パジャマを1着にしたら、すぐくたびれた。1着で回せても、ちょうどいいとはかぎらない

ミニマルな日常

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1着で回せるなら、2着目はいらない。

持たない暮らしをめざしていると、そんなふうに数を決めることがあります。

でも、数を減らすことに、そこまでこだわらなくていいです。

私はパジャマを1着にしてしばらく過ごしましたが、結局2着に戻しました。

パジャマは1着で足りると思っていた

私の住まいは、1年を通して室温がほぼ同じです。

夏用、冬用と、季節ごとにパジャマを替える必要がありません。

それなら、1年中同じものを着ればいいですよね。

ちなみに、着ているのは、日本だと秋冬用として売られている、ネルのような生地の長袖パジャマです。

洗う日は、朝起きたら洗濯機に入れて、そのまま乾燥機にかけます。

夜には乾いているので、その晩からまた着られます。

実際、1着で何の問題もなく回せていました。

着るパジャマがなくて困った夜は、一度もありません。まあ、パジャマがなくても、部屋着っぽいものを着れば寝られます。でも、寝るときはやっぱり、ちゃんとパジャマを着たいんです。

振り返ると、数を決めた基準は、1着で回せるかどうか、それだけでした。

毎晩着て、洗うたびに乾燥機にかけたら、生地はどうなるのか。

着心地は落ちないのか。

そういうことは、あまり考えていませんでした。

回せるのだから、これでいい。

そう思っていたのです。

1着だと、買い替えの手間が増えた

パジャマを1着にしたら、思っていたよりずっと早く、半年ほどでくたびれてきました。

毎晩同じものを着て、洗う日は乾燥機。

この繰り返しなので、パジャマには休む日がないんです。

服は、着て洗うたびに少しずつ傷みます。

特にうちの乾燥機は強力なので、かけるたびに生地が薄くなっていきます。

袖口が広がって寒くなっても、まだ着られると思って着ていました(我ながら貧乏性です)。

それでもいよいよ着られなくなると、次のパジャマを探すことになります。

このパジャマ選びが、けっこう面倒なんです。

私は綿のものがいいので、まず素材の表示を確かめます。

Amazonで買うことが多いのですが、綿100%のものはなかなか見つかりません。

100%とあっても、説明を読むと違っていることがよくあります。

素材がOKでもデザインが好みでなければ、また探します。

私は丸首のものより、昔ながらのシャツタイプのものが好きです。

素材とデザインの条件を満たすものが見つかったら、次はサイズです。

小柄な私は、できればSS、なければSでないと、ものすごく長いズボンをはくことになります。

条件に合うものは、そう簡単に見つかりません。

1着だけだと、この面倒な品選びを、しょっちゅうすることになりました。私は買い物が好きではないので、特にそう感じたのかもしれません。

確かにパジャマの数は減って、一見シンプルな暮らしになったようでした。

でも、買い替えの手間は、むしろ増えていたのです。

そこで、2着にしました。

2着を交代で着ると、1着を着る回数が半分になります。

それぞれの持ちがぐんと長くなりました。

2着まとめて買い替えれば、パジャマを探すのも半分の回数で済みます。

1着で回せることと、1着がちょうどいいことは、別の話だったのです。

⇒ものに自分を合わせるのをやめる。手放して、合うものを手に入れよう

少ないほどえらい、と思わなくていい

これは、パジャマにかぎった話ではありません。

ものを減らしていると、少ないほどいい気がしてきます。

1つだけで回せると、ちょっとうれしくなります。

なんだか、ミニマリストとして1段階上がったような気分です。

それに、数は成果がわかりやすいんですよね。

服は何着、靴は何足と数えれば、どれだけ減らしたかがはっきりします。

使い心地や手間は、数字になりません。

だから、つい数のほうに意識が向いてしまいます。

それで、いつのまにか、足りているかどうかより、1つで済むかどうかで数を決めるようになります。

そのうち、減らしすぎて、どこかで無理をしていることもあります。

たとえば、こんなことはありませんか?

下着を2組にしたら、毎晩洗わないと、翌朝着るものがない。

フライパンを1つにしたら、2品続けて作るたびに、途中で洗っている。

くたびれたバッグを、もう1つ買うのは負けのような気がして、そのまま使い続けている。

どれも、生活はできるでしょう。

下着もフライパンも洗えばまた使えます。

ただ、疲れて帰った夜に、寝る前に洗面所で手洗いするのは、骨が折れます。

人と会う日に、角のすり切れたバッグを持って出かけるのは、ちょっと気が引けます。

1回1回は小さな不便なので、つい我慢してしまいがちです。

たまにしか使わない道具なら、それでもいいでしょう。

でも、毎日身につける服や、日に何度も使う道具だと、使うたびに不便を感じることになります。

数を減らすこと自体が目標になると、かえって暮らしが窮屈になります。

減らしすぎていないか、3つのサインで確かめる

1つで無理をしているものがないか、手持ちを確かめてみてください。

手間が増えている

洗う、乾くのを待つ、使う順番をやりくりする。

こうした回数が、減らす前より増えていませんか?

ものを減らしたのに手間が増えたのなら、減らしすぎのサインです。

前は週に3回で済んでいた洗濯が5回になった、使う前に毎回洗うものがある。

こんな変化があるなら、手持ちの数を見直しましょう。

傷みが早い

やたらと買い替えているものがないか、振り返ってみてください。

1つのものをヘビーローテーションしていると、どうしても早くくたびれます。

たとえば靴を1足にすると、毎日同じ靴底がすり減ります。

早くだめになるのは、質が悪いせいとはかぎりません。

1日おきに休ませると、湿気が抜けて長持ちします。

我慢が習慣になっている

ないから仕方ない、で済ませる場面が、週に何度もあるなら要注意です。

1回なら、工夫で乗り切れます。

それが続くと、我慢が暮らしの一部になってしまいます。

慣れてしまうと、何を我慢しているのか、自分では気づきにくくなります。

ふだん小さなストレスを感じている場面を思いだしてください。

そこに、減らしすぎたものが隠れていることがあります。

減らしすぎたと思ったら、1つ足してみて

ミニマルライフは修行ではないので、足りないものは足しましょう。

足すものは、今使っているものと同じぐらいの質の製品がおすすめです。

せっかくだからと、もっといいものを買うと、そちらばかり使って、もう1つは出番を待つだけになります。

2つを同じように交代で使えてはじめて、足した意味があります。

使ってみて、やっぱり1つで足りたと思ったら、また手放せばいいですね。

ついでにほかのものまで買い足さないよう気をつけてください。

数にこだわらなくていいなら、と気がゆるんで、あれもこれもと買い物してしまうと、もとの木阿弥です。

数を戻すと、後退したような気がするかもしれません。

でも、1つ足しても、少ないもので暮らしていることに変わりはありません。

私もパジャマを2着にしましたが、家は相変わらずすっきりしています。

増えたのは、パジャマ1着分です。

⇒所持品の数や、捨てたものの数にこだわりすぎてはいけない理由。

⇒断捨離は全部捨てることじゃない:自分に合った適量を見つける方法

⇒有名ミニマリストの真似をしてもしっくりこない理由。 自分に合うものの見つけ方

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ミニマルな暮らしとは、心地よくラクに生活することです。

ものの数は、ひとつの目安にすぎません。

少なすぎて、ものか自分のどちらかが無理をしているなら、遠慮なく足してください。

ちょうどいい数で暮らすほうが、ものは長持ちするし、気分もいいです。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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