地面に座っている若い女性

ミニマルな日常

最終更新日: 2020.02.23

本当に使う物だけを残すのは気分がいい。

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シンプルな暮らしを楽しんでいる読者からいただいたメールを3通紹介します。

内容:

・自分の持ち物を片付け始めた

・買い物を思いとどまった

・愛犬の納骨をした話

まずりえさんのお便りです。小見出しは私が入れました。



残り時間を考えて物を片付けることにした

お礼です

初めまして。

りえと申します。筆子さんより9歳年下の51歳です。

質問ではなく、お礼のためにメールを送らせていただきます。

2020年の年初から、筆子さんのサイトの記事を拝読するようになりました。

ミニマリストの方のウェブサイトは多数ありますが、筆子さんの親しみやすく、わかりやすく、かつ鋭い指摘の多い文章にすっかりはまり、影響を受けています。

いま、自分が本当に使うものを残す

私は夫婦2人暮らしです。子供はいません。

東京で4LDKの一軒家(借家)に20年住んでおり、新築でなくそもそも古い家だったのであちこちガタは来ていますが、収納(押し入れ、天袋など)だけは十分あります。

そのため、モノを捨てられない私でも特に不都合は感じなかったのですが、自分の残り時間を考えて、持ち物を整理しようと思い始めた時に筆子さんのサイトに出会いました。

筆子さんの言うとおり、「いつか誰かが使うのか、今の自分が使うのか」を軸に考えると決断ができて、作業が進んで嬉しいです。

もちろん、もともとモノの量が多いのでまだ先は長いですが、モノを捨てる(選択する)のが習慣になりつつあり、それも嬉しいです。

人間関係も見直した

一番よかったと思うのは、ある友人との関係を見直すことができたことです。

筆子さんが引用されていた「捨てるのが怖いと思うのは未来の自分を信用しないこと」というカレン・キングストンの言葉に背中を押されたのもありますが、

時間や体力や資金や思考力といった私の貴重なリソースを、だましだましでイヤなことに使うのはやめよう!と決意できて、実行できました。

ありがとうございました。

その友人との約束をキャンセルしたので、きのうの夜に時間が空きました。

そこで大事にしまっていたブランドものの靴を通勤用に下ろそうと思い、久しぶりに靴磨きをしました。

平日の夜に、丁寧に自分の靴を磨くなんて、思い出せないほど久しぶりのことです。人生で初めてかもしれません。

筆子さんのおかげで今年はよい1年になりそうです。ありがとうございます。

冒頭にも書きましたが、これはお礼なのでご返信にはおよびません。

世界中でいろんなウイルスが飛び交っていますが、筆子さんもおからだを大切になさってください。

更新を楽しみにしています。





りえさん、はじめまして。メールありがとうございます。

ブログの記事が役立っているときいてうれしいです。励みになります。

収納スペースがたっぷりある家に住んでいると、物ってたまりがちですね。

ただでさえ、物を増やすのは簡単ですから。けれども、りえさんのお宅は、いらない物がだんだん減ってきていますね。よかったです。

平日の夜にのんびりできたのもよかったですね。しかも、死蔵品を使い始めることまでできています。

人って、誰にも強制されていないのに、自分で自分をしばってしまうのです。

りえさんも、お元気で、これからも、自由な生活を楽しんでください。

未来の自分を信じる話⇒捨てたあと、必要なときに買い直すことって、本当にできるの?

カレン・キングストンについて⇒『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)

次は、ぴろろさんのメールです。

買い物、思いとどまりました

件名:筆子さんのおかげで買わなくて過ごせました*\(^o^)/*

こんにちわ!

11時の更新が毎日の楽しみです。

先日友人と会った時、白髪を自然に放置してるけど、そのかわりに綺麗にお化粧して綺麗な色の服を着るように心がけているとその彼女が言ってました。

私は白髪はまだ受け入れられないのですが、綺麗な色の服を着るというのには共感したので、ネットで物色しておりましたところ、春に向けて綺麗な水色のノーカラーコートを見つけました。

もしそれを買ったら、今持っている服は黒とかグレーばかりなので新しく買わないと…とスカートからセーターからブーツまでお気に入りに登録して、それを買って着た自分を想像して楽しんでおりました。

その事を彼女にメールすると、買えばいいのに! 気分が上がって出かけるのも楽しくなるよ! と返事が来ましたが、なぜか買えずにいました。

買うのは簡単だけど、買わずに迷って想像している時間が一番楽しいとわかっているし、今日の記事の"流行に踊らされない"自分スタンダードが確立されつつあるのを感じながら、そーっとスマホを閉じました。

新しい服は気分もウキウキするし、違う自分になったような気がするものですが、すぐに自分が落ち着く色やデザインに戻ってしまうので、結局2~3回着てフリマアプリで売ってしまう…の繰り返しでした。

筆子さんのブログのおかげで、買わない人になりつつあります。

今日は神戸の三ノ宮で、先着300名無料の元棋士で現在投資家の桐谷広人さんの講演を聞きに行きました。

お昼は三ノ宮でランチして、タダで面白いお話が聞けて、楽しい1日でした。

その時に着ていく服が、自分のお気に入りで何度も着ている服で何の問題あるでしょう?

……と堂々と答えられる私です。

あと何年か後には年金生活者になりますが、お金を使わなくても、楽しく過ごせる自分になっていると思います。

これも筆子さんのブログのおかけです。ありがとうございます。

これからも毎日楽しみにしています。

ひろろさん、こんにちは。メールありがとうございます。

更新、楽しみにしてくれていて、うれしいです。

そうですね。ぜいたく品というか、べつに必要ではないけれど、「買いたいな~」と思うものに関しては、買う前にあれこれ想像しているときが、一番楽しいのかもしれませんね。

今回、いつものパターンの失敗を繰り返さずにすんでよかったです。

私は白髪染めをしていないし、ノーメイクだし、服もモノトーンや紺色といった色ですが、それで、気持ちが落ち込むたことはないので、特に不自由はしていません。

たまに、人から、明るい靴下をもらい、明るい色はたしかに気分が明るくなるとは感じます(一瞬だけ)。

5本指をソックスを愛用⇒知らないと損する5本指靴下の健康効果~履き心地の良さには理由あり

だから、気分がふさいでいるとき、明るい色を身に着けて、気分を変えるのはいいと思います。

ですが、気分を変える方法は着るもの以外でもいくらでもあるので、私は服は(服だけではないですが)、必要最低限でいい、と考えています。

それではぴろろさん、これからも楽しくお過ごしください。

新しい物を買うと買い物がエスカレートする話⇒止まらない買い物を止める方法。ディドロ効果のワナを知れ。

流行に踊らされない自分⇒古いコートをリフォームして着てみた率直な感想。

こちらもおすすめ⇒どうしたら、エシカルファッションを実践できるのか?(TED)

最後はcamelliaさんのメールです。

愛犬の納骨をしました

件名:愛犬の納骨

筆子さん こんにちわ。

18年生活を共にし、10年ほど前に天国に行った愛犬たちのお骨をずっとそばに置いていました。

でも、日本では元号も変わり、亡くなってから10年たったのをきっかけに納骨することにしました。

毎日お線香も欠かさなかったのですが、私も50代になり、いろんなものを手放してきて、火を使うことを断捨離することにいたしました。

お骨を置いておいた場所の空間はぽっかりしていますが、なんだかとても満たされた気持ちです。

主人に納骨の相談をしたら「愛犬たちは心の中にいるからいいよ」と言ってくれたのも今回の行動を移すきっかけになりました。

個体は手元から離れましたが、かわいい写真、子犬の時に抜けた乳歯などが手元にあります。時々出してみては、思い出して懐かしんでいます。

今私はすごく満たされた気持ちです。自己満足ではありますが年老いた愛犬の介護期間も含め、家族一丸となって助け合って愛犬のケアをした時代。

ここ1-2年、私はいろんなものを手放しました。

手放して後悔したものは何もないです。

モノや、命とどう接してきたか、どう手放したか。

自分で解決できてよかったと今思います。

お読みいただいてありがとうございました。

camelliaさん、こんにちは。メールありがとうございます。

ペットは家族の一員だから、今回の納骨は感慨深いものがあったと思います。

ご自身が満足できる結果になってよかったです。

ご主人のおっしゃるとおり、大事なものはずっと心の中で生き続けます。

結局、一番大事なのは、自分がどう感じるかです。

物は少ないほうが、かえって心の中に意識が向くんじゃないでしょうか?

私も、捨てて後悔したものってないです。以前、雑誌の取材で、後悔したものはないのか、しつこく聞かれたことがあります。

あたかも、後悔すべきだ、というように。

しかし、たとえ後悔したとしても、それも含めて、「まあ、よかったか」と思うほうなので、こういう不毛な質問はしてほくない、と思ったものです。

それでは、camelliaさん、今後もお元気でお暮らしください。

*****

いつもたくさんのお便りありがとうございます。

あなたも、感想や質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

今回はたまたま年齢高め(50代~)の方のお便りを紹介しましたが、どなたも、ご自由にメールをくださいね。

お待ちしています。





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