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ミニマリスト筆子が飲み物を飲むのに使っているのはたった1つのマグカップ。今回はこのマグをご紹介します。
ごくふつうのマグですが、森修焼であるところがポイントです。今年の初めから使っています。それまでは北欧のアラビアのムーミンのマグを使っていました。
森修焼を使い始めたきっかけ
以前、「ちびまる子ちゃん」の作者で有名な、さくらももこさんの、「もものかんづめ」だったか、「さるのこしかけ」だったか忘れましたが、彼女が森修焼の食器を使っている、と書いていたので興味を持ちました。
「何やら健康にいいらしい」と気になっていたのです。
しかし、すでにマグは持っていたので、買うまでにはいたりませんでした。
去年の夏、実家に6週間ばかりお世話になったときに、マイマグにしようと通販で購入しました。
昔はいろいろなマグを買い集めていたのですが、ほとんど断捨離済みでしたから。
森修焼とは?
森修焼は高純度天然石配合の陶器です。癒やしと健康の食器というキャッチフレーズで呼ばれています。特徴は、鉛とカドミウムという有害物質を使用していない安心、安全な日本製の食器であること。
森修焼のメリット
森修焼は、高い放射率の遠赤外線とマイナスイオンを出すそうです。天然石を使っている割合が高いから、トルマリンのような自然石の効果も期待できるとか。つまり森の中にいるような気分になるらしいです。
遠赤外線は、備長炭よりもたくさん出ているそうです。マグ1個ぐらいでは温熱効果が期待できないかも。からだをあたためるのなら、食器より、ブレスレットやペンダントを使ったほうがいいかもしれません。
とはいえ、遠赤外線はすべての物質から出ていて、お互いに放射しあうから、ひとつでも森修焼を持っていると、からだが温まるかな、とかすかに期待しています。
自然石の効果で、食事がおいしくなるとも聞きますが、これはマグだけでは検証できません。
やはり最大のメリットは鉛とカドミウムを使っていないところです。
製品について詳しいことはホームページをどうぞ⇒森修焼オフィシャルホームページ
あなどれない食器から出る鉛とカドミウム
陶器はプラスチックに比べたら安全ですが、以外と盲点なのは釉薬(ゆうやく)です。
陶器の表面の絵付けの顔料や釉薬の成分に、鉛やカドミウムがよく使われています。
鮮やかな色や柄の入っている陶器は発色をよくするために、あまり高温では焼成しません。するとこうした金属が釉薬の中に完全に封印されないので、使っているうちに溶け出す恐れがあります。
溶けるとしても少量なので、そういう食器を使っているからといって、いきなり鉛中毒や、イタイイタイ病になることはありません。でも微量でも、からだにはよくありません。
鉛の害
鉛はごく少量でも、脳の中枢神経系によくない影響を与えます。平たくいうとさまざまな精神障害をおこします。また疲れたり、いらいらしたり、集中できなくなり、学習障害も引き起こします。
以前ADHDの記事を書いたとき、この障害を起こす理由を削除してしまったのですが、母親が妊娠中に鉛を過度に摂取することも原因の1つだと考えられています。
ADHDの記事⇒ADHD(注意欠陥他動性障害)の行動の特徴とは?汚部屋に関係あるの?
鉛は胃腸にもよくありません。さらに不妊、貧血、その他いろいろな健康被害をもたらします。
日本陶業連盟では、鉛含有量の安全基準を作り、その基準を満たしているものには安全マークをつけているそうです。
時々、陶器の組合とか生産地で土鍋などの和食器に鉛が含まれていないか検査をしていますね。
酸性の食品や飲み物は鉛を溶かすので、出どころがよくわからない食器や、激安の食器で、色がきれいなものには、すっぱいものを入れないほうがいいです。
ローマ帝国が滅びたのは、ワインの貯蔵に鉛の容器を使っていたからだという説があります。鉛は加工しやすいので便利に使っていたのでしょうね。
また、釉薬に鉛を使っている食器でワインを飲んでいたから、という説もあります。あくまで仮説ですが。
ワインは酸性なので、鉛を溶かしてしまいます。
鉛は大人にも害がありますが、特に子供によくありません。食器だけでなく、おもちゃの塗料にも鉛が使われているので、気をつけたほうがいいです。
カドミウムの害
カドミウムは腎臓に蓄積され、腎機能障害をひきおこします。カドミウムは土や水の中にたくさんあるので、ほとんどの食品に含まれています。
日本ではお米から摂取することが多いそうです。食品以外ではタバコの煙に含まれています。
このように鉛もカドミウムもあまり摂取したくない物質、毒です。
高温で絵付けしている食器はまず大丈夫だと思います。しかし、食器を見ただけでは判断できないので、口にじかににつけるマグは森修焼にしようと思いました。
☆カドミウムの毒性についてはこちらに詳しく書いています⇒カドミウムの害を防ぐには?骨粗しょう症を引き起こす可能性あり
このマグの使い道
私は湯のみは持っておらず、白湯、柿茶、ハーブティ、味噌汁、スープと、温かい飲み物はもちろん、水もこれで飲んでいます。
要するに飲み物はすべてこれ、ということです。
5月に友だちから切子のグラスをもらったので、水はこちらで飲むこともあります。
以前、私が使っている食器をご紹介しましたが⇒ミニマリストの食器の数は?~50代節約系かつ粗食系の主婦の場合 これだけしか使わないので、1つ1つの食器はなるべく安全なものにしたいという気持ちがあります。
「茶色のサラダボウルを森修焼の器に替えたほうがいいかもしれない」、と思いつつ、まだ買っていません。
このサラダボウル、アウトレットの食器の店ですごく安かったんです。陶器ではなく、軽いので、木かそれに近いものに釉薬を塗ったものだと思います。
カレーなど熱い食べ物を入れてもいい、とお店の人が言ったので、実際熱いものも入れていますが何となく心配です。
日本のメーカーが作っている食器だから大丈夫だとは思いますが、サラダボールとして売っているものはサラダボールとして使ったほうがいいかもしれませんね。
物を持ちたくないミニマリストなので、たとえば、カップのソーサーを皿に使う、といった1つの食器をマルチに使うワザを駆使したいところですが、食器に関してはメーカーが想定している用途で使ったほうが安全です。
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森修焼はほかの陶器より少し重く、このマグも最初は「重い」と感じましたが、今はすっかり慣れました。取っ手も持ちやすいし、色もデザインも気に入っています。
私はパソコンの前にいることが多く、スマホも持っているし、パソコンが置いてある部屋には夫の大きなテレビもノートパソコンもあります。電化製品に囲まれて暮らしているわけです。
森修焼のマイナスイオン効果に期待しています。
この製品は、「穂の香」というシリーズのマグカップ(大)で定価3000円です。