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物を減らしてすっきりシンプルな生活をしたいあなたのために「何もない部屋」「ミニマリストの家」の作り方をステップバイステップでお伝えします。
「何もない」とは言っても、多少は物はあります。人間らしい生活ができなくなるほど物を減らす必要はありません。
どれだけ物が必要かは人によります。
実際に「何もない部屋」にする前に、どうしてミニマムな部屋が好ましいのか確認しておきましょう。
ミニマリストの家のメリット
メリットはたくさんあります。私のブログを最初から読めばわかるようになっていますが、ポイントだけ書いておきます。
●掃除が簡単
●見た目が美しい
インテリアのセンスなど必要ありません。
●ストレスが減る
物が少ないと、すっきりシンプルな生活が送れます。狭い部屋でもひろびろとゆったりくつろげる空間になります。
何もない部屋にはガラクタはないので、心身ともに健康になります。
ガラクタが感情に及ぼす影響はこちら⇒気をつけて。ガラクタが感情に与える悪影響を見過ごしてはいけない
ガラクタが作業効率を低下させる話⇒気をつけて。ガラクタが感情に与える悪影響を見過ごしてはいけない
では「何もない部屋」のデメリットはあるでしょうか?
特に思いつきませんが、ある程度家具があったほうが、居心地がいいのは確かです。
前の家に住んでいたとき、遊びに来た娘の友だちから「物がなさすぎてくつろげない」という声を聞きました。
リビングルームにコーヒーテーブルがありませんからね。
私は夫によく「ハタライツ(Hutterites)みたいだ」と言われます。ハタライツ(日本語では「フッタライト」と書かれるようです)は、アーミッシュに似た、宗教的理由から、独自のコロニーを作って、自給自足をしている人たちです。
ハタライツの家では、椅子を使っていないとき、壁にかけておくそうです。
そのように、人にちょっと白い目で見られるかもしれませんが、大した問題ではありません。
では「何もない家」の作り方に行きます。
1番簡単なのは、できるだけ何も持たずに引っ越しをすることです。
しかし「何も持たずに」というのがけっこうハードルが高いです。私は1年前に引っ越しをしましたが、思いのほかいろいろ持ってきてしまいました。
物を処分するのは大変ですから。引越し先がなかなか見つからなかったので、物を処分している心と時間の余裕がありませんでした。
引越し前に所持品を処分できるのなら、引っ越しがベストな方法です。
しかし、現実問題として、そう簡単に引っ越せないでしょうから、今の家をそのままミニマリストの家に変える方法を考えてみました。
☆何もない家を作る方法
コツ:1部屋ずつきれいにする
1度にすべてをミニマムにするのは大変です。断捨離もそうですが、小さな部分からやったほうが成功率が高いもの。
まずもっともミニマムにしたい部屋からとりかかりましょう。いったんそこがきれいになれば、他がぐしゃぐしゃでめげそうになっても、その部屋に入れば、またモチベーションがアップします。
どの部屋をやるかは個人の自由ですが、自分の部屋や寝室がやりやすいと思います。
ステップ1:ゴール設定
どんな部屋にしたいのか、ぼんやりとでもいいので決めておきます。
今インターネットにミニマリストの部屋の画像などよくのっているので、そういうのを参考にしたり、自分でノートにこんな部屋にしたい、と夢をふくらませながら書いておきます。
雑誌やピンタレストなどにも「ミニマリストリビング」と称して、いろいろな部屋がのっていますが、とても物が多いです。西洋人の場合、ベッドが必要なので、どうがんばってもあまりミニマムにならないのです。
ピーター・ローレンスのように寝袋にすれば大丈夫です。
ステップ2:.まず床の上をきれいにする
床に物が置いてあったら、撤去します。雑誌、書類、置物、掃除機など、さまざまな物が置いてあると思います。
「床の上には何も置かない」というルールを作り、不用品は断捨離し、まだ使うものはどこか別のところにしまいます。
ステップ3:家具を減らす
次に不用な家具を排除します。
部屋をぐしゃぐしゃにしているのはガラクタですが、ガラクタをためこませる要因は家具にあります。
まず収納家具を捨て、次に、別になくてもいい家具を捨てます。
こう書くのは簡単ですが、家具を捨てるのは大変です。
うちは引越前に大きな家具は夫と夫のアシスタントがエコセンター(粗大ごみを捨てる場所)や、リサイクルショップに持って行きました。
1人でやるのは大変なので家族や友達に協力してもらいましょう。
収納家具を捨てるときは、中身を出す必要があります。ついでに中身もなんとか頑張って処分します。いらない物は捨て、残すものはどこかにしまいます。
不用品の処分の方法はこちらに書いています⇒断捨離初心者のための上手な不用品の処分の方法、モノの捨て方
ステップ4:.表面をきれいにする
床はきれいになっているはずですが、もう1度チェックします。次にテーブルとか、デスクの上、棚の上をできるだけきれいにします。
いらない物は断捨離です。
デスクの上の片付け方はこちら⇒今さら人に聞けない机の上の正しい片付け方:「きれい」のキープは難しくない
ステップ5:壁をきれいにする
壁にカレンダーなどをベタベタ貼るべきではありません。「何もない部屋」というのは壁にも何もないのです。
1つか2つ、フォーカルポイントになる額などはあってもいいと思います。ごちゃごちゃしたメモや、写真は撤去します。
ぶらさがっているものも取り去ります。うちはカーテンもありません。
ステップ6:目障りなものをさらに断捨離
この段階で相当きれいになっていると思いますが、本棚や棚の中にものがくしゃくしゃに入っている可能性もあります。
中身をできるだけ減らし、手元に残すものはきれいにしまって、視覚的ノイズにならないようにします。
ただ、しまいこむとガラクタになるので、「何もない家」にしたいなら、極力処分すべきです。
しまうときに、物の定位置をしっかり決めておくように心がけます。
ステップ7:.ミニマリストらしいインテリアにする
ステップ6までやったら、もう1度ステップ2~6までやります。
1回目は必要だと思って残した家具も、「やはりいらない」と思うかもしれません。そういうものは断捨離しましょう。
いったんしまったものも再度チェックして、捨てられそうなものがあったら捨てます。
もう1度やってもなんとなくスッキリしないときは、気が済むまで持ち物を削ぎ落としてください。
自分なりに満足したら、インテリアが好きな人はこの段階でインテリアを考えて、アレンジします。
たとえば、全体の色数を減らすとか、もっとシンプルな家具に変えるとか、ワンポイントとなるシンプルなアートを飾るといったことです。
きれいな部屋に見せるコツも参考にしてください⇒意外と知らない部屋をスッキリ見せる7つのコツ
インテリアを整えている時も、必要に応じて物を減らします。常に物の定位置を決めることを心がけてください。
ただし、インテリアにあまりこりすぎると、「何もない部屋」から、はずれていく可能性があります。ほどほどにしておきましょう。
以上を家の中にあるすべての部屋ごとにやっていけば、いつかは「何もないミニマリストの家」になります。
家が大きければ大きいほど作業が大変です。やっている途中でもっと小さい場所に引っ越したくなるかもしれませんね。
簡単ではありませんが、いったん家の中がスッキリすると、本当に気分がいいので、ぜひお試しください。