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捨ててよかったもの、やめてよかったことを紹介しています。
今回はタオルです。
バスタオルやハンドタオル(いわゆるふつうのタオル。日本だとフェイスタオルにあたると思います)を全捨てしたら、生活が楽になりました。
バスタオルそのものは、15年前ぐらいから使っていませんが、ハンドタオルは数年前まで使っていて、それも全廃しました。
何を捨てても、改めて考えてみると、捨ててよかったものばかりですが、タオルについては特によかったと思います。
何がいいのか?
よけいな考えごとをしなくてすむのが最高です。
タオルを捨てるふつうのメリット
以前、「バスタオルなんていらない」という記事を書いたとき、この大きなタオルを使わないメリットを4つ書いています。
この記事⇒バスタオルを使わないシンプルライフ~バスタオルがないとこんな問題は一挙に解決
1)買わなくていい⇒お金の節約
2)収納しなくていい⇒スペースがあく
3)洗濯しなくていい⇒水と洗剤、電気代の節約
4)持ち運ばなくていい⇒旅行の荷物がかさばらない
このように、4つ、しなくていいことを紹介しましたが、この4つが叶うと、それまでバスタオルの管理に使っていた時間と労力、エネルギーがそっくりそのまま浮きます。
上の記事には、バスタオルを収納している写真がありますが、このときは、まだバスタオルが数枚、家にありました(娘用)。
その後、娘が独立するとき、家にあったバスタオルやハンドタオルをあげて、残ったタオルもすべて処分しました。
タオルを捨てると、さまざまな考えごとから解放されます。今回はタオルを捨てて、私が解放された悩みを4つ紹介しますね。
買い物に関する悩み
上でリンクしている記事でも書いていますが、タオルを使っていたときは、「どんなタオルがいいかな?」と考えて、よさそうなタオルを店で見繕って、買っていました。
たかがバスタオルですが、毎日、自分の身体を拭くものだから、使い心地がよくてケアがしやすいものがいいだろう、値段はあんまり高くないほうがいいよね、いや、毎日使うものだから、それなりに投資したほうがいいだろうか?
色はどうする、素材は? 大きさは、分厚さは? どこで買う?
こんなことを考えていたのです。
私はそんなに物にこだわるほうじゃないと思っていましたが、いま思うとわりとこだわっていて、ばらばらのタオルより、バスタオルとハンドタオルの素材と色を統一したい、などとも思っていました。
こだわればこだわるほど、考えごとが増えます。
バスタオルを使うのをやめてしまえば、こうした考えごとをしなくてすみます。
あれこれこだわりが多く、考えごとに貴重な時間とエネルギーを使いがちな人は、こだわる元を捨ててしまうと楽になります。
置き場所に関する悩み
大きくてかさばるバスタオルは、どこに置くか、どんなふうにしまうか、収納に悩むものの1つだと思います。
枚数が多いと場所をとります。
タオルのような、お風呂場や洗面所関係のものを置く専用の場所を、英語で linen closet (リネン・クローゼット)といい、雑誌、ピンタレスト、おしゃれでセンスのいいリッチなライフスタイルを発信しているユーチューバーの動画を見ていると出てきます.
けれども、これまで私が夫と住んだ家には、リネンクローゼットらしきものがありませんでした(西洋の暮らしに慣れていない私が気づかなかっただけかもしれません)。
よっていつも、置き場所に迷っていましたが、捨てたら、もう迷わなくなりましたし、タオルのたたみ方や、並べ方を考えなくてもよくなりました。
洗い方に関する悩み
タオル類、特にバスタオルは、洗い方に関して悩もうと思ったら、どれだけでも悩める商品です。
洗うタイミング(頻度)、使う洗浄剤、洗い方、干し方など。
洗って、しっかり乾かさないと、くさくなるし、古いタオルになると、洗って、きっちり乾燥させても、1度身体をふいたら(つまり、1度しめらせたら)、くさい臭いが復活します。
細菌がついているから、におうので、このにおいをとるためには、ひと手間かけなければなりません。
コインランドリーの高温の乾燥機で乾燥したり、漂白剤を使ったり、重曹を入れたお湯につけ置きしたり。
バスタオルはかさばるから、どれをやるのも大変です。
一度、バスタオルがくさいと、夫に文句を言われたことがあります。
そのタオルは特にくさくもなく(筆子基準)、普通に洗い上がっていましたが、洗剤の香り(合成香料の香り)がしていなかったので、「ちゃんと洗濯がなされていない」と夫は思ったのです。
昔から私は、「自分の肌に直接ふれるものに、化学的に合成された物質を、だばだばとふりかけたくない」と考えており、衣料用の洗剤にしても、食器用の洗剤にしても、ほんの少ししか使いません。
「洗い上がった洗濯ものの香り」がしないバスタオルに、夫は、不満だったのでしょう。
詳細は忘れましたが、バスタオルのことで、とやかく言われたのが、すごく不愉快でした。
それからしばらく、タオルの洗い方や干し方に神経質になっていました。
しかし、現在は、タオルはないので、匂いのことで文句を言われる余地もありません(夫は大昔から使っている自分専用のバスタオルを使用しています)。
捨て方に関する悩み
タオルの処分時に悩む人は多いと思います。
捨てるタイミングがよくわからない、古くなってもなかなか捨てられない、など。
新品のタオルが押入れにたくさんあるのに、古いタオルをいつまでも捨てない人は珍しくありません。
タオルは、捨てる決心がつきにくいもののようです。
ようやく、新しいタオルをおろす決断ができても、古いタオルをそのまま捨てるのは忍びないから、古タオルの活用法を調べる人もいます。
「そのまま捨てるのはもったいない」「まだ何かに使えるんじゃないか」、と考えてしまうのです。
私にもそういう傾向がありました。
基本的に、ウエスにして使い切っていましたが、⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具バスタオルは、大きいからウエスにしようと、ちまちま切るのも大変です。
読者の中には、大きなウエスだと、洗って再度使いたくなるので、できるだけ小さく切る、という方もいました。
タオルがなければ、古タオルの活用法も考えなくてもすみます。
昔はタオルをいっぱい持っていたけど
このように、以前はタオルについて、さまざまな考えごとをしていましたが、いまはそうした考えごとには、いっさいエネルギーを使っていません。
もちろん、使っていないタオルをためこむこともありません。
誰かにタオルをもらったとしても、タオルは使わないのだから、すぐによそにまわすことができます。
30年ぐらい前は、フェリシモで購入したバスタオルやフェイスタオルが、未使用のまま、実家の押入れの中にある収納ケースに入って眠っていました。
モノトーン柄のバスタオルとそろいのフェイスタオルが届く会に入っていました。ミッフィーのタオルの会に入っていたこともあります。
いったい、私は何を考えていたのか?
私が若いころは今のように、持たない暮らしや、引き算する暮らしは、フィーチャーされていなかったし、バスタオルを使うのはあたりまえでした。
私自身も、バスタオルを使わないなんて夢にも思っていませんでした。
しかし、使うのをやめてみて、「バスタオルは、これがないと確実に困る状況にいる人か、特にバスタオルが好きな人が、使うものだ」と感じています。
身体についた水気を拭く、という観点だけから言えば、あそこまで大きくて分厚いタオルは必要ないと思います。
☆タオルじゃないものを使っています⇒タオルの代わりに身体を拭くのに使っているもの~質問の回答。
タオルに関する過去記事もどうぞ
使っていないタオルなのにどうしても捨てられない(読者の断捨離体験)
使うあてのないタオルを買い続ける不思議な人:ミニマリストへの道、番外編11
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カナダに来て数年後に、バスタオルを使うのをやめましたが、「バスタオルがあって重宝した」と思った体験が1度だけあります。
短時間に大量の雨がふり、ベースメント(半地下室)に、浸水したときです。以前住んでいた家で起こりました。
このときは、古いバスタオルを使って、水気をふきました。
そのほかに、私が思う、バスタオルがあったほうがいいかもしれない場面は、
・赤ん坊の身体を洗ったときに、バスタオルで拭いて、そのままタオルをおくるみとして使って、別室に赤ん坊を運ぶとき
・車のタイヤがぬかるみにはまったときに、タイヤの下に置いてぬかるみから脱出するとき
これぐらいです。
しかし、我が家には赤ん坊はいないし、私は車を持っていないので、やはりバスタオルはいらないのです。