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片付けが苦手でも無理なく部屋をきれいにするコツを7つ紹介します。
部屋が汚い人は、「もしかして、自分はすごくだらしないのでは」と感じてしまうことがあります。
でも、部屋が散らかるのは、性格や意志のせいだとは私は考えていません。
現在採用している片付けの方法が自分に合っていないだけではないでしょうか?
うまく片付けることができる人は、日常の中で無理なく続けられる仕組みを持っています。
特にがんばらなくてもできる仕組みを取り入れれば、どんな人にとっても、片付けがもっとラクになります。
1:片付けのハードルを下げる
片付けを始める前に、できるだけラクにできる仕組みをつくっておきましょう。片付けが苦手な人は、「何だか大変そう」と感じて腰が重くなりがちです。けれど、工夫次第で作業のハードルはぐっと低くできます。
おすすめは次の3つです。
・ものはできるだけ減らす
ものが多いと部屋のあちこちに散らかります。新たに増やさないように意識しつつ、余分なものは少しずつ手放しましょう。
私もものをたくさん持っていた時代がありましたが、少なくしたら、家事がずっとラクになりました。
・ものを取り出しやすくしておく
収納は「出しやすく、戻しやすく」が基本です。私はモップを洗濯機の横に立てかけていますが、扉を開ければすぐ使えるので、掃除したいときにすぐに手に取れます。
・道具は使う場所のそばに置く
よく使う掃除道具は、使う場所のそばに配置すると便利です。例えば1階と2階で同じ道具を使うなら、それぞれに1つずつ置くのも、ものは増えますが、全体的に考えると掃除しやすくなるでしょう。
2:タスクを細かく分ける
大きな作業をできるだけ細かく分けて取り組みましょう。
「部屋を片付ける」とざっくりイメージすると、やることがたくさんあり、どこから手をつければいいか分からなくなります。気持ちの負担も大きいですよね。
結局、片付けが苦手な人は、まだ何もしていないうちから、気持ちで負けています。
この状態を改善するために、タスクを小さくします。
たとえば、ゴミ出しというタスクを細分化するとこうなります。
ゴミ袋を出す→ゴミを入れる→口をしばる→(玄関に置く)→外に出す、の5段階です。
ゴミ出しは簡単なタスクなので、こんなふうに細分化しなくてもできるでしょう。しかし、部屋の片付けはどうでしょう?
なかなか部屋をきれいにできないなら、その手順を頭の中でイメージできていない可能性があります。
片付けたい場所やものについて、自分がやるべき作業を実際に細かく書き出してみてください。
そして一つずつ確実にやっていきましょう。
一気にやる必要はなく、毎日少しずつ小さなタスクを終えていけば大丈夫です。慣れてくると、細分化しなくても作業できるようになります。
私も、やりたくないことや、苦手意識のあることは、事前にタスクを細分化し、いつやるかスケジュールや作業時間も決めて取り組んでいます。
3:タイマーを使う
タイマーを使って、始める時間と終わる時間を明確にしましょう。
「部屋を片付けよう」と考えると、終わりが見えずに気が重くなりますよね。
そこで、「15分だけ」「5分だけ」と自分で時間を区切って始めてください。
どんなに嫌なことでも、終わる時間が決まっていれば、「この3分、耐えるだけでいいんだ」と、自分を奮い立たせることができます。
実際、片付けをするのに長い時間は必要ありません。3分、5分、10分といったほんの少しの時間があれば、思った以上に多くの作業をできます。
机の上を整える、床を拭く、食器を数枚洗うなど、どれもすぐに終わります。
タイマーが鳴ったら、そこで一区切りつけましょう。そして、ちゃんとできた自分をほめてください。
片付けを「いつまでも終わらない大仕事」から「小さな日課」に変え、毎日やれば、そのうちそうするのが習慣になります。
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4:使いやすい道具を選ぶ
片付けを楽に続けるために、人がおすすめしているツールや、はやりの道具ではなく、自分が実際に使いやすい道具を選んでください。
たとえば、収納する場所がないのに、大きな掃除機を持ってしまうのは現実的ではありません。どんなに立派な掃除機でも、出すのが面倒なら、結局使わずに終わります。
もっとコンパクトなものにするか、掃除機以外のものを使ったほうがいいです。
たとえば、掃除機よりフロアワイパー、雑巾よりウェットシートの方が出番が増える人も多いかもしれません。
私自身は掃除機は持っていません。音がうるさいし、管理が面倒だからです。
大切なのは、自分の今の生活で使いやすく、かつ好みに合っている道具を持つことです。
自分らしくない掃除道具のせいで、片付けのハードルがあがっていないか、一度、見直してください。
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5:単純作業を楽しくする
退屈な作業を少しでも楽しくする工夫をしましょう。
部屋を整える作業には、単純作業がたくさんあります。
洗濯物を畳む、床を拭く、食器を洗うなどは単調なので、人によっては途中で気が散ったり飽きたりするかもしれません。
私は、こうした単純作業は、頭がからっぽになるので好きですが、苦手な人もいますよね。
もし「退屈すぎる」と思うなら、好きな音楽やポッドキャスト、オーディオブックを流しながらやってみてください。
気分がまぎれ、退屈な作業が「楽しみの時間」に変わります。
ただし、テレビをつけるのはおすすめしません。気が散りすぎます。また、集中が必要なときは、音を消してください。
ほかにも、日当たりのいい一番明るい部屋で作業をする、好きなアロマを焚くといった方法もあります。
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6:毎日必ずやることを一つ決める
毎日、「これだけはやる!」という小さな片付けを決めましょう。
大がかりな掃除や整理整頓はエネルギーが必要なので、苦手な人ほど「やらなきゃ」と焦ります。
ほんの数十秒でできる小さな行動を習慣にして、「ちゃんと片付けてるぞ」と、思えるようにしましょう。
たとえば朝、洗面所を使ったあと鏡をふく(実際に私がやっていることです)、帰宅したら郵便物をその場で仕分ける、夕食後、ダイニングテーブルの上をきれいにするなど。
小さな場所でも、いつもきれいにしておくと気分よく暮らせます。
すごく簡単なのに、普段あまりできていないことを見つけて、30日間チャレンジの課題にしてみましょう。
マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
確実にやれたら、セルフイメージがよくなり、片付けに対する自信もつきます。
こうした小さな習慣をきっかけに、片付けを生活の一部にできれば、苦手意識も少しずつ消えていくのではないでしょうか?
7:できたことを数える
やり残したことではなく「できたこと」を数えるようにします。
少しずつ片付け始めても、ものが多いと部屋の様子はなかなか変わらないものです。そんなとき、「今日も片付けられなかった」「まだ汚い」と落ち込んではいけません。
その日できたことに焦点を当てて、「一つでも進んだ」と捉えると、片付けを継続しやすくなります。
「できたこと」は、本当に小さなことでかまいません。たとえば机の上の紙を一枚捨てた、シンクにたまっていたコップを一つ洗った、引き出しの中を5分だけ整理した、こんな行動で充分です。
どれも、取るに足りないことだと思うかもしれませんが、部屋をきれいにするという目標があるとき、確実に前に進んでいます。
このように、前向きに考えると、自己肯定感があがりますし、完璧主義から自由になれます。
片付けに苦手意識があるなら、最初は無理をしてでも、できたことを数え上げるようにしましょう。
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片付けが苦手な人に、がんばらなくても、行動してしまうコツを7つお伝えしました。
ポイントは、片付けという作業のハードルをできるだけ下げて、苦手意識を持たないことです。
何も作業をしないと、自己嫌悪が募るので、小さな行動を一つだけやりましょう。
部屋がきれいになってくると、暮らしやすくなるので、気分も今よりずっとよくなりますよ。