そのイライラ、無駄にしない:生活が少しよくなる使い方

ミニマルな日常

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「今日、すごくイライラすることがあった」。こんなふうに教えてくれた読者のお便りを紹介します。

合わせて、イライラしたエネルギーをポジティブなことに使う方法を提案します。

まず、お便りをシェアしますね。モモンさんからいただきました。

実は、このお便り、2年前にいただいたものです。今ごろの紹介になってすみません。

イライラした気持ちを昇華したい

件名:はじめてメールします

筆子さん、はじめまして。

(いつもブログを拝読している者として親しみを込めて筆子さんと呼ばせていただいています)

いつもブログを拝読しては、片付けたいという気持ちを改めて確認し、少しずつ、本当に少しずつですが行動に移しております。

捨てたいのになかなか捨てることができなかったものが、こちらのブログに背中を押してもらって、手放すことができたものもたくさんあります。いつも素敵な記事をありがとうございます。

今回初めてメールさせていただいたのは、実は今日、とてもイライラっとすることがあって、イラっとした気持ちを何か別のことに昇華できないかなと思い、

いつか筆子さんに、ブログをいつもありがとうございますとお伝えするメールを送りたいと思っていたことを実行に移してみました。

いつもブログの最後には「お気軽にメールをください」と書かれているものの、どうやって送ったらいいんだろう?と色々見て試行錯誤しているうちに、少し気持ちが落ち着いてきました。

勢いでメールしてしまい、脈絡がない文になっていますことすみません。

いつもなら、モーニングノートならぬその辺の紙にぶわぁぁぁぁっと気持ちを書いて捨てるのですが、今日はなぜか一歩踏み出してみようという気持ちになりました。

これからもブログ楽しみにしています。

ありがとうございました。

モモンさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

お返事が遅くなってすみません。

イライラしたときに、ずっとやりたいと思っていた「筆子にメールを送る」を実行に移したのが素晴らしいですね。

試行錯誤しているうちに気持ちが落ち着いてきたとのこと。

これは、とても自然で健康的な昇華のプロセスだと思います。

イライラのエネルギーを、別の前向きな行動に使ったわけですから。

モモンさんは「脈絡がない文ですみません」とおっしゃっていますが、そんなことはありません。

このメールには、イライラしたときに気持ちを切り替えるヒントがたくさん詰まっています。

今回はモモンさんの行動をヒントに、イライラのエネルギーを暮らしに生かす方法を紹介していきます。

1. イライラは悪いものではなく、エネルギーである

イライラしたとき、「怒りを感じてはいけない」「早く落ち着かなきゃ」と思うかもしれません。

でも、イライラは必ずしも悪いものではありません。

怒りを感じると、体の中ではアドレナリンが出ますが、アドレナリンは、行動するためのエネルギーです。

それは、目の前の困難に立ち向かったり、すばやく対処したりするために、体が自動的に出す燃料のようなもの。

このエネルギーを無理に鎮めようとすると、行き場をなくして心の中にたまります。

それよりも、何か別のことにぶつけるほうがいい結果になります。

以前、イライラの波が来たら、何もしないで待つ方法を紹介しました。

感情に振り回されないために:冷静さを取り戻す7つの待つルール

この方法は、衝動的に行動して後悔しがちな人に向いています。

でも、待っているだけだとモヤモヤが残る人もいるでしょう。

そんな人には、今回紹介する、エネルギーを別の行動に変える方法がおすすめです。

嵐が来たら、じっとうずくまって過ぎるのを待つこともできます。

でも、その風を帆に受けて、どこかへ向かうこともできるのです。

2. 紙に書いて捨てる

モモンさんもふだんやっている方法ですが、イライラしたら、その辺の紙に気持ちをぶわーっと書き出すのはとても効果的です。

頭の中でぐるぐる回っている感情を、手を動かして紙の上に出す。

それだけで、感情が自分の内側から外側に移動します。

書いているうちに、本音が見えてくることがあります。たとえば、「私は何に怒っているのか」「本当はどうしたいのか」といったことです。

少し落ち着いたら、少しずつ、自分が求めているものを手に入れる行動を始めるといいでしょう。

私はイライラしたとき、ブレインダンプをよくしますが、ブログやnoteの記事を書いても似た効果が得られます。

文章を書いているうちに気持ちが整理されて、いつの間にかイライラがおさまります。

記事を書けば、役立ててくれる読者もいらっしゃるので、一石二鳥の前向きな方法だと思っています。

頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

3. 体を動かして気分を変える

イライラしているときは、頭で考えるより、体を動かすとスッキリします。しかも、体を動かすことは健康の底上げにもなります。

運動をすると、脳内の化学物質が変わります。

エンドルフィンやセロトニンが分泌されて、気分が自然と上向きになります。

激しい運動をする必要はありません。

散歩でも、ストレッチでも、階段の上り下りでもいいでしょう。

少しでも体を動かせば、イライラが少しずつ引いていきます。

これは、ふだん運動をあまりしない人には、特におすすめしたい方法です。

運動不足だと、ネガティブな感情が体の中にこもりやすい傾向があります。

体を動かす習慣があるだけで、感情の回復力が上がりますよ。

私は気分が落ち着かないときは、家の中をクマのようにうろうろ歩き回ったり、ミニトランポリンを跳んだりします。

ひとしきり動いたあと「あ、これブログのネタになるかも」と思って終わるのが常です。

運動をしないとどんなことになるのか。運動不足の6つの弊害

4. 単純作業で手を動かす

掃除、皿洗い、洗濯物たたみなど、単純作業をするのもおすすめです。

手を動かしていると、意識が、今やっていることに向くので、イライラした気分から自然と距離を取れます。

気持ちが高ぶっているときは、ふだん「面倒だな」と後回しにしているタスクを片づけるチャンスです。

シンクを磨く、冷蔵庫の中を拭く、たまったDMを処分する。

こうした小さなタスクは、ふだんはやる気が出ないものですが、イライラのエネルギーがあると不思議とサクサク進みます。

不用品を捨てるのもいいですね。

ふだんは「まだ使うかも」と迷ってしまうものでも、イライラしているときは「もういらない!」と潔く手放せることがあります。

ふだんは見て見ぬふりをしている『開かずの扉』を開けて、中身を整理するのもいいでしょう。

ただし、大事な書類や思い出の品は、感情が高ぶっているときに判断しないほうが安全です。

数がたくさんあるもの、たとえば紙袋、割り箸、試供品、古い雑誌など、明らかに余っているものから手をつけましょう。

私も昔、夫がものを捨てないことにイライラすると、自分のいらない書類をバリバリ破って捨てていたことがあります。

終わったあとはスッキリしていました。

大事な書類もどうでもいい紙も床の上で堆積しているときの片付け方(汚部屋改善)

5. 誰かのために手を動かす

イライラしたときに、あえて誰かのために小さな行動をしてみましょう。

意識を「自分」から「外」に向けると、怒りから自然と離れることができます。

モモンさんの行動がまさにこれですね。

イライラのエネルギーを使って、「筆子にお礼のメールを送る」という、ずっとやりたかったことを実行に移しました。

結果として、気持ちが落ち着いただけでなく、私にとってもうれしいメールになりました。

誰かのために動くと、こんなふうに、自分にも相手にもいいことが起きます。

ちょっとした徳積みをする気持ちで何かいいことをしてみましょう。たとえば、

・家族の靴をそろえる。

・職場の共有スペースをさっと片づける。

・公共の場で落ちているゴミを1つ拾う。

・お世話になった人に「ありがとう」と伝える。

こうした見返りを求めない小さな親切を、イライラしているときに1つだけやってみてください。

怒りのエネルギーが、温かいものに変わる瞬間を感じられると思います。

自分のためだけに動くと、いつまでも自分の感情の中にとどまってしまいます。

ほんの少し視線を外に向けると、気持ちが切り替わります。

*****

イライラしたエネルギーを何か生産的なことに使う方法をお伝えしました。

感情が揺れることは、誰にでも起きる自然なことです。

イライラの嵐が過ぎ去ったあと、そのエネルギーをどこに向けるか考えてみてください。

紙に書く、体を動かす、単純作業で手を動かす、誰かのために小さな親切をする。

どれも特別なことではなく、コストもかかりません。でも、イライラのエネルギーを暮らしをよくする燃料として使うことができます。

以前紹介したイライラが過ぎ去るのを待つ方法と、今回の動く方法の両方を自分のツールボックスに入れておくと心強いです。

モモンさん、お便りをありがとうございました。もしかしたら、もうこのブログは読んでいないかもしれませんが、これからもお元気で幸せに過ごしてください。

ほかの読者の方も、感想や「自分はこうしている」というアイデアがありましたら、お気軽にメールをください。

こちらからどうぞ⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル

お待ちしています。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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