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2週間前に、「不用になった服をゴミ箱に捨てるのはかわいそうでできない」という読者のお便りを紹介しました。
この記事を読んで、「私はこうしています」というメールをお2からいただいたので、シェアしますね。
まず、まみえるさんのお便りです。
新聞紙に包んで捨てています
件名:キレイな服を、こころ痛まず捨てる方法
いつもためになる情報をありがとうございます。
2年くらい前から、毎日ブログを読んで参考にさせていただいています。
こちらのブログにたどり着いたのは、夫の転勤で名古屋に1年間住んでいた時、図書館で筆子さんの著書を借りたのがきっかけです。
今日「まだキレイな洋服をゴミ袋にそのまま捨てられない」方のおたよりを読んで、最近わたしがやっていることをお伝えしたいと思います。
今年の春頃から筆子さんの影響で、1日1捨を続けています。
一応整理収納アドバイザーの資格を待ち、これまでも自分なりに断捨離を行い、いまはミニマリストにあこがれているので、すごくモノが多すぎるということはありません。
しかし、着ないのに持っている服がいくつもクローゼットにかかっています。
それが1日1捨のターゲットになるとき、やはりゴミ袋にポイではこころ苦しくなります。
そこできちんと服を畳んで、新聞紙で包装して、ゴミ捨ての日まで決めた場所に置くようにしました。
これまでは「捨てよう」と思って隅に置いておいても、ゴミの日に出すのを忘れていたり、「やっぱりメルカリで売るから次のシーズンまで取っておこう」と、元に戻すことがありました。
また服を見てしまい、気に入って着たことを思い出したり、元が取れるほど着ていない、と考えてしまうからでしょう。
それに今日のおたよりの方がおっしゃっていたように、ゴミ袋にポイはやはり抵抗があります。
生ゴミやティッシュなどと服が一緒に入っている、半透明のゴミ袋を人に見られるのもイヤです。
人形などを捨てる時は、白い紙に包んで捨てると良いと聞いたことがありますが、洋服だから新聞紙で充分ではないでしょうか。
紙も大きいですし、デパガになったつもりで丁寧に包んでいます。
気に入って着ていた服なら「いままでありがとう」とか、買っただけで活躍しなかったものなら「ごめんね」とか、その場で気持ちを込めて。
こんな方法はいかがでしょうか。
最近これを始めて自分でグッドアイデアだと思ったので、初めてメッセージを送りました。
筆子さんどうぞお元気で、これからも毎日のブログを楽しみにしています。
*筆子註釈:デパガ = デパートガール、百貨店で勤務している若い女性のこと。
まみえるさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
服を新聞紙に包んで捨てているのですね。
新聞紙に包むとか、お礼や別れの言葉を口にするのはいいアイデアだと思います。
それって、「捨てる儀式」ですね。
儀式をすると、気持ちを切り替えることができるし、感謝の気持ちも生まれるのでいいんじゃないでしょうか?
実は、「かわいそうで捨てられない」というメールをくださった当人のSKさんからも、記事掲載後にメールをいただきました。それによると、かわいそうだという気持ちは、「罪悪感とかではなく、例えて言えば、日本人にとって、家の中を土足で歩くような、感覚的な抵抗感」とのことでした。
だから、新聞紙に包むと、抵抗が少なくなると思います。
さらに何かに包んでしまうと、中身が見えないから、服を見て、未練や罪悪感を感じないというのもメリットですね。
ところで、まみえるさんのお住まいは、ゴミを半透明の袋に入れるのですね。
私の住むところは、カートに入れるので、収集されるまで人の目にふれません。カートのふたを開ければ見えますが。
こんな感じのカートです。
ゴミの捨て方によっても、捨てることに対する気持ちは変わりそうですね。
「ゴミ箱に入れたくない」というのはあくまで気分の問題なので、少しでも気分よく捨てられれば、それに越したことはありません。
それでは、まみえるさん、これからも「1日1捨」を続けて、スッキリ生活を楽しんでください。
次は、あやさんのお便りです。
死蔵するのはかわいそうと考える
元々人並みに物があった我が家ですが、現在5歳の息子を妊娠した際に、衣類をはじめ徹底的にものを整理しました。
ものを外に出しておくと、ハイハイする子供が口に入れたりしてしまうと思ったからです。
その結果、当時の社宅では荷物はすべてクローゼットと押入れに収まるだけになり、のびのびと子育てできました。
その後、ものが少ない生活の便利さに慣れた私達は、建坪9坪、延床面積18坪の小さな家を買って暮らしています。
昨年には長女も生まれて暮らしていますが、リビングでサッカーをするほど余裕があります。
さっぱりとした暮らしをしている私ですが、先日のブログにあった方のように、「ものをかわいそうと思ってしまう」タイプで、うんうん頷きながら記事を読みました。
家のものにはとても情が移ってしまうんです。
ただ、私の場合は「こんなところに死蔵していてはかわいそうだ」となり、衣類などは「立派な軍手になってね」と資源ごみで送り出しています。
(横浜市ではリサイクルした衣類の一部で軍手を作っています)
ポリエステルと綿の混毛はリサイクルしづらいという記事を読んだことがあるので、そういった衣類は自宅でウエスにしています。
逆に綿100%のものはリサイクルしやすいとのことだったので、優先的に資源ごみに出しています。
夫のものは基本的にノータッチですが、私の考えに影響されているようで、結婚当初7000冊あった本は1000冊まで減りました。
不要な本は売却したり、裁断してスキャンしたあとリサイクルに出しました。
子供は「おもちゃはカラーボックス6段分」と決めて、そこからあふれたぶんは「よその赤ちゃんにあげようね」と言ってメルカリで売却しています。
ものを捨てるのはかわいそうだと思ってしまう方は、リサイクル後のものの行き場や生まれ変わった先を考えて処分すれば、気持ちよく手放せるのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。
あやさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
なるほど、「死蔵していてはかわいそうだ」と考えるのですね。
物にとっても、誰かに使ってもらうか、何かに生まれ変わって役にたつほうがうれしいですよね。
私は、「死蔵しているのはさまざまな資源の無駄遣いだ」と考えるほうです。
あやさんは、お子さんの誕生をきっかけに、シンプルライフに切り替えたのですね。
いい決断をしましたね。
どう考えても、物が少ないほうが暮らしやすいですから。
たまに読者の方から、「親が物をいっぱい持っていて、実家が物だらけだったから、私も物をいっぱい持つ人になった、片付けられない人になった」というメールをいただきます。
もしこれが本当なら、物の少ない家で育つ子供は、生涯、シンプルに暮らせるということになります。
ところで、9坪がよくわからないので、こちらで調べたら⇒坪とm2平米と畳の計算変換
約30平方メートルで、畳でいうと、18畳ですね。
述べ床面積が18坪ということは、2階建てなんでしょうか。30平方メートルは、縦が5メートルだとすると横が6メートルってことですよね。確かに小さいですね。
まあ、やたらと大きな家より物が増えなくていいと思います。光熱費だって安くあがるし。
それではあやさん、これからもご家族仲よくお暮らしください。
「かわいそうで捨てられない」というお便りはこちらで紹介しています⇒捨ててしまうのはかわいそうに思えて不用品を捨てられない~そんな時はこう考える。
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人間は、どんなものにも情や愛着を持ってしまうので、不用品に対しても、「捨てるのはかわいそう」という気持ちになるのはわかります。
ですが、情に流されないのも大事です。
だって、相手は、人間じゃないですから。
情けをかけても意味ないでしょう?
私は、情け容赦なく捨てました。まだ使えそうなものはすべて寄付センターに持ち込みましたが。
人形やぬいぐるみのたぐいも、全部、そのまま寄付センターに出しました。
顔がついているものは、人形供養に出せば、少しは気持ちがおさまるかもしれません。
人形ではないものは、写真を撮るといいかもしれませんね。遺影として。
ですが、繰り返しますが、相手はただの物ですよ?
ゴミ箱に入れるのは抵抗があるかもしれませんが、使わないなら、そのまま放置しても、いずれ誰かがゴミ箱に入れます。
捨てるか、使うかの、どちらかではないでしょうか?
自分の責任でちゃんと処分したほうが、「しっかり使い切ることができなかった」という反省から、学びを得られます。
失敗から学んで、今後は物や資源を大事にする生活をすればいいと思います。
それでは、あなたも、感想や質問、近況などありましたらお気軽にメールください。
お待ちしています。