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買い物は私たちの生活に欠かせないものですが、お金の使い方はなかなか難しいですよね?
今回は、買い物習慣を見直した読者のお便りを2通紹介します。
お二人ともクレジットカードを解約したそうです。
まず、andyさんのお便りです。
お金の使い方を変えたら、暮らしが変わった
九州の長崎市に住んでいます。
おかげ様で、以前より、無駄づかいが減っています。
今までは、何かと買い物していましたが、こちらのブログを読みだしてから、決まった額の食費を計上し、余計なお金を持ち歩かず暮らしています。
クレジットカードは解約しました。
今までポイントにひかれてカードで買い物していましたが、ポイントがたまっても、次の買い物の時、そのポイント分が差し引かれるシステムで、買い物し続けないと、お得な感じがしません。
結局お得でもなんでもなく、買い物の代金が発生するので、馬鹿馬鹿しいと、今更ながら気づきました。
不用品は、処分している最中です。
かなり減らしましたが、まだあります。
ストレスも減った気がします。
このブログに出会って良かったな、と本当に感謝しています。
筆子さんはとても冷静な方のような気がします。
語学が達者なのも、うらやましいです。記事を楽しみにしています。
お元気で!
andyさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
無駄遣いが減ってよかったです。
andyさんが実践している、
・食費の予算を決める
・よけいなお金を持ち歩かない
・クレジットカードを使わない
この3つの方法は、どれも計画的にお金を使うのに役立ちますよね。
クレジットカードのポイントに限らず、ポイント制度は、消費を促すための仕組みです。
期間限定ポイント・ポイント2倍デーといった販促イベントも、消費者の行動をコントロールするための仕組みです。
一見、お得ですが、現金で買い物していなかったら使わなかったであろうお金を使ってしまうことが多いですから。
カードを賢く使えるなら、こうしたプロモーションもうまく利用できると思いますが、冷静な判断が必要です。
お得に引っ張られやすいなら、現金やデビットカードで買い物した方がいいでしょう。
andyさんは、ストレスも減ったのですね。
ものの片付けは少しずつ時間をかけてやればいいと思います。
これからもお元気でお暮らしください。
andyさんのお便りは以前、こちらでも紹介しています⇒空き家問題に直面したが、家を売ってさっぱり。今は快適なシンプルライフです。
買いすぎをストップ! クレジットカードの使いすぎから抜け出す最初の一歩。
次はかおるさんのお便りです。
買い物依存だった私が気づいたこと
件名:買い物依存
『お買い物中毒な私』という映画で、アメリカではshopper’s ホリックらしいです。
最初、映画の中で「買い物依存の会」でやってることがよくわからなかったんですが、筆子さんのジャーナルを読んでから、全部謎が解けた感じです。
わたしはクレジットカードを扱えない人間だったみたいです。
20代でクレジットカードを持ってから、なんでもカードで買ってました、ポイントカードが商品券で来るからです。
今の主人とデートするときも毎回違う服を買ってました。つい最近、当時の事を聞いてみたら服なんか見ていないし覚えてもいない、と言われ脱力しました。
結婚してから、ネットショップ、オークションにはまり凄くお金を使ってしまいました。
原因は主人の毎日の暴言です。ストレスでメンタルがやられていたんだと思います。
買い物したあと、請求書を見たときに何ともいえない気持ちになってましたが、あれは罪悪感だったんだな、と初めて最近気づきました。遅いですよね。
クレジットカードは全部解約しました。
カレン・キングストンの本がボロボロになるまで読みました。
自分の人生をやりなおしたい、いまからでも。
筆子さんのジャーナルで、モヤモヤしていたものが全部つながりました。
ありがとうございます。
かおるさん、お便りありがとうございます。
「買い物依存の会(Shopaholics Anonymous)」を知らない方のために簡単に説明すると、これは、買い物依存症(ショッピング中毒)に悩む人たちが集まり、お互いの経験をシェアしながら、回復を目指す自助グループのことです。
アルコール依存症の人が参加する「アルコホリクス・アノニマス(AA)」のように、匿名で、買い物依存に関する問題を話し合い、サポートし合う場として存在します。
日本にも同様のものはあると思います。
かおるさんは、ブログを読んでから、『お買い物中毒な私』を見直してみたんですね。
前と映画の見方が変わったということは、かおるさん自身がすごく成長した証(あかし)だと思います。
「わたしはクレジットカードを扱えない人間だったみたいです」と書かれていますが、こんな風に自分のことを客観的に見ることができるようになったのは、大きな前進です。
クレジットカードは便利なものですが、使い方を誤ると、出費が増えすぎます。ポイントや商品券の仕組みも、結局のところ「もっと買い続けてもらう」ための企業戦略ですから、振り回されないのが一番です。
結婚後、ネットショップやオークションでたくさん買い物をされていたのは、ご主人の心ない言葉によるストレスが原因だったのですね。
買い物は、一時的に気分を高めてくれるので、ストレス発散の手段になりやすいですが、かおるさんも書いているように、カードの明細が届くと罪悪感を抱いたり、余計なものが増えすぎて、部屋が散らかったりするので、理想的なストレス解消法ではないと思います。
でも、この点に気づいたのが「遅い」なんてことはありませんよ。
まだまだ人生は長いですから。
かおるさんが、クレジットカードを解約し、カレン・キングストンの本をボロボロになるまで読んで、人生を本気でやり直したいと思っている気持ちがよく伝わってきました。
これからも、本当に大切なものが何なのか考えながら、心地よい暮らしを作っていってください。
どうぞ、お元気で。
どうしてもやめられない。買い物依存症ぎみの人が、自分で克服するためにできること。
スペース・クリアリングとは何か?そのやり方とは?~カレン・キングストンに学ぶ
●カレン・キングストンの本
●「お買いもの中毒な私」のDVD
● もともとは、Confessions of a Shopaholic という小説です。
買い物習慣を見直すことの大切さ
今回は、買い物に関する読者のお便りを紹介しました。
お二人の体験から分かるように、買い物の仕方を見直すことは、お金の節約になるだけでなく、ストレスの軽減や心の余裕につながります。
「なんとなく買う」「お得だから買う」「ストレス解消のために買う」―そんな習慣が積み重なると、気づかないうちにモノが増え、部屋が片付かなくなったり、気持ちが落ち着かなくなったりします。
もし部屋がなかなか片付かないと感じるなら、不用品を捨てるだけでなく、普段の買い物の仕方も振り返ってみてください。根本的な原因は「買いすぎ」にあるのかもしれません。
買い物の習慣を変えるのに必要なのは、「何かを足すこと」ではなく「何かをやめること」です。
たとえば
✔ クレジットカードの使用をやめると、お金を使いすぎなくなる。
✔ 「ポイントがあるから買う」という考え方をやめると、よけいなものが減る
✔ ストレス発散としての買い物をやめると、罪悪感が減る
「やめる」という選択肢があることを意識してください。
自分の行動や日々の出来事を見直し、本当に必要なものだけを選ぶことが、シンプルで満たされた暮らしにつながります。
もし、「まずいなあ」と思う習慣があれば、思い切って手放してみてください。そう決心するだけで、少しずつ暮らしが整っていきますよ。