切れます。

自分の時間が細切れになり、何も進まないまま1日が終わってしまいますよね。

メールやメッセージは、返信が必要なものだけ返せば十分です。重要でないものはスルーしましょう。

反応しない=冷たい、無責任ではありません。

すべてが重要な案件ではありません。本当に返信が必要なものだけ、優先順位をつけて返信しましょう。

反応するのを控えるために、こんなことを試してみてください。

・スマホの通知をオフにする

・メールやSNSは時間を決めてまとめて見る

・「即レス」をやめて、あとでまとめて返信する

・情報は自分から取りに行く形にする

受け取る情報を減らすと、いちいち反応しなくてすむのでエネルギーを温存できます。

情報を使う人になる7つの方法:集めるだけの習慣を手放そう

3.新しい方法や道具に手を出さない

うまくいかないときほど、「もっとよい方法があるはず」と手段やツールを増やしたくなります。

でも、新しいものを足すと、ますます大変になるだけです。

当面、新しいことを始めるのはやめてみましょう。

確かに、仕事でも家事でも、何かを追加することは、一見前向きな行動に思えます。

新しいものを増やすデメリット

新しいものに手を出すと、こんな問題が生じます。

・本質的な問題の解決から遠のく

うまくいかない理由が、負荷のかけすぎや優先順位の混乱、休息や睡眠不足の場合、ツールを増やしても解決しにくいです。

導入してすぐは、うまくいくようになった気がしますが、根本的な問題は残り続けます。

・使いこなすまでが大変

使い方を覚える時間、生活に取り入れる手間が必要です。逆にタスクが増えて、ますますしんどくなります。

・選択肢が増えて迷いも増える

ツールやタスクが増えるほど、どれを使うか、何からやるかというように考えることが増えます。

たとえば、私の趣味は語学ですが、なかなか上達しないと、新しいアプリや勉強本を足したくなります。

でも、そうするとやることも、管理するものも増えるんです。

どれからやればいいのか、考えなければなりません。

それより、手元にあるものを使って、今やっていることを改善したほうが効果があるでしょう。

家事も同じです。

新しい道具を買うと、使い方を覚えなければなりません。

しかも、すでに固まっているルーティンの中に組み込む必要があるので、考えることが増えます。

4.調子が悪い日の自分を、いつもの基準で測らない

何かがうまくいっていないときは、「今はたまたま調子が悪いだけ。人生にはそういう時期もある」と考えてみてください。

エネルギーが低い日に、普段の基準を当てはめると、ちゃんとできない自分を責めてしまいます。

特に年齢を重ねた人は、「前はできた」「いつもならできる」と考える場面が増えます。

でも、自分では元気なつもりでも、年を取れば、体力は少しずつ落ちていきます。

この事実を受け入れたほうがラクになります。

できた自分とできない自分を比較すると、焦っていろんなことを頑張ろうとしてしまいます。

でも、何ごとも波があるのが普通ですよね。

調子のいいときの自分を基準にするのはやめて、状況に応じて調整するようにしましょう。

うまくいかないときは、すでに自己評価が下がっています。

そこに「できた自分」と比較してしまうと、ますますセルフイメージが悪くなってしまいます。

できないことや、持っていないものに目を向ける「足りないマインド」でいると、自分にいらだつばかりです。

すでにできていることや、持っているものに目を向ける「たっぷりあるマインド」を意識してみてください。

なぜ私ばかりが(怒)、と思う人は『足りないマインド』を『たっぷりあるマインド』に変えればよい。

5.正解を探そうとしない

今の問題を100%解決できる方法や、完璧な正解を探すのをやめましょう。

ものごとがうまくいかないとき、「このやり方で合っているのか」「もっといい方法があるのではないか」と正解を探したくなります。

でも、人生や日常は、そもそも流動的なものです。

最初から正解が決まっていることなんて、ほとんどありません。

正解は、探すものではなく、後から見えてくるもの。

何かを小さくやってみて、少しずつ調整しましょう。その都度、方向を修正していくやり方が現実的です。

正解探しは、完璧主義につながり、「間違えたくない」気持ちをつのらせます。すると、自分に対する基準がますます高くなり、「もっといいものがあるはず」と考えて、いろいろなことを増やす方向に向かいます。

正解や100%の解決策を探すより、今できる小さなことをやったほうが、前に進めます。

おすすめは以下の行動です。

・とりあえず、今、やってみたいこと、こうしたほうがいいなと思うことを少しやってみる

・週単位で微調整する

・合わなければ戻す前提で試す(お試し、練習だと思ってやってみる)

おわりに:まずはやめてみる

うまくいかないときに何かを足したくなるのは、自然なことです。

でも、ここまで書いてきたように、行き詰まっているときにやみくもに何かを追加するのは、逆効果になりやすいと思います。

情報も便利なツールも多く、仕事と私生活の境界があいまいな現代。すでにフルキャパシティで動いている人が多いのではないでしょうか?

やることも、気にかけることもたくさんあり、頭の中はいっぱいいっぱい。

そこに、新しい方法や便利そうなツールを足すと、負荷が増えて消耗につながります。

増やすのではなく、もうやらなくてもいいことを見つけてやめてみましょう。

タスクを厳選して、体制を立て直しましょう。

余裕ができてから、新しいことを始めても遅くはありません。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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