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「もったいない」「めんどくさい」「いつか使うかも」。
こんな気持ちのまま、年末までずるずるガラクタと縁が切れないあなたに、効果的な物の捨て方、4つを伝授します。
連休に少し時間が取れるなら断捨離をしませんか?今物を減らしておくと、大掃除が楽になります。
実はミニマリストになってしまうと、もう大掃除もそんなにやることはないのですが。
今回は、これまでずっとガラクタを片付けたいと思っていたものの、なかなか手をつけられなかった人や、断捨離が停滞している人にも役立つ、ちょっと目先の変わった断捨離方法をお伝えしますね。
1.寄付する団体を決めてから捨てる
物を捨てられない理由の1つに、「せっかく買ったこれが、みすみすゴミになってしまうのが耐えられない」というのがあります。
実は家の中で放置されているガラクタは、家の中でゴミになっていることにほかならないのですが、多くの人はこの点に気づいていません。
そういう人たちは、「家の中のあれやこれやは、たとえ使っていなくても、ゴミよりは価値がある」と思っています。だから捨てられません。
もし、家から出した不用品が、他の誰かの役にたつとわかれば、10倍ぐらい処分しやすいのではないでしょうか?
そこで、まず寄付する先を決めてから、断捨離にとりかかってください。
たとえば、このようなサイトを利用して寄付先を探し、さらに自分で納得するまでリサーチしてください。
物品寄付をする|寄付をする|寄付サイトGiveOne(ギブワン)
どんな品物の寄付の需要があるか見るだけで、自宅のガラクタ状況に考えが及ぶものです。
「そういえば、うちに一生かかっても使い切れないほどタオルがあった」
「山のように洗剤のストックがたまっていて、脱衣場の棚がドラッグストアみたいになっていたっけ」と。
寄付する予定がなくても、どんな物資が求められているのか見てみると、断捨離モチベーションがアップします。
捨てパワーが下降しているときは、寄付品を募っている団体について情報を集めてみることをおすすめします。
寄付するときは、「ただで寄付したい」と思わないほうがいいです。どんな物資も、移動にはコストがかかります。家の中にある不用品を引き取ってもらえるだけありがたいと思うべきです。
お金を出したくない場合は、自分で近所のリサイクルショップに持ち込んだり、自治体の似たようなサービスを利用するといいでしょう。
今は物を捨てるのにお金がかかる時代です。
この点について関連記事を2つ書いています。読んでみてください。
⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
2.時計回りに断捨離する。別名「何も考えない片付け」
部屋の中がなんとなくぐしゃぐしゃなのはわかっているけれど、どこから手をつけたらいいのかわからなくて、断捨離できない。
そんなあなたは、ごく単純に部屋の角っこから、時計回りに歩きながらいらない物を断捨離して下さい。全体的にまんべんなく間引きする感じです。
動きは常に左から右へ。ほかのものに気を取られないようにします。自分が満足するまで、何周でもしてください。右から左のほうがやりやすい人は右から左でもかまいません。
実はこの「はしっこから順番に片付けて行く」というのは、私が散らかった台所や部屋を片付ける時、よく使う方法です。
急いで料理したあと、台所のカウンターにいろいろなものが出ていて、流しの中にも皿やら何やらが積んであり、一瞬頭が軽くパニックになります。そうでなければ、うんざりします。
こういうときは、何も考えず、1番右にあるものから1つずつ片付けていきます。私が片付けなければ、いつまでたっても片付かないのですから。
冷蔵庫に戻すものはそういうものだけを集めて冷蔵庫に入れれば、冷蔵庫のドアをあける回数が減るでしょう。
しかし、雑多なものが出ているとき、そういう「効率」を考えようとすると、かえって、何もできなくなるのです。
冷蔵庫を何度も開けることになってもいいので、とにかく右から順番に片付けています。そうすれば、1番左まで行ったとき、カウターの上はきれいになっています。
これはTo-doリストにタスクを書いて、上から何も考えずに順番にやって行くのと同じです。「何も考えない」ことが、片付けを成功させるコツなのです。
3.クローゼットにある服を買い直す
クローゼットやたんすをあけて、最近あまり着ていない服を数着つかんでください。そして、実際に鏡の前で着てみます。鏡に映った自分を見ながら、「この服、買いたいな」と思えば、その服は、元あったところに戻します。「いや買わない」と思った服は断捨離です。
この断捨離の判断基準は、「着られるかどうか」「この先着るかどうか」「ときめくか、ときめかないか」ではありません。
「今、この服がブティックに並んでいたら、もう1度お金を出して買うか?」です。
その服が高かったとか、人にもらったとか、何かの記念だといったことはいっさい関係ありません。あくまで、「今日、またお店でもう1度買うか」です。
人はいったん所有してしまうと、その物本来の価値以上に価値があると、錯覚します。これを「授かり効果」と言います。詳しくはこちら⇒物を捨てられないのは恐怖のせい~損失回避と、授かり効果の心理をさぐる
この「洋服の買い直し」は手持ちの服を「お店に並んでいる服」と考えることで、授かり効果のワナにはまらないようにします。
洋服がたくさんある人は、洗濯物を戻すついでに毎回、この「服の買い直し」をすることをおすすめします。
4.引っ越しシミュレーションで8割捨てる
もし引っ越しするとしたらどんなものを持って行きたいか考えてみましょう。80対20の法則にあてはめると、必要な物は、おそろく所持品の20%。80%はろくに使っていないものばかりだと思います。
80対20の法則についてはこちらに詳しく書いています⇒80対20の法則を利用してミニマリスト的な生活をする方法
先日紹介したアメリカのミニマリストのライアンも、箱詰めした所持品のうち使ったのは20%のみ。80%は、3週間のあいだ、「全く使わなかったので処分した」と言っています⇒物を持たないと、より豊かに生きられる。ミニマリストの体験(TED)
引き出しや、物入れの中など、比較的小さな場所に入っているものを全出しして、2割だけ残してください。つまり8割捨てるということです。
ここでの判断基準は「はたして自分はこれを引越し先に持っていくか?」です。
やる気がある人はライアンのやったパッキングパーティをやってもいいですし、「365日のシンプルライフ」のペトリのように、本当にすべてどこかに預けてしまってもいいでしょう。
ペトリを知らない方はこちらをどうぞ⇒映画『365日のシンプルライフ』の感想:「物を捨てる」映画ではなく、大切な物を選ぶ話です
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いかがでしょうか?
ふだんやっている断捨離方法で行き詰ったときは、ちょっと目先を変えた捨て方や、判断基準を試してみると、また加速がつくものです。
来年までガラクタを持ち越したくないなら、この連休が最後のチャンスかもしれません。暮れは忙しくてガラクタの処置まで手がまわらないものです。