化粧品をチェックしている人

ミニマルな日常

最終更新日: 2021.10.31

なぜ化粧品を捨てることができないのか?:今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その7)

ページに広告が含まれる場合があります。

 

年内にすませたい片付けプロジェクトを紹介しています。今回は、もう使っていない化粧品、使いそうにない化粧品を捨てるすすめです。

化粧品と名のつくものを1つも持っていない私ですが、きっと私は例外でしょう。

多くの女性がたくさんの化粧品を持っていると思います。日本人女性は化粧をしている時間が長いですからね。

その結果、化粧品の数も増えがちです。

コスメの断捨離方法は、以前記事にしていますから(記事の最後にリンクします)、この記事では、化粧品を捨てにくくしている理由を3つ見ていきます。



1.捨て方がわからない

化粧品のケースはプラスチックかガラスですが、中身は、液体だったり個体だったり、粉だったり、クリームだったり、よくわからないので、ゴミの分別に手間がかかります。

「捨てるの、めんどくさそう」という気持ちのせいで、コスメの断捨離を先延ばしにしている人も多いのではないでしょうか?

「いったん着手すると、すごくめんどくさいことになりそうだ」。「大変な思いをしそうだ」という恐怖が、化粧品の断捨離をはばんでいるわけです。

こんなときは、よく書いていますが、作業を細分化して、1つずつやってください。

やることは

・捨てたい化粧品を全部集める

・捨てる化粧品を仲間ごとに集める(口紅っぽいもの、ローション、クリームなど)

・それぞれの分別の方法を自治体のページで調べる

・指示にしたがって、中身を捨て、容器は所定の袋に入れて、所定のゴミの日に出す

この4つだけです。

だいたいこの順番で、毎日15分ずつ作業すれば、コスメをクリアするのに1週間もかからないと思います。まあ、持ってる化粧品の数にもよりますが。





2.人にあげにくい

自分で捨てるのは心が痛むからやりたくないの、だから、不用品はいつも、人にあげることにしているのよ。

そんな人でも、化粧品は人にあげにくいですよね? 特に使いかけのものは。

そのせいで化粧品の処分を先延ばしにしている場合、以下の方法があります。

寄付先を探す

アメリカには、Project Beauty Share(プロジェクト・ビューティ・シェア)という団体があり、使いかけの化粧品を引き取ってくれます。

もちろん、一定の条件はあります。日本にそんな場所があるのかどうかわかりませんが、ネットで探してみてください。

民間の女性専用のシェルターでも、寄付を受け付けてくれるかもしれません。

生理用品はあちこちで足りないらしくて、私がふだん利用しているオーガニックフードの店の箱に、「生理用品を寄付してください」というお知らせが入っていることがあります。

友達と交換する

すぐに色に飽きた、買ったけど使わない、土産物としてもらったけど、好みじゃない。

こんな化粧品は、親しい友だち同士で交換して使ってください。

親子なら、使いかけでも、あげることができるかもしれませんね。

ただし、押し付けないでくださいね。

ノーと言えない人がいることを忘れるべきではありません⇒義理母が余計なものをくれる問題の解決法は、きっぱりノーと言うことに尽きる。

なんとか自分で使う

古いものや、自分の肌に合わないものは使わずに捨てたほうがいいです。

しかし、わりと新しくて、使ってもダメージが少なそうなローションはかかとに塗って保湿剤として使ってもいいと思います。

肌の弱い人にはおすすめしませんが。

昔、化粧品のサンプルがたくさんたまったとき、私は、全身に使って、なんとか使い切りました。

それからアイシャドウを塗り絵に使う人がいます。確かに、アイシャドウは、パンパステルとよく似ています。

発色や定着具合はわかりませんが、クラフトに使えるかもしれません。

3.ただ単に執着している

自分はもう使わない、人にあげることもできない、ただ家の中で邪魔になっている化粧品。

こんなものは、即捨てすべきですが、執着してしまって捨てられないときがあります。そんなときは、こう考えてください。

とても高かった

海外のブランド品でべらぼうに高い化粧品は、捨てるのはもったいないと思うかもしれません。

もう廃番製品であるとか、期間限定品で、手に入りにくいものだったりすると、ますます執着してしまいますね。

こんな時は、サンクコスト(埋没費用)は、何をどうしても回収できない話を思い出してください⇒高かったから断捨離できない? 埋没費用はどのみち回収できません

この記事も参考になります⇒素材がとてもよい遺品なので、処分できず、困っています←質問の回答。

まだ使える気がする

化粧品は、品質が劣化していても、見た目はそんなに変わらなかったりするので、まだ使えそうな気がします。

食べ物みたいに、消費期限がしっかり書かれてもいないでしょう。「まだ使える」と思ってしまうのも不思議はありません。たとえ、自分は使っていなくても。

ものによっては長く使用できますが、思ったより早く劣化するものも多いので、リスクを取らず、捨てたほうがいいですよ。

こちらの記事に化粧品の使用期限の目安を書いているので参考にしてください⇒口紅を最後まで使い切る方法。化粧品の使用期限も確認しておこう

というか、今、使ってないんですよね? そんな古い製品を、近い将来、使うことがありますか?

そうだとしたら、どうしてそんなふうに思うのか、理由を聞きたいですね。

容器がかわいいから使わなくてもときめく

使っていない化粧品だけど、びんがとてもおしゃれだ、パッケージが素敵で見ているだけでうれしい。

そんな理由から捨てたくないと思うかもしれません。

こんなときは、こうしましょう。

・観賞用にキープしたいなら、使っている化粧品と一緒の場所に置かず、どこかにディスプレイする

・写真にとって、本体は捨てる。鑑賞したいときは写真を見る

・1つひとつはかわいくても、かわいいものがたくさん集まって、ほこりだらけになり、そのへんに散らばっていると、視覚的ノイズになる話を思いだす

・見るとときめくかもしれないが、ふだんは引き出しの中で、邪魔になっているだけ。今日、この記事を読んだから、久しぶりに引っ張りだしただけではないですか?

美しくあろうとする気持ちを捨てるような気がする

人が化粧品を買う理由は、それを顔に塗ってより美しくなるためです。

美しくなるためのツールを捨ててしまうのは、自分の美が後退することである、と思ってしまって捨てられないときがあります。

私、まれに、「筆子さんは女を捨てている」と言われます。

まあ、今どき、こんなことを言うと、性差別につながるので、価値観がアップデートされているであろう現代に、そんなことを言う人はあまりいないかもしれません。

ですが、私の世代の人だと、女性は美しくあらねばならない、そのためには、化粧品をたくさん買って、顔にいっぱい塗らなければならない、と無意識に思っているかもしれません。

「美しくあらねば」という気持ちが、化粧品を捨てにくくさせているなら、こう考えてください。

使わない化粧品をたくさん持っていても、何1つ美しくなりません。部屋が汚くなるだけです。

☆この続きはこちら⇒細々としたものは年内に捨ててしまう:今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その8)

☆この記事を最初から読む方はこちらから⇒今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その1)

コスメ・関連記事もどうぞ

化粧品の収納に悩む前に断捨離を。コスメの捨て方9のステップ。

化粧品のサンプルはもう捨てる:取っておきがちだけど、捨てたほうがいいもの(4)

化粧に時間や多大なエネルギーを注ぐのはやめて、素の自分と向き合うすすめ。

超乾燥肌のカサカサとかゆみの治し方。手入れの工夫で潤いが戻る。

肌断食中のミニマリストが使っているたった1つの化粧品

顔のシワを防ぐ5つの方法。高い化粧品を使うだけが能じゃない。

シンプルスキンケア:化粧品に頼らずきれいな肌を保つ方法

*****

今回は、化粧品を減らすすすめを書きました。

このシリーズの初回の記事で、洗面所の引き出しを1つクリアすることをおすすめしたので、多少は減っていると思いますが、これを機会に、整理してください。

ついでに、おまけや付録でもらったポーチも捨てたほうがいいですよ。

感想などありましたら、また教えてくださいね。





頬杖をついて仕事をしている女性家事や仕事をがんばりすぎない方法~ほどほどにしておいたほうが自分のため。前のページ

ネット通販で買い物しすぎないための私のちょっとした工夫。次のページパソコンで買い物をしている人

ピックアップ記事

  1. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  2. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  3. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  4. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  5. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。

関連記事

  1. スマホで家族写真を撮影中

    ミニマルな日常

    撮る必要のない写真まで撮っていませんか? 写真を撮りすぎる問題について。

    読者から写真を整理したというメールが届きました。このお便りを紹…

  2. ニット帽をたくさん持っている人。
  3. 気分がスッキリ

    ミニマルな日常

    何度も挫折していた断捨離に本腰を入れて4ヶ月、こんなにスッキリ気分を味わえるなんて。

    不用品を減らして、シンプルに楽しく暮らしている読者のメールを2通紹介し…

  4. 朝のコーヒー

    ミニマルな日常

    モーニングページを書き始めて本当によかった。

    シンプルな生活を心がけている読者のお便り紹介です。今回は、モー…

  5. サンキューカード

    ミニマルな日常

    [Q&A]読者の質問への回答:自分への感謝と、食品ロスをなくすこと。

    今日は、読者の質問2つにまとめて回答します。質問:・自…

  6. 備蓄食料

    ミニマルな日常

    不安からたくさん備蓄する自分を変えるには?

    不安から、食料品や日用品をたくさん買って溜め込む状態に、自分でうんざり…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,823人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. コーヒーを出納に入れている女性
  2. 郵便物の整理をしている女性
  3. 部屋を片付けている女性
  4. ものがあまりない部屋にいる女性。
  5. 片付けをしている中年女性
  6. 元気なおばあさん
  7. 片付けをしている女性
  8. プレゼンをしている人
  9. リビングルームでリラックスしている女性
  10. スッキリした部屋でリラックスしている女性

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 聴衆
  2. 世話の焼きすぎ
  3. 雲
  4. ハンバーガー
  5. ヒステリー
  6. スマホを使う女性
  7. 雨露ののった葉
  8. タオルをチェックしている人
  9. おじいさんとおばあさん
  10. 和ダンス

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP