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ミニマルな日常

思い出はどう残す? 手放す vs. 記録する、それぞれの方法

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たまった思い出の品をどう片付けるかは、多くの人が悩むところです。

大切な思い出品を手放しても大丈夫なのかと不安に思う人も多いでしょう。

今回は、思い出品に関する読者のお便りを2通紹介します。

1通は思い出品を手放したこと、2通目は記録を残すために写真を撮っているという内容です。

それぞれのお便りを読みながら、思い出を大事にすることについて考えてみましょう。

まずノリコさんのお便りです。



捨ててスッキリ

件名:思い出の品を整理して気づいたこと

筆子さんへ

こんにちは。

いつもブログを楽しく拝読しています。ESSEやnoteの記事も読んでいます。筆子さんの一人暮らしの様子を知ることができて興味深いです。

さて、最近、思い出の品を少し整理しました。なかなか手放せなかったものばかりですが、ようやく捨てました。

卒業アルバム

長い間、押入れの奥にしまいっぱなしの卒業アルバムを捨てました。全く見返していませんでした。

「思い出だから」という理由で持ち続けていましたが、学生時代のことは、記憶にちゃんと残っているし、必要になれば昔の友人に見せてもらえばいい。そう考えて手放しました。

絵葉書と小物

海外旅行の記念に集めたポストカードや小さな雑貨がたくさんありました。

最初は「せっかく買ったから」と思っていましたが、こちらも箱にしまったままでした。

見返して、お気に入りの絵葉書だけはがきフォルダーに入れ、それ以外はリサイクルショップで無料で引き取ってもらいました。

誰かに使ってもらえたら嬉しいです。

キッチン用品

私は料理やお菓子作りが好きで、つい道具が増えてしまいます。

特に、お菓子の型や食器は、いつの間にか増えていて、食器棚がいっぱいでした。

子どもが小さい頃に使った思い出のある型もあったけど、今はもう使わないので処分しました。

手紙や日記

昔書いた日記やもらった手紙も見直しました。

読み返すと懐かしい気持ちになりましたが、もう一回読みたいかと考えると微妙でした。

大事だと思うものだけ、写真に取って残しましたが、大半は捨てました。

ここ数ヶ月でいろいろ捨てましたが、特に困ってはいません。捨てたものは、みな、ただ持っていただけです。

むしろ、食器棚がスッキリしてものが取り出しやすくなりました!

ものを捨てても、思い出は消えないというのは本当だと思います。少なくとも困ることはありません。

まだ、学生時代の交換日記などノート類もあるので、これからも少しずつ整理して、シンプルな暮らしを目指したいと思います。

また変化があったら、お便りします。

筆子の返事

ノリコさん、お便りありがとうございます。いつもブログを読んでくださっているとのこと、とてもうれしいです。

思い出の品を整理、お疲れさまでした。

捨てても特に困らないという気づきを得られたのはとてもよかったと思います。

卒業アルバムも、ポストカードも、見返さないなら、手放したほうが暮らしやすくなりますよね。

思い出はこころの中にあるので、何かのきっかけで鮮明によみがえります。ものがたくさんあると管理に忙しいから、思い出に浸る心の余裕もありません。

ノリコさん、片付けが進むことを祈っています。

これからもシンプルな暮らしを楽しんでください。どうぞ、お元気で。

個人情報がのっている卒業アルバムの捨て方。

次はジェダイ捜査官さんのお便りです。

ありふれた風景を記録する価値

こんにちは。

「思い出は心の中にある」、まるでスター・ウォーズに登場するジェダイマスターの言葉(名言)みたいですね。

写真(カメラを買う?)を撮ることは学生時代からの趣味の一つですが、あの頃は自分には手に入らないもの、例えば海外のスーパーカーや密かに憧れていた女の子なんかが被写体でした(苦笑)。

それから4倍ぐらい長い人生を生き抜いてきましたが、今はもう撮ることが出来なくなるような街の風景をよく撮っています。

ありふれた景色ってネットなんかでも殆どの人は撮っているのを見たことがないです。

学生当時乗り降りした駅(今は娘が通っています)なんかも今は全く風景が変わってしまっていて誰もありふれた風景は撮らないんです。

ですからそういう写真を後世に残しておこうと思いました。

息子の時はまだネット動画なんてなかった時代ですが、娘(長男とは干支が一回りしている)は動画全盛時代なので一通り撮影していますが、たまに私が見ても恥ずかしがって見ません。

それでも保存しておけばいつかは懐かしがるときが来ると思いますので、嫁に行くまでは保存しておくつもりです。

筆子の返事

ジェダイ捜査官さん、いつもお便りありがとうございます。

「思い出は心の中にある」というのは事実です。

ただ、思い出すきっかけがないと思い出せないものも確かにあります。

捜査官さんのように写真に残しておくと、あとでいろいろな記憶が蘇りますよね。

ありふれた風景、私もスマホで撮影しています。

べつに後世に残すためではなく、noteのコンテンツとして利用しています。

noteを始めてから以前よりずっと写真を撮るようになりました。

たまに自分の日記(デジタルジャーナル)にも写真を載せています。

後で見返すかどうか分かりませんが、現在、昔のブログに残っている写真を見ると、当時のことを思い出すので、同じように活用できると思います。

娘さんは今女子高校生だから恥ずかしがるんでしょうね。でも将来感謝する日が来るでしょう。捜査官さんがいなくなった後に。

動画や写真は、未来の自分や家族へのプレゼントと言えます。そんな未来を思い描きながら、今日撮影するのも楽しいですよね。

ジェダイ捜査官さん、これからも趣味の写真撮影を楽しんでください。

どうぞ、お元気で。

思い出品を手放す? それとも記録する?

お二人のお便りから、思い出の整理にはさまざまな方法があるとわかります。

ノリコさんは「物を手放しても思い出は消えない」と整理を進め、一方でジェダイ捜査官さんは「今しか残せない風景や家族の記録を未来に伝えたい」と考えています。

どちらの方法も、思い出を大切にする気持ちは同じです。

ただ、大切にするその方法が、

・品物として手元に残す

・心に残す

・データとして記録する

こんなふうに違うだけです。

私は、「心に残す派」ですが、ブログを使ってデータとしても残しています。

ダブルで残しているので、ものはいりません。

思い出の残し方はいろいろあるので、自分に合った方法で思い出を大事にするのがいいですね。

*****

今回は思い出に関するお便りを紹介しました。

思い出や思い出品に対する考え方は人それぞれですね。

ただ、古いものをずっと箱に入れっぱなしにしておくのは、思い出を大切に扱っているとは言えません。

そんな箱がたくさんあるなら、一度開けて、中身を取り出し、見返してみてはどうでしょう?

改めて見てみると、「もういらない」と思うものが見つかるだろうし、今の生活にも役立たせることができるものもあるかもしれません。

皆さんは、思い出の品をどう扱っていますか? もし、「こんな風に整理した」「こんな気づきがあった」という経験があれば、ぜひお便りで教えてください。

こちらからどうぞ⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル

今回の記事が、皆さんの思い出の整理に役立つことを祈っています。

お知らせ:noteの更新など

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今週は以下の記事をアップしました。

50代からでも遅くない!専業主婦からフリーランスになった私の体験記

日本とはかなり違うカナダの就職活動と娘の初めての就職

このブログには書かないプライベートに関することもnoteに書いているので、興味のある方は、ぜひご覧ください。

エッセオンラインにも新しい記事がアップされました。

今回は洗濯機について⇒カナダの「洗濯」事情は合理的。洗濯が週1回でもまわる納得の理由とは? | ESSEonline(エッセ オンライン)

こちらも、読んでいただけるとうれしいです。





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