シンプルな部屋に住む女性

ミニマルな日常

最終更新日: 2024.06.2

大きな家具を捨てたからこそ手に入った空間と心の余裕~読者の断捨離体験。

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持たない暮らしを心がけている読者のお便りを紹介します。きょうはインテリアに関するメールを2通シェアしますね。

内容

・大物を捨てた

・自分らしい部屋づくり

まず家具を捨てたKayさんのお便りから。

先日こちらで紹介したお便りの後半部分です。⇒職場での服装の押し付けにどう対応するか~読者の声を紹介。



懸案のファンと姿見を捨てた

壁と天井の不用品を処分しました。

長い道のりでした、20年以上かかりました。

そして、ソファーとオットマンを処分できそうです。





使っていないのにずっと持っていた

2020年、コロナ渦の自宅待機をきっかけに隠れ大物不用品の処分を少しずつ始めました。

使わないダイニングテーブルセットとソファー前のセンターテーブルを処分しました。

私の生活は、1人用のソファー・オットマンとサイドテーブルで十分でした。捨てすぎたと後悔することなく、屋内の景色がすっきりした達成感に浸っていました。

時々、気になるのは壁にかけた姿見と天井のファンでした。地震のたびに揺れるのです。

設置したときから気にはなっていました。

姿見は予期せぬ頂き物で高価なもので処分できず、壁のインテリアとなりました。

照明一体型のファンは空気循環のために取り付けましたが、あまりその効果を感じられず購入1年で停止し、単なるインテリアになりました。地震では大きく揺れます。

昨年末、姿見を処分したのをきっかけに、業者に連絡し天井のファンを取り外してもらいました。

本来の役目を果たさないこの2点が取り外されただけでリビングルームが広くなったように感じました。

壁と天井の不用品は場所を取らないようで、空間と心に占める負担感は相当に大きかったようです。

そして、年始の能登地震。震源地から離れている我が家でも嫌な揺れがありました。

壁の姿見と天井の羽根の落下の心配がないせいか、揺れへの恐怖はいつもより小さいものでした。壁と天井の不用品の撤去は減災につながったかもしれません。

次に捨てたいもの

すっきりしたところに浮上してきた問題がソファーとオットマンです。

使っているのは、小柄な私にもピッタリの座面高でスタイリッシュなブランド家具でした。何年もソファーを探しながら資金を貯めて思い切って買ったセットです。

問題は持病の呼吸器疾患に良くないとされる布素材のソファーでした。どうしても欲しくて、掃除機で吸ってコロコロをかけるという手間を選びました。

数年前からヘタリが気になりだし、去年からは長時間座ると股関節が痛くなり、掃除も面倒になりました。

年末に張替えを検討したのですが、運搬や円安の関係があり「同型の新品をお買い求めいただいた方が……」と説明を受け、維持費が高すぎると手放す方向で考えがまとまりました。

そこで、床座生活に戻そうと試みましたが、数日で腰と膝を痛め整骨医から「椅子の生活に戻してください」と指導され、書類机とセットの木の椅子を使うことにしました。

これが硬い。長時間は座れず、お座布団を敷いても固いし直ぐにそれが床に落ちるのです。サイドテーブルとも高さが合わず、食事が大変になりました。

とにかく、暮らしにくいのです。

自分で粗大ゴミ置き場へ運べないソファー類はもう要らない。

高くても良いから、座り心地の良い椅子一脚を探そう。

どうせ買うなら布製はやめよう。

椅子搬入の際にソファーの引き取りを依頼しよう。と決めました。

その一脚が見つからないのです。

硬い椅子に辟易しながら、先にソファー類を処分しようとしたとき、やっと良さげな国産のスツールを見つけました。

そこから、1カ月検討を重ねて、先日購入しました。私の身長に合わせて足を切ってもらうので搬入は先ですが、その際に古いソファー類も引き取ってもらうことになりました。

お店の人に「ブランド家具だからリサイクルショップに持ち込めば値が付きますよ」と言われました。

私の場合、持ち込みは不可能で出張買取となります。出張買取では怖い話も耳にするので、処分費4,000円をちゅうちょなく払いました。

もう少しで、思い出深いソファーとお別れです。なんとなく写真を取りました。本当に見た目たけでなく写真写りの良いソファーです。でも、座ると足が痛くなるソファーなので「さようなら」です。

次にくるスツールは、天井の高い家具屋では少し物足りなく見えましたが、我が家に入ればなかなかの存在感のはずです。

そして、掃除が楽になります\(^▽^*)/

筆子ジャーナルのおかげで「おしゃれな部屋にする必要はない、暮らしやすい部屋にしよう」と考えが変わりつつあるなか、友人の「輸入家具だけでなく国産家具も見てみたら」「背もたれ使わないなら、スツールで十分じゃない。軽くて圧迫感が減るよ」とアドバイスに助けられました。

筆子さんと友人に感謝です。(__)ありがとうございます。

近ごろ、「捨てて後悔したモノ特集」を折々に目にします。

捨てるという完結した行為にさかのぼって後悔をかき立てさせる特集が謎です。

筆子さんのお引っ越しが終わったようで何よりです。

転居は疲れるものの、ワクワクもしますよね。

そんななか、筆子ジャーナルを途切れることなくありがとうございます。

長くなりました。失礼します。

Kayさん、こんにちは。いつもお便りありがとうございます。

長年、気になっていた使ってないものを捨てることができてよかったですね。

家具は大きいから処分するのに手間がかかるので、「もう手放す!」と決めるまで時間がかかりますよね。

Kayさんは、服も家具もかなりこだわって、自分にぴったりあったものを選んでいるので、考えることが増えるんじゃないでしょうか?

私も、今回、フローリングの部屋に引っ越しをしたので、デスクと椅子を使う生活になりました。

家具をいくつか買わざるを得なくなり、3回IKEAに行って調達しました。

私はインテリアにこだわりがないので、家具の買い物なんてめんどくさい以外の何ものでもなく、やる気がないんですよね。

ほとんど娘が選んだようなものです。

ソファも買いましたが、大きいものを入れるスペースはないので、2人がけ用にしました。娘は店頭にあるソファの手頃な大きさのものにいちいち座って、これは硬いとか、やわからか過ぎるとか、デザインが変とか、いろいろ言ってましたね。

Kayさんの新しいスツールの使い勝手がいいといいですね。

「捨てて後悔したもの」は、そういう記事を読みたい人が大勢いるから、たくさんあるんだと思います。

皆、何を捨てるのも怖いので、後悔しないように準備しておきたいのでしょう。

一応、引っ越しは終わりましたが、これからちゃんと生活していけるのか不安のほうが大きいです。

では、Kayさん、これからもお元気でお暮らしください。

落ち着ける部屋を作る7つの法則~おしゃれな部屋よりこっちをめざそう。

次はハンニャバルさんのお便りです。

好きなものはずっと使っていきたい

件名:5月7日の記事の感想

こんにちは。

私がずっと思っていた事を記事にしてくださってありがとうございます!

殺風景すぎるミニマリストの部屋を自分らしくアレンジする方法。

誰でもお金を出せば買えて誰かが勧めるままに購入した現行品ばかりの部屋って? と思っていました。

まあPR案件もあるのでしょうが複数人が同一人物みたい。

筆子さんお持ちのサザエさんの貯金箱みたいな存在があるといいですね。

家に今でも使ってる昭和の食器とか家電! があります。

このたび諸事情でかなりの量の色々なものを処分しましたが、ふるいにかけてもまだ好きで使っているものは大事にしようと改めて思いました。

新規参入を絞れば無理して捨てる事もない。

オリジナリティのあるその人だけのモノ・コト・考え方が見えると俄然興味が湧きます。

筆子さんのnoteを見始めました。新居のレポート愉しみにしています。娘さん頼もしいですね。

ハンニャバルさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

確かに雑誌にのっているミニマリストの部屋やシンプルに暮らしている人の部屋は似てますかね。

北欧ふうなのが多いですね。

家具や小物の調達先が同じなのかもしれません。

もちろん、好きでいつも使っているものは、古くても捨てる必要はありませんよ。不用品は捨てるように言っていますが、残すものは使い切ることをおすすめしています。

私のサザエさんの貯金箱は、そこまで古くありません。1980年代か、90年代の始めにもらったものです。

これ以外は古いものはないです。

1996年にカナダに来たときに、古いものは全部実家に置いてきました。

noteの記事を読んでいただき、ありがとうございます。

新居のレポートはもう書きました。

カナダのベースメントに住んでいます。|筆子

この記事に書き尽くしていると思いますが、ほかに何かありますかね? リクエストがあったらまたメールで教えてください。

では、ハンニャバルさんもお元気でお過ごしください。

お知らせ

2回目の告知になりますが、エッセオンラインに新しい記事がアップされました。

60代・すっきり暮らすための「夜習慣」7つ。寝支度はルーティン化すること | ESSEonline(エッセ オンライン)

noteでは以下の記事を更新しました。

カナダで賃貸物件探し~その3 ジョンにアプリケーションを送る|筆子

40歳のとき突然未亡人になったけど、91歳の今は楽しく生きてる母の話。|筆子

「つぶやき」は随時更新しています。

*****

いつもいろいろなお便りありがとうございます。あっという間に6月になりましたね。

あなたも、感想、質問、記事のリクエスト、近況、気付いたこと、言っておきたいことなどありましたら、お気軽にメールください。

こちらから⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル

お待ちしています。





対照的な部屋の真ん中に立つ女性これは私自身だから。そう考えて断捨離できないなら、べつの何かにアイデンティティを見出そう。前のページ

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