シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

捨てなければよかった。後悔の念を解消する6つのステップ。


読者の方のご相談メールに回答します。捨てた物がとても恋しくなって、すごく後悔の念にさいなまれている自分は、病的に執着心が強いのか、という主旨です。

まずメールをシェアします。

捨てたものが恋しくてしかたありません

ゆうこりんさんより
件名:捨てた物に未練がましい

こんにちは

いつも楽しく読ませていただいています。

色々な物をガンガン調子良く処分していた時は良かったのですが、ここ1ヶ月位何も捨てなくなったら、何故か捨てた物が急に恋しくなってしまいました。

「捨てなければよかった」と思う事しきり。

売ったりした物は、まだそれが、お店にあったら買い戻そうかと見に行ったくらいです。

こんなに後悔するなら、これから捨てるのをやめようとさえ思ってしまいます。部屋を見渡したら、スッキリし過ぎて、寂しい気もするし、こんな執着心の強い私は病気でしょうか。

アドバイスをお願いします。

ゆうこりんさん、メールありがとうございます。別に病気じゃないと思いますよ。自分が大切な物まで捨ててしまったのではないでしょうか?

このメールだけだと、詳しい事情はわからないので、以下は一般論になりますが、後悔の気持ちをより良い未来につなげる方法を考えてみました。

まず、なぜ捨てたあと後悔してしまうのか考えてください。

1.断捨離する目的意識が希薄ではないか?

ここ数年、断捨離ミニマリストが流行っています。猫も杓子も捨てている部分があるのは確かです。

流行っているからといって、流されて物を捨てていないか確認してください。

断捨離を始める前に、なぜ私は断捨離をするのか、断捨離をしていったいどうなりたいのか、究極の目的や、自分の理想の暮らしを思い描いてから、捨て始めたほうがいいです。

もちろん、「ここにこれがあると、掃除がしにくいから捨てる」というのでもいいのですが、最終的な目的を確認しておかないと、捨てるための捨て作業になりがちです。

すると、捨てなくてもいいものまで捨ててしまい、あとで後悔するのです

こちらも参考に⇒ 「しまった!捨てるんじゃなかった」後悔しない断捨離のやり方

2.何も考えずに捨ててはいないか?

物を捨てるときは、考えながら捨てることをおすすめします。

たとえば、こんなことを。

●なぜこんな物を買ってしまったのか?
●どうして、ずっと持っていたのか?
●私はこれが好きなのか、嫌いなのか?
●これは私の人生をよくしてくれているか?
●なぜ、今このタイミングで捨てたいと思うのか?
●捨てたら、どんなふうになると思うのか?

賞味期限切れのものなど、明らかなゴミは、みんなさくさく捨てられます。しかし、いわゆる「思い出のもの」はそうはいきません。

ですが、こんなふうにじっくり考えてみると、それが本当に大事なものなのか、そうでないのか、見極めやすくなります。

この「考える」ということをせず、衝動で何でも捨ててしまうと、あとで後悔します。それはゆうこりんさんに限らず、誰でも同じです。

ちゃんと気持ちの折り合いをつけてから捨てていないので、あとで恋しくなってしまうのではないでしょうか?

こちらも参考に⇒いくらミニマリストになりたくても衝動捨てはするべからず

次に後悔する気持ちを解消する方法です。


3.なぜ捨てた物が恋しいのか考えてみる

このメールを読んだだけでは、あまり健全でない執着心に囚われているのか、愛着のある大事な物を誤って捨ててしまったのか、そこのところはわかりません。

それは、ゆうこりんさんにしかわからないことです。というか、自分で気持ちの折り合いをつけるしかありません。

この点について見極めるために、なぜ捨てた物が今頃になって恋しいのかその理由を考えてください。どんなことにも理由があります(まあ、たいていの場合は)。

売ったものを買い戻そうとお店に行ったそうですが、それは何でしょうか?

洋服、それとも雑貨?

もしそれを捨てなかったら、自分の何が満たされるのか、捨ててしまったら、いったい何が欠落してしまったのか?

何が足りなくなってしまったのか?

恋しい理由を考えてみると、自分が求めていることや、したいことがあぶりだされます。

もしかしたらその「足りないもの」は他のことで埋めることができるかもしれません。

捨てた物が恋しい本当の理由はわからないかもしれませんが、自分の気持ちをじっくり考えみることが解決のいとぐちになります。

考えてみた結果、単に執着しているだけなら、執着心をはずす方法があります⇒ 物に執着してなかなか捨てられないあなたに。執着心を捨てる方法はこれです
捨てて後悔する女

4.捨てた物の価値を客観的に考えてみる

捨てた物の真の価値について客観的に考えてください。

人は一度何かを手にしてしまうと、理由もなくその物に対する評価をあげます。たとえ使っていなくても。

詳しくは⇒物を捨てられないのは恐怖のせい~損失回避と、授かり効果の心理をさぐる

客観的に考えて、その品物は、ゆうこりんさんの今の生活に必要なものなのでしょうか?

それがあると、人生の質(QOL クオリティーオブライフ Quality of life)がより良くなるのでしょうか?

それがないと、著しく生活がしにくくなるものでしょうか?

それは見ているだけで楽しくなる、とても美しいものなのでしょうか?

それとも単に、今までずっとそばに置いていたから、なくなって寂しいだけなのでしょうか。

「部屋を見渡したら、スッキリし過ぎて、寂しい気もする」と書かれていますね。「寂しい」と「寂しいが気がする」というのは、微妙に違います。

本当に寂しいのですか?

物がないから寂しいのでしょうか?それとも別の理由で心が満たされないのでしょうか?

確かに、そこそこお気に入りの物に囲まれて暮らしているほうが幸せ、という人もいます。

筋金入りのミニマリストの家は、物が少なすぎて、味気ないと感じる人も多いです。

どんな環境が心地よいかは人それぞれなので、自分にとって、一番しっくりくる環境を構築するために、考えながら進んでください。

「捨てすぎたな」と思えば、しばらく捨てないで暮らしてください。たぶん、すぐにまた物は増えます。

5.過去ではなく、今この時を楽しむ方向にシフトする

すでに手放したものが恋しい、自分のやったことを後悔している、というのは、多分に思考が過去に向かっています。

「失敗した」と思えばやり直せばいいのです。

買い戻せるものがあるなら、買い戻してもいいでしょう。もし、それで、今より楽しい気分になれるのなら。

「捨てすぎて失敗したから、今度からは少し注意深く捨てよう」と思い、実際、そうしてください。これなら、視点が今と未来に向かっています。

過去の失敗は、今日より少しいい未来への布石になります。

こちらも参考に⇒後悔することを恐れないで・キャサリン・シュルツ(TED)

6.問題にばかりフォーカスしない

最後に言いたいことは、起きたことの「良くない部分」にばかりフォーカスしないほうがいい、ということです。

以下のようなネガティブなことばかり考えないでください。

●捨ててはいけない物を捨ててしまった。

●あんなことしなければよかった。

●執着が強い私は、病気なのだろうか?

「捨てた物が恋しい状態」は問題ではなく、どうしたら自分はもっと幸せになれるのか、そのために今の自分は何がやれるのか、そんなことを考えるいいチャンスなのです。

もし、物を捨てるという行動を起こしていなかったら、後悔もなかったでしょうが、自分の求めているものについて、考えることもなかったでしょう。

ですから、いらない物を捨てたのは、素晴らしいことだと思うし、その後、いくつかの物が恋しくなったとしても、それはそれで、自分を知るいい機会なのです。

「捨てたものが恋しい気持」は、その気持のまま認めてください。そして、もっと楽しい人生になるように、今回の体験を活かしてください。

断捨離は物と自分の関係性を見直して、より充実した暮らしをするためのツールだと思います。

大事なのは、物ではなく自分なのです。自分を一番に考えて、次の行動を起こしてください。


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