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なぜあなたの部屋には、こんなにたくさん物があるのか?
その理由を考察しています。3回めは、もらい物、ギフトに注目してみましょう。
必要ないのに物をもらうと、不用品が増えます。
物をもらうのをやめれば、部屋はもっときれいになります。
もらわない人になる方法を7つ考えてみました。
1.考え方を変える
ただで物をもらえるのはうれしいことだ。ハッピーなことだ。物をもらえば、私の暮らしがより充実する。今より人生がワンランクアップする。
こんな思い込みは、きょうを限りに捨てます。
こんなふうに、はっきりと意識してはいないでしょうが、「無料でもらえる何か」が好きで、よくもらっているなら、心の奥底でそう思っています。
私も昔、おまけをもらったり、懸賞で物をもらったりするのが好きでしたが、このような考え方や行動を間違いであった、と後に気づきました。
ある日、突然、とくにほしいと思っていなかった物(そのとき必要ではない物)をどこからかもらってしまうと、生活が複雑になります。
もらい物を捨てるのはむずかしいですから。
ただで物をもらうのは、トラブルを抱え込むことである、と考え直してください。
2.止めやすい物の流入を止める
最初は、止めやすいもらい物から止めるといいでしょう。
一番止めやすいのはデジタルなものだと思います。
メルマガ、Eメール、ノーティフィケーション(通知)など。
メルマガや通知は、解除すれば止まります。相手はプログラムなので、「断ったら、付きあいの悪い人だと思われる」などという心配もありません。
販促のメルマガを止めれば、よけいな買い物も減ります。
いらない通知を解除すれば、邪魔されることがなくなり、もっと家事、仕事、勉強に集中できます。
デジタルなものを止めたら、次は、半自動的に送られてくる物質の流入を止めましょう。
チラシやカタログ、年賀状などです。
止め方は過去記事に書いています。
勝手にポストに入るもの⇒なぜタオルはどんどんたまってしまうのか?(後編)
年賀状を出すのをやめる方法。無理に出すのはおかしくないですか?
デジタルなものといえば、ポイントも、もらう価値があるのかどうか考えてからもらってください。
現金として使えるとしても、期間限定だったり、少額すぎたりすれば、本当は欲しくない物を買うことになってしまいます。
3.わざわざもらわない
自分から物をもらうのをやめます。
街中にあるフリーマガジンや、絵葉書、うちわ、その他ちょっとした物が、「ご自由にお持ちください」と書かれて置いてあることがありますが、もらわないでください。
どうしても必要ならもらってもいいですよ。持って帰ってすぐに使いみちがあるなら。
「もらっておけば、いつかそのうち何かに使えるかもしれない」程度の物は持ち帰ってはいけません。
すでに家の中に、「いつかそのうち使う」と思っておいてある物、たくさんあるんじゃないですか?
4.販促品をもらわない
販促品も、断るのが簡単です。
相手は、商売でやっているだけなので、断ったところで、人間関係がこじれたりはしません。
販促品をもらわない方法はこちらに書いています⇒いらないサンプルや販促品を店で上手に断るには?
該当で配られている物を、「いりません」と言って断るのが面倒だから、とりあえずもらう、という人もいるかもしれません。
家に入れてしまうと、あとでもっと面倒なことになります。
ポイントカードや、商品券、ビール共通券みたいに、かさばらないもらい物も気をつけてください。
それをもらってしまったおかげで、不用な外出や、買い物が増えていたら、もらってはいけません。
5.贈り物を断る
知っている人からの贈りものを断るのは難しいと思うかもしれませんが、不可能ではありません。
以下の3つを試してください。
惰性でやっている贈り物の交換をやめる
以前、大学時代の友達グループで、何年も誕生日プレゼントを交換していたが、それをやめた、というメールをもらったことがあります。
こちらで紹介⇒お金の貯め方の盲点。あなたもきっと見逃しています。
このように、たいして意義がないどころか、負担になっているプレゼント交換は廃止を申し出てください。
親戚からもらう子供服のお古も、活用しているのならいいのですが、活用しきれていないなら、「もういらないです」と断ったほうがいいです。
最近、日本は不況だから、バレンタインデーにチョコレートを贈ることはなくなった、と読者の方からお便りをいただいたことがあります。
それならいいのですが、バレンタインデーにチョコレートを贈って、ホワイトデーに、ほしくない物が家に入ってきているならやめたほうがいいです。
どうしても贈りたいなら、チョコレートを贈ってもいいですが、「お返し不用」という意思表示をしておいてください。
バレンタインデーには、物ではなく、相手が本当に求めているものをあげる。
プレゼントはいらない、と前もって言う
私はもうもらい物はもらわないことにした、と早めに、自分のポリシーを相手に伝えておいてください。
そのとき、理由もそえましょう。
「もらい物をもらわないのは大変です」とブログに書いているせいか、「筆子には、何もあげないほうがいいよね」と、向こうが勝手に気遣ってくれ、私のところには、何も届きません。
モノをもらわないのも一苦労~不用品を「もらわない」ためのミニマリストの努力と工夫
代替案を出す
プレゼントはいりません、と言っても、人によっては、「私があげたいの」と言って、納得しないかもしれません。
そのときは、代替案を出すといいでしょう。
よくあるのは、「気持ちだけいただきます」と言って断る方法。
そのほかには、「私に贈り物を買うそのお金を、ユニセフに寄付して」と、チャリティ団体を指定したり、「プレゼントを買うお金で、一緒に食事に生きましょう」と自分の家に物が入らないけど、相手の好意を受け取れる形を提案してみます。
6.家族の物は家族に任せる
私は、物はもらわないけど、夫が義理姉から、子供服のお古をもらってくる、とか、もらい物のタオルをもらってくる、と言う人がいます。
子供が、あちこちでおまけをもらってくる、という人もいます。
この場合は、もらってきた物の管理は、もらってきた人に頼みましょう。
ご主人が、「おい、もらってきてやったぞ」と大量のタオルの新古品を差し出したとき、「私は、いりません」と断ればいいのです。
初回はもめるかもしれないし、結局、もらってしまうことになるかもしれませんが、「もういらない物はもらわない」と意思表示をしないことには、家の中に不用品がたまる生活から抜け出すことはできません。
7.お金を払ってもらう物をもらわない
お金を払ってもらう物をもらうのをやめます。
◯◯円以上買うともらえる何かです。
私がこの手のおまけにつられて、通販サイトで、使いみちのないおまけをたくさんもらってしまったことは、過去記事に何度も書いています。
購入するともらえる物は、ただでばらまかれる物よりは、ちょっといい物かもしれません。
そこでしか手に入らない非売品かもしれません。
ですが、予定外のもらい物には変わりがないのです。
雑誌の付録も、お金をはらってもらうプレゼントに入るでしょう。
2度と付録目当てで雑誌を買わないと誓った日:ミニマリストへの道(53)
もらい物に敏感になろう
家に入ってくる、もらい物、ギフト、景品、プレゼントにもっと敏感になってください。
くれるからといってすべてもらう必要はありません。
もらわない選択もあるのです。
自宅のもらい物状況を調べて、止めやすいものから、止めてください。
買わない挑戦のように、「物をもらわない挑戦」をしてもいいでしょう。
私たちは、無料でもらった販促品ですら、なかなか捨てられず、何年も洗面所の棚や引き出しにしまっておきます。
「捨てるなんてもったいない」「あれば、そのうち何かに使える」と思うのです。
捨てるのがむずかしいなら、もらわないことです。
「私は捨てるのは得意だから、いったんもらってあとでまとめて捨てる」という方針の人もいるかもしれませんね。
しかし、この場合は、環境に負荷をかけていることに気づきましょう。
すぐにゴミになるような、プラスチックの小さな物を、販促品としてばらまくのは、時代に合っていません。
ゴミを増やさないためにも、意味のないもらい物には、ノーと言うべきなのです。
この続きはこちら⇒役目を終えた物は、今すぐ捨てよう:あなたの部屋に物がいっぱいある理由(その4)
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日本は、販促品として、無料で何かを配ることが多いし、年がら年中、贈答する習慣があります。
買うのをひかえていても、もらい物が入ってくることは多いわけです。
あんまり買わないのに物が増えてるなあ、と思う人は、もらい物の流入が多くないか、調べてください。
そして止めましょう。