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人からもらったものや、何年も使って古くなったものを、まだ使えるからという理由で、そのまま使っている人は多いです。
使うたびに少しだけ不便を感じ、小さく我慢しています。
こんなふうに我慢して使っているものは、手放して、自分に合うものを買ってください。
もったいないという気持ちだけで持ち続けているものは、暮らしをよくしてくれません。
間に合わせがあると、本当にほしいものを探さなくなる
間に合わせのもので済ませているとき問題なのは、自分に合うものを手に入れないまま暮らしてしまうことです。
しっくりこないものでも、一応は使えます。
使えるので、今すぐどうにかしなければ、という気持ちにはなりません。
でも、不便はずっと続いていますよね?
そうやって何か月かたつうちに、本当にほしかったものを探す気持ちも薄れていきます。
どんなものなら気持ちよく使えるのか、考えることすらやめてしまいます。
もらいものが増えて家が狭くなる話はよく書いていますが、実害が大きいのはこちらです。
私も、娘が着なくなったジャケットをもらって、我慢して着ていたことがあります。
カーキ色で、フードの部分だけ柔らかいパーカーの生地、身頃はパリッとした張りのある生地という、デザイン性の高い服でした。
娘が選ぶ服なので、私が自分で買うものより、ずっとおしゃれで高級です。
ただ、身丈が短かったし、前がジッパーではなくボタンを止めるタイプだったので、着るのが手間でした。
しばらくそのまま着ていたけれど、結局、寄付ボックスに放り投げました。
もっと使いやすい服を着始めたとき、服のほうに自分を合わせようとしていたことに気づきました。
⇒買い物してなくても物が増えるのは、細々としたもらい物が多いから。
いいものでも、自分の使い方に合わなければ価値はない
品質のいいものをもらうと、使っていなくても手放しにくいものです。
上等なものだと、使いこなせない自分のほうが悪い気がして、無理に使おうとしてしまいます。
ですが、それをいいものだと判断したのは、選んで買った人です。
あなたの体格や、動き方、一日の過ごし方に合うかどうかは、別の話です。
私は、カシミヤの帽子とおそろいのマフラーをもらったことがあります。
朱色で、好みの色ではありませんでした。
私はモノトーンやアースカラーが好きです。
それでも、カシミヤだし上等なものだからと、なんとか使おうとしました。
でも、マフラーは巻いているうちにズレてきます。
歩いているあいだに、いつのまにか片方だけ長くなって、しょっちゅう巻き直していました。
私はよく歩くので、途中で立ち止まって巻き直すのが面倒です。カナダの厳寒の中では特にそうです。
好きなのは、いくら動いても落ちないネックウォーマーのほう。
色が好みでないだけなら、我慢できたかもしれません。
けれど、使いにくいのは問題です。
カシミヤだからと思って必要以上に長く持っていましたが、結局捨てました。
使うたびにストレスを感じるなら、自分に合っていない
持ち物を見直すとき、多くの人は、壊れているかどうか、まだ使えるかどうかで判断します。
自分に合っているかどうかも考えてみてください。
使っているときストレスがあるものは手放したほうがいいです。
たとえば、ズレる。きつい。よけいな機能がありすぎる。
1回ずつのひっかかりは小さいので、そのうち我慢していること自体を忘れます。
とはいえ、毎回のことなので、暮らしの質は落ちたままです。
使えるかどうかより、気持ちよく使えているかどうかのほうが大事です。
私は貧乏性なので、服はだめになるまで着ます。
以前、パジャマがボロボロになっても着続けていました。
襟元が伸びてよれよれになっても、袖口がだんだん広がって寒くても、まだ着られると思っていました。
家の中で着るものだし、誰に見せるわけでもないので平気だったんです。
あなたも、そんなふうに、無理やり使っているものがありませんか?
これは、もらいものにかぎった話ではないです。
自分で選んで買ったものでも、何年も使っているうちに、体や暮らし方が変わって、合わなくなることがあります。
⇒我慢だらけの節約は続かない。限界が近づいている5つのサイン
もらいものでも、合わないなら手放していい
なんだかわからないけど、ちょっと嫌。
そういうものは、もう手放しましょう。
もったいないと思うかもしれませんが、無理に使っている時間のほうがもったいないです。
これは、飽きたものをどんどん捨てて、新しいものを買う暮らしではありません。
自分の生活に合うものを使っていく暮らしです。
もらったものだと、捨てにくいですよね。
でも、受け取ったあと、その品物を管理するのは自分です。
いやいや使い続けるより、気持ちよく使ってくれる人のところへ行ったほうが、くれた人にとってもいいと思います。
捨ててみると、自分がどんなものを好きなのかも、はっきりしてきます。
あのカーキ色のジャケットも、捨てたあと、やはり自分はさっと着られるパーカーが好きなんだと再確認しました。
⇒その場で断れなくても大丈夫。いらないものをもらったあとにできること
前と同じところでひっかからないものを、1つ買う
合わないものを手放したら、次は、気持ちよく使えるものを手に入れる番です。
私は、ボロボロのパジャマをようやく捨てて、新しいものを買いました。
着て寝た晩、肌にふれる感じがやわらかくて、心底快適でした。
もっと早く買い替えなかった自分を呪いました。
ただし、捨てたものを、全部買い直すわけではありません。
私は、気に入ったものが見つかると、それを何年も使い続けます。
そこへ同じ用途のものをいただくと、新しく来たものを使うべきだと思って、しばらくはそちらを使ってみます。
でも、どうしてもしっくりこなくて、結局、処分します。
いつものものに戻ったときは、ほっとします。
こういうことが、これまで何度もありました。
カーキ色のジャケットも、買い直していません。
手放してみたら、手持ちのジャケットで間に合うことがわかりました。
なくて困るものだけを、自分に合うもので置き換えてください。
ここで、まあこれでいいか、と妥協すると、また同じことの繰り返しになります。
安いから、無難だから、という理由で買ったものは、新しい間に合わせになるだけです。
高いものを買う必要はありません。
前のもので毎回ひっかかっていたところが、新しく買うものにはないか。
この点に気をつけて買い直しましょう。
私なら、動いてもズレないこと、さっと着られること。
条件は、シンプルにしておきます。
そうやって選んだものは、使うたびにうれしいので、自然と大事に扱います。
使い切ることと、我慢し続けることは違う
ものをだめになるまで使い切るのは、美徳とされています。
私も、1つのものを長く使うのはいいことだと思っています。
ただ、合っていないものを使い切ろうとがんばっているあいだは、毎日少しずつ損をしています。
パジャマの例でいうと、袖口から風が入る寒い夜が、何度もあったことになります。
新しいパジャマを買えば、寒さは、その日のうちになくなっていたでしょう。
最後まで使い切ったという満足感も悪くないですが、翌朝の気分のほうが大事です。
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ものを減らす暮らしのゴールは、家に残ったものが、ほとんど自分に合っている状態です。
合わないものを使い続けるほうが、暮らしは窮屈になります。
使うたびにひっかかるものがあったら、手放してください。
そして、同じところでひっかからないものを、1つだけ選びましょう。













































