「とりあえず」が一番危険。段ボール箱をすぐ手放すコツ

ミニマルな日常

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段ボール箱をためがちな人に向けて、箱が家にたまってしまう理由と、すぐに処理するコツを紹介します。

ネット通販が当たり前になった今、段ボール箱は絶えず家に届きます。

「あとでつぶそう」「次のゴミの日に出そう」。そう思ったまま、忘れてしまう方も、多いのではないでしょうか。

何かに使えると思って取っておいても、なかなかその日は来ません。

段ボール箱が家に居座り続ける5つの原因

まず、なぜ段ボール箱がいつまでも家にあるのか、その原因を考えてみましょう。

「捨てればいいだけじゃない」と思っても、そうできない理由です。

1)開封したあと、箱をつぶすのが面倒

届いた荷物を開けて中身を取り出したら、それで満足して放置することがあります。

箱をつぶすのは、ちょっとした力がいるし、テープをはがしたり、ホチキスの針を取ったりと、細かい作業もあります。

とくに大きな箱だと、つぶすだけでも一仕事ですよね。

この「ちょっと面倒」が積み重なって、箱がそのまま放置されます。

2)ゴミの回収日まで間があるから「とりあえず置く」

段ボールの回収日が週に1回だったり、月に数回だったりすると、届いた日にすぐ出せないことがあります。

「次の回収日に出そう」と思って、とりあえず部屋の隅に置く。

ところが、回収日を忘れたり、朝バタバタして出しそびれたりして、また次の回収日まで持ち越します。

こうして、「とりあえず」が「ずっと」に変わります。

3)緩衝材やビニールの分別が面倒

段ボール箱の中には、プチプチ、発泡スチロール、ビニール袋、紙の緩衝材など、いろいろなものが入っています。

自治体によって分別ルールが違うし、「これは何ゴミだろう?」と迷うと、そこで手が止まります。

箱本体は段ボールとして出せても、中身の分別が面倒で、箱ごと放置してしまうのです。

4)返品や交換をするかもしれないから取っておく

「返品するかもしれないから、箱は取っておこう」。こう思って処分しません。

ネット通販で買ったものは、届いてみたらイメージと違うことがあります。

家電はもしかしたら故障するかもしれない。

だから、外箱も必要な気がするのです。

でも、実際に返品したり、故障したりする確率はどのくらいでしょうか?

届いた商品を確認して、問題がなければ、その場で箱を処分して大丈夫です。

返品期限が気になるなら、届いたその日に中身をチェックし、実際に使ってみて返品の可能性を考えてください。

必要以上にものを買っていると、箱の中身に用がないので、そのまま放置しがちです。

5)「何かに使えるかも」という漠然とした期待

これは、段ボール箱に限らず、ものを捨てられない人がよく抱く気持ちです。

「収納に使えるかも」「荷物を送るときに使えるかも」「子どもの工作に使えるかも」。

でも、その「かも」が実現することは、ほとんどありません。

「いつか使うかも」が来ない本当の理由~5つの落とし穴

「とりあえず置く」が一番危険な理由

5つの原因に共通しているのは、「とりあえず置いておこう」という判断です。

この「とりあえず」が、実はいちばん危険です。

一時的に置いたものは、あっという間にその場所に定住します。

私は去年の11月から12月にかけて、何回か小さな模様替えをしました。

引っ越したときに決めた家具やものの配置を見直したのですが、「なんでもっと早くこうしなかったんだろう」と思うことがたくさんありました。

最初に「とりあえず」置いた場所が、そのままデフォルトになっていたんです。

段ボール箱も同じです。

「とりあえずここに置いておこう」と部屋の隅に立てかけた箱は、数日後にはもう景色の一部になっています。

視界に入っていても、意識にはのぼりません。

しかも、1つ置くと、2つ目を置くハードルが下がります。

「もう1つあるから、ここにもう1つ置いても同じだよね」と、箱がどんどん増えていきます。

段ボール箱は、虫やカビの温床にもなります。

段ボールの波状の構造は、ゴキブリが卵を産むのにちょうどいい場所です。

湿気を吸いやすいので、カビも生えます。

以前の家で夫が段ボール箱を地下室にため込んでいたとき、地下室全体がかび臭くなりました。

日本は湿度が高いですから、段ボールのカビ寄せパワーは相当なものでしょう。

「とりあえず」のつもりで置いた箱が、虫やカビを呼び寄せているかもしれません。

衛生面から考えても、段ボール箱は早く家から出すべきなのです。

届いたその日に段ボール箱を家から出すルーティン

段ボール箱を滞留させないためには、届いたその日に処理を完了させるルーティンを作るのが一番です。

頭で「捨てなきゃ」と思うだけでは動けません。

やることを決めて、流れ作業にしてしまいましょう。

私がやっている手順を紹介します。

1)届いたらすぐ開封する

荷物が届いたら、その場で開けます。

私はレターオープナーを使って開封しています。

ふつうのAmazonの箱なら、レターオープナーで十分開きます。

レターオープナーで開けられない頑丈な箱は、カッターを使います。

2)中身を取り出し、すぐに確認する

中身を取り出したら、商品に問題がないかその場でチェックします。実際に使うものは一度使ってみてください。

返品するかどうかは、このタイミングで決めてしまいましょう。

問題がなければ、箱はもう用済みです。

3)緩衝材を分別して処理する

箱の中のプチプチや紙の緩衝材は、中身を取り出したついでに分別します。

最近はAmazonも環境に配慮していて、土に還りやすい素材の緩衝材が増えました。

大きな梱包材で困ることは以前より減っています。

分別のルールがわからないものは、自治体のホームページで一度調べておくと、次からは迷いません。

4)箱をつぶして、所定の場所に入れる

中身も緩衝材も片づけたら、箱をつぶします。

ここがいちばんおっくうに感じるところですが、道具があるとラクです。

私は、レターオープナー、カッター、はさみなどをワゴンにひとまとめにしています。

レターオープナー

私は玄関から入って階段を降りたそばにこのワゴンを置いています。家全体が狭いので、必要なものはすぐ手に取れます。

ワゴンにはキャスターがついているから、作業場所に持っていくこともできます。

つぶした箱は、リサイクル用のゴミ袋(私の住んでいる地域ではブルーバッグという青い透明の袋)に入れます。

袋がいっぱいになるまでは、洗濯機とドライヤーが置いてある小さなスペースに保管しています。

つぶした箱の一時保管場所をしっかり決めておくことをおすすめします。

「どこに置こう」と迷わなければ、処理のハードルがぐっと下がります。

回収日がいつなのか把握しておくことも重要です。

カレンダーやスマホのリマインダーに登録しておくと、出し忘れを防げます。

ちなみに、私が住んでいる場所では、リサイクル用のゴミは毎週回収してくれます。

一般ゴミは2週間に1回、生ゴミは夏場は毎週、冬場は2週間に1回です。

日本の回収頻度はもっと多いと思います。段ボールの回収日だけはしっかり覚えておきましょう。

この一連の流れを、届いたその日にやってしまうのがポイントです。

慣れてしまえば、5分もかかりません。

そもそも届く箱の量を減らす

根本的な解決策は、家に届く段ボール箱の量そのものを減らすことです。

ルーティンを作っても、届く箱が多ければ処理の手間は増えます。

まず、買い物の頻度を見直しましょう。

思いついたときにポチポチ注文していると、毎日のように箱が届きます。

月に1回、まとめて注文する日を決めれば、届く箱の数はかなり減ります。

私は、Amazonで米、お茶、ナッツ、オートミール、日用品を月末に1回、定期購入でまとめて買うようにしています。

欲しいものが出てきても、なるべくこの便にまとめます。

食材については、週に1回、オーガニックフードのスーパーから届けてもらっています。

この店は環境に配慮しているので、基本的に青い再利用可能なビンに入って届きます。

翌週、新しいものが届いたときに、空いたビンを回収してもらうシステムです。

ビン1つでは足りないほど少量の商品は、小さな段ボール箱に入って届くこともありますが、それは店が仕入れで使った箱の使いまわしです。

こういう仕組みを利用すると、家に届く段ボール箱はかなり減ります。

日本でも、簡易包装を選べるサイトが増えています。

そもそも、買い物自体を減らせば、届く箱も減ります。

「本当に必要なものだけを買う」という基本に立ち返ることが、段ボール箱問題の最もシンプルな解決策です。

「買わない」を選べば、無駄遣いは減る~ノーチョイスオプションという考え方 

段ボール箱は取っておかなくていい

最後に、「引っ越しのときに使うかもしれないから」と段ボール箱を取っておく方へ、私の体験をお話しします。

以前の家で夫がため込んだ段ボール箱は、結局、引っ越しのときに使いませんでした。

夫が職場からサイズの揃った箱を持ってきたので、古い箱は全部捨てたんです。

何年も地下室で保管して、かび臭くなった箱を抱え込んでいたのは、まったくの無駄でした。

2024年の5月に引っ越してひとり暮らしを始めたときは、私は専用のバンカーズボックスを買いました。

娘には「こんなバカ高い箱を買って、ママ、バカじゃないの? 私がどこかからもらってきたのに」と言われました。

でも、どこかから段ボール箱を調達するのにも、時間や労力がかかりますよね。

バンカーズボックスはフタがあって使いやすく、引っ越し作業がスムーズでした。

引っ越しが終わったあとはつぶしてしばらく保管していましたが、娘の友人が引っ越すときに全部あげました。

結局、段ボール箱を何年も取っておいても使わないし、必要になったときに調達すれば間に合います。

今の私は、段ボール箱を「何かに使うときのために取っておく」ことは一切していません。

ただし、1つだけ例外があります。

引っ越したときにイケアで家具を買ったので、大きな段ボール箱がいくつかありました。

それをつぶして、床に敷いています。

私はベッドを持っていないので、床に直接毛布を敷いて寝ていますが、今の家のフローリングはPVC素材で冷たいのです。

段ボールを敷くと、断熱材のような役割を果たしてくれます。

これは使っているから持っているのであって、「いつか使うかも」で取っておいているのとは違います。

使うなら、すぐに使う。

使わないなら、すぐに処分する。

段ボール箱に限らず、ものとのつきあい方は、これがベストです。

空き箱、空きびん、段ボール箱を今すぐ捨てる:取っておきがちだけど捨てたほうがいいもの(3)

おわりに:早めの片づけがおすすめ

段ボール箱が家にたまってしまう原因と、届いたその日に処理するコツを紹介しました。

段ボール箱は、放置すればするほど、片づけるのがおっくうになります。

届いたらすぐ開ける、すぐつぶす、すぐ所定の場所に入れる。

これを習慣にしてしまえば、段ボール箱が部屋に居座ることはなくなります。

以前、大量にため込んだ段ボールを捨てたとき、何十個もあったので運ぶだけで大変でした。

しかも劣化して、触るのも嫌な状態になっていました。

みなさんはそんな目に遭いませんように。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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