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シンプルに暮らすことを心がけている読者のお便りを紹介します。
内容:
・マイペースで断捨離中
・片付けを始めて2週間の変化
・リバウンドしなくなった
・ものより大事なもの
まずソイラテさんのお便りです。
ゆっくり捨てていく
件名:道半ばだけど
筆子さんのブログを読んで、片付けのやる気を出している50代後半の主婦です。
子どもが巣立ってから、そろそろ家の中をすっきりさせたいと思い、断捨離を始めてみました。
でも、これがなかなか進みません。
捨てたい気持ちはあるのに、いざ物を見ると、思い出や「まだ使えるかも」という、ブログでもよく出てくる言葉が本当に浮かんできて、結局元の場所に戻してしまいます。
「これは高かったし」とか、「あれば何かに使える」とか。
ときどき勢いでごみ袋に押し込みます。でも、後で「あれは捨てなくてもよかったかな」とモヤモヤします。つまり、なかなか数が減りません。
収納を見直してみたり、収納グッズを買ったりもしました。
そんなとき、ブログを見ていて、まず自分を知ることが大事だという言葉が響きました。
私は、自分がどう暮らしたいのか、何を大事にしたいのか、そういうことがぼんやりしているんだと思います。
時間がかかってこうなったんだから、片付けに時間がかかるのは当然ですよね。
また、少しずつ捨てます!
これからも、ブログ、続けてください。
ソイラテさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
捨てるのに苦戦しているんですね。
「これは高かった」「あれば何かに使える」というのは、誰でも思うことです。
私は金額はあまり気にしませんが(そもそも、そんなに高いものは持っていない)、「あれば、使うことがあるかもしれない」と思うことがあります。
でも、私の経験では、不用な状態で何年もそのままになっているものは手放しても別に困りません。
「あとで使うかも」というのは、捨てるのが嫌な自分の言い訳です。
どうしても心配なら、保留する箱を用意して、半年~1年ぐらいそこに入れて様子を見てもいいでしょう。
では、ソイラテさん、お元気で。あせらず、マイペースで捨て活を続けてください。
また経過を知らせてくださいね。
次は、ノリリンさんのお便りです。
片付けを始めて2週間
50代になった記念にお便りすることにしました。
筆子さんのブログを知ったのは、今年のはじめです。
それ以来、ときどき読ませていただいてます。
ちょうどその頃、家の中の片付けを始めたばかりで、どこから手をつければいいか迷っていました。
ブログを読み進めるうちに、できるところから少しずつやっていけばいいと思えるようになり、気持ちが楽になりました。
断捨離を始めて2週間ほど経って、部屋の中がずいぶんすっきりして、嫌いだった自分の部屋を少しずつ好きになってきました。
物だけでなく、人間関係やネットとの付き合い方も見直そうと思い、増えていたSNSのフォローも減らしました。
誰かと比べたり、焦ったりする時間が減って、気持ちが穏やかになったと思います。
これからも、物を減らし、心も整えていきたいと思います。
いつもヒントをくださり、ありがとうございます。ブログの更新、これからも楽しみにしています。
ノリリンさん、こんにちは。
お便りありがとうございます。
自分の部屋を好きになってよかったです。
自分の部屋は、ふつうひとつしかないので、嫌いでいるよりは、好きでいたほうがいいですよね。
SNSとの付き合い方も変えて、穏やかな生活になったのもうれしい報告です。
これからも、自分らしい生活が続きますように。
ノリリンさん、お元気でお過ごしくださいね。
次はミカさんのお便りです。
リバウンドする生活から抜け出した
件名:ようやくきれいな部屋になりました
ふだんはフルタイムで働いていて、家庭もあり、なかなか自分のペースでは暮らせない毎日ですが、ここ数年持ちすぎない暮らしを少しずつ意識するようになりました。
もともとは、買い物が大好きで、安ければ買ってしまう癖がありました。
とくに学生時代から20代にかけては、雑貨や小物の衝動買いが多く、部屋の中がいつも雑然としていたんです。
整理整頓も苦手で、「まだ使えるから」「いつか使うかも」と捨てられず、物は増える一方。ずっとモヤモヤを抱えていました。
あるとき本屋でたまたま断捨離の本を見つけて、ものを捨てることにしました。
当時仕事でちょっとした転機があり、気分を変えたかったのもあります。
とはいえ、最初のうちは捨ててもすぐまた買ってしまい、何度もリバウンド。
片付けに関する本やブログもいろいろ読みましたが、なかなかすっきりしませんでした。
でも筆子さんのブログに出会ってから、考え方が変わりました。
ものが増える理由や、本当に必要なものは何か前より考えるようになりました。
気晴らしに以前はよく見ていたネットショップのページも、今はほとんど見ません。
ちゃんと使っているものや、気に入っているものを意識して残すようにしたら、部屋をきれいに保てるようになりました。
今後は、不要な思い込みや習慣も見直したいと思っています。
これからも、ブログの更新を楽しみにしています。
ミカさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
リバウンドしなくなってよかったです。
日本は手頃な値段で素敵なものが豊富に売っているので、買いすぎる生活を改めるのは、カナダにいるよりハードルが高いと思います。
でも、ミカさんも書いておられるように、ものが増える生活習慣を改めていけば、買い物の誘惑があっても不用なものは買わなくなります。
そして、買いすぎないほうが、買い物に振り回される生活より気分よく過ごせます。
ミカさん、これからも、シンプルライフを続けてくださいね。
お元気でお過ごしください。
最後は、Yさんのお便りです。
ものより大事なもの
筆子さんのブログを知ってから、ずっと拝読しています。お便りはこれが初めてです。
私は東日本大震災の際、福島県に住んでおりました。原発の事故が起きたときは、「もうこれで終わりかもしれない」と本気で覚悟したのを、今でもよく覚えています。
あのとき、何を優先すべきか、深く考えました。
結果として、住み慣れた場所や持ち物はすべて手放し、より北の地域に避難する決断をしました。家族全員で移動できたわけではなく、それぞれの判断で離ればなれになりましたが、命を守るためにできることを選んだつもりです。
その後、新しい土地で暮らすことになり、自分で食べるものをなるべく自分で育て、身の回りのものも必要最小限に減らしながら、静かに生活しています。
震災の経験を通して強く感じたのは、一番大事なのは命だということでした。
命は、自分ひとりのものではなく、次の世代へつないでいくものだと思います。人生の終わりに向かっていく私たちにできるのは、その命のバトンを、きちんと次の世代に渡していくことだと思います。
私も、物がたくさんあることが幸せだと感じていた時もありました。
でも今は、物があることよりも、安心して暮らせることや、水や空気がきれいなこと、一日を穏やかに終えられることの方が、はるかに大切です。
筆子さんがブログに書いている持たない暮らしや自分で選ぶ生き方には、いつも共感しています。
迷ったり悩んだりしながら、自分の在り方を問い直していくことが、生きるということなのかもしれません。
これからも、更新を楽しみにしています。どうぞご自愛ください。
Yさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
つらい体験を、こうしてお便りに書いてくださったことを感謝します。
東日本大震災から10年以上経過しましたが、どこにいても、何をしていても、人それぞれの3月11日があって、今でもその日を鮮明に覚えている方が多いと思います。
Yさんのように命からがら避難した人は尚更そうですよね。
たしかに、ものより命や人とのつながりのほうがずっと大事です。
高価なものや便利な道具がなくても、支えてくれる人がいて、無事でいてくれれば豊かな暮らしになります。
本当に守りたいのは、安心できる日常と、信じられる誰かの存在です。ですが、ものを持つことにこだわりすぎると、本当に大事なもののことを忘れがちですよね。
Yさんのお便りからは、本当に大切なものを見つめ直すきっかけをいただきました。
ありがとうございます。
では、Yさん、これからもお元気でお暮らしください。
東日本大震災のショックで断捨離がストップ:ミニマリストへの道(56)
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読者のお便りを紹介しました。
どの方のお便りにも、それぞれの葛藤や工夫があり、私自身も学ばされることがたくさんあります。
ものとの向き合い方を見直したいとき、他の人の歩みは大きなヒントになりますね。
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今週のnoteの更新
ブログで扱わないテーマや深堀り、日常日記はnoteに書いています。以下は最近書いた記事です。
つぶやきは随時更新しています。
エッセオンラインの最新の記事はこちら⇒50代からの「片づけを加速する」5つのルール。1日15分の行動が心と暮らしを軽くする | ESSEonline(エッセ オンライン)
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