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ミニマリストへの道

デジタルなガラクタをためこむ恐ろしさとは?:ミニマリストへの道(61)

物理的な物をどんどん断捨離する一方で、私は「デジタルなデータの整理」と称して、余計なデータをためこみ、その整理にずいぶん時間を奪われていました。

私が整理していたのは写真とMP3のデータです。



子供の写真データを大量にためていた筆子

私がデジカメ(キヤノン)を入手したのは、今から13年ほど前。娘が幼稚園に入る直前でした。そのカメラで毎日のように娘の写真を撮影。

その頃私は、子育てブログ兼日記ブログを書いていました。娘の写真だけでなく、娘が作った工作、自分が作ったお菓子、買ったもの、外出先の景色など、毎日何かしら写真を撮影していました。

そうして撮った画像データはカメラとパソコンをケーブルでつないで、パソコンに転送していました。

パソコンに写真データを保存していたのです。

そのうち、「パソコンに保存していると、パソコンが壊れたとき、データがなくなってしまう」ということに気づき、すべてCDメディアに移すことにしました。

スペックの低いパソコンを使っていたので、データの転送に時間がかかりました。そうやって保存したCDメディア、何枚あったか数えはしませんでしたが、すごくあったことは確かです。

オリジナルのメディアがこわれたら写真もなくなってしまうと思い、ご丁寧にコピーのCDも作りました。

最初は1枚ずつジップロックに、中身を書いたメモと共に入れて収納していたと思います。

時々は、CDを入れるケースに入れたときもありました。

ケースだけでは足りなくて、自分で使い古しのノートに封筒を貼って、お手製のCDケースを作ったりもしました。

封筒もたくさん持っていましたから。

CDに入れた写真のカタログを作ることを思い立つ

CDはあちこちに散らばっていたので、一箇所にまとめたいと思っていました。さらに、CDの中身の写真のサムネイルを印刷して、カタログを作ることも思い立ちました。

そうすれば、中身がすぐにわかります。

しかし、私がこのアイデアを思いついたのは、中身を参照したいからではないのです。本当の理由は、写真を印刷する表面がつるつるとした紙がたくさん余っていたことです。

娘と友達を写した写真は、自分で印刷して友達にあげたいと考えていました。

当時父兄のボランティアとして幼稚園の遠足やらのイベントによく行きました。写真をばちばち撮って、あとで写真をコラージュするソフト(カメラと一緒についてきました)を使って、ちょっとした作品を作り、印刷し、先生にプレゼントしていました。

先生はとても喜んでくれ、教室に飾ってくれたりしました。

そのような作品を作るために、写真用紙を一箱買ったのですが、いろいろ印刷しているうちに、インクが大量に減る、ということに気づきました。

写真用紙も高いですが、それより高いのはインクです。経済的な痛手になるので、次第に写真を印刷するのをできるだけ控えるようになりました。

そのため、用紙がたくさん余っていたのです。

今の私なら、「使っていないものは即断捨離」ですから、寄付センターに出すところです。しかし、当時はミニマリストマインドがそこまで定まっていなかったので、「この紙、何かに使わないともったいないよね」と思いました。

そこで、娘の写真を入れたCDのカタログを作ろうとしたわけです。

サムネイルを印刷していたら、用紙はすぐになくなりました。

その後は、ふつうの紙に印刷しました。

サムネイルを印刷した紙はフォルダーに入れて、どこまで印刷したかひと目でわかる作業の進捗表まで作り、毎日コツコツと印刷していました。





いったんCDに入れた写真をまたパソコンに戻した

カタログ作りをしていたのは、今から5年ぐらい前のことでしょうか?

その頃私は毎月月末に、その月のまとめをブログに書いていました。

毎日の断捨離はどの程度できたか、スロージョギングは毎日できたか、買って家に入れたもの、日々の3つの処理はできたか、その他、その月の目標に対して、実践状況の振り返りと、翌月の目標などをまとめていました。

3つの処理の話はこちら⇒梅雨で気分がスッキリしないあなたに~毎日5つだけ捨てて暮しを変える

断捨離、買い物、運動などの目標に加え、必ず「データのバックアップと整理」という項目がありました。

CDに写真を入れたり、カタログを作ったり、少し後のことですが、パソコンに入っているMP3のデータをクラウドストーレージに移したりといった作業です。

写真のカタログ作りもこのデータ整理の作業の一貫でした。

そうやってコツコツカタログを作っていたのですが、ある時、自分がすごく無駄なことに時間を使っていることに気がつきました。

サムネイルを印刷しても、後日参照することは皆無なのです。見もしないものに、時間と紙とインク代と体力を使っていた私。

突然むなしくなってカタログ作りをやめました。

サムネイルを印刷した紙はそのまま何年か棚の中に置いたままでしたが、結局あとで、まるごと捨てました。

その数年後、写真を入れたCDも捨てました。CDを捨てる前に、全部中身をまたパソコンに移しました。

パソコンに入れたあと、クラウドストーレージに入れるためです。私はずっとGoogleのストーレージを利用していたので、すべてGoogle(今はGoogle Photo)に入れてしまうことにしました。

こんな経緯で、何年か前に、パソコンからCDに移した写真を、またパソコンに戻しました。

私は、家にあるCDとDVDはみんな断捨離しようと思っていました。音楽CDもありましたが、これからはみんなストリーミングで聴けばいいと考えました。

CDを捨てた話はこちら⇒CDとDVDはこんなふうに断捨離~もう音楽を所有しなくていい理由とは?

写真に執着がなくなる

写真をパソコンからクラウドに移すときは、かなり数を厳選しました。いらない写真はどんどん削除しました。

物理的な物をガンガン捨てていたせいか、写真に執着がなくなっていました。

昔は、娘のバレエのオープンスクール(親がスタジオに入ってレッスンを見学できる日)や学校のイベントでは、デジカメで動画をとって、その動画をたくさんためていました。

しかし、その数日後に娘と動画を見てからは、全く見ない、ということに気づきました。

それに、デジカメで動画を撮るのはけっこう疲れます。脇をしめてずっとカメラを構えていなければなりません。

そうしないと手ブレするので、夫に「下手くそ」と言われます。

我が家では私がカメラを持っていて、パソコンで撮影データを整理していたので、私が撮影係になってしまいました。

そのうち、撮影していると肝心のパフォーマンスが全く楽しめない、ということに気づきました。

カメラを構えるのも疲れるし、あとのデータの整理も疲れる。

私はいったい何をやっているのか?

またも、むなしくなった私は、写真撮影そのものをほとんどやめてしまいました。

☆「ミニマリストへの道」を最初から読む方はこちらから⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)

☆次の「ミニマリストへの道」はこちら⇒苦労したからこそわかった本をためないコツ:ミニマリストへの道(62)

データをためる恐ろしさ

インターネットの技術がどんどん進み、ふつうの人がたくさんのデジタルデータを保存することができるようになりました。

データを転送するスピードも早くなったし、データを入れるのに便利なツール(アプリ)も日夜増えています。

スマホの記憶容量がいっぱいになったら、別のもの(外付けハードディスクなど)やクラウドに簡単に移すことができます。

クラウドの容量は昔にくらべたらずいぶん安価になりました。

ですが、メール、写真、ファイル、メッセージ、電子書籍、動画、こういうもの本当にみんな保存しておくべき大切なものなのでしょうか?

データは物理的な物とは違い、部屋の中にあふれることはありません。

一方で、物理的な物にはない恐ろしい性質があります。

そのデータを保存するために、別のデータをためてしまう、という性質です。

デジタルデータは一瞬で壊れる可能性があります。誤って消してしまうことも。

だから、みなデータのコピーを取ります。

パソコンに保存するだけでなく、クラウドに保存したり。外付けハードディスクに保存したり。

クラウドサービスは、複数のデバイスで同期できます。同じデータがあちこちに散ってしまうのです。

これって怖いことだと思います。

しかも、データはかさばらないので、さして必要でない物までためこんでしまいます。

本が本箱からあふれたら、人にあげたり、廃品回収に出すでしょう。ところが、電子書籍はKindleにたくさん入るので、読みもしないのに(そんなに読む時間がどこにある?)図書館みたいに本をためこんでいる人もいます。

データをためすぎたとき、それを管理するのに使う手間と時間は、下手をすると物理的な物より多いのではないでしょうか?

昔、データをためすぎてこりた私は、今はデジタルデータも最初からできるだけ作らないようにしているし、写真をとってブログにのせてもオリジナルはすぐに削除しています。





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