シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

気をつけて。ガラクタが感情に与える悪影響を見過ごしてはいけない


家の中には一見ガラクタには見えなくても、私たちに負のメッセージを送りつづけている物がたくさんあります。

どんな物が、どのように私たちの気持ちに悪影響を与えているのか、5つのガラクタごとに例をあげて紹介します。

「家の中の状態は、まるで鏡のように、住んでいる人の心の中を映し出している」。これはカレン・キングストンが「ガラクタ捨てれば自分が見える」という本の中で主張していることです。

今、頭の中がぐしゃぐしゃで整理がついていなかったり、なかなか決断できなかったり、やたらとネガティブな感情にさいなまれる人はガラクタを捨てて家の中をきれいにすべきです。すると、人生もうまく行き始めます。

家の中にあるものは、想像以上に私たちの気持ちに影響を与えているのです。

ではガラクタごとに、その影響を見て行きましょう。

1.他人の物

他人の物とは自分の物以外の物。たとえば、友だちに預かってくれと頼まれた物や、友だちから借りてまだ返していない物、巣立った子供が置いていった物など。

自分の居場所に他人の物がいっぱいあるのは、自分のスペースと他人のスペースの境界線がうまく引けていないからです。

自分のスペースを侵略されているとも言えます。人の物がありすぎると、自分の心のエネルギーを取られてしまいます。自由に動けないのです。

他人の物で代表的なのは遺品です。家族や配偶者を亡くすことはとても悲しい出来事です。しばらくは、亡くなった人のものをそのままにしておくのは自然のことだと思います。

ですが、何年も前に亡くなった人の持ち物で、自分は絶対使う可能性がなかったり、うまく利用できないものは手放すべきです。

遺品がたくさんあると、箱に詰めると思います。箱に詰めたら、押し入れか、物置に追いやってしまうでしょう。

亡くなった人を偲ぶのに、ふさわしいやり方だとは思えません。亡くなった人のことを大事に思ったり、懐かしんだりしたいのなら、遺品をガラクタのように箱詰めするべきではないのです。

特に心ひかれる1つか2つの遺品だけを手元に残し、あとは処分したほうがいいです。それが亡くなった人への本当の供養になります。

箱詰めにしていた遺品を手放せば、心が軽くなり、次のステップに進むことができるでしょう。

2.過去のもの

捨てられない女
学生時代のテスト、ノート、教科書、新入社員の初月給で買ったスカーフやブランドもののバッグ。まだ持っていますか?

今も便利に使っているのなら、捨てる必要はありませんが、単に捨てられなくて、そのままになっているのなら、このさい断捨離しましょう。

カレン・キングストンは「自分のスペースが、古いものでいっぱいだと新しい物が入ってこない」と書いています。

自分の気持ちがいつも過去に向かってしまい、明日のことを考えられない、ということです。

私の夫がこのタイプです。

彼は「昔はよかったなー」という話が多いのです。過去にあった楽しいできごとを懐かしむのは悪いことではありません。しかし、いつも「昔はよかったなー。それに比べて今は・・・」という流れになるので困ります。

夫は、昔は高給取りの水力発電の技師だったのですが、リストラされて仕事を失くしました。今の仕事はビルの管理人で、昔に比べて給料はとんでもなく安く、夫はオーバークオリファイドなのです。

オーバークオリファイド(overqualified)というのは、その仕事をやるにはスキルがありすぎたり、資格がありすぎる状態です。その仕事には、自分のスキルや資格は必要ないとき、オーバークオリファイドと言います。

自分はオーバクオリファイドだから、本当はこんなところでくすぶっている人間じゃないという考えに支配されていたら、過去にとらわれています。

昔もらった免状やトロフィー、若くて美しかったころの写真や持ち物を山のように持っていると、過去にひっぱられます。

「昔はよかったけど、今はだめ。それもこれも、昔あんなことやこんなことがあったせい」と昔のことばかり考えてしまい、未来に対して、建設的な行動が起こせません。

これが「新しいものが入ってこない」状況だと思います。

過去は過去。どんなに昔を懐かしんでも、時間を戻すことはできません。古いものはどんどん捨てて、未来を見るべきなのです。


3.使っていないもの

先日、読者のお母さまが使ってないタオルを衣装ケース2つに持っているというお便りを紹介しました⇒物をためこむ母親にスッキリ断捨離してもらう方法。実録・親の家を片付ける番外編

このタオルが使ってないものの代表です。

こういうものが捨てられないのは、「もったいない」と思ってしまうから。

カレン・キングストンは、「もったいない」と思うのは自分の未来を信じないのと同じことだ、と書いています。

未来を信じるということは「これを捨てても大丈夫。もし必要な時があったとしても、きっと、どこからか替りの物はやってくる。これよりいいものが」と考えることです。

「もったいない」「また必要になるに決まってる」と思いながら捨てると、本人が潜在意識にそう語りかけてしまうので、本当にそうなってしまう、とカレンは説明しています。

これはちょっとスピリチャルな話なので、「そんなバカな」と思うかもしれません。

実は、自分の未来を信じないということは、自分自身に確信が持てないのと同じことです。つまり自信を持てないのです。

上で紹介した読者のお母さまのように、「年をとったらもう服は買えないかもしれない」とか、「寝たきりになったらタオルが必要になるかもしれない」と不安材料ばかり並べていると、いつも自信のない、感情的に不安定な状態で生きることを強いられます。

衣装ケース2つにいっぱいのタオルを持ちながら、「寝たきりになるかもしれない」なんて考えながら生きることが、はたして楽しいことでしょうか?

本人は「そんなことは毎日考えていない」と言うかもしれませんが、タオルの入ったケースを見るたびに、自分が寝たきりの状態を想像してしまうのではないでしょうか?

自分で自分の不幸な未来図を潜在意識に見せているのです。

病は気からといいます。

こんなことをしていたら、本当に寝たきりになるのも不思議はありません。

タオルをさくっと手放せば、こうした将来への不安も取り除くことができます。そして、寝たきりではない、もっと違った未来がやってくるのです。

4.終わっていないもの

毛糸
終わっていないものとは、未完了のものです。

たとえば編みかけのセーターや、最初のほうを少しだけ聞いた英会話の教材のCD。

こういうものを見ると、あまり楽しい気分になりません。

「早く編まなくちゃ」とせかされるか、「高かったのに、全然活用できていない」と罪悪感を感じて自分を責めるか、「本当に私って三日坊主。だめな私」と敗北感を感じます。

何かをやりかけて、特に理由もないのに、半年以上止まっているものは、もうあきらめたほうがいいです。

編みかけのセーターはほどくか、雑巾にしたほうが浮かばれます。

そのまま置いておくと、たとえ目に見えないところにしまっておいたとしても、心の奥底では覚えていて敗北感は続きます。

終わっていないものは、「おまえは本当にだめなやつ」というメッセージを送り続けるのです。

やるべきことをやると、とても達成感を感じると思います。それと同じ量のマイナスの感情が、終わっていないものから発せられていると言えましょう。

もしやりかけのことがいっぱいあったら、1度紙に書いて整理して下さい。

編みかけのセーター、作りかけのドールハウス、やりかけの参考書、読みかけの本、使いかけのノートやボールペン、取り替えなければいけない電球、直さなければいけない家電、などなど。

手を出したものの、完了していないものをすべてをきっちりノートに書いて、自分の手持ち時間と照らしあわせます。その後自分が本当にやりたいことをほんのすこし手元に残し、それ以外は手放しましょう。

どうしてもあきらめきれないなら、期限を切ります。その日までに手をつけなかったら、そのプロジェクトはすっぱりあきらめるのです。

手放せば、もう罪悪感を感じることもないし、自分のやりたいことに集中できます。そしてそれを成し遂げればこの上ない達成感を感じることができるのです。

5.いやな思い出のあるもの

それを見るたびに、いやなことを思い出すなら、どんなにそれを便利に使っていたとしても、捨てるべきです。

カレン・キングストンは少々傷のついたテープデッキを例に出していました。

カレンは昔、機嫌が悪くなると物を蹴り飛ばすクセのある恋人と住んでいて、あるとき、彼がテープデッキを蹴飛ばして傷つけたのです。

その人とは長くは続かなかったそうですが、別れたあともカレンはテープデッキを使っていました。

小さい傷だったし、デッキとして使うのに、何の問題もなかったからです。そのデッキを使うたびに、傷が目に入り、彼が蹴り飛ばしたことを思い出していたカレン。

1年そうしていましたが、とうとうある日、そのデッキを手放しました。友だちにあげたのです。

カレンは「もうそのできごとを思い出すのはごめんだ」と思ったのです。手放したら、とてもほっとしたそうです。

こういうこと、わりとよくあると思います。別れた恋人や夫にもらったセーターとか。その物自体は、どこも悪いところはなく、むしろきれいで高価なので捨てないのですが、着るたびに、嫌なことを思い出しています。

私もちょっといやな思い出のあるスヌーピーのぬいぐるみを捨てたら、とても気分がすっきりしました。ぬいぐるみに罪はなかったので、なかなか捨てられずにいたのです。

何かいやなことを思いださせるものは、どんなに高価なものでも、手放したほうが人生の質があがります。

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きょう紹介したガラクタは、一見ガラクタには見えないかもしれません。

数がたくさんあるものばかりが不用品ではないのです。

あなたに負のメッセージを送っているものは、すべてあなたの人生にとって「いらない物」です。捨てて新しい世界に歩きだしましょう。


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